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ベセスダ・ソフトワークスのプレス向けイベントに多彩なタイトルが集結――『Hunted』続報、日本未発表『Rage』も
【BGD 2010】

2010/5/5

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●多彩なタイトルが勢ぞろい!

 

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  ベセスダ・ソフトワークスは米時間4月21日から22日にかけてプレス向けイベント“Bethesda Gamers Day 2010”をアメリカネバダ州のラスベガスにて開催した。オープンワールドRPG『フォールアウト』続編や日本未発表の新作のほか、最新タイトルの情報をまとめてお届けする。

 

 22日には、まずアクションRPG『Hunted: The Demon's Forge(ハンテッド: ザ・デモンズ・フォージ)』(以下、『Hunted』)のプレゼンテーションが行われた。往年のクラシックな西洋RPGの体験を、最新の技術とグラフィックで生まれ変わらせようというコンセプトを持つ本作。ファミ通.comではゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス2010会期中に行われたプレゼンテーションでその概要をすでにお伝えしているので、そちらの記事も参照してほしいが、今回は新たなステージでのデモプレイが披露された。


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 キャディックとオーロラが訪れたのは、滝から水が流れ落ちる屋外の遺跡。オーロラが緑色に輝く頭蓋骨に何気なく触ると、遺跡が崩壊! 周囲の人骨に怪しい光が降り注ぎ、スケルトンが登場。戦闘スタイルをおさらいしておくと、三人称視点シューティングのテイストを取り入れたアクション。打撃、弓矢、魔法スキルを使って戦っていくことになる。キャディックは近接戦闘に長け、オーロラは弓矢と魔法攻撃に長けているが、キャディックでボウガンや魔法を使ったり、オーロラで剣を手に取って戦うことも可能。オーロラが氷の矢で凍らせた敵をキャディックが攻撃して粉砕するなどのコンビネーションでモンスターを退けていく。相棒がダウンした時は、回復アイテムを持っていればそれを投げて助けることができる。最後は遺跡に設置された巨大なボウガンを使って、アンデッドを復活させている巨塔を倒してクリアー。

 

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 ベセスダ・ソフトワークスの西洋RPGと言えば『エルダースクロールズ』シリーズが有名だが、あちらとはまた違ったアプローチで、ダンジョンの不気味さや、かつて新鮮だったRPG的なシチュエーションをふたたび生々しく体験できるのが本作の特徴。謎解きのシーンでもいかにもヒントらしきものは見あたらず、困ったらジャーナル(記録)を読み返すと一定の順番で火矢を射かければいいらしいというのがわかるといった次第。


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▲突然穴に落ちるとまっ暗闇で、手がかりになるものを探していると・・・・・・スケルトンが大量に登場! そして部屋中のロウソクが突然灯り、全貌が把握するというシーン。コレは本当にビビりました。

 

 ラストのシーンでは、暗闇で何も見えないダンジョンを、オーロラの火矢で干し草に着火しながら進んでいく。スイッチを入れて協力しながら進み、侵入者を拒む古のトラップを回避しながら進んでいくと、突然巨大なモンスターが地中から出現し、キャディックが引きずり込まれる! 今回はここで“To Be Continued……”といったところ。協力プレイはいつでも参加可能で、自分で育てたキャラクターで友達のゲームに助太刀でき、報酬のクリスタルは自分のデータに持ち帰ることができるとのことで、協力プレイで一緒にRPGの世界観を満喫できるというのはなかなか楽しそう。


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●このタイトルを覚えておいて! FPSのネクスト・レベルを目指す『RAGE』

 

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  Splash Damageが開発中のFPS(一人称視点シューティング)『Brink』は、アイスランド火山噴火の影響で開発チームが出国できずキャンセルに。その代わりというわけではないが、昨年ベセスダ・ソフトワークスが傘下に収めたid Softwareの新作『RAGE』のプレゼンテーションの模様も、日本未発表ではあるがお伝えしたい。『Doom』、『Quake』のシリーズによってFPSというジャンルを確立したメーカーid Software。そのオリジネーターが数年かけて作ったゲームはやっぱりスゴかった! ちなみに『RAGE』はそれまでエレクトロニック・アーツが発売する予定だったが、ベセスダ・ソフトワークスがid Software買収後に販売権を取得したとのこと。


