HOME> ゲーム> アッキーナを始め豪華ゲストが彩った“チュンソフト×スパイク 大収穫祭09-10”
2009年11月29日、都内にあるラフォーレミュージアム六本木で“チュンソフト×スパイク 大収穫祭09-10”が開催された。このイベントは、チュンソフトとスパイクがこの冬以降に発売する新作タイトルを、事前に招待したユーザーに向けてお披露目するというもの。こちらの記事でもお伝えしているとおり、複数の新情報も明らかになったステージイベントの模様をお届けしよう。
▲ステージイベント終了後には、各タイトルの体験プレイも楽しむことができた。 |
最初のステージ、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『喧嘩番長4 〜一年ステージ〜』ではスペシャルゲストとしてアッキーナことタレントの南明奈が登場した。『喧嘩番長』シリーズは『2』からのファンというアッキーナは、「パッケージに惹かれて、何だコレは? という感じに手に取りました」と作品との運命的な出会いのエピソードを披露。「6時間くらいは全然遊んじゃう」と、ふだんからゲームはかなりプレイするとのことで、前作『喧嘩番長3』でも「家でも移動中でも、時間があればいつでも遊んでました」とかなり熱中していたとのこと。もちろん本作にもかなり期待しており、プロデューサーの渡辺一弘氏によるタイトルプレゼンを見ながら「喧嘩してみたい度がマックスに近いですよ!」とアツイコメントを口にしていた。
このステージでは、すでにお伝えしているアッキーナのイメージキャラクター就任、テーマソングに氣志團の書き下ろし曲『拳の中のロックンロール』を起用というニュース以外に、映画化決定も発表に。2010年春公開予定という情報以外詳細は不明だが、渡辺プロデューサーは「映画ならではの楽しみかたで観てもらえればと思います」と語り、出演者などは後日発表すると語っていた。
ニンテンドーDS用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の目と悪魔のヘソ』のステージでは、チュンソフト代表取締役社長の中村光一氏みずからタイトルを紹介。昼と夜が存在するダンジョン、オーラをまとったモンスター、強力な“技”といった新要素について説明を行った。デモプレイも行われ、こちらには“ニコニコ動画”のゲーム実況動画などでおなじみの“えどさん&フミイチ”が登場。操作を担当したフミイチは第1作目からシリーズの熱狂的なファンというだけあって、序盤でいきなりモンスターに囲まれるという危機に瀕するも、計算された行動で切り抜ける。その後はサクサクと進むが、途中で「これは一種の賭けですから」と言って、モンスターかアイテムのどちらかを引き寄せる効果を持つ“引き寄せの巻物”を使用。モンスターを引き寄せるというオイシイ展開を演出し、見事(?)なやられぶりを披露して会場を笑わせた。また、ステージの最後では中村光一氏よりソフトの発売日が2010年2月25日に決定したことも発表となった。
2009年12月10日発売予定のニンテンドーDS用ソフト『極限脱出 9時間9人9の扉』のステージには、プロデューサーのイシイジロウ氏、シナリオ・ディレクションを担当した打越鋼太郎氏、ノベル版を執筆する作家の黒田研二氏が登場した。イシイ氏は本作の開発経緯について、「なんでニンテンドーDSでサウンドノベルを作っていないんだ! ってまえから思っていたんです(笑)」と説明。ゲームの見どころについても言及し、さまざまなトリックに挑戦する“脱出パート”はもちろんだが、ストーリーが後半へ向かうにつれてどんどんおもしろくなっていく、と物語の完成度にも太鼓判を押した。黒田氏も、ノベライズ化するに当たって「いろいろ自分なりに考えていた」が、シナリオが完璧すぎて何もつけ加えられなかったと打越氏のシナリオを絶賛。「正直くやしかったです(笑)」と話していた。打越氏は、著名でデザイナーの西村キヌ氏の描くキャライラストが、シナリオを書く上でも手助けになったという旨のコメント。「想像を上回るデザインが上がってきて、逆に物語のアイデアをもらうことができました」と語った。
▲左からイシイ氏、打越氏、黒田氏。『極限脱出 9時間9人9の扉』に関わる主要なクリエーターが登場した。 |
イシイ氏からは間もなく迎えるソフト発売に向けた情報も発表に。2009年12月3日から、店頭に設置されているDSステーションで体験版の配信がスタートし、ソフト発売日には公式サイトでイベントキャンペーンも実施されるとのことだ。
