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『大航海時代 Online』発表会で拡張パック第3弾『El Oriente(エル・オリエンテ)』が発表

2009/7/27

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●ついに日本を含む東アジアが実装される!

 

 コーエーは2009年7月26日、東京、青海の日本科学未来館(Miraikan)で『大航海時代 Online』拡張パック第3弾発表会を開催。2009年12月に、同ソフトの新拡張パック『大航海時代 Online  EL Oriente』(エル・オリエンテ)をリリースすることを発表した。『El Oriente』の追加内容の実装は12月のリリース時にスタートし、Chapter制で順次追加されていく。
 

▲日本科学未来館は東京湾に面した青海に位置し、しかも周囲は国際的な学術エリア。隣には船の科学館が建っているという、『大航海時代 Online』の発表会にふさわしいロケーションだ。



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 発表会は2部構成で実施され、第1部は、『大航海時代 Online』内の航海者養成学校に似せた形式で行われた。鐘の音とともに発表会がスタートし、ステージに登場したMCの女性は、航海者養成学校の制服を着用。続いてコーエーテクモホールディングス代表取締役社長の松原健二氏は校長として登場したが、その学者風の出で立ちを見た130名の一般来場者からクスクスという笑いが漏れていた。

 

 「2年まえに『Cruz del Sur』の発表会のときには嵐をご用意しましたが、今回は晴れをご用意しようと思って、準備しすぎました」(松原氏)

 

 この日は、たいへん日差しが強い夏まっ盛りの天気で、松原氏は前回の発表会の日が嵐になったことと合わせてユーモラスに挨拶。さらに以下のように続けた。

 

 「『大航海時代 Online』の舞台は500年まえから600年まえのヨーロッパですが、人類にとって未開拓のエリアは海でした。40年まえにアームストロング船長が宇宙に飛び立ちましたが、現在では宇宙が新たなフロンティアになっています。その意味で、元宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務めている、この日本科学未来館で発表会を行うのはたいへん意味のあることと思います。そしてもうひとつの未開拓のエリアはオンラインです。海とオンラインという、ふたつの未開拓のエリアに、みなさんとともに挑んでいきたいと思います」
 

▲松原“校長”の挨拶に続いてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン、プレジデントのショーン・レーデン氏のビデオメッセージが公開。レーデン氏は「現代のフロンティアはオンラインの世界。我々もプレイステーションでネットワークの世界を開拓していきます」と、松原氏の言葉と呼応するように語った。

 

 松原氏から新拡張パックのタイトル『El Oriente』(エル・オリエンテ)が発表され、映像が放映された。映像は地図上の都市を曲線でつないで船の航路を示す、『大航海時代 Online』のプレイヤーにはおなじみのシーン。一見すると、既存のオープニング映像かと思われたが、線で結ばれていったのはヨーロッパの都市でなく、マニラ、グアム……、そして、日本だった! マニラ、グアムはすでに実装されているが、日本を含む東アジアは『大航海時代 Online』では未実装の地。この映像により、『El Oriente』でついに、日本が実装されることが明らかになった。

 

 続いて映像には、隻眼の武将とポルトガルのシナリオイベントで活躍するアルヴェロが登場。アルヴェロは、これまでの映像にも象徴的に登場しているが、隻眼の武将が登場したのは興味深い。さらに、日本の城の姿なども登場した。
 

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 『El Oriente』の概要は、“ホームルーム”として、『大航海時代 Online』の運営プロデューサー、渥美貴史氏が説明した。渥美氏によると、“El Oriente”とはスペイン語で“東方”という意味で、拡張パック第3弾『El Oriente』のテーマは“東西文化の遭遇”。以下の3点がコンセプトとなる。
 

『El Oriente』のコンセプト

(1)東アジア地域の実装

(2)東アジアらしい新システムの導入

(3)ゲームシステムの刷新

 

 さらに詳細な説明は、“特別授業”と“1時限目”として開発プロデューサーの竹田智一氏が行った。竹田氏によると、日本での交易は“南蛮交易”という特殊なものになるとのことで、勝手な交易はできないという。映像に登場した隻眼の武将は伊達政宗で、政宗を含む4人の武将と親交を深めることにより、交易が可能になる。日本では、絹や茶、陶磁器など、非常に希少かつ高価な品が取引できて、ヨーロッパまで運ばずとも、近海で莫大な利益を上げられるようだ。
 

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▲渥美氏(左)と竹田氏(右)も航海者のコスプレ(?)姿で登場。ウィッグ(かつら)も着けた本格的な変装に会場は松原氏の姿以上の大きな反応を示した。

 

