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アイ キャント スピーク イングリッシュ……とある記者のGDC 2010こぼれ話
【GDC 2010リポート】

2010/3/15

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●姉さん、アメリカは言葉が通じません

 

 2010年3月9日〜13日(現地時間)の5日間、アメリカ・サンフランシスコのモスコーニセンターにて、ゲームクリエーターによる国際会議、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2010が開催。世界中のクリエーターによる講演が多数予定されている。ファミ通.comではその模様を総力リポートする。 ……と、テンプレートどおりの勇ましい書き出しだが、こちらの記事はそういったものとは正反対に当たる、“ゆるふわ愛され系”でお送りすることをさきに断っておこう。なので、肩の力を抜いて、半笑いで読み流してほしい。

 

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▲でも、ここまで笑われるとさすがに心外です。

 

 連日注目のセッションが開催され、ファミ通.comでも多数のシリアスな記事をアップしてきたGDC 2010。当然、ファミ通.com取材班のモチベーションは非常に高く、今回初めてGDCを訪れた記者も「さすがは世界最大の技術カンファレンス!」と唸りながらリポートを執筆する日々であった……と言いたいところだが、実際はそんなカッコイイものではなかったりする。その理由はやはり言語の壁だ。

 

 外国人との会話は「アイ キャント スピーク イングリッシュ」が切り札。説明するまでもないが、GDCで設けられているセッションは日本人スピーカーのものをのぞけばすべて英語。小学生レベルの英語すら危うい記者にとっては、会場内を歩くだけでも緊張の連続だったのある。しかし、取材に関しては幸いなことにネイティブな英語を話す海外駐在スタッフの助けがあり、こんな記者でも充実したリポートを書くことができた。加えて、一部セッションでは日本語による同時通訳も導入されているため、単独での取材が可能。個人的に、ややブロークンジャパニーズなところが気にならないでもなかったが、そんな贅沢を言える立場でないことは重々承知なので、どうか記者を責めないでほしい。
 

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▲セッション終了の時点で何も書き込まれていないという、衝撃的な取材ノート。

 このように、取材に関しては至れり尽くせりなGDCだったが、やはり大らかなアメリカ人主導のイベントということで、たまに困惑させられてしまうこともあった。某タイトルのセッションでの話。その日は件のセッションも含めて取材するべきものが同じ時間に重なっていた。幸いなことに、パンフレットを見る限り某タイトルのセッションは日本語同時通訳があるということで、記者は「ひとりで大丈夫っす!」と鼻息荒く会場へ足を運んだのだが、いざ始まってみると登壇者が「パンフレットに通訳ありって書いてあったけど、そん話は聴いてないよHAHAHA!」みたいなことを言って(いたと思う)るではないか。周囲の人たちもまた「HAHAHA!」と笑っていたが、記者にとって笑いごとでなったのは言うまでもない。ちなみに、そちらのセッションは音声を録音しておき、のちほど海外駐在スタッフに要点を翻訳してもらったのでことなきを得た。という事実を、おもに記者の上長へ向けたメッセージとしてここにつけ加えておく。

 

 こんな具合に、初めてのGDC取材はプレッシャーとの戦いであった。もちろんゲームが好きなので、その開発の最前線にいれられるというのは非常に感動的だ。しかし、上で述べたようなアクシデントに遭遇すると、正直逃げ出したいという気持ちがムクムクと膨らんでしまう。そんなとき記者は、癒しを求めて会場内をふらふらと歩きまわった。冒頭で“会場内を歩くだけでも緊張の連続”と書いた気もするが、そこはゆるふわ愛され系記事ということで華麗にスルーしてもらいたい。
 

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▲売店で昼食を購入した、英語が喋れる方々。

 さて、癒しと言えばやはり食事だろう。唐突に食いしん坊キャラが炸裂してしまい大変恐縮だが、GDCの会場内はつねにいい匂いがしており、いたるところに売店がある。ピザ、ハンバーガーといったジャンクフードが数多く置かれており、ふだん週に4回のペースでマクドナルドへ足を運んでいる記者には楽園そのもの。しかし、くり返すが記者は英語が話せない。なので、売店は諦めてGDCの運営が用意しているランチスペースへ向かうことにした。こちらでは、チケットと引き換えに3種類のランチパックからひとつを持っていくことができる。去年までは無料でランチパックが配られていたそうだが、今年から有料に。ただし、記者のようなメディア枠の人間には取材証を受け取る時点で5日間分のチケットが与えられるため、無料でいただくことができた。入口でチケットを見せるだけなので、英語が話せなくても安心。味についても個人的に大満足で、このときばかりは「アメリカ最高だぜ!」と一点の曇りもなく思うことができた。
 

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▲プレスは無料で食べられたランチパック。不満を挙げるとすれば、ひとり1個しかもらえなかった点くらい。食いしん坊で申し訳ない。

 

 食事でお腹も心も癒されたら、つぎは何が必要か? 言うまでもなく休息だ。食べてすぐに体を動かすのは健康上よくないハズ(だよね?)。ましてや取材をするなど、よくないを通り越して危険である。プロフェッショナルとして、会場内で休息できる場所を捜してみると……休みたいところで休むのがココ(GDC)のルールであることが判明した。

 

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▲一般、プレス、果ては登壇者まで、皆休みたいところで休んでいます。それがGDCクオリティー。

 

 食って休んで……記者はこうして、さきほどの傷心からわずかな時間で戦闘(取材)準備を整えたのだ。ここら辺の切り替えの早さは、我ながらプロフェッショナルであると唸らずにはいられない。などと、冗談を言っている場合ではなかった。GDCのセミナールームはどれも非常に広いが、それでも人気セッションとなると席が埋まってしまうこともある。加えて、取材するうえでは可能な限り前方の席を確保し、登壇者とスクリーンを撮影しやすい場所に陣取ることが非常に重要。つまり、取材とはコトが始まるまえからすでに始まっているのだ。もし、この記事をここまで読んでくれた奇特な読者の中に、将来記者になりたいと考えている人がいたら、ぜひその点を肝に命じておいてほしい。

 

 さて、プロフェッショナルである記者は果たして場所取りをうまく行うことができたのか? 申し訳ない。GDCの運営におけるサービスのひとつである、スターバックス コーヒーの無料提供に心を奪われ、完全に出遅れてしまった。記者失格である。

 

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▲セミナールームの入口付近に、通常なら数ドル払わなければいけないスターバックス コーヒーの無料コーナが! カップのぎりぎりまで注いだのは言うまでもない。

 

 以上、今回初めてGDCを取材した記者から、ゆるふわ愛されテイストでGDCの裏リポートとも呼べるものを届けしてみた。なお、ここまでで述べた内容はあくまで記者個人の話であり、ファミ通.com取材班の全員がこんな体たらくなわけではないので、あしからず。
 

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▲片付けの早さも世界水準。最終日最後のセッションが終わった直後の様子だが、かなりスッキリしている。

 

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▲2011年の開催スケジュールもすでに発表。2月28日〜3月4日までの5日間で行われる。記者は帰国したら、さっそく駅前留学だ。

 

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