HOME> ゲーム> 今井麻美がゆったりと4曲を熱唱! 『THE IDOLM@STER RADIO LONG TIME』発売記念アコースティックライブ開催
●今井麻美初のアコースティックライブ
2009年8月9日、東京のHMV渋谷店にて、『THE
IDOLM@STER RADIO LONG TIME』(以下、『LONG TIME』)のCD発売を記念した、人気声優・今井麻美によるアコースティックライブが開催された。このCDは、ラジオ大阪やニコニコ動画のニコニコアイマスch“たるき亭”で、2009年7月いっぱいまで放送された人気ラジオ番組『THE
IDOLM@STER RADIO』から誕生したもの。同番組のパーソナリティーであり、このCDに歌手としてだけでなく、楽曲制作に“ナンチャラエグゼクティブプロデューサー”としても深く関わった今井麻美は、8月上旬から大阪、名古屋、東京・秋葉原と発売イベントを行っており、8月9日がイベントの最終日となっていた。
▲HMV渋谷店のイベントスペースは、多くのファンでいっぱいに。大半を男性ファンが占める中、女性ファンの姿も。 |
CDのジャケット写真を彷彿とさせるバラの髪飾りをつけて登場した今井は、これまでこなしてきた大阪、名古屋、秋葉原でのイベントについて報告。自身が夏に多数のイベントを行うことから、「皆さんからおたよりなどをたくさんいただきまして。何より私の“身体が心配です”と(笑)。スタッフにも人生でこんなに手厚く扱われたことはないんじゃないか? というくらい、至れり尽くせりの対応をしていただき、無事に喉をつぶすこともなく最終日を迎えられました」(今井)と、元気にイベントをこなしている姿をアピールした。
▲今井は、トーク中うしろの観客も姿が見えるように配慮し、立ちながらトークをしていた。 |
イベントは、CDのサウンドディレクターを務めた宮垣憲一郎氏によるアコースティックギターの伴奏つき。「生演奏でさえ人生で1度か2度、ましてやアコースティックライブは生まれて初めて」(今井)という今井は、「ハラハラドキドキしています」(今井)と言いつつも、終始笑顔を交えながら歌声を披露。1曲目に歌ったのはは、ボサノバ調の『7
colors』。ゆったりとした歌いかたに、自身も「この歌を歌うとおだやかな気持ちになれますね。トークもいつもより100分の1ぐらいのテンションになれるかな。いつもはこの100倍でお届けしています(笑)」(今井)と語っていた。
▲イスに座りながら、リラックスした状態で歌を披露。ときおり、リズムに乗るようにゆっくりと身体を揺らしていた。 |
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▲ゆったりとした歌でも、伸びのある力強い歌声は健在。観客は、しみじみと聴き入っていたようだ。 |
続いて、2曲目に歌ったのは『てがみうた(HMV
今井麻美ソロバージョン)』。CDでは、たかはし智秋とともに歌った楽曲だが、伴奏を務める宮垣氏による作曲ということもあり、「2、3日まえにこれも歌いたいと決めた」(今井)と、ソロバージョンを初めて披露した。笑顔たっぷりに穏やかに歌い上げ、曲の終盤では観客といっしょに“ぺったんぺったん♪”と歌う場面も。楽曲披露後には「幸せな気持ちになれる曲」(今井)と感想を口にした。
3曲目は、今井麻美の真骨頂とも言えるバラード曲『ギフト』。「曲調が曲調だけにアコースティックでできるのかなと思った」(今井)という同曲を、それまでのゆったりと歌った2曲と違い、力強く、そして情感たっぷりに歌い上げた。『LONG TIME』から3曲を披露したあと、最後に歌ったのは同CDに関する取材の中で、記者からアコースティックライブで聴きたい曲としてリクエストされたという『遠い音楽』。『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 03』に収録された曲であり、’90年に音楽ユニット“ザバダック”が歌ったもののカバー曲でもある。如月千早として収録した同曲を、「こんな機会、ひょっとしたら2度とないかもしれないから」と生で初披露。思わぬサプライズに、会場にいたファンはじっくりと聴き惚れていた。
以上の4曲を披露し、会場中からの大きな拍手の中、ライブは幕を閉じた。続いて行われたのは、観客が見守る中での、マスコミ向け公開取材。以下に、その取材で行われた一問一答を掲載。
――初めてのアコースティックライブを終えての感想をお願いします。
今井麻美(以下、今井) 最初はどっちかというと、私にできるのかなとか、そんなおこがましい……といった、恐怖心のほうがちょっと強かったんです。私はわりとドジっ子なので、私にできるのかなと思っていたんですが、やってみたらすごい気持ちよかったですね。アコースティックギターの音が大好きなので、すごく心地よく歌えました。
――『アイドルマスター』のライブは何度も出演されていますが、今日のライブはいままでと違いますか?
