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すべての謎が公開!小島監督『メタルギア ソリッド』最新作インタビュー【伏せ字解除バージョン】

2009/6/12

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●週刊ファミ通未掲載部分を盛り込んだ完全版!
 

 2009年6月2日〜4日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催されたE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)で、KONAMIの小島秀夫監督が『メタルギア ソリッド』シリーズの最新作、『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』(PSP用ソフト、発売日未定)と、『メタルギア ソリッド ライジング』(プレイステーション3、Xbox 360用ソフト、発売日未定)を発表した。ファミ通.comでは、E3の開催に先立ち、両作品に関する小島監督にインタビューを行い、2009年6月2日に“伏せ字バージョン”の記事を掲載した。今回は、その記事の伏せ字をオープンにしたインタビューをお届けする。“伏せ字バージョン”と読み比べて、自分の予想が当たったか確認してほしい。なお、赤字の部分が“伏せ字バージョン”で伏せ字となっていた部分となる(週刊ファミ通6月19日号【2009年6月5日発売】で掲載した内容に加え、未掲載部分を含んだ完全版。1ヵ所のみ伏せ字を残してあります)。

 

浜村通信(以下、浜村) (ティザーサイトの画像を指差し)これね、何かよくわからなかったんですけれど。順番があるんですよね。

 

小島秀夫監督(以下、小島) そうですね。この画像には雲があって……。

 

浜村 雲があって。時系列があるんですよ。

 

小島 雷鳴が轟いて。

 

浜村 そうそう。

 

小島 これは、ティザーサイトで、カウントダウン形式で公開するんですよ。

 

浜村 1回だけピカっと光って、5が出て。

 

0518

 

小島 えっ、それ"5"に見えますか?

 

浜村 どう見ても5じゃあ……。もしかしてS? 僕の説としては順番でいくと、5が出て、雨が降ってきて、ザーッとなって、カミナリが鳴ってチカチカっとしますよね。そのあと、Eが来て、3。で、“E3”と。

 

0522_E

0522_3

 

小島 ほー。

 

浜村 いやいや、ほー、じゃなくて(笑)。

 

小島 もう1個ありませんでした? 手前に。

 

浜村 え、もう1個ありましたっけ? 5があって……。ここまでいっしょなんですよ。あ、この順番って……。

 

小島 【E】。……Eかな?

 

浜村 いま、Eだって言いましたね(笑)。

 

小島 先入観を植えつけようと……(笑)。Eって言えばEにしか見えなくなるでしょ?

 

浜村 そりゃEにしか見えなくなりましたけど。【E】はEでいいでしょ? それでE3になる。この"【e】"は、何だろう? 

 

0522_巳

 

小島 小文字ですよ。

 

浜村 小文字のe……何だろう、これ。

 

小島 わかりました? ああ、どんどんしゃべりたくなってきた(笑)。 

 

浜村 このあと、雷が縦に1本落ちているじゃないですか。ここから時系列が変わっているんですよね。【P】、【R】【6】【6】【0】…? 【8】、608? そしてこの顔。
 

0527_R


0529_0

0529_6

0529_C


小島 このとき、このオッサンの画像だけが出ているんですよ。ピカピカピカと。これだけが出ているので、みんなで想像してほしいんです。このヒゲのつきかたとかね。

 

浜村 これは……ビッグボス?

 

小島 ヒゲのつきかたがちょっと違うんです。

 

浜村 えええ? 違う……?

 

小島 ところで以前、浜村さんに「やらない」って言いましたよね。

 

浜村 そうですね、そうおっしゃっていましたが、あのとき僕に言っていたのは、「『ソリッド』はやりませんよ」ということでしたね。

 

小島 ええ、浜村さんに「『メタルギア』やらないんですか?」って聞かれて、「『ソリッド』はやらないですね」と言いましたね。ソリッドはもう、ジイさんなってしまいましたし。

 

浜村 そうでしたね。

 

小島 うちの息子に『メタルギア ソリッド』が終わったと言ったとき、「またクローンでひとり出てきたら大笑いだ。それだけはやめてくれ」と言われたんですよ(笑)。

 

浜村 わははは! 影響力がありますね。

 

小島 さて、今回のE3では、どんな発表をすると思いますか?

