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PSPでリリースされた『グランツーリスモ』インプレッション後編
【プレイ・インプレッション】

2009/10/18

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●クルマ好きから見たPSP版『グランツーリスモ』

 
ついにリリースされたPSP版『グランツーリスモ』。リアルなドライビング感覚と多彩なやり込み要素、そして数多くのコース、車種、レイアウトと、シリーズの持つ魅力を存分に詰め込んだ作品となっている。そんなPSP版『グランツーリスモ』をドライビングゲーム大好きライターの齋藤モゲがイチ早くプレイ。前編に引き続いて、齋藤モゲがPSP版『グランツーリスモ』の魅力を語る!!


●そのボリュームたるやハンパなし!

 

前回本作のインプレッションを書かせていただいてから約10日。ようやく「“ミッションにチャレンジ”をすべてゴールドトロフィーで終えた!」と思ったら……なんと新しいミッションが出てきてしまった。前回、全54種類とか書いてしまったことが恥ずかしい限りである。顔は真っ赤である。新たなミッション出現後に“記録を見る”でチャレンジ数が更新されるようなので、気づかなかったわけである。正解は102種類でした(現段階で)。みなさんもうっかり勘違いしないようにネ! いやあ、まずシルバートロフィーですべてを埋めてからインプレッションを書くべきでしたよ。

 

 そして! ここで改めて本作のボリュームを評価したい!! 確かに本作は携帯ゲーム機であるが故の容量の問題か、『グランツーリスモ』然としたカーライフを楽しめるモードはない。しかし、こういったチャレンジャブルなトロフィーなどがとにかく大量に用意されているため、やることにはこと欠かない。かなり長期間遊べる仕組みである。後述するが、コースごとに設定されたAIのドライバーレベルも、レースで好成績を収めれば収めるだけ上がる。それももちろん“記録を見る”で確認できるので、ちょっとした記録自慢をしようと思ったら、それは相当量のやり込みが必要となる。ゲームモードとして用意されたカーライフを楽しむものはないが、自分で各種のレースを楽しみながらコツコツとクルマを集めていくという行動……それ自体がカーライフなのではないかと思う訳である。だから、いままでのシリーズと軸がブレているかと言えば、まったくそんなことはないので、過去のシリーズは楽しんでいて、まだ本作を買うかどうか迷っている方は安心してほしい。また、PSP版で集めたクルマは、プレイステーション3用ソフト『グランツーリスモ5』に引き継ぐことができるとのこと。シリーズのファンは要注目である。

 

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●本作をプレイするモチベーションは?

 

 人によっても異なるが、筆者の場合、本作を楽しむ際のモチベーションの核は「集めたい、揃えたい」という気持ちである。もちろん、自分の好きなクルマでただひたすら走るだけでもモチベーションは上がるのだが、走っているうちに「トロフィーを全部獲得したいなぁ」という筆者のようなタイプを筆頭に、「全コースのAIドライバーをSランクにしたい!」だとか、「クルマを全部集めたい!」などの欲求が高まる人も多いだろう。“ミッションにチャレンジ”に関しては前回のインプレッションでも触れたのでそちらを参照していただくとして……モチベーションが手に入る要素として、AIドライバーレベルを上げるという方向性もアリだ。コースは全部で72種類あり(現段階で!)、そのコースの数だけAIドライバーレベルが存在。ひとつのコースのAIドライバーレベルをDからSまで引き上げようとするだけで、筆者の体感で6回はレースを行わなければならず、なかなかハード。だが、腕前がそれなりであればそこまで苦戦することのないバランスに設定されているところは非常に評価できる。また、どのクルマでレースに挑んでも好成績ならAIドライバーレベルが上がるので、新たに手に入れたクルマをいろいろなコースでブイブイ走らせているだけでも、実績的には向上していくというゲームバランスも優れていると感じた。

 

さらに言えば、それらの走りを保存できるのも筆者はお気に入りだ。何度も走行しているうちに、自画自賛できるような走りができたらすぐに保存。筆者はそれを、レースゲームをまるで知らない知人のライターに「ほら、美しい走りだろう?」と見せつけ、毎回微妙な顔をされるわけであるが、これをクルマ好きどうしで楽しめれば、より盛り上がれることは間違いない。もちろんアドホックレースで対戦するという、直接的な楽しみかたもあるのだが、筆者のような楽しみかたもアリだと思うわけである。相手は迷惑かもしれないが。


 

●難しいからこそやりがいがある!

