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5pb.の志倉千代丸社長が講演 「僕ってホント、変態なんですよ(笑)」

2009/11/5

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●『カオスヘッド ノア』、『シュタインズ・ゲート』の開発秘話を語る

 

 2009年11月2日、都内にある法政大学 市ヶ谷キャンパスで、5pb.の代表取締役を務める志倉千代丸氏によるトークショー“志倉千代丸トークショー 5pb.@法政Orange”が開催。これは、法政大学の学園祭イベントのひとつとして実施されたもので、サウンドクリエーター、アーティスト、ゲームの原案者など多彩な顔を持つ同氏の仕事ぶりなどが語られた。

 

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 志倉氏はまず、自身の経歴について語った。ゲーム業界に入ったのは、もともとゲームが好きで、その中でもとくに『ファイヤープロレスリング』シリーズがお気に入りだったことから、ヒューマンの門を叩いたことがきっかけ。ちなみに志倉氏は当時、『ファイヤープロレスリング』のサウンドに若干不満があって、「俺がやったらすごいことになる」と考えていたが、実際にやってみると「スーパーファミコンだと音の制限が多くて、ぜんぜんそんなことなかった(笑)」んだとか。その後ヒューマンでは、『アポなしギャルズ オリンポス』というユニークなタイトル名を考えたり、『御神楽少女探偵団』で歌物のサウンドに挑戦するなどしてキャリアを積み、『爆走デコトラ伝説 』を最後にヒューマンを退社。音楽制作メーカーを経て、5pb.の立ち上げに参加したのだ。なお、5pb.という社名は“5 power and basic”という意味で、人が感動するための基本要素である5感を表現しているのだという。
 

 サウンドクリエーター、アーティストとして広く知られている志倉氏だが、5pb.の『カオスヘッド ノア』、『シュタインズ・ゲート』という“科学アドベンチャー”シリーズでは、ストーリー原案も手掛けている。両タイトルとも、実在する都市を舞台にした作品で、劇中にはネット上のスラングやユニークなデジタルガジェットが登場したりと、若干マニアックな内容だ。こういった発想が浮かぶ理由について志倉氏は「僕ってホント、変態なんですよ(笑)」と説明。この日もトークショー会場へ向かうあいだにすれ違った学生の人生を勝手に妄想していたそうで、「僕のことを立派な人間だと思っている人は間違いですよ(笑)」と来場者を笑わせた。しかし、「妄想をいかにゲームへ落とし込むのか」を考えたことで、妄想がテーマの『カオスヘッド ノア』という作品が生まれたのだから、志倉氏の妄想は非常に生産的と言えそう。もうひとつの『シュタインズ・ゲート』は、“時間とは何か?”という疑問が原案作成のきっかけに。“いま”というのは瞬間的で通過点でしかない……など、時間を科学しているうち、ごく自然にできあがっていたそうだ。ちなみに、作るうえでいちばん苦労したのは物語中に散りばめられた伏線の回収と辻褄合わせで、「伏線の90パーセントは回収できている」と説明した。 
 

▲志倉氏の妄想癖から生まれた、とも言える『カオスヘッド ノア』。

 

▲“いま”という時間への疑問から『シュタインズ・ゲート』の構想は練られた。

 

 トークショーでは約1時間というかなり長尺の質疑応答コーナーが設けられ、そこでも上記2タイトルに関する開発秘話などが明かされた。とくに興味深かったのが、『シュタインズ・ゲート』でボツになったアイデア。同作では、携帯電話のメールを使って物語の道筋を決める“フォーントリガー”というシステムが搭載されているが、当初はこれをプレイヤーが現実世界で使っている携帯電話に連動させようと考えていたという。最終的には、個人情報保護法や制作期間などの問題から断念することになったが、志倉氏は「また何らかの形で『シュタインズ・ゲート』が出せるなら、そのときにはもしかしたらできているかもしれない」とコメント。実現への意欲はまだまだ強いようだ。

 

 

 また、『カオスヘッド ノア』と『シュタインズ・ゲート』がXbox 360でのみ展開されている理由についても言及した(『カオスヘッド ノア』はPCからの移植作)。志倉氏はゲーム内で表現できる幅はPCがもっとも広く、つぎがXbox 360であると説明。『カオスヘッド ノア』ではPCから移植する際、PCでの表現を変更せずに出せる家庭用ハードがXbox 360だけであったと語った。『シュタインズ・ゲート』はオリジナルタイトルだが、やはり表現の幅を考えたうえでXbox 360で出すことを決めたそうだ。そして、来場者から「今後もXbox 360でタイトルを出し続けるのか?」という質問に対しては「個人的に好きだし、表現の幅では唯一無二の存在」とコメントし、「今後も供給し続けるのは間違いないでしょう」と回答した。
 


 

志倉氏の最新の仕事を紹介 !


『THE WORKS 志倉千代丸楽曲集 4.0』
『THE WORKS 志倉千代丸楽曲集 5.0』

志倉氏が手掛けた、アニメ&ゲームの主題歌などを選曲したシリーズの最新作が発売中。今回のオススメポイントは「裏側に萌えキャラの絵が入って、これまでのシリーズと差別化されているところ(笑)」(志倉)と、「欲しい曲全部入り」(同)な点とのこと。

 

DystopiaGround

志倉氏が楽曲を提供するインディーズバンド。同氏の仕事はタイアップが中心だったが、こちらではそういった枠に縛られず、自由な発想で楽曲制作を行う。2009年11月8日に開催される、“Live 5pb.2009 in 五反田ゆうぽうと”にも出演予定。


※5pb.の公式サイトはこちら

 

[関連ニュース]
※私立ギャルゲー学園 『シュタインズ・ゲート』のオリジナル待ち受け画像を配信!
※未来をを選択せよ! 私立ギャルゲー学園 第4回は『シュタインズ・ゲート』特集!
 

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