携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ゲーム> PSPでリリースされた『グランツーリスモ』の魅力に迫る

PSPでリリースされた『グランツーリスモ』の魅力に迫る
【プレイ・インプレッション】

2009/10/2

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●『グランツーリスモ』がPSPで何を体感させてくれるのか?

 ついにリリースされたPSP版『グランツーリスモ』。リアルなドライビング感覚と多彩なやり込み要素、そして数多くのコース、車種、レイアウトと、シリーズの持つ魅力を存分に詰め込んだ作品となっている。そんなPSP版『グランツーリスモ』をドライビングゲーム大好きライターの齋藤モゲがイチ早くプレイ。これまでにも数々のレースゲームのインプレッションを書いてきた齋藤モゲが感じたPSP版『グランツーリスモ』とは……!?

●PSP×グランツーリスモの感触

 

 日本における代表的ドライビングシミュレータがいよいよプレイステーション・ポータブル(以下、PSP)という携帯機で発売されるとあって……個人的には少々不安だった。べつにPSPのスペックをナメているわけじゃあない。だが、事前情報として“800台以上の車種が収録されている”だとか、“70レイアウトのコースがある”だという話が耳に入ってきているのだ。そもそも、ゲームというものは基本的に容量との戦いとなる場合が多い。プレイステーション版の『グランツーリスモ2』はディスク2枚組で500車種600グレードと言われていたのだから、本作に入っている台数は正直いって常軌を逸している。つまり、容量との戦いの果てに、何かを捨てているのではないか? と感じて不安になっていたのである。

 

 ところが、だ。捨てたポイントがなかなか見当たらないくらい、よくデキているわけである、この『グランツーリスモ』ってやつは。

 

gt01
gt02

 

 まずは操作感。ワイヤレスコントローラやデュアルショックに慣れていた身としては、アナログパッドには当初、違和感を持つ。だがホンの少し(“ミッションにチャレンジ”のA-1からB-6までを終えるくらい)経てば、+ボタンのアップグレード的な感覚でコントロールできるようになった。じつは筆者はコースやミッションなどによって8:2くらいの割合で+ボタンとアナログスティックを使い分けていた派。本作のアナログパットでの操作は、+ボタンに似た感覚を持ちつつ、左の親指が痛くなりづらい。パッと遊べてパッと終われる携帯機のコンセプトとは真逆なんだけれども、長時間遊ぶにはこれがイイ。

 

 そして視点だ。本作の視点はボンネットの先端にあるような主観的カメラ視点、ドライバーズビュー、屋根の後方若干高め(ワゴン車の運転席くらいの高さ)の位置からクルマのボンネットだけが見えるビュー、そしてクルマを真後ろから見る視点の4種類。感想としては「ほほぅ、4種類も入れたか」である。さすがに車内のインテリアにまでは容量を割けないようで、暗くしてごまかしている感はあるものの、ドライバーズビューまでよく手を回したと感心する。ただ、PSPの特性上、後方視点よりも主観的カメラ視点や屋根の後方高めの視点のほうが遊びやすいと感じた。やはり通常のテレビに比べると画面が小さいため、スピードが上がってくると、さきのコーナーを凝視しやすいこれらの視点のほうが便利だからだろう。

 

 そうそう、オプションで表示の切り分けができるドライビングラインに関しても、デキがいいポイントのひとつ。クルマの速度によってブレーキングゾーンが可変で表示されるので、初心者でも遊びやすい環境を作っているのだが、これも容量を食いそうなのに(実際はどうだかわからないが)よくぞ入れたなぁ、と驚嘆した。“ミッションにチャレンジ”を遊ぶときに役立つが、実際にゴールドトロフィーを獲得したときには、ドライビングラインと異なるラインを走ったり、ブレーキングの指示のあるところでアクセルを緩める程度で走ったりしている。まさに参考ラインとして活用するもの、と考えるのがよさそうだ。

 

 最後になるが、クルマの挙動に関して。もはやお家芸といった感じのドライビングフィールはバッチリと再現されており、PSPだからといって遜色があるものではない。これまでの長い歴史の中で培われた技術が本作にもしっかりと息づいており、ブランドイメージを守り抜いている。

 

gt05
gt10

 

 

●“ミッションにチャレンジ”にチャレンジ

 

 『グランツーリスモ』シリーズでおなじみの、教習所などの体をなしていることが多かったアレは、“ミッションにチャレンジ”という名前となった。既定のエリアを指示どおりに走り、目標タイムをクリアーしていくという基本的な要素は何も変わっていない。ミッションは全54種類。すげえ多いっ! 正直、もっと控え目な数になっていると想像していたのだが、どうやらここでは手を抜かないらしい。模範走行を音声ガイドつきで見られる点は高く評価するが、できれば視点を変えて、模範走行でどんなドライビングをしているかも見せて(盗ませて)ほしかったところだ。まあ、実際の走行中にドライビングラインを表示することがそもそも大きなヒントなので、そんなに欲張る必要はないのだが……。

 

gt06
gt07

 

 筆者は毎度、この手のミッションクリアー的モードから始め、なおかつすべてのミッションでゴールドトロフィーを獲得しないと気が済まない性質なので、早速“ミッションにチャレンジ”からスタート。本作のトロフィーのご褒美はド直球! クレジットだ。要はこのクレジットをミッションクリアーやレースの勝利で貯めて、いっぱいクルマを買ってくださいよ、ってことらしい。事実、本作で獲得したクルマに関しては2010年3月に発売が予定されている『グランツーリスモ5』に移行できるということ。非常に楽しみだし、いっぱいクルマを買っておこうと思う。

 

gt03
gt04

 