 “2時限目”として説明が行われたのは、冒険の要素。日本では新たな遺跡発見の対象として城が登場する。日本には数多くの城や名所が存在するので、冒険家のプレイヤーにもうれしい場所となりそうだ。発見物として、直江兼続でおなじみの“愛”の立物がついた兜が公開された。さらに、ピラミッドなどの既存の遺跡にも新たな階層が追加され、発見物や特別な生産素材、珍しい装備品が入手できるという。冒険家のみならず、生産職人、軍人にもうれしい追加になりそうだ。

 


 “3時限目”の教官として、ネットワーク2部シニアリーダーの山田倫之氏が登場。長身で体格のよい山田氏が海賊風の衣装に身を包んで登場した姿に、会場からは「オー!!」という声に続いて、山田氏に大きな拍手が贈られた。山田氏は「ガラが悪いからといって海賊ではありません」と言っていたが、あまりにもはまり過ぎたその姿に、参加者も感心していたようだ。山田氏からは、“新造船”が紹介された。『大航海時代 Online』の造船は船をそのままの状態で作るほか、ある程度の範囲内で性能を調整して作ったり、船に部品を組み合わせて特別な船を造る“ジョイントビルド”というシステムも存在する。これに、「作る職人によって大きな差が出る」(山田氏)という、新たなシステムが加わる。これは素材を自由に組み合わせる造船システムで、カスタマイズ性がこれまで以上にアップするという。“ジョイントビルド”の拡大版といったところだろうか。なお、日本で入手できる新たな船は甲板が広く、切り込みが有利な船になる。織田信長が作らせたと言われる鉄甲船なども登場するのか、興味深いところだ。

 

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 “4時限目”では、新たな白兵戦の要素、“甲板戦”が導入されることが明らかにされた。“甲板戦”は仲間とともに敵船に乗り込む戦闘で、これまでの白兵戦が1対1の戦闘だったのに対し、艦隊のメンバーとともに戦うスタイルとなる模様。軍人は武器で、商人は道具で、冒険者は罠で戦闘に貢献することになる。この“甲板戦”に合わせて、上陸地での陸上戦も大きく様変わりする。

 

 “5時限目”では、副官を船長に任命できる“副官船長”という要素が公開された。詳細が公開されたわけではないが、副官を船長に任命することにより、船の交換や、交易品の積載が可能となり、戦闘では援軍として登場してくれるという。

 

 そのほかの東アジアで実装される都市について、“6時限目”の“地理”でグラフィックが公開された。中国のジャンク船と思われる船が停泊している模様や、城市が描かれた風景が披露され、水路が発達している都市などが実装される模様。これらのさまざまな文化圏の港はChapter制で順次追加されていく。

 

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  最後に“課外授業”として今後の運営計画が明らかにされた。先に触れたように『El Oriente』の更新内容はChapter制で順次追加されるが、Chapter 1は“Zipang”(ジパング)として日本をメインとした内容が追加される予定。アップデートはプレイステーション3版とWindows版で同時に行われる。『El Oriente』のアップグレードチケットがオンラインで発売(2940円[税込])されるほか、30日分のプレイチケットが付属するパッケージソフト(6090円[税込])も用意される。
 

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 また、ベテラン航海者が新規ユーザーの手助けをするシステムとして、ベテラン航海者が自分のレベルを新規ユーザーに合わせられる“メンターシステム”の導入が予定されていることと、航海者養成学校のカリキュラム改善も検討されていることも明らかにされた。拡張パック第3弾の発売により、新規ユーザーの獲得が見込まれるが、これにより新規ユーザーがプレイしやすい環境が構築される。

 

 なお、2009年12月のリリースまえに、『El Oriente』のプレイイベントが行われる予定もあるとのこと。ゲーム内イベントなのか、リアルのイベントなのか、詳細は不明だが、久しぶりの拡張パックの導入を控えて、大いに盛り上がることが期待される。
 

▲プレス向けの質疑応答では、日本を所属国として選べるかどうかという質問が飛んだが、この質問に竹田氏が回答。「いきなり選べるということはありませんが、将来的に可能性がないわけではありません」とのこと。日本の港が実装されたときに、同盟港にできるかどうか、『El Oriente』導入後に確認してみよう。

 

▲“特別講義”として、水中考古学の権威、井上たかひこ氏がステージに。これまで井上氏が関わった水中探索の事例が紹介された。井上氏は現在、勝浦沖で黒船ハーマン号の探索に関わっているが、これまでに地中海トルコ沖で約3400年まえの後期青銅器時代に沈んだ船や、ジャマイカ、ドミニカでの海底遺跡、難破船の発掘などに取り組んできた。長崎沖で調査した元寇の船では、“てつはう”という火薬を詰め込んだ武器を発掘。内部に多くの鉄片が詰め込まれていることがわかり、大きな殺傷力を持っていることが判明。もっぱら、こけおどしに使われていたという定説を覆した。

