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初心者は気軽に楽しく、熟練者はより深く、誰でも楽しめる『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』
【プレイ・インプレッション】

2010/1/9

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「ファミ通チョイス」とはファミ通グループが、とくにおすすめするゲームタイトルです。

●シリーズ熟練者とシリーズ初心者が語る『バース バイ スリープ』

 

 ディズニー作品をモチーフにした世界を舞台に、光と闇をテーマにした重厚なシナリオと、爽快なアクションバトルが楽しめる『キングダム ハーツ』シリーズ。その最新作であり、シリーズ最初期の物語が描かれる『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』が、2009年1月9日に発売を迎えた。そんな本作を週刊ファミ通などで『キングダム ハーツ』シリーズを担当するライター・世界三大三代川と、同シリーズに初めて触れる編集者・ロマンシング★嵯峨が実際にプレイ。シリーズ熟練者からと、シリーズ初心者からの両方の視点で本作を遊んだ感想を語ってもらった。

 

 ふたりの対談のまえに、まずは本作の概要を紹介しよう。本作はパワータイプのテラ、スピードタイプのヴェントゥス(通称:ヴェン)、マジックタイプのアクアの3人の主人公からなる物語。その中からひとりを選んでプレイするのだが、3人の主人公はそれぞれ異なるタイミングで世界を巡るため、物語の全貌を把握するには3人全員をクリアーする必要がある。
 また、バトルでは鍵型の剣“キーブレード”と魔法を併用して立ち回るのだが、本作では使うコマンドを自在にカスタマイズできるのが特徴だ。MPはなく、一度使ったコマンドは一定時間が経過すれば再び使えるようになるのもポイント。MPの残量を気にすることはないため、つねにド派手な技をくり出し、爽快なバトルが楽しめるというわけだ。本作のざっくりとした概要説明は以上にして、実際にプレイしたふたりの感想を早速見てみよう。


 

●初心者でも悩まずに遊べるバトルシステム

 

世界三大三代川(以下、三代川) というわけでプレイしてみたわけですが、どうだった?


ロマンシング★嵯峨
(以下、嵯峨) フォントがかわいいですね。


三代川
 いきなりそんな細かいところかよ!


嵯峨
 いえいえ、フォントはゲームの雰囲気作りにも重要な要素ですよ。

三代川 そりゃそうだけど、もっとゲーム全体の感想を……。 


嵯峨
 はーい。私、『キングダム ハーツ』シリーズは初めてプレイしたんですが、アクションゲームがそんなに得意じゃない私でもサクサクと遊べて楽しめましたね。 


三代川
 俺もアクションはうまくないほうだけど、『キングダム ハーツ』シリーズはボタンを連打してるだけでもカッコいいアクションがバンバン出るから「俺、うまいんじゃない?」って感覚が味わえるよね。 


嵯峨
 それから、ディズニーキャラクターも含めて、モデルの輪郭がキレイですよね。すごく絵になると言うか。 


三代川
 グラフィックはスゴイよねー。モデルもいいけど、モーションもとても滑らかで、とくにディズニーキャラクターのモーションはアニメーションをそのまま観ているような気分になるし。ところで、嵯峨ちゃんは最初にどの主人公でプレイしたの? 


嵯峨
 もちろんアクアです。かわいいですし! 


三代川
 もちろんって。アクション面ではテラやヴェンのほうがスタンダードな動きで扱いやすいし、アクアはちょっとトリッキーな動きをするけど、そんなに癖があるようには感じなかった?


嵯峨
 ええ。シリーズで初めてプレイしたキャラクターがアクアだったんで、こういう動きをするものだと思って、まったく気にせずにプレイできましたね。バトルでは、敵を叩いたときに飛び散る光のエフェクトや効果音がいいですよね! 「私、戦ってる!」っていう感覚が強く感じられますし。 


三代川
 細かいところ好きだな! でも、そういう部分で没入感を強く味わえるのは確かにあるね。今回のバトルシステムは、自分でコマンドを選んで編成していく新システムなんだけど、わかりやすかった? いままでのシリーズを遊んでいる身としては、敵に合わせてコマンドを変える戦略性と、コマンドがどんどん成長していくのがとても楽しかったなー。 


嵯峨
 なるほどー。私としては、これまた、それまでのバトルシステムを知らないだけにまったく違和感を感じることなく入り込めたんです。あと、ひたすら攻撃してると自然と攻撃スタイルが変わるのは爽快で楽しかったですね。 


三代川
 あ、スタイルチェンジか。これも新システムのひとつだよ。攻撃すると“コマンドゲージ”が溜まっていって、そのゲージが満タンになると、それまでに使ったコマンドに応じて攻撃スタイルが変化するの。攻撃寄りなスタイルだったり、スピードを重視したスタイルだったりといろいろなスタイルがあって、なかにはキャラクター固有のスタイルもあるから、遊ぶたびにプレイ感覚が変わるんだよね。


嵯峨
 あー、マジックウイッシュってアクアの固有スタイルでしたっけ? 魔女っ子ライクにクルクル回って楽しかったです。あと、スタイルチェンジするとコマンドデザインが変わるのもかわいいですよね!


