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GDCアワード、『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』が圧巻の5冠
【GDC 2010リポート】

2010/3/12

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●生涯功労賞は『DOOM』、『Quake』を手掛けたジョン・カーマックに

 2010年3月9日〜13日(現地時間)の5日間、アメリカ・サンフランシスコのモスコーニセンターにて、ゲームクリエーターによる国際会議、 GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2010が開催。世界中のクリエーターによる講演が多数予定されている。ファミ通.comではその模様を総力リポートする。

 

 ゲーム開発者が選ぶ、2009年度もっとも優れたゲームとは? GDC3日目の夜に、GDCアワード(Game Developers Choice Award)の表彰式が行われた。ノミネート作品の詳細についてはこちらの記事にまとめておいたので、気になった人はチェックしておいてほしい。

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▲ゲーム・オブ・ザ・イヤーを含む5冠となった『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』。

 ゲーム・オブ・ザ・イヤーには『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』が選ばれた。同作はそのほか、5冠に輝く圧倒的な評価を得た。ラストにはプレゼンターを務めたウォーレン・スペクターみずから、氏が手掛けた名作シリーズの最新作『Deus Ex: Human Revolution』がアナウンスされた。開発はスクウェア・エニックス傘下となったEidos。詳細は今年のE3で発表されるとのことだが、いまだ批評的評価が高い『Deus Ex』の新作が具体的に本格始動したこと(これまで『Deus Ex3』として開発中であることは知られていた)に、場内からは歓声があがった。受賞作は以下のとおり。ちなみに記者の私見になってしまうが、タイトルが読み上げられたときにとくに歓声が大きかったのは、『Scribblenauts』と、『Brutal Legend』、『プラント vs. ゾンビ』、『Spider: The Secret Of Bryce Manor』など。惜しくも受賞はならなかったが、『デモンズソウル』もかなりの歓声を受けていたことをつけくわえておこう。

 

<Best Debut (デビュー賞)>

『Torchlight』 (Runic Games)


<Best Audio (音響賞)>

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』 (Naughty Dog)


<Best Game Design (ゲームデザイン賞)>

『バットマン アーカム・アサイラム』 (Rocksteady)


<Best Writing (脚本賞)>

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』 (Naughty Dog)


<Best New Social/Online Game (最優秀ソーシャル/オンラインゲーム)>

『Farmville』 (Zynga)


<Best Handheld Game (最優秀携帯ゲーム)>

『Scribblenauts』 (5th Cell)


<Best Technology (技術賞)>

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』 (Naughty Dog)


<Best Downloadable Game (最優秀ダウンロードゲーム)>

『Flowery』 (Thatgamecompany)


<Best Visual Art (美術賞)>

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』 (Naughty Dog)


<Innovation (革新賞)>

『Scribblenauts』 (5th Cell)


<Game Of The Year (年間最優秀ゲーム)>

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』 (Naughty Dog)
 

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▲アワードの最後にトレーラーが公開された『Deus Ex: Human Revolution』。ゲームの詳細は今年のE3で明かされるという。

 

 生涯功労賞では『DOOM』、『Quake』というFPS(一人称視点シューティング)の基礎となる作品を手掛けた天才プログラマー、ジョン・カーマックが壇上にあがった。プレゼンターは何とウィル・ライト。『シムシティ』や『ザ・シムズ』などを開発したことが評価され、2002年に生涯功労賞を獲得している同氏。『DOOM』や『Quake』がいかにゲームを変えたかという点について、現在のアクションシューティングの隆盛への貢献はもちろん、ユーザーによるMOD(独自拡張)やマシニマ(ゲーム画面を使った映像)といったUGC(ユーザージェネレーテッドコンテンツ)が盛り上がったことにも言及。みずからの『ザ・シムズ』もまたジョン・カーマックの影響を受けていることを明かした。ジョン・カーマックは「自分はエンジニアとして価値のあるものを作らなくてはと思っているので、消費者がそれを認めて、よろこんでくれたことを誇りに思っています」と感謝の言葉を述べ、「また私は、これからも改革を続けていくでしょう。そして、それはとてもやり甲斐があり、楽しいことだと考えています」と、今後も第一線で開発を続けていく意気込みを語った。

 

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▲GDCアワードで最初に生涯功労賞を獲得したウィル・ライトの紹介でジョン・カーマックが登場。

 

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 そのほか気になったところだと、恒例のMEGA64による映像も『Flowery』の花びらになったり、バットマンになったりと暴れまくり。ご存じない方に手っ取り早く説明すると、これはゲームの主人公などの格好をして街中にゲリラ的に飛び出して撮影する映像集団。マリオになって遊んでいると宮本茂氏と本当に遭遇してしまう……という2007年の映像は、2009年にそのまま小島監督の生涯功労賞の際にも使われた定番のオチ。今年は『Beatles: Rock Band』のビートルズになって遊んでいると、現れたのはValveのゲイブ・ニューウェル。MEGA64のメンバーから「リンゴ・スターになる?」と言われてうなずき、みんなでジャンプしたところで映像が終わり、ゲイブ・ニューウェルが壇上に登場した。『ハーフライフ』でFPSにパズル性やアドベンチャー要素などを取り込んだほか、Steamで世界最大級のオンライン配信システムを構築。そのほかにも『ポータル』や『レフト 4 デッド』シリーズと、革新的な試みを成功させ続けているValve。スピーチでは「これから重要になると思うもの」として、生体認証、Larrabee(新たなグラフィックプロセッサ。ただしニューウェル氏は「これはGPUというより、CPUアーキテクチャの変化だ」と語った)、サービスとしてのエンターテインメント、クロスメディア性、フラットな組織、オープンプラットフォームなどを挙げていた。

 

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 インディーズゲームを表彰するIndependent Games Festivalで最高のGrand Prizeを受賞したのは、Pocketwatch Gamesの『Monaco』。個人的にはEAパートナーズとパブリッシング契約を果たした、イラスト調のキャラクターが暴れまくる横スクロールアクション『Shank』が気になった。そのほか独創的な作品が揃っているので、気になる人はIGFのページをチェックしてみてほしい。

 

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※GDCアワードの公式サイト(英語)はこちら
 

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