 

浜村 『メタルギア ソリッド 5』をやりますよ、という発表だと思います。

 

小島 ちょっと違いますね。

 

浜村 うそ!?

 

小島 こちらの思うツボですね。

 

浜村 本当に!? だって雷がピカっと光ったときに【5】が……。

 

小島 これSです。

 

浜村 S!? 5と違うんですか?

 

小島 いや、5なんですけどね。もう、全部言いましょうか。ふたつ出るんです。

 

浜村 ほう!

 

小島 『MGS5』という想いのものがふたつ出るんです。そういうことで"5"なんですけど、これは5ではなくてSなんです。

 

浜村 S

 

小島 スネークS。これはです。

 

浜村 え?

 

小島 漢字

 

浜村 ええー! そんな!!

 

小島 しかも、小文字のeにも読めるので、E3につながると。

 

浜村 ああ、なるほど! これ、はわからないですねー。これで、E3につながって……。最初ね、自分で順番を入れ替えたんですよ。

 

小島 ああ、たぶんそれ正解ですよ。

 

浜村 でも【S】は5だと思ったなあ。

 

小島 【P】は何だと思います?

 

浜村 プレイステーションフォーマット

 

小島 そのPでもありますけどね。プレイステーション・ポータブルなんです。

 

浜村 ああ! なるほど!!

 

小島 『メタルギア ソリッド5 PSP』。まあ、『5』じゃないんですけど、想いは『5』ということで。それが、こいつです。タイトルはまだちょっと言えないんですけど、これが本流なんです。いままでの『メタルギア ソリッドサーガ』の正統派ということですけど。

 

浜村 年代は'80年代ですか?

 

小島 いえ、'70年代です。全部言ってしまうと、'70年代中盤かな。僕がいまゲームデザインとディレクションを全部やっているんです。

 

浜村 へえー!

 

小島 国内中心になると思いますが、全世界で発売します。これは僕の中で『MGS5』なんです。『5』とは言わないですけど、お話もちゃんと作っていますし、なんと『MGS4』のスタッフで作っていますので。

 

浜村 そうなんですか! すごいですね。

 

小島 コジプロはいま、技術力と人材をもう1回練り直してやっているんですよ。本当なら、これを別の人に任せるはずだったんですけれど、いま僕がどっぷりやっていまして。『MGS4』のつぎはこれ! という感じですね。

 

浜村 じゃあ、もう完全な本編ですよね。

 

小島 本編です。これがあるので、本当はオリジナルをやるって言っていたんですけれど、それが先送りになっていますね。

 

浜村 なるほど。きっと、これが発売されたら、PSPは海外でも売れますよ。

 

小島 そうだといいですけどね。つぎの機会には、画面や映像をお見せできると思います。

 

浜村 おお!

 

小島 「おっ、何だかPS3」みたいなことは思いませんよ(笑)。

 

浜村 そうですか?

 

小島 PS3でずっと作っていたでしょ? だからどれだけがんばってもPS3にならないので、ずっとこだわっているんです。だから進まないんですよ(笑)。アホかお前らって(笑)。

 

浜村 あはははは!

 

小島 で、スタッフにもうちょっローにしてくれと言うわけです。とにかく人数出したいからと。それで「はい、わかりました」と返事しながら思いっきり作り込んで来て(笑)。

 

浜村 わははははは!

 

小島 そんなたいへんなことになっているんです(笑)。まあ、でもPSP正統進化というか、ゲーム的には進化していますけど、これが本流です。これを『5』とつけいいんですけど、いろいろ事情もありますからね(笑)。

 

浜村 すごそうですね。

 

小島 この、オッサンの帽子についているマークが重要になってくるんですよ。

 

浜村 このマークって、キツネとは違いますね。世界地図のようなものが描かれています。

 

小島 マークだけでなく、ゲーム的にもシステムも新しくなっていますので。

 

浜村 スニキングミッションですか?