 

『グランツーリスモ5 プロローグ』ではオンラインランキングに登録するなどして楽しめたドリフトトライアルは健在。本作に関しては、携帯ゲーム機であるがゆえに、いわゆるハンドル型のコントローラーなどで楽しむことができず、ドリフト中のクルマのコントロールはなかなかシビア(とくに舵角調整とアクセルワーク)。もうこればかりはどうにもならないのだが、本来ドリフトというものはクルマを非常にコントロールしにくい状況に意図的に追い込み、それをコントロールしきるからこそ評価されるものでもある。だから、まあ多少シビアでもしかたがないのかな? とは思うが、リアルな操作感覚でドリフトを楽しみたいのであれば、ハンドル型のコントローラーを手に入れて『グランツーリスモ5』が発売されるのを待つしかないだろう。

 

ただし、本作に大量に収録されているクルマのなかには、ものすごくドリフトをしやすいクルマも収録されている(筆者のお気に入りは日産 オプション ストリームZ ’04)。ドリフトをするにはセッティングがムズかしかったりもするのだが、明かにドリフト向きのクルマを用意することにより、そのへんのフォローはしているようだ。どうにも上手くドリフトできないという人は、前述のクルマなどを使って試してみよう。ただし、ふつうのサーキットを走るにはあまり適していないと感じたので、資金に余裕ができたら……にするといいかもしれない。

 

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●尋常じゃないクルマ愛

 

 最後になるが、クルマ11台に用意された“詳しい情報”について述べたい。筆者的にはこれこそが走りの部分以外で『グランツーリスモ』が『グランツーリスモ』たるものだと思っている。相変わらず、そのクルマ説明するための文章が異常にマニアック! “詳しい情報”なんていう、ゆるめの言葉では片づけられない! クルマの性能表の隣に添えられた100パーセントクルマファンに向けた“素人さんお断り”レベルのムチャクチャ濃ゆい内容なのだが、この文章を見ると筆者は「ああ、『グランツーリスモ』だなぁ」と感じるのである。そんな文章が800台分以上あるのかと思うと、少なからず文字を書くことによって生計を立てている立場としては、感動よりも恐ろしさが上回るのだが……。ただ、その文章から感じられるのは、とにかく尋常ではないクルマ愛。カタログだけに留まらないこれらの情報の凝縮は、PSPになっても何も変わっておらず、シリーズを追いかけてプレイしていた筆者としては、安心した次第である。スタッフの皆さん、お疲れ様です。

 

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著者紹介
齋藤モゲ

週刊ファミ通に在籍していたこともあるフリーライター。クルマを購入、維持するために電車の便が比較的いいとされている都内にも関わらず、最寄駅から徒歩25分クラスの物件をチョイスして引っ越し。そこで貯金を叩いてしまったために、またクルマの購入が遅れてしまったという次第。現在の愛車は原付だが、最近はクルマよりさきにレーサーレプリカのバイクでもいいんじゃないかと悩み中。

 
 

※『グランツーリスモ』公式サイトはこちら

 

(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. Produced under license of Ferrari Spa. FERRARI, the PRANCING HORSE device, all associated logos and distinctive designs are trademarks of Ferrari Spa. The body designs of the Ferrari cars are protected as Ferrari property under design, trademark and trade dress regulations. ※画面は開発中のものを含みます。

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