携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ゲーム> 【動画追加】ドイツの地に小島監督が登場! 『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の“Co-op”(協力)プレイ搭載を発表

【動画追加】ドイツの地に小島監督が登場! 『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の“Co-op”(協力)プレイ搭載を発表
【gamescomリポート】

2009/8/20

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●『Pro Evolution Soccer 2010』の詳細も明らかに
 

DSC_4909

▲KONAMIのカンファレンスはgamescom会場内のホールで行われた。

 ヨーロッパ最大級のゲームイベント“gamescom”が、現地時間2009年8月19日にドイツのケルンで開幕した。これに合わせて、KONAMIがプレスカンファレンスを開催。欧州のゲームファンに向けて、新作タイトル群を紹介した。

 

 カンファレンスはiPhone、iPod Touch向けタイトル『KRAZY KART RACING』の紹介からスタート。同作はタッチスクリーン、ワンタッチコントロールなどを最大限に利用したレースゲームで、最大6人までのマルチプレイヤーにも対応した作品だ。続いてスクリーンでは『サイレントヒル』シリーズの最新作、『Silent Hill: Shattered Memories』が上映に。シリーズ第1作目のリメイクで、Wii、プレイステーション2、PSP(プレイステーション・ポータブル)での発売が予定されている。
 

KKR_1

KKR_2

KKR_3

KKR_4

▲iPhone、iPod Touchで楽しめるパーティーレーシングゲーム『KRAZY KART RACING』。近日中に配信開始予定だ。

 

0001

0003

0007

0005

0016

0018

0019

0023

▲『Silent Hill: Shattered Memories』は、三人称視点のアクションシューティングゲーム風のシステムで、臨場感がアップ。画像は上段がWii版、下段がPSP版となっている。

 

 ここで壇上には、欧州でも絶大な人気を誇る小島秀夫監督が。盛大な拍手に迎えられながら登場した小島監督は、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』(2010年発売予定)について語り始めた。

 

 「ケルンでgamescomに参加できることを誇りに思います。“GC(Games Convention)”もいいショーですので、gamescomもワクワクするヨーロッパのショーになってほしいですね。成功してくれれば、またドイツに来る理由が増えますから(笑)」と、ジョークを交えながらプレゼントをスタートした小島監督。『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』が『メタルギア ソリッド』シリーズの完全な続編であることや、プロデュースだけでなく、ゲームデザインおよびストーリー、監督も担当していることなどを改めて紹介したのち、なぜ続編をPSPで出すのか? という理由について言及した。「携帯ゲームは持ち歩くことができ、いつでもゲームの世界を存分に探索したり、友達と対戦したり、協力プレイをすることができます。電車、車、カフェなどで、急いでいるときでも楽しめる。また、いまや音楽、写真、映画、電話などもすべて携帯が普通のことになっており、それがなければ不便を感じることでしょう」(小島)。いつでもどこでも『メタルギア ソリッド』をプレイしてほしい、それが携帯機で続編を出すいちばんの理由だという。


DSC_6531

▲小島監督が登場! シリーズ最新作『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の新要素を発表した。

 

 続けて小島監督は、本作にCo-op(協力)プレイが搭載されることを発表。「PSPの協力プレイというと『モンスターハンター』シリーズを思い浮かべるかもしれませんが、この作品でするのはハンティングではありません。仲間といっしょに行動しつつ自分を守るという、これまでの『メタルギア ソリッド』シリーズにはなかった新しい緊張感が楽しめます。従来のステルスゲームとは違った体験です」(小島)。そう語ると、最新のゲームトレーラーを上映した。

 

 映像は古代の遺跡を思わせるエリアに進入を試みるスネークの姿を映し出すところからスタート。その直後にスネークは敵に発見され、激しい攻撃を受けてあわやという状況になる。しかし、ここでもうひとりのスネークが登場し、倒れ込むスネークに蘇生を試みるのだ。続いてのシーンはふたりひと組でのスニーキング(潜入)ミッション。大きめのダンボールにふたりで潜り込み敵をやり過ごしたり、閉じるシャッターをひとりが押さえているあいだにもうひとりがくぐり抜けるといった、いままでにない新アクションがつぎつぎと明らかになった。ラストシーンは4人でのCo-opプレイ。ふたりが盾になっているあいだにほかのメンバーを蘇生する姿や、見事な連携プレイで戦車を破壊する様子など、これまたCo-opならではのアクションが盛りだくさんの内容に。また映像の最後では、戦車型のダンボールにスネークたちが乗り込んで(?)敵陣へ向かう姿、並んで歩くスネークのひとりが連れ去れる……という、小島監督らしいユーモアを散りばめた場面も登場。笑いと歓声、盛大な拍手の中、『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』のトレーラー上映は終了となった。
 

