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「どうせモバイルゲームでしょ?」なんて言わせないバツグンの完成度−−iPhone版『ストリートファイターIV』
【プレイ・インプレッション】

2010/3/25

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●格闘ゲームマニアも納得の完成度

 

 アーケード版『ストリートファイターIV』(以下、『ストIV』)稼動から1年半以上たった2010年3月現在でもゲーセンに通い、家でも暇さえあればオンライン対戦に興じている。そんな『ストIV』好きの週刊ファミ通編者豊泉三兄弟(次男)が、iPhone/iPod touch版『ストIV』のプレイインプレッションをお届け!

 

 筆者がiPhone/iPod touch版『ストIV』をプレイすることになったきっかけは、「iPhone/iPod touch版『ストIV』をダウンロードしたから遊んでみない?」という先輩編集者のひと言だった。そのときの返事は「え、ええ。あとで遊んでみます……。」という歯切れの悪いものだった。対戦格闘ゲームにどっぷり浸かっている人ならば、この気持ちを理解してもらえると思う。「どうせモバイルゲームでしょ?」という先入観がぬぐえないのだ。コアな格闘ゲームファンにとってモバイルゲームは、グラフィックが荒く、レスポンスも操作性もよくない、そして、多数の未収録必殺技などなど、そんな作りのゲームで、対戦格闘ゲームの醍醐味である対人戦やド派手なコンボ(連続技)が楽しめるわけないからである。とはいえ、週刊ファミ通の『ストIV』記事を担当する筆者としては、プレイしておかないわけにいかない。ということで大きな期待はせずに端末を借りてプレイさせてもらった。アプリを立ち上げると、水彩画風のタッチで描かれたリュウとケンが死闘をくり広げる、ド派手なオープニングムービーが流れた。「こ、これは、雰囲気いいんじゃない?」。メチャクチャカッコイイムービーにテンションが倍増! その勢いでゲームスタートしてみた。まずは初プレイということで、技の練習ができる“練習部屋”をリュウでプレイ!

 

 感想を述べるまえに、まずは本作の特徴である“ビジュアルパッド”について説明しよう。ビジュアルパッドは画面下部に表示されるレバーとボタンのことで、iPhone/iPod touch版では、これを使ってキャラクターを操作する。ボタンは、パンチが出せるP、キックが出せるK、必殺技を出せるSP、特殊攻撃“セービングアタック”を出せるSの4つ。もちろん、技が4つしかないのではなく、レバーとボタンを組み合わせることにより、さまざまな種類の通常技や必殺技がくり出すことができる。ビジュアルパッドの操作感は非常に良好で、「すごい! コレ本当にモバイルゲーム?」という軽い驚きを覚えた。ボタンを押してから技が出るまでのレスポンスがよく、まったくストレスを感じない。また、昇竜拳などの大技をヒットさせたときのズッシリとした“技の重み”もバッチリ再現されており、攻撃を当てたときの爽快感はバツグン。ただ、ビジュアルパッドは、レバーの斜め方向の入力受付が若干シビアに感じた。もちろん、慣れれば問題ないレベルだが、とっさの状況でもミスなく必殺技コマンドを入力できるようになるには、相当な練習が必要になるだろう。しかし、そんな悩みを一発で解消していくれるのが、“カンタン必殺技”という機能だ。ビジュアルパッドの説明の際に簡単に触れたが、SPボタンを押すだけで必殺技が出せる(レバー方向により出せる必殺技が変化)というもの。じつはこの機能、筆者がもっとも気に入った要素のひとつでもある。その理由は、あまり対戦格闘ゲームをプレイしたことのないライトユーザーと、対戦格闘ゲームが得意なヘビーユーザーという、まったく異なる層のユーザーに対してよりゲームをおもしろくする役割を果たしているからだ。たとえば、ライトユーザーにとっては、簡単に必殺技が出せるようになるのでうれしいし、コアユーザーが使えば、原作で可能だった超絶連続技が狙いやすくなり、原作の『ストIV』と遜色のない対戦プレイが楽しめるようになる。このようにカンタン必殺技のおかげで、両ユーザーともゲームをより楽しみたいと感じてくれることだろう。実際、筆者はさまざまな上級者向け連続技を試し、時間を忘れてプレイしてしまったほどだ。少しマニアックになってしまうが、筆者はこのときの練習で、空中に吹き飛んだ相手に波動拳で追撃できるなど、本作でしかできない連続技があることを発見した。しばらくは、iPhone/iPod touch版ならではの連続技を研究するといった遊びも楽しめそうだ。