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 本作の舞台は、小惑星の衝突により崩壊した近未来の地球。FPS界の生きる伝説ジョン・カーマックが率いる技術チームが開発中の新エンジン“Tech 5”により、広大な廃墟世界がどこまでも美しく描かれる。

 

 デモはカントリーがラジオから流れる郊外の小屋からスタート。小屋にいた老人(喋り方がかなりヘンで、笑いが起こっていた。これまでの作品と異なり、登場人物のキャラクター性を強化しているとのこと)と会話を交わし、外に出るといきなり盗賊らしき連中が登場し、戦闘スタート。敵の動きが速い! 奇怪な銃やブーメラン風の武器で片づけていくのだが、カバーリングありのアクションシューテイングや、ミリタリー系のタイトルが流行している最近ではあまりないスピード感。賊どもを片づけてサンドバギーに飛び乗ると、こちらもかなりのスピードだ。ドリフトをカマし、ターボを噴射して敵のバギーを蹴散らすのが爽快!

 

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 “WELLSPRING”という街に到着し、中に入るとロードが入った。そしてゲームが再開すると、手に持っている武器はおろか、体力やアイテムなどを表示する一切のインターフェースが消えていた。現実に街を歩いているときと同じ視界で没入感は抜群。酒場でカードをしてたむろしている凶悪な風貌の連中ですら愛おしく思えてくるほど。浄水場らしき施設でクエストを受けると次の戦闘へ。

 

 水場となればもちろん使う武器の相場は決まっている。ボウガン風の武器にElectro Bolt(電撃)の矢をセットし、水たまりで何やらしゃべっている連中のところに発射すれば、全員電撃ショックでダウン。ナイスなガジェットはこれだけじゃない。なかなか姿を見せない敵を相手に取り出したのはラジコンカー。隠れている部屋へと走らせて爆破! くも型のロボット“Spider Bot”を先行させ、敵を片づけていくシーンもあった。

 

 敵が実に生き生きと動くのも印象的。“天井近くの排気口から飛び出て、パイプにフックをひっかけてスウィングジャンプ、そのまま着地後前転して迫る”といった複雑なアクションを難なくこなし、三角飛びや上段回し蹴りまでくり出すとなると、エイム(狙い)も大変だ。意味ありげに置かれたガスボンベを爆発させると敵が火だるまになって飛び出てくるといった細かいギミックもアリ。次代のFPSを担うクオリティーを持つ作品となるのは間違いないだろう。気になるマルチプレイ要素は“調整中”とのこと。


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▲イベントの余興としてサンドバギーツアーも行われた。記者は顔見知りのフリーランサーの運転する車に同乗したのだが、調子に乗ってドリフトに失敗し、斜面を転げ落ちそうになった……。


『Brink』

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●Q「自社スタジオは何をしている?」 A「秘密!」

 

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 ベセスダ・ソフトワークスのPRチームのボスであるピート・ハインズ氏は、すべてのタイトルを裏の裏まで知り尽くしている人。そこで最後に、メディア合同で行ったインタビューの模様をお届けする。

 

『Fallout: New Vegas』

――マップのサイズはどれぐらいか

ハインズ マップの大きさも規模感も『Fallout 3』とほぼ同じになる。

――ドクターが最初に武器をいっぱいくれたが、あれはデモだからですか?

ハインズ そうだね、あれはでもだからチートした(笑)。実際は選んだタグスキルに影響される。ガンを選んだらガン、メレー(打撃)を選んだら打撃武器、Explosive(爆発物)を選んだらダイナマイトといった感じだね。

――『Fallout 3』と比較して時代設定は?

ハインズ 『Fallout 3』から3年後だ。にせんにひゃく……えーと、2280年だ(笑)。

――武器にはどれぐらいアップグレードがあるのか

ハインズ ほとんどの武器にアップグレードがあって、打撃武器にもある。銃には弾丸が増えたり、ファイアレートがあがったり、正確性が増したり、そんな感じのが3つか4つある。

――アップグレードパーツはどうやって入手する? それと自作武器はありますか?

ハインズ パーツは基本的には買うか、見つけるかで入手する。自作武器は別途用意している。

――主人公は何者なのか?

