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板垣伴信氏がいよいよ始動! プレイステーション3、Xbox 360向けに『Devil's Third』を発表

2010/6/12

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●板垣氏の期待の新作は、ハイスピードシューターアクションだ!

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 『デッド オア アライブ』シリーズや『NINJA GAIDEN(ニンジャガイデン)』シリーズなどで知られるヴァルハラゲームスタジオの板垣伴信氏がついに始動! THQと手を組んで、プレイステーション3、Xbox 360向けに『Devil's Third(デビルズサード)』を開発中であることを明らかに。あわせて、公式トレーラーとコンセプトアートが公開された。

 

 


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 『Devil's Third』という意味深なタイトル名をつけられた同作は、ケスラーシンドローム(人工衛星の連鎖衝突)が起きた後の世界を舞台にしたアクション。今回の発表ではその詳細はほとんど明かされなかったが、公式トレーラーを見る限りでは、主人公が剣や銃などを駆使してのスピード感溢れるアクションが楽しめそうだ。

 販売はTHQ。発売時期などは未定だ。続報にご期待を。最後に、さらに『Devil's Third』の詳細を知るべく、ヴァルハラゲームスタジオ代表取締役CTO板垣伴信へのインタビューの模様をお届けする。


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――新作発表おめでとうございます。これまで最高の格闘ゲームや最高のアクションをお作りになってきた板垣さんですが、『Devil's Third』で目指すものはなんでしょうか?

板垣
 趣味的なゲーム作りを除けば、僕たちはつねにその時代のメインストリームで戦ってきました。今回も同じです。いま現在、もっとも大きな流れのひとつがシューターですから、そこで戦うことに決めました。ただふつうのシューターを作っても仕方ありませんから。僕たちヴァルハラにしか作れないシューターです。

――具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?

板垣
 近接戦闘における肉弾戦や、マーシャルアーツに関しては、僕らはプロですから。より血なまぐさい、もっとリアルな戦場を描けると思っていますよ。要するに殺し合い。

――殺し合いですか。確かにかなり踏み込んだ内容に見えます。日本でもこのまま出されるつもりでしょうか?

板垣
 これでも抑えたつもりなんですが……。いずれにせよ日本版だけ変えるというような考えは、いまのところありません。だって、それってプレイヤーにとってハッピーなことじゃないですよね? 今回お見せしたのはゲームのメカニズムのほんの一部です。E3で出そうということになったから、何を出そうかと相談されたので、現状できているパートの中から、ほかのシューターにはないフィーチャーを重点的に見せようと決めました。もっと凄いシーンやシチュエーションがたくさんありますよ。つぎのトレーラーで別のパートをお見せしたら、まったく別のゲームと思われるかもしれません。

――現状の開発度はどの程度でしょうか?

板垣
 多めに言って5〜10%くらい? まだ作り始めたばかりです。もちろんベースのゲームエンジンはできあがっていますし、マルチプレイで対戦すると凄くおもしろい仕上がりになっています。ただこれはあくまで原石なので。これからさらに磨き上げる必要がありますし、素晴らしいものにしたいと思っています。

――『Devil's Third』というタイトルの意味を教えてください。

板垣
 いまの段階でお話しできることは少ないのですが、いろいろな意味が込められています。音楽的なところに由来するんですが、僕的には文学的なレトリックとして、とても気に入ってます。

――世界観と言いますか、どのようなストーリーになるのでしょうか?

板垣
 僕が作ったゲームの中では、いままででいちばんリアルな設定で、シリアスな脚本ができつつあります。ハリウッドの脚本家の方々と話し合いながら、日本のよさを盛り込んで練り上げている最中です。舞台設定については今日の段階でお話しできることは、ケスラーシンドロームという、人工衛星の連鎖衝突が起きた後の世界を描いた話だということです。

――ところでXbox 360とプレイステーション3のマルチプラットフォームとのことですが、驚かれている方も多いと思います。プラットフォーム選定についてどのようなお考えを持っているのか教えていただけないでしょうか?

板垣
 そのほうがたくさんのファンの方に遊んでいただけますから。いままではそういう余裕がなかっただけで、今回はそのための部隊を組みました。ただしマルチをやる場合は発売が同時であることが必須条件です。これは10年前から言っていることですが、同時でないと結局エンドレスになってしまって、作り手も遊び手もハッピーじゃなくなります。あともうひとつ。どちらも魅力的なソフトであること。これが大事です。

――ということはプレイステーション3版もヴァルハラさんが手掛けられるということでしょうか。

板垣
 もちろん。ゲームエンジンのコードを僕らが書かなければ、『Devil's Third』にはなりません。プレイステーション3のCELLやRSXのコードを書いていたエンジニアも参加していますしね。まあ、ファミコンの6502からチップをいじくりまわしてる僕が言ってるんですから、そこら辺の技術的な見通しは信用してください。パートナーのTHQさんからも強力な支援をいただいていますし。というのも、新しい会社になって、考えかたを少し変えたんです。作れちゃうからって全部のパートを自分たち作ってたら駄目だなと。よいものはどんどん採用して使わせてもらう。それで僕らは僕らにしかできないところを作る。

――わかりました。それでは最後にファンに向けてのメッセージをお願いします。

板垣
 ずいぶんお待たせしてしまいましたが、ようやく発表できました。期待してくれていた方々に本当に感謝しています。格闘、剣アクションと作ってきて、また新しいジャンルへの挑戦です。ヴァルハラならではのゲームにしますので、遊べる日を楽しみにしていてください。

※ヴァルハラゲームスタジオの公式サイトはこちら

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