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「『MGS4』よりイケています!」小島監督が『MGS ピースウォーカー』に自ら太鼓判
【TGS2009】

2009/9/24

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●『MGS3』ファンは見逃せないストーリーに

 

 KONAMIの小島秀夫監督自らが「自分で言うのも何なのですが、かなりおもしろい! 『4』よりもイケています」と自信を持ってアピールするのが、2010年発売予定のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』(以下、『ピースウォーカー』)だ。上記の発言は、同ソフトのステージイベントで冒頭に小島監督が語ったコメント。それほど自信のある作品に仕上がりつつあるというわけだ。ちなみに先ほどお伝えした『ピースウォーカー』の最新映像が公開されたのもこのイベント。このムービーをもとにステージイベントは進められたので、この記事を読むまえに、そのムービーを観ていただきたい。(最新ムービーの写真は下を参照)
 

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▲東京ゲームショウ2009で世界初公開された『MGS ピースウォーカー』のムービー。


 映像は約9分20秒というロングバージョン。これまでE3やgamescoといったイベントで公開されたものは物語に言及したものではなかったが、今回は『ピースウォーカー』の時代背景、世界観、キャラクターなどにスポットを当てた内容になっている。小島監督が「ギャグが入っていないムービーは、シリーズの中でも珍しい」と言うように、終始真面目な(?)内容になっており、前半はゲームグラフィック、後半はアメコミ調のシュールでクールなグラフィックで展開されている。

 

 『ピースウォーカー』の舞台は、『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』の物語から10年後にあたる’74年。「『3』とは直接的な関係はないが、最後にビックリすることがある」とのことで、とくに『3』のファンは期待したいところ。場所は軍隊を持たない国“コスタリカ”。当初プロジェクトが立ち上がったとき、小島監督が深く関わるつもりがなかったようだが、「’74年、コスタリカというキーワードに若いスタッフたちが尻込みしちゃって(笑)」、いまではどっぷり深く関わっているんだとか。『ピースウォーカー』は『MGS』シリーズのナンバリングタイトルではないものの、真の意味でシリーズのDNAを継承している作品と言えそうだ。


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▲ステージでは『ピースウォーカー』のキーワードをピックアップしながら進行。’74年の出来事などを振り返った。小島監督は当時小学5年生で、「いまの小島秀夫ができたのがそのころ」とし、小説などを執筆していたという。


 気になるストーリーは、コスタリカに武装勢力が跋扈している状況を打破すべく、ネイキッド・スネークに助けてもらいたいとの依頼が来たところから始まる。’74年といえば、米ソの冷戦のまっただ中。米ソがどんどん核兵器を増やしている状況下での物語となり、核抑止力とはいったい何だったのか? なぜ軍隊はなくならないのか? そういうった現実世界の世界情勢をも学習し、考えさせられる内容になっているという。小島監督は「ストレートなストーリー展開」とは語っていたが、『MGS』シリーズの歴史に現実世界の歴史を絡めた骨太なストーリーになっていることは間違いないだろう。ちなみに現在のところ音声収録は、無線シーン以外のところが終了しているとのことで、その台本の厚さは「『MGS4』とほぼ同じボリューム」(小島)なんだとか。これだけでもいかに濃密な物語が展開されるかがうかがい知れるはずだ。

 

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▲ネイキッド・スネークの声を務めるのは、当然大塚明夫氏。「台本を読んで、泣けました。下手な人でも上手な人に助けてもらえるシステムなので、皆さんもぜひ遊んでみてください」とコメントした。

▲初代『MGS』でリキッドが真似をしていたミラーの若かかりしころの姿。杉田智和氏が声を担当する。「いつでもどこでも『MGS』が遊べる。いつもスネーク気分を味わってほしい」と語った。


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▲本作のヒロイン、ラ・パスは水樹奈々が担当。水樹奈々は「『MGS』シリーズに出演できて感激しています!」とコメントを寄せた。

▲ガルベスは大塚芳忠が声を担当。

▲MC役を務めていた菊地由美が担当するストレンジラブ。小島監督いわく「とんでもない謎のキャラクター」なんだとか。

▲『MGS』シリーズになじみの深い井上喜久子が本作で担当するのはチコという少年。井上は「最近珍しい少年役。純粋な心を持っていて、セリフを入れていてグッときました」と語った。


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▲女戦士のアマンダ。チコのお姉さんで、かなり力強いキャラクターなんだとか。

▲どこかオタコンを彷彿とさせるヒューイ。「皆さんの想像どおりのキャラ」(小島)らしく、声優の田中秀幸には「おしっこを漏らしたときのオタコンのような感じで」とオーダーしたんだとか。

▲「ホットなコールドマン」(小島)の声は麦人が担当。かなり重要な役割のキャラクターという。

▲名前からするとフランス人らしき、セシール。本作のセクシー担当らしく「ふ〜じこちゃ〜ん」(小島)という感じとのこと。


 この『ピースウォーカー』のステージイベントは、2009年9月25日正午、26日午後2時15分、27日午後4時にも開催予定。25日と26日にはキャラクターデザインの新川洋二氏が、27日には本作に声優として参加している大塚明夫、井上喜久子、水樹奈々、杉田智和らがゲストとして駆けつけるということだ。『MGS』シリーズファンだけでなく、声優陣のファンも見逃せないイベントになりそう。もちろんファミ通.comでもその模様をお届けするので、楽しみにしていてほしい。

 

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