三代川
 う、うん。また細かいね。コマンドどうしを合成させて、新しいコマンドを作り出すコマンドチャージはやった? 


嵯峨
 いやー、あれはそんなにやっていないんですよ。合成すると元のコマンドが消えちゃいますよね。それが怖くて。もっとコマンドのストックができたらやろうかなと思っています。 


三代川
 確かにそれまで使っていた便利なコマンドが消えるのは不便だけど、たとえばケアルにほかのコマンドを合成すればケアルラができたりと、できるコマンドはある程度予想がつくからどんどん合成するといいよ。あと合成時に特定のアイテムを投入すると、新たにできるコマンドにアビリティが付加されることもあるんだ。そのコマンドを使っていってレベルを最大まで上げれば、アビリティをオートで使えるようになるから、むしろアビリティを覚えるために合成したくなるよ。


嵯峨
 そうなんですね。あと、シュートロックのうまい使いかたがわからないんです。敵を見つけると、ついついキーブレードで直接攻撃しちゃうんですよ。


三代川
 シュートロックは敵が大量に出現したときに便利だけど、何よりボス戦で使うといいよ。ロックオン数をMAXまで溜めて使えば、しばらく無敵時間も発生するしね。敵の攻撃を避けつつ、一方的にダメージを与えるっていう使いかたもできる。ほかにも遠く離れたキャラクタ―の力を借りる“ディメンションリンク”を使えば、瞬時にコマンドの種類をガラッと変えることもできるよ。そういったシステムを駆使すれば、もっと楽しめるんじゃないかな。 


嵯峨
 今度やってみます! でも、たくさんあるシステムを使わなくても、ふつうに楽しめるのは初心者にとってうれしいところでしたよ。ちょっとずつ使いこなせるようになるといいなあ。

 

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●3人の主人公が交錯するストーリー

 

三代川 ちなみに、ストーリーはどうだった?
 

嵯峨 えーと、ストーリー的には身勝手な男たちに振り回される女の子……という印象でしょうか? 
 

三代川 ……あくまでもアクア視点なのね。テラとヴェンはどう? 
 

嵯峨 テラは想像以上にイケメンボイスで、実際にゲーム中の音声で聴いてビックリしました。プロモーションビデオと印象違いましたね。あとヴェンなんですけど、あの顔って『キングダム ハーツ 358/2 Days』のロクサスと同じですよね! なんでそっくりなんですか!?
 

三代川 それ答えたらネタバレだから! えーと、それはやった人ならわかるかもしれない。 
 

嵯峨 濁された……。でも、アクアでプレイしていると、物語の時間軸としてテラやヴェンがすでに来ているワールドを巡ることがあって、彼らがそこで何をしていたかがうっすらと見えて逆に気になるんですよね。話の全貌までは見えないんですが、さきの展開がすごく気になっちゃう。
 

三代川 テラがすでに来たワールドにヴェンが行ったり、その逆があったり、3人が同時に同じ場所にいることもあったりするから、物語の全貌を知りたい人は3人ともクリアーするといいね。あと、ひとりでもクリアーすると、『キングダム ハーツII ファイナル ミックス』にあったシアターモードのように、好きなイベントシーンが見られるモードが開放されるのもうれしいところ。
 

嵯峨 あー、一度見たシーンが好きなときに見られるのはうれしいですね。 


三代川
 ディズニーワールドはどう? というか、嵯峨ちゃんはディズニーではどの作品が好きなの? 


嵯峨
 好きなディズニー作品は『リトルマーメイド』とか『美女と野獣』とか。 


三代川
 ……今回は出ないけど、『キングダム ハーツII』をやるといいかな。 


嵯峨
 今回登場するワールドの中では、『リロ&スティッチ』ですね。原作映画の序盤である地球に降りるまでの展開があんなに広がると思いませんでした! 


三代川
 スティッチがまだ試作品626号って呼ばれているころだよね。ほかにもスティッチを作った科学者のジャンバとテラが絡んだりと、原作を活かした展開になってるのがいいよね。ほかにストーリーで気になることは? 