GC2009_PW001

GC2009_PW002

GC2009_PW003

GC2009_PW004

GC2009_PW005

GC2009_PW006

GC2009_PW007

GC2009_PW008

 

GC2009_PW009

GC2009_PW010

 

 

▲これまでにない協力アクションを実現する『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』。戦車型ダンボールの効果は?

 

 

DSC_5332
DSC_5347
DSC_5349

▲小島監督らしいユーモアに満ちた締めに、会場からは笑いが。

 

 

DSC_6544

▲小島プロダクション指揮のもと、人気アクションのシリーズ最新作を手掛けるコックス氏。

 続いては小島監督の紹介を受けて、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『キャッスルヴァニア 〜ローズ・オブ・シャドウ〜』(2010年発売予定)のプロデューサーを務めるKonami Digital Entertainment GmbHのデイヴ・コックス氏が登壇。同作はKONAMIの看板アクション『キャッスルヴァニア』シリーズの最新作で、小島監督率いる小島プロダクション指揮のもと開発されている。コックス氏は「小島プロダクションの指揮下にあるということは、非常にすぐれたものを作らなくてはならないということであり、小島さんがボスであるということは実現しなくてはならないということだ」と、開発にかける意気込みを披露。前作までを知らなくてもゲームプレイやストーリーが理解できる、間口の広い新シリーズであることを強調した。
 

CV_LOS_gamescom_1

CV_LOS_gamescom_2

CV_LOS_gamescom_3

CV_LOS_gamescom_4

CV_LOS_gamescom_5

CV_LOS_gamescom_6

CV_LOS_gamescom_7

CV_LOS_gamescom_8

▲2009年6月のE3でサプライズ発表された『キャッスルヴァニア 〜ローズ・オブ・シャドウ〜』。今回新たなゲーム画面などが明らかになった。


 カンファレンスのラストでは、欧州でも人気のサッカーゲーム『Pro Evolution Soccer』(日本では『ウイニングイレブン』)シリーズ最新作、『Pro Evolution Soccer 2010』が登場。登壇したシリーズの統括プロデューサーを務める高塚新吾氏は、本作が「ユーザーの声に耳を傾けて作った」タイトルであると説明。今回の発表に先立って、欧州のゲームメディア向けに評価用のバージョンを配布して、“リスニング”、“ラーニング”、“インプルービング”という3つのコンセプトをもとに綿密な調査を実施したことを明かした。

 

 高塚氏は評価版を遊んだ人からの意見をもとに、選手のモーションを300個以上追加したことや、キーパーの反応のさらなる向上、従来までの8方向移動から全方向移動への進化といった改善を加えたと紹介。また、「リアルフットボールを追求してほしい」という意見を受けて、新たなフォーメーション設定システム“プレイスタイルカード”を導入したことも明らかに。これらは、gamescomに出展されているバージョンに反映されているとのことで「プレイして実感してください」(高塚)と、カンファレンス参加者に呼びかけた。
 

DSC_6563

▲事前に行った“リスニング”、“ラーニング”、“インプルービング”の手応えを語る高塚氏。


 ゲームのトレーラー上映終了後に高塚氏は、“リスニング”、“ラーニング”、“インプルービング”というコンセプトは今後も継続していくと語り、「ファンと直接話し合える機会を増やして、よりよい作品を作りたい」とコメント。最後に『Pro Evolution Soccer 2010』のプレイステーション3およびXbox 360、PC版が2009年10月22日に、プレイステーション2とPSP(プレイステーション・ポータブル)版が2009年11月5日に、Wii版が2009年11月19日に欧州で発売予定であることを発表した。なお日本での発売時期に関しては現状未定だが、欧州発売からそれほど遠くない時機を目指して開発中とのことだ。
 