 

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▲井上氏は第2部冒頭に行われた渥美氏、竹田氏とのトークセッションにも登場、貴重な資料を交えて水中考古学の魅力を紹介してくれた。海賊がじつは意外と民主的で、投票で物事を決めるなどの側面もあったなどの、本作ともつながるエピソードも紹介していた。ちなみに水中考古学に興味を持ったきっかけはスティーブンソンの『宝島』を読んでから、とのこと。


 第2部では、プレイヤーから集められた質問に渥美氏と竹田氏が答える“プレイヤーからの質問にズバッと答えます -Part2-”が行われたのだが、最初に提示された、もっとも多かった質問というのが「日本実装はいつですか」というもの。このことからもいかに今回発表された“Zipang”がプレイヤー待望のものだったのかがうかがえるだろう。続いて多かったのが、質問では、アイテム課金など、現状以外の課金方式を採用する可能性について。こちらはキッパリと「予定はありません」とのこと。一方、続くレベルキャップの解放についてはズバリ「あります」との回答が。『El Oriente』で上級者向けのコンテンツが入ることから、実施を予定しているそうだ。

 そのほか興味深かったものは、「どうして海藻は食料に転用できないのか」という質問に対しての回答。なんとβ版ではそのようなことも検討したという。ただし文献を調べたところ当時ヨーロッパで海藻を食べる文化がなく、船乗りたちも捨てていたため転用しないようにしたのだとか。ただし今回実装されるのが東アジア地域ということもあり、そういうレシピの登場もあるかもしれない、とのこと。

 

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▲質問には思わず会場に笑いが巻き起こるものも。

 

 続いて行われたのは、本作を紹介しているメディア3媒体から記者・編集者が渥美氏・竹田氏に質問するトークセッション。実際にプレイヤーでもある各出席者からは、さまざまな意見や体験談が聞かれた。現状上級者と初級者の交流がしにくいのではないかという意見に対しては、運営側でもそれを認識しており、それがゆえにメンターシステムを導入した部分もあるとのこと。また、生産物が偏ってしまいがちな点については、人気のものがあるのは欲しい人が見つけやすいという点でいいとはしつつも、バリエーションが出るようにはしていきたいそうだ。一方、ワールドまるごとすべての国が参加するような海戦イベントについても「ニーズがあることは理解している」としたうえで、やってみたいとのコメントが。いずれ実装される日が来るかも?

 

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▲パネルディスカッションには、ファミ通.comでブログ『のんびり漂流記』(ページはこちら)を連載中のたぐちんも出席。ちなみに某メディアからの「日本には何都市実装するんですか?」という質問には、苦渋のNG札が登場した。

 

 最後に行われたのは、抽選で選ばれたワールドの代表者対抗で行われるクイズ大会。その問題は、「リスボンにいるこの人の名前は以下のうちのどれか A.ンジンガ・ンベンバ B.ンジンバ・ンベンバ C.ンベンガ・ンジンバ D.ンベンバ・ンジンバ」、「リマとリオ・デ・ジャネイロを往復している定期船の名前は以下のどれか A.サンタ・ユリアナ B.サンタ・アニエス C.サンタ・カタリナ D.サンタ・バルバラ」といった、ちょっとぐらいプレイした程度ではさっぱりどころか、熟練プレイヤーが多くいるはずの解答者たちも思わず出題の瞬間に頭を抱える内容(ちなみに正解はどちらもA)。

 しかし各チームが競った結果、最後の“オポルト漁師まつりでの全ワールドで納品された魚の数”を選べという無茶な問題(ちなみに正解は約1300万匹)の結果、BoreasとZephyrosが同数で1位に、EurosとNotosが同数で3位に並ぶことになり、先に答えた方が勝ちとなる決勝問題へ。歴史モノまである本作らしい“天正遣欧少年使節団が日本に持ち帰ったものはなにか”(正解:活版印刷)にいち早く正解したのはZephyros。みごと沈没船から引き揚げられた本物のスペイン銀貨“Cob”コインを始めとする豪華賞品を手に入れた。

 

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▲(左)クイズ大会では、珍問・難問の数々に会場が沸いた。(右)最後は登壇者と来場者が一緒になって、新たなる航海へ向けて団結して終了。

 

※『大航海時代 Online』の公式サイトはこちら

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