ハインズ “何か大事なものを運んでいた誰か”だ。誰がキミを撃ったのか、助けてくれたロボットは誰がよこしたのかは、徐々に判明していく。(「記憶喪失中なのか?」と問われ)そうじゃないが、「これを持っていけ」という指示しかなかったので、中身や依頼主が誰かっていうのは知らないんだ。

――レベルキャップやPerkの数は?

ハインズ どちらも調整中。ひとつ言えるのは、『Fallout 3』のようなエンディングはない。ずっと遊べるよ。

――ハードコアモードについて詳しく説明してください。それとGeckoを撃ったときにスローモーションが入ったのは、アレはPerkですか?

ハインズ まず弾丸に重量がある。そしてスティムパックで骨折が治せなくなった。スティムパックの効果も、一瞬で回復するんじゃなくて、体力は徐々に回復していく。あとは水を飲まないと放射能のように影響が出てくる。これは大事なんで書いておいてほしいんだけど、これまで同様難度とハードコアモードのオンオフは、キミが望めばいつでも切り替えられる。スローモーションは新たな機能だけど、オプションで切り替えれる。オンになっているとランダムに発生する。

――じゃあ骨折はどうやって直すのか?

ハインズ 医者に会いに行くか、“ドクターズバッグ”を使う必要がある。

――仲間の成長要素はあるのか?

ハインズ 彼ら独自の成長要素を持っている。

――酒場にスロットマシーンがあったが、ギャンブルはCapsでプレイするのか、あるいはコインがあるのか?

ハインズ ギャンブルができるのは決まっているが、どれぐらい種類があって、何を使うかはまだこれからだ。

――ベガスにはVaultがあるのか? そしてダウンロードコンテンツの予定は?

ハインズ ……。(何も言えないといった感じで首を振る)

 

『Hunted』

――相棒がフィニッシュムーブを決めて画面がスローになっているときは、仲間からはどう見えているんですか?

ハインズ 同じ。スローモーションだ。キャディックが抑えつけてオーロラが撃つといった協力して出すフィニッシュムーブもある。

――キャラクターの成長要素を教えて欲しい

ハインズ それぞれ異なるスキルツリーを持っていて、近距離、遠距離、魔法の3種類がある。クリスタルを集めて、割り振って成長させていく。

――キャディックとオーロラの違いは。遠距離型のキャディックや、近接型のオーロラは作れるのか?

ハインズ 弱点となっている部分を強化することはできるが、どれだけ伸ばしても、相棒と同じにはならない。(魔法の能力で強化する)バトルチャージ中は例外だが。

 

『Rage』

――街に入ると銃やインターフェースは完全に消えて完全な一人称視点になったが、字幕などは表示可能か?

ハインズ テキストの表示をオフにしていただけなので、表示できる。街では戦闘がないから、戦闘に関するものを表示してないんだ。

――スパイダーボットなどは何種類ぐらいあるのか。

ハインズ まだわからない。言うなら“豊富”。

――Tech5エンジンを使った最初のタイトルが『Rage』ですが、これからベセスダ・ソフトワークスでもTech5エンジンを使うようなことはありますか?

ハインズ Tech5エンジンもまだ開発中のものだし、万能ではなく向いていない部分もあるので、ウチのゲームに合うかはまだわからない。

――バギーのアップグレード要素は?

ハインズ バギーそのものの種類もたくさんあるし、武器、アーマー、ブースト、いろいろアップグレードはある。ビガー、ファスター、ベターにできる。レース要素もあるから、レースに勝って金を稼げば強化できる。ボットをつけることだってできる。

――『Fallout: New Vegas』はObsidianが、『Blink』はSplsh Damageが、『Hunted』はinXileが、『Rage』はid Softwareが作っています……ベセスダ・ソフトワークスのスタジオとトッド・ハワード(『Fallout 3』などのクリエーター)は何をしているんですか?

ハインズ (即答で)シークレット! (何かしてる?)何かしてる。

――発売時期は?

ハインズ 来年だ(2011年)。

――『Rage』とid Softwareが自分の所に来るとわかったときはどうでしたか?

ハインズ 買収自体はずっと前から知っていたが、実現したときは嬉しかったね。RPGのベセスダ・ソフトワークスとFPSのid Softwareはいい組み合わせだ。ただウチは製品をヨソに任せたことがなかったので、ウチから発売できることになったときには本当に安心したよ!


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