イシイ氏、打越氏への1問1答も実施 ――開発の経緯について聞かせてください。 イシイジロウ氏(以下、イシイ) チュンソフトがニンテンドーDSでサウンドノベルを作るというのは、必然だったんです。『レイトン教授』とかたくさんヒットが出てるなか、チュンソフトは何をしてるんだ(笑)という流れがありましたから。DSでしか作れないものをやりたかったので、一生懸企画を考えて1年くらいはそれが続いていました。その中で打越が脱出ゲームとサウンドノベルを組み合わせたらおもしろくなるんじゃないか? と提案し、それをみんなが絶賛してスタートしたわけです。
打越鋼太郎氏(以下、打越) いまはユーザーさんの層が代替わりしていて、若い人が増えきていると思うんです。それで、脱出ゲームというのは昔からあるジャンルなので、若いユーザーには斬新に映って、古くからのユーザーは懐かしさが感じられるのではないかと考えました。それにテキストアドベンチャーの要素を加えて、アドベンチャーのおもしろさもいっしょに伝えたいと思ったんです。
――一見すると難しそうな作品ですが、誰でも遊べる内容でしょうか? イシイ 難しく見られてしまいそうだな、というのは反省しているところです(笑)。でも実際にやってみると、そんなことはないですよ。脱出ゲームというと皆さんWebで公開されているものをイメージするかもしれませんが、あちらはヒントをお金を買ったりするくらいなので、すごく難しいんですよ。こちらはコンシューマーですから、難度が高すぎることはないでしょう。それにバランス調整はうちの会社でも定評のある『不思議のダンジョン』のテストチームといっしょにやっていますから、かなりいいバランスになっていると思います。
――イシイさんが監督した『428』はかなり高い評価を得ていますが、本作もそれに並ぶほどの作品になりそうでしょうか? イシイ (笑)。自分が監督したものとプロデュース作品では比較がしづらいのですが、正直並ぶかなあと思っています。ただ方向性が違うので、これは打越にとっての『428』……と言ってもいいのかな?(笑)。『428』と同じものを求めるとちょっと違うかもしないですが、そこは監督の個性ですからね。チュンソフトとして渾身の一作であることに違いはありません。
――ユーザーに向けて、本作の魅力をお願いします。 イシイ 打越が最初企画書に“アハ体験”って書いていたんです。脱出ゲームって謎が解けたときって気持ちいいんですよね。それを難しそうって感じる人もいると思うのですが、実際は意外とライトに解けて「あ!」って思う瞬間がたくさん入っています。それを楽しみながらプレイしていくと、今度はストーリーがどんどん見えてきて、物語に飲み込まれていくでしょう。すべての真実へ辿り着くのは難しいと思いますが、ふつうにエンターテインメントとして楽しむぶんには、映画の『SAW』とか『CUBE』とかみたいに「こいつが犯人なんだー!」といった『かまいたちの夜』的な楽しみかたができると思います。ただ、隠された謎みたいのもたくさん用意しているので、それは2周、3周しないとわからない。それに気づいていくと、これはとんでもない傑作なんじゃないか、と思っていただけると考えています。
打越 ライトノベル、ミステリーが好きな方は、物語としてすごい楽しめると思います。もちろんパズルゲームが好きな方も楽しめるでしょう。難しいと思わず、気軽に入って、気楽にやっていただければなと思います。 |
最後のステージでは2010年2月10日発売予定のWii用ソフト『マッドワールド』を紹介。特別ゲストとして、セクシーでワイルドな衣装に身を包んだグラビアアイドルのKONANと、ソフトの開発を手掛けるプラチナゲームズの稲葉敦志氏が登場した。稲葉氏は『マッドワールド』のコンセプトが、やり過ぎなくらいのバイオレスで逆に「笑い飛ばしてしまおう」というものであると説明。開発に当たっては、男性だけでなく「女性にも遊んでもらいたい」と考え、暴力を描きつつも陰惨にはならない、スカッとするゲームデザインを目指したことを明かした。KONANは「自分の動きと連動しているところがすっごい気持ちイイ」と語り、稲葉氏の狙いどおりスカッとできる作品だとコメント。檀上ではデモプレイも披露し、壁から生えたトゲへの串刺しや、走る列車へ敵を投げる、クビを力任せにナニしてしまうといったバイオレンスなアクションを笑顔でこなしていた。
[関連記事]アッキーナが『喧嘩番長4』イメージキャラに――“チュンソフト×スパイク 大収穫祭09-10”で新発表続々
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