今井 違いますね。ふだんの私はわりとこういうボヤーっとした感じなんです。ただ、ラジオの前や皆さんの前ではキーキー言ってる印象が強いのかなと(笑)。それが、アコースティックだと自分の内面がすごい引き出される感じがして、穏やかな気持ちで歌えますね。
――数々のビッグアーティストや有名ミュージシャンが立たれている、HMV渋谷店のステージに立った感想は?
今井 ふつうにお客さんとしてよく来ているので、なんか不思議な感じです。この一連のイベントがスタートするまえに、CD発売記念イベントとしていろいろなお店を回ると教えていただいたのですが、その中にHMV渋谷店さんがあって、「見間違いかな?」って目をこすったりして、「ここ、私がよく行くところですか?」と聞いちゃいました(笑)。(バックのロゴ入りボードを見つつ)これ、テレビで見たことありますよね? さっきも「テレビで見たことある!」って、すごい興奮しちゃいました。……素人か、私は(笑)。
――『LONG
TIME』の発売イベントも佳境に差し掛かりましたが、ここまでを振り返っていかがですか?
今井 最初にスケジュールを見たときは、「私を殺す気か」と思いました(笑)。じつはひとりでいろいろなところへ、買ってくださった方に直接お礼をして回るというのが初めてだったんです。だからイベントが始まるまでは、どんな風になるかイメージが湧かなくて不安もあったんですが、1日目の大阪に来てくださった皆さんがすごく温かくて。しかも、私のテンションを最大限に引き出してくださるような方がたくさん来てくださって、「こんなに温かく迎えてもらえるような環境があるならがんばろう」って1日目で思えたので、今日まですごく楽しく来れました。冗談抜きで、私がいちばん楽しんでいたんじゃないかなと素直に思いますね。
――今後もアコースティックライブをやってみたいと思いますか?
今井 そんな、私がアコースティックをやりたいと言っても、ギターを弾いてくださる方がいないと、どうにも……。本当に私が弾くとひどいことになってしまうので(笑)。今日のように、宮垣さんが快く引き受けてくださるとか、どなたかやってくださる方がいればやってみたいなと思いますね。
――(観客に向けて)ちなみに、皆さんは今後もやってほしいと思いますか?
観客 (拍手で応える)
今井 ありがとうございます。ライブは大丈夫そうだった感じですね。よかったー。
――『LONG TIME』を買っていただいた方、『アイドルマスター』のファンの方へひと言。
今井 もともとはアイドルを育てていくゲームで、私がたまたま、「歌がいちばん大好きだ」と言い続けてきた女の子を演じさせていただいたことがきっかけで。その延長線上に今回のアルバムが生まれてきたんだと思います。これは、本当に私たちの力ではなく、『アイドルマスター』を応援してきてくださった方がいてくれたから。そのおかげで、こんなにステキなアコースティックライブができたんだと思うと、とても感慨深いです。自分がやりたいと思っても、なかなかできるものではないので、また皆さんがこういう形で望んでくれたら、ひとりではなくいろいろな方と共演したり、みんなで『アイドルマスター』アコースティックライブをやったりしてもいいんじゃないかなと。このCDは、もともと『THE
IDOLM@STER RADIO』の最後のCDということで集大成を飾らせていただいたCDでしたが、また新番組の『THE
IDOLM@STER STATION!!!』が8月5日から始まりまして、今日(※2009年8月9日)が2回目の放送になります。今日も最高におもしろいです! 自画自賛! 本当に楽しい内容になっていますので、ぜひこれからも皆さんには聴き続けていただいてほしいなと。放送2回目にしてメールが100通を超えたんです! すごくたくさん来ていますが、まだまだ私たちには物足りないと思いますので(笑)、皆さんもがんばって送ってください! ぜひこれからも『THE
IDOLM@STER STATION!!!』を応援していただいて、今度は3人で歌う機会があればいいなと思っています。
▲写真撮影中に、BGMとして流れた『また、はじめよう。』に「泣ける、これ!」(今井)と、ちょっと涙ぐむ姿も。 |
▲観客全員が見守る中での写真撮影。「照れる、恥ずかしい! みんな見ないで!!」(今井)と、ちょっと恥ずかしそうに。 |
▲宮垣氏のギターを持ちながら。弾く姿というより、ギターを紹介するような姿になってしまい、自身からも「これ何の宣伝?」(今井)とツッコミが。 |
▲「今日の衣装のテーマは?」という問いには、「夏だからと思って着てきたんですけど、歌った歌がほとんど冬をテーマにした曲だったことに、さっき気づいて、ちょっと動揺しました(笑)。あんまりふだん着ないような服なので、なんだかスースーします」(今井)。 |
THE IDOLM@STER RADIO LONG TIME |
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発売日 |
2009年7月15日発売 |
価格 |
2500円[税込] |
備考 |
Perfomed by 今井麻美、たかはし智秋 |
(取材・文:T.M photo:Daisuke
Komori)
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