 

Street Fighter IV
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▲カンタン必殺技を使って操作に慣れれば、“アッパー→昇龍拳→EXセービング→前ダッシュ→滅・波動拳”というウルトラコンボを絡めた超絶連続技も自在に! カンタン必殺技なしでもできるかもしれないが実戦レベルではない。純粋に対戦を楽しみたいという上級者こそ、カンタン必殺技を使うことをオススメしたい。

 

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▲原作よりも通常技から必殺技がつなぎやすくなっている印象を受けた。ビジュアルパッドを使って必殺技コマンドを入力する人や、ライトユーザーがより遊びやすく、ということを考慮したのだろう。アプリ化に伴い、このような細部まで開発者の工夫が施されているのだ。

 

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▲ビジュアルパッドの位置や透過度は自由に変更可能。これを使えば、パッドをさらに画面の端のほうに寄せたり、よりボタンをうすく表示させたりできる。もちろん、ボタン配列の変更も行えるぞ。

 

 ひととおりのキャラクターを試したあと、ファミ通DX編集部のエンジェル原田と通信対戦を試してみることに。ゲームの動作は、まれに重くなることがあるものの、通信によるラグはほとんど感じられず快適だった。快適なプレイと同じくらい(?)驚いたのが、オリジナル版では必殺技をまともに出せなかったエンジェル原田が意外と強かったこと(笑)。というのも、カンタン必殺技のおかげで、あのエンジェル原田の操るリュウがバシバシと波動拳を撃ち込んでくるのだ。オリジナル版ではありえなかった光景。あまりの波動拳連発にシビレを切らせた筆者がジャンプしたら、昇竜拳で撃墜してくるし! 日本語がおかしいけど、オリジナル版以上に『ストIV』らしい対戦になってました(笑)。『ストIV』はゲーム性がシンプルなので、必殺技をしっかり出せさえすれば、上級者相手でもちゃんとした試合が成り立つ。ということを原田さんが身をもって証明してくれた格好に。「格闘ゲームは複雑で難しいから……」と敬遠してきたライトユーザーでも、カンタン必殺技を活用すればガンガン必殺技をくり出しながら闘えるので、ぜひ一度プレイしてみて欲しい。

 
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▲今回あまり触れなかったが、ひとりで楽しめる”道場“というモードもある。連続技やキャラクター対策などが自然と身につく内容になっている。ライトユーザーは、まずこのモードで対戦の基礎を学んでから対人戦に挑むといいぞ。

 

 対戦プレイやひとり用モードをひととおり遊んでみたが、本当にきっちり『ストIV』になってるし、十分に対人戦が楽しめるデキに仕上がっている。プレイするまえは、まさかここまで本格的な対戦格闘ゲームになってるとは思わなかっただけに、正直イイ意味で期待を裏切られた感じ。これならすぐにでも自分のiPod touchにダウンロードしたい! しばらくは、自宅では家庭用のオンライン対戦、ゲーセンではアーケード版、移動中やゲーセンの待ち時間にiPhone/iPod touch版というように、しばらくは『ストIV』三昧の毎日が続きそう! 「どうせモバイルゲームでしょ?」と食わず嫌いにならず、『ストIV』ファンなら絶対にプレイするべき!! あ、練習モードも充実してるので、これまで『ストリートファイターIV』を遊んだことがないライトユーザーにもオススメです。

 

【ストリートファイターIV】

キャリア:iPhone/iPod touch

アクセス:iTunes→iTunes Store→App Store→ゲーム

ダウンロードはこちらから(App Storeにつながります)

情報料:900円[税込]

 

著者紹介
豊泉三兄弟(次男)

週刊ファミ通&ファミ通.comに所属する2D対戦格闘ゲーム好き編集者。『ストリートファイターIV』は紹介から攻略記事までを担当した。

 

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