 

小島 ええ。PSPならではのこともやります。●●●●(※この部分のみ伏せ字で掲載)とかは当たり前ですから、あれはあれで入っています。あっ、予定外のことまでしゃべってしまいました(笑)。

 

浜村 ははははは! それじゃスネークさんカムバックですか。ちなみに今回の舞台はどのあたりなんでしょう?

 

小島 場所はコスタリカです。コスタリカ憲法12条というのがあって、軍隊を持たない国なんです。その軍隊を持たない国に、ある大国みたいなものが攻めて来るんですね。そのときに、助けを求めてこのオッサンのところに行くんです。

 

浜村 なるほど。

 

小島 で、このオッサンが傭兵会社の元みたいなのを作っているのですが、そこに行ってさあどうなる、と。

 

浜村 へえー、いいじゃないですか!

 

小島 平和がテーマなんです。反核、反戦というか、抑止力がテーマとなっていますので、軍隊がいるのかいらないのかとか、は何でいるのかとか、そのへんを描いています。みんな「また説教始まったー!」って思うかもしれませんね。ジャンルは説教になるかも(笑)。

 

浜村 あはははは!

 

小島 これ、徹底取材をやっていますからね。

 

浜村 そうなんですね!

 

小島 この【R】は、GDCのときにいた、雷電です

 

浜村 ああ! 刀持って“NEXT MG”ってやっていましたよね。

 

小島 はい。……って、全部しゃべってるじゃないですか(笑)。こんな風になる予感がしていましたけど(笑)。

 

浜村 あはははは。【R】が雷電で、6……6でしょ? 6……?
 

小島 360の日

 

浜村 ええーーっ!?

 

小島 と思いきや! PS、最初のPSP3したらPS3になりますよね。そして360

 

浜村 マルチ

 

小島 コジプロ初です。

 

浜村 初のマルチタイトルなんですね。

 

小島 当日、マイクロソフトさんのカンファレンスで大々的に発表する予定です。
 

浜村 なるほど。

 

小島 360の日っていうのは当日なんです。太陽が昇ってくるので陽が差していると。

 

浜村 なるほど。これはわからない! まったく想像しなかったです。

 

koji0003

 

小島 こっちが次世代の『MGS5』にあたる雷電ということなんですけど。

 

浜村 ふーむ。

 

小島 これは、僕がプロデューサーで、監督ではないです。ゲームデザインもやっていません。文句はつけていますけどね(笑)。でも、あんまり多くはつけていないです。

 

浜村 ふむふむ。

 

小島 洋ゲーの作りかたに近いですね。いま実験中なので、うまくいけばいままでなかったものになりますし、発売できないかもしれない(笑)。

 

浜村 えー(笑)。

 

小島 まだ発売日は言えないですけどね。

 

浜村 でも、随分さきでしょう?

 

小島 随分さきでもないですね(笑)。

 

浜村 だって、こっち(最初に説明を受けたほう)のほうがさきでしょう?

 

小島 これはさきですね。PSPですから。

 

浜村 そうですよね。

 

小島 本当は、これとこれは僕のオリジナルにしたかったんですよ。

 

浜村 じゃあ3本目がいま……。

 

小島 3本目がいちばん売れると思います。間違いない。えらいことですよ。でもこれは日本ではまったく売れないですよ。

 

浜村 そうなんですか? そんなことないでしょう。監督が作ったら絶対売れますよ。

 

小島 いやー、あんまり売れないですよ。

 

浜村 そんな、売れるじゃないですか。

 

小島 いやいや(笑)。

 

浜村 じゃあ、ソニーの発表会のときはこれですよね。

 

小島 これですね。

 

浜村 で、これがマイクロソフトの発表会でも出ると。

 

小島 これがいちばんすごいと思いますよ。海外的には。

 

浜村 そうでしょうね。手を叩いて喜ぶと思いますよ。Xbox 360を持っている人は、これが出たらびっくりするでしょうね。

 

小島 これは本当にできたら、新しいですよ。

 

浜村 こっちはどのへんの時代なんですか? スネークさんは出てこないんですかね?

