HOME> ゲーム> 『Xブレード』の主人公・アユミを演じる釘宮理恵さんにインタビュー
●釘宮理恵が語る“アユミ”というキャラクター
2009年4月30日にプレイステーション3とXbox
360にてリリースされた『Xブレード』。ロシアのゲーム開発会社、Gaijin Entertainmentによって手掛けられた同作は、アクションゲームとしての魅力はもちろん、日本のサブカルチャーを意識した独特のグラフィックが話題となった。
また、ユービーアイソフトによる日本語版のローカライズでは、主人公・アユミの声に、声優の釘宮理恵を起用するなど、日本のアニメファンやゲームファンの注目も集めることとなる。そんな『Xブレード』の主人公・アユミを演じた釘宮理恵にインタビューを敢行。どのようにしてアユミというキャラクターを作り上げたのか、また、『Xブレード』の魅力について語っていただいた。
釘宮理恵 |
|
|
|
――『Xブレード』の主人公・アユミを釘宮さんが演じられているわけですが、アユミというキャラクターはどんな女性なのでしょう?
釘宮理恵(以下、釘宮) 自立した強い女性というイメージですね。そもそも、ひとりでぜんぜん生きていけるし、それだけでは飽き足らず、トレジャーハンターとして世界各国を飛び回っていて。つねに自分がアツく楽しくいられるものを、夢中になって追いかけていたいという気持ちで冒険に出ているんじゃないでしょうか。
――芯の強いキャラクターなんですね。
釘宮 そうですね。
――いままで演じられているキャラクターも芯の強いキャラクターが多いイメージなんですけれども。
釘宮 芯があると自分のハートをドンっと一本通せるというか、モチベーションが保ちやすいですね。芯がしかりとあって、さらにほかにも何かあることで演じる核が決まる、というか。
――芯が強いだけじゃなく、ほかの一面も見えてくると演じやすい?
釘宮 そのほうがキャラクター性が広がっていきますしね。
――アユミは、演じてみていかがでしたか?
釘宮 姿かたちがすごく大人っぽいので、私にとってもがんばって大人っぽく演じなくちゃっていう気持ちがすごく強くて。私が演じると、どれだけがんばってもどうしても子供っぽさがにじんでしまうというか。こういう声質というのもあると思うんですけれど、できる限り子供っぽさというのはカットして、大人の女性の強さというところを前面に押し出したいな、とは思っていました。
――具体的にどう工夫されたんですか?
釘宮 やっぱり、低めに声を出すということですね。低めで、しかも男の子っぽくならずに適度に女性らしいツヤを意識しつつ、という感じですかね。
――演じてるときに「こんな女性!」というイメージはあったりするんですか?
釘宮 まさにゲームのビジュアルをイメージしていました。実際に彼女が動いてムービーに当てながら収録できたので、やりやすかったですね。呼吸が合わせやすいというか。
|
|
――なるほど。海外のゲームだと、向こうのキャストさんが収録した声を聞きながらやるっていう形が多いようなんですが……。
釘宮 そうでした!
――聞きながらというのは、たいへんだったりしないんですか?
釘宮 吹き替えということがまだ不慣れで、どうしたらいいのかわからなかったんですけれど、絵のキャラクターの呼吸と、もともとのキャストさんの呼吸がカチッと合っているところなんかは、「私もそこに合わせます!」みたいな。3人で合わせましょうって(笑)。
――向こうのキャストさんの演技とのシンクロっていう部分も気にしながら演じられているんですか。
釘宮 そうですね。吹き替えってあまり、もともとの役者さんからはみ出しちゃいけないのかなって。実際のところはどうかわからないんですけれども。アクションや呼吸も合わせ、私なりに考えながら演じる……という感じでした。
――以前に、開発されたロシアのクリエーターの方のコメントをいただいたんですけど、「釘宮さんに決まってどうでしたか?」という質問に対して「Great!」というコメントをいただいて。
釘宮 ありがとうございます(笑)。光栄です。
――海外のゲームということで意識された部分っていうのはありますか?
釘宮 それが私あまり意識していなくて。当日スタッフさんに詳しい話を聞くまでは、台詞やキャラクターの設定はしっかり読み込んでいたんですけれど、そこまでは見ていなかったので、収録当日に「海外の作品なんだぁ」って(笑)。それぐらい日本の作品だと思い込んでいたんですよ。
――逆にそれがよかったのかもしれないですね。
釘宮 おおー。そうですね。逆に「ロシアで作られた作品なので、そこのところどうですか?」って聞かれても「いや、何も考えずに……」みたいな(笑)。
――(笑)。それでは、最後にゲームの発売からだいぶ立つんですが、まだやっていないという人にこんなところがオススメだよ、注目してね、といったところを教えていただければ。
釘宮 すごく絵がキレイで、戦っているところの臨場感があるので、こういうスタイルが好きな方にはホントに楽しんでいただけるんじゃないかな、と思いました。私はクモの形の敵が出てきたときに、ビックリしちゃって半泣きだったんですけど(笑)。
――クモお嫌いなんですか?
釘宮 そんなに嫌いなわけじゃないんですけれど、クモがやたらといっぱいいて、小さいのが。しかも大きいクモもいて、「もぅ……!」って(笑)。
――そこでビックリしてくれよ、と。
釘宮 そうですね(笑)。あとは、ところどころムービーが入るのですが、そういった部分の演技もがんばりましたので、チェックしていただければと思います。
Xブレード |
|
機種 |
プレイステーション3/Xbox 360 |
発売日 |
発売中 |
価格 |
各7329円[税込] |
テイスト/ジャンル |
ファンタジー/アクション |
備考 |
開発:Gaijin Entertainment |
この記事の個別URL
ソーシャルブックマーク |
評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー) |
※ ブログ・レビューの投稿はこちら!(ブログの使い方) |
その他のニュース

『Call of Duty: Modern Warfare II』は10月28日発売へ。ミリタリーFPS『コール オブ デューティ』シリーズ最新作がいよいよ始動
ミリタリーFPS『コール オブ デューティ』シリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare II』が10月28日に発売予定であることが発表された。

【Amazon】プレイステーション Days of Play 2022セールが開催。PS4/PS5ソフト、DualSenseコントローラーなどゲーム関連商品がお買い得に!
Amazon(アマゾン)にて、2022年5月25日0:00〜6月8日23:59の期間、プレイステーション関連商品がお買い得となる“PlayStation Days of Play 2022 セール”が実施される。

『ワーフリ』に『ウマ娘』のスペシャルウィーク、サイレンススズカ、ゴールドシップが登場。『このすば』コラボも決定
『WORLD FLIPPER(ワールドフリッパー)』生放送番組 で、最大150連の無料ガチャや『ウマ娘』『このすば』コラボなどの新情報が発表された。

『ハンター×ハンター』冨樫義博