 さて、実際に“ミッションにチャレンジ”を遊んでみた感想は「相変わらずだなぁ」というものだった。徐々にドライビング技術を学んでいけるプロセスに関しては何の問題もない。ちょっと気がかりだったのは、過去の『グランツーリスモ』シリーズ同様、妙にゴールドトロフィーを取りやすいミッションと取りにくいミッションがある、ということ。「ブロンズトロフィーでもいいよ!」っていう人にはまるで問題がないのだが、ガチでゴールドトロフィーを狙いにいくような人(そんな人は過去のタイトルも遊んでいるから覚悟しているだろうが)は、この点に気をつけて遊んでいただくといいだろう。まあ、この難易度の感覚は人によっても異なるので、何とも言えない部分ではあるのだが。ちなみに筆者は、特権で発売日2日まえから遊んでいるので、すでにF-3まではすべてゴールドトロフィーを獲得。個人的に難関だったF-1を昨晩クリアーできたので、本日中にはなんとかFブロックを制覇しておきたい気分だ。

 

 語れることはまだまだあるのだが、今回はこのあたりで。次回はシングルレースやドリフトトライアル、そしてクルマのアレコレについて語りたいと思う! 担当編集の意向を無視して、勝手に続きます!!
 

gt08
gt09

 

著者紹介
齋藤モゲ

ホンダ シビック(お安い23L)、日産 パルサーGTI-R(RNN14)、日産 スカイラインGTR(R32)と乗り継いだが、ガソリン高騰の余波をモロに喰らい、現在はヤマハ JOG(CY50・原チャリ)に乗る元週刊ファミ通編集者。JOGはコダワリを持って2ストロークエンジンの原付にしてみたものの、そこまで速くなくてガッカリ。つぎに乗るクルマは、いままで乗ったことのないロータリーエンジンか水平対向エンジンを積んだクルマを予定。あ、でもMRとかRRって駆動形式もお試し以外、乗ったことない! ていうか、最近RX-7(FD3S)とかけっこう狙い目なんじゃな(以下略)。


(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. Produced under license of Ferrari Spa. FERRARI, the PRANCING HORSE device, all associated logos and distinctive designs are trademarks of Ferrari Spa. The body designs of the Ferrari cars are protected as Ferrari property under design, trademark and trade dress regulations. ※画面は開発中のものを含みます。

【プレイ・インプレッション】の関連記事

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

その他のニュース

1980年代の台湾を舞台にしたホラーゲーム『還願 Devotion』が本日(2月19日)Steamにて配信開始、『返校 Detention』の開発チームによる意欲作

Steamにて『還願 Devotion』が配信を開始した。なんか気になる文字の並びだな……と思ったあなたは正解! 日本でも人気を博したあのホラーゲムの開発チームの第二作目です。

召喚獣に関するシステムが大幅にリフレッシュ! “【2019.2.19】DFFアーケード&NT合同公式生放送”まとめ

AC版では召喚ゲージに関するシステムが変更され、召喚獣ごとに召喚ゲージの溜まる速度と、攻撃力が変化するように。そのほかのさまざまな情報も。

『星と翼のパラドクス』新機体“スクラッパー”が追加! “スクラッパーミッション”&“ダブルコンティニューキャンペーン”も開催

『星と翼のパラドクス』2019年2月20日のアップデートにて、新機体“スクラッパー”の追加とダブルコンティニューキャンペーンを開催!

『夢現Re:Master』発売日が6月13日に決定! ディレクター・みやざー氏からのコメントも

2019年早春発売予定だった『夢現Re:Master』の正式な発売日が2019年6月13日に決定した。

『Days Gone』の魅力が詰まった巻頭特集!崩壊した世界でくり広げられる極限のサバイバルとは!?【先出し週刊ファミ通】

週刊ファミ通2019年3月7日号(2019年2月21日発売)では、2019年4月26日発売予定のプレイステーショ ン4用ソフト『Days Gone(デイズ・ゴーン)』の巻頭特集をお届け!

PS4が国内発売から5周年! 関係者へのインタビューやニュース、データで振り返る【先出し週刊ファミ通】

2019年2月22日に国内での発売5周年を迎えるプレイステーション4。その足跡を振り返る。

『ルルアのアトリエ』どこよりも早く遊べる体験版(Switch/PS4)が付属&表紙は岸田メル氏描き下ろし! 22ページ総力特集【先出し週刊ファミ通】

2019年2月21日発売の週刊ファミ通には、『ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜』のファミ通独占先行体験版のDLコードが付属。表紙を飾るのは、岸田メル氏による描き下ろしイラスト!

Tokyo RPG Factoryの新作アクションRPG『鬼ノ哭ク邦』の魅力に迫る! 開発者インタビューも掲載【先出しファミ通】

『いけにえと雪のセツナ』、『LOST SPHEAR(ロストスフィア)』を手掛けた、“普遍的なRPGの面白さ”を追求するゲームスタジオTokyo RPG Factoryが贈る新作RPGが、Nintendo Switch、プレイステーション4、PCで、2019年夏に発売されることが発表された。

DLC福袋で『ルルアのアトリエ』体験版&『ドラゴンズドグマ オンライン』のアイテムをゲット!【先出し週刊ファミ通】

週刊ファミ通2019年3月7日号(2019年2月21日発売)のダウンロードコンテンツ福袋の中身をご紹介! 今回は2アイテムです。

『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX』ガールズもパンツァーも盛りだくさんの発売記念特集!【先出し週刊ファミ通】

週刊ファミ通2019年3月7日号(2019年2月21日発売)では、さまざまな追加要素を加えて新発売となる『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX』の発売記念特集を掲載!