嵯峨
 ザックスが出るところ!


三代川
 力強いね(笑)! 


嵯峨
 ザックス好きなんです。『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』大好きですから。アクア編だけじゃなく、ヴェンと仲よくするシーンがあるんですよね? 記事で見ましたよ!
 

三代川 テラとは戦うことになったりと、確かに3人それぞれで関わりかたはぜんぜん違うね。今回はザックスが登場するけど、『I』や『II』にはクラウドやスコールたちと、ほかの『ファイナルファンタジー』のキャラクターも登場してるよ。

 

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●シークレットムービーは……

 

三代川 全体を通して話を聞いてみたけど、けっこう詰まらずにサクサク進めたみたいだね?
 

嵯峨 ええ。でも、ドワーフ・ウッドランド(『白雪姫』のワールド)のボス、マジックミラーは対処法がわからなくてけっこう負けました。 
 

三代川 敵ごとに特徴的な対処法があるのも『キングダム ハーツ』シリーズの魅力だね。対処法を見つければ簡単に倒せる敵もいるから、戦略を考えるのが楽しいし。あと、ガードを使わないときびしい敵もいる。とくに今回はどのコマンドを使うかを自由に決められるから、コマンド次第で難度は大きく変わると思うなー。あまりにも勝てない場合は、ボードゲームタイプのコマンドボードや、友だちとマルチプレイで遊んだりしてキャラクターのレベルアップをすれば、サックリと勝てることもあるよ。
 

嵯峨 そうですよね。ベースはRPGですもんね。やっぱりさきの展開が気になるし、早く3人ともクリアーしたいです。いちばん簡単な難度の“ビギナー”でサクサクッと3人クリアーしちゃおうかな。
 

三代川 あー。それでも物語の本筋はわかるんだけど、ビギナーだとシークレットイベントが観られないんだよね。
 

嵯峨 え! なんですか、それ。 
 

三代川 ほぼシリーズ恒例となってる隠し要素で、たいていは続編への布石になるムービーが見られるんだけど。今回は、本作の物語を総括するような内容になっているから、ぜひ観たほうがいいよ。観ると、以前に野村哲也さんがインタビューで答えていたけどそれまでの物語の印象が変わるから。 
 

嵯峨 う。そ、それは観たいですね。条件は難しいんですか?
 

三代川 これまたシリーズ恒例で、“スタンダード”と“プラウド”で観られる条件が違うんだよね。プラウドは高難度のモードだけど、シークレットムービーを観る条件がいちばんカンタン。シリーズに慣れている人は、プラウドモードでいきなり始めちゃったほうが簡単にシークレット観られるかも。むしろスタンダードモードのほうが、条件を満たすのはたいへんだから。 
 

嵯峨 へえー。じゃあ、シリーズ熟練者の三代川さんはプラウドモードも楽勝でクリアーしたんですか?
 

三代川 ……各キャラクターのラスボスに10回ずつはやられてるけどね。でも、アクションが得意な人なら、もっと簡単に観られるはずだよ。何より俺が苦労した場面も、嵯峨ちゃんはスイスイとさきに進んでたりしたから、嵯峨ちゃんもすぐに観られるはず。
 

嵯峨 うわー、三代川さんのシリーズ熟練者って肩書きが台なしになった気もしますけど……。これから挑戦してみます!


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著者紹介
世界三大三代川

週刊ファミ通などで『キングダム ハーツ』シリーズの記事を担当しているフリーライター。シリーズは第1作から全作品をプレイ済み。好きな主人公は断然テラ。理由は書けないが、兎にも角にもいろいろと切なすぎ!

著者紹介
ロマンシング★嵯峨

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』の記事を担当している週刊ファミ通の編集者。シリーズは未経験で、本作が初プレイながら過去作の記事を読んで現在勉強中。好きな主人公は断然アクア。理由は、身勝手な男性陣の世話をするアクアに自分の姿が重なるからだとか。



キングダムハーツ バース バイ スリープ
■機種:プレイステーション・ポータブル

■メーカー:スクウェア・エニックス

■発売日:2010年1月9日発売

■価格:6090円[税込]

■テイスト/ジャンル:冒険・ファンタジー/アクション・RPG
■備考:KINGDOM HEARTS Birth by Sleep“KINGDOM HEARTS EDITION”は22000円[税込]、プレイステーション・ポータブル同梱、ディレクター:野村哲也、Co.ディレクター:安江泰、プロデューサー:パトリック・チェン、Co.プロデューサー:吉本よういち、エグゼクティブプロデューサー:橋本真司

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