HOME> ゲーム> オンラインで公道を爆走! 『Need for Speed World Online』プレイリポート
●3D対応もアリ、気楽に公道レースが楽しめるオンラインレーシング
2010年3月9日から13日まで、米サンフランシスコで開催された、ゲーム開発者向けのカンファレンスGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2010。世界からゲーム開発者だけでなくゲームメディアが集まるということもあって、多くの最新タイトルのデモやプレゼンテーションなどが開催された。開催前日となる3月8日には、GDC会場近くのホテルにてエレクトロニック・アーツのレーシングゲーム『ニード・フォー・スピード』シリーズのオンライン版『Need for Speed World Online』のプレス向け体験会が行われた。
本作はゲームオンがサービス中の『FIFA Online』同様、エレクトロニック・アーツの人気タイトルをオンラインゲーム化したタイトルのひとつだ。エレクトロニック・アーツでは、家庭用ゲーム機のパッケージ販売とは異なる収益モデルを確立すべくオンラインゲーム化を進めており、このほか『Tiger Woods World Tour Online』といったタイトルもある。リアル志向だった近作『ニード・フォー・スピード シフト』とは異なり、オープンワールドの巨大な世界を友達と公道レースで爆走して楽しめるのが魅力。レースには8人が参加可能で、アジア地域では2010年夏のサービス開始を予定しており、その前にβテストを予定しているとのこと(いずれも日本での実施は不明)。
体験会では簡単な説明を受けたのち、実際にプレイすることに。キーボードでのプレイが快適に行えるようにということなのか、ステアリングなどはかなりホビー志向な感じ。ゲームのテイストとしては、シリーズの中でも人気の高い『モスト・ウォンテッド』と『カーボン』をミックスしているとのこと。オープンワールド部分はそのワールドに接続している大量のプレイヤーと共有しており、世界を探索したり、ぶらぶらドライブして暇を潰すのもいいだろう。レースは道路上のアイコンからスタートするか、Mキーで呼び出すワールドマップからもゲームをスタートできる。ワールドマップには友達がいる場所が表示されているので、「今からココでレースしようぜ!」ということになったら、あっという間にレースを始められるというわけだ。
肝心のレースでは対向車も走っており、これがちょっとしたキーにもなっている。本作ではMMORPGのごとくレース中にスキルを使えるのだが、その中に、かけた相手が磁力を帯び、対向車を引きつけるようになるという凶悪なものがあるのだ。引きつけてしまった対向車にぶつかればもちろんクラッシュ。食らった側は思わず絶叫、それ以外の全員は爆笑の惨事となるので、先頭を独走していても油断ならない。そのほか、ターボにあたる“NOS”などの各種スキルが用意されており、状況に応じて発動できる。スキルにはクールタイムがあり、一定時間後にふたたび発動可能になる。レース終了後には経験値にあたるReputation(名声)とCash(お金)が手に入るのだが、さらにカードを1枚引いてボーナスを得られるようになっている。これはレースに負け続けてもプレイしてもらえるように用意された機能。経験値を貯めるとレベルが上がってレースがアンロックされたり、新たな車やパーツが購入できるようになるぞ。
そのほか、レース時以外にも探索時やパトカーからの追跡時に使用するスキルスロットもあり、個別にスキルを設定できる。パトカーに捕まったらもちろん罰金があるのでご注意を。NVIDIAの立体視技術である3D Visionにも対応しており、専用の体験台が用意されていた。立体視で公道を爆走すると、ありえない光景に立体視のリアリティーが加わり、いい意味で何ともバカっぽい感じ! 本作の日本でのサービスは不明だが、シリーズが持つ豪快さが活かされているので、体験できるものならしてほしい機能だ。
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