 

小島 ええっ?

 

浜村 顔くらい出すんでしょう?

 

小島 わからないです。僕は関係ないですから。プロデューサーですから(笑)。スタッフがスネークを出したいと言ったら「ええよー」って言うかもしれませんけどね(笑)。

 

浜村 あははは。

 

小島 出してくれとは言わないですけど、出るのだったらしかたがないですね。

浜村 いまのところわからない?

 

小島 わからないこともないですけど(笑)。

 

浜村 あ、じゃあわかっているんですね。

 

小島 いや、わからないですね(笑)。

 

浜村 どっちやねん(笑)。それにしても、これが発表されたら、すごい衝撃ですよね。

 

小島 僕の狙いとしては、どちら次世代のように見えてほしいんです。それで、雷電かスネークどっちなのか? と考えてみてほしいんですね。 スネークにもビッグボスにも見えるので、「どっちやねん? タイムスリップか? んなアホな」とか、「360やでこれ、どう考えても」、「いやこうも見えるで」とか。

 

浜村 おもしろいですよね。でも、わかる人いるのかなあ?

 

小島 わかると思いますよ。

 

浜村  eがわからないんじゃないですかね?

 

小島 いろいろ想像してほしいんですけどね。

 

浜村 これで完結ですか? この雷電で。順番もこのままの順番で。

 

小島 そうですね。最後は雷電オッサン交互に出てきます。

 

浜村 なるほど。

 

小島 1個だけ分けて発表したくないんですよね。国内はそれでもいいんですけど、海外の人には「PSPで続編を作っているのか」と言われてしまうので。

 

浜村 ふーむ。

 

小島 国内の人は喜ぶと思うけど、マルチXbox 360で出しますというのセットにしないと、たぶん世界的にはダメなんです。

 

浜村 でも、『メタルギア』が出るんだったら売れるんじゃないかなあ?

 

小島 ちょっとが違うんですよね。日本の人って、中学生、高校生とか、ゲームができない人が隠れてやる端末で浸透していますけど、海外そんなことはなくて、本当のマニアが買うんですよね。マニアだったらふつうに据え置き型でいい、みたいな。日本はちょっと特異ですよね。

 

浜村 日本だけが特異ですね。アメリカとヨーロッパは似ているけど、日本だけが特異なんですよ。これは日本が不幸なところですよね。日本アメリカみたいに半分は、こういうちゃんとしたゲームが売れるようになってくれるといいですね。じゃあ、最後にE3に向けての抱負をお聞かせください。

 

小島 E3は期待していただきたいと思います。3年に1度くらいの発表だと思うんですね。ちょっと時期は早いと思ったんですが、いっしょに発表したほうがいいと思ったので。本当ならもうちょっとあとなんですけどね。でも、E3も今年大きくなるということですし。それに税関で係員に言いたいですよね。「何しに来たんだ?」、「E3!」ってね(笑)。

 

浜村 あ、E3に向けて映像は作るんですか? いつも監督の映像が流れると、すごい人だかりができるじゃないですか。

 

小島 ええ、映像は作りますが、そういう時代じゃないと思うんです。いまは、YouTubeとかネットにも流れますし、そこに行かなくても観られるものですよね。いまどこのブースも、昔みたいなことにはならないと思います。

 

浜村 でも、いつも手の込んだおもしろい映像を作るじゃないですか。だから、すごい人だかりができますよ。

 

小島 そうですかね(笑)。でも、今回は発表がメインですね。マイクロソフトさんの発表とか、ソニーさんの発表とか、うちのカンファレンスとかで情報が出て、ティザーサイトもオープンしますし、トレーラーも出します。

 

浜村 なるほどね。ティザーサイトは、いつからオープンするんでしたっけ?

 

小島 カウントダウンは5月18日から始まりますけど、E3の開催に向けて徐々に公開していきます。

 

浜村 ちょっとずつ増えていくんですね。なるほど、楽しみだなあ!

 

※“小島プロダクション E3 2009 スペシャルサイト”はこちら
 

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