PES2010_090619_press_03

PES2010_090619_press_04

PES2010_gc_BARvsMAD

PES2010_gc_MADvsBAR

PES2010_090619_press_01

PES2010_090616_02

PES2010_gc_CL01

PES2010_gc_ELcup

game_plan02_2

CL_online_compeList

ONL_commuList_win

ML_sponsor_win

▲ファミ通.comではのちほど、会場で出展されていた『Pro Evolution Soccer 2010』の体験リポートをお届けする予定だ。

 

 

※KONAMIの公式サイトはこちら

 

【gamescomリポート】の関連記事

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

その他のニュース

iOS版『バイオ ヴィレッジ』『RE:4』インタビュー。狙いは新規市場の開拓。ユーザーからのフィードバックを活かし、さらなる完成度の向上を目指す【TGS2023】

iPhone/iPad版『バイオハザード ヴィレッジ』の発売日が2023年 10月30日(月)に決定。また年内には『バイオハザード RE:4』も同様の形式でリリースされることが明らかに! これらの開発の経緯を、インタビュー形式で開発陣にうかがった。

東京ゲームショウ2024開催決定。開催日は2024年9月26日(木)〜9月29日(日)、リアル会場は幕張メッセを予定

2023年9月21日〜9月24日の期間に開催された東京ゲームショウ2023(TGS2023)。ゲームショウの閉幕に合わせて、つぎの東京ゲームショウ2024の開催予定が発表された。

東京ゲームショウ2023、総来場者数は24万3238人。コロナ禍前の2019年には及ばなかったものの同等の数値まで回復【TGS2023】

2023年9月21日〜9月24日まで、千葉県・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2023(TGS2023)。会期4日間のリアル会場総来場者数が発表された。

探索型科学アドベンチャー『ノナプルナイン』10年以上の開発期間からにじむ執念のような濃密さ。開始3分で少女の頭が吹っ飛んじゃった……【TGS2023】

東京ゲームショウ2023のインディーゲームコーナーで濃密なアドベンチャーゲームをプレイした。その名も『ノナプルナイン』。

映画『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』2024年2月16日に公開決定。予告映像が解禁。監督・脚本はアニメ1〜3期監督の満仲勧が担当

映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』について公開日が発表。2024年2月16日に全国公開される。

戦国シミュレーション『天下統一SSB』Switch/PS/Steam版が発売決定。戦国武将の1人となり己の野望を目指す『天下統一』シリーズ最新作

システムソフト・ベータは、戦国シミュレーション『天下統一SSB』NintendoSwitch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、PC(Steam)版の発売決定を発表した。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』エンディングテーマ『Reason』玉置成実さんがデビュー20周年を記念してMV公開【YouTubeでアニソン】

本稿ではYouTubeで視聴できるアニソンを1曲選び、楽曲やアーティストにまつわるちょっとした情報をご紹介します。今回は玉置成実さんが歌う、人気アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のエンディングテーマ『Reason』です。

オリジナル生物創造ゲーム『Adapt』で繁殖行動をしたいがキモすぎて逃げられる【TGS2023】

東京ゲームショウのインディゲームコーナーでは暴れん坊みたいなゲームと出会うことがある。『Adapt』がそれでした。

アニメ『このすば』3期の特報PVが公開。アイリス(声:高尾奏音)、クレア(声:矢作紗友里)など追加声優情報も明らかに

2024年放送となるテレビアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!3』(このすば)の特報PVが公開された。また、アニメ初登場となるアイリス役を高尾奏音さん、クレア役を矢作紗友里さん、レイン役を上田麗奈さんが担当する。

【マギレコ】『まどマギ』前日譚“魔法少女まどか☆マギカ scene0”が10月3日に配信決定。新たな魔法少女“愛生まばゆ”の声優は早見沙織【マギアデイ2023】

アニプレックスは、スマートフォン向けゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(以下、『マギレコ』)のリリース6周年を記念して2023年9月24日に開催したトークイベント“Magia Day 2023”で、“魔法少女まどか☆マギカ scene0”(以下、“まどマギ scene0”)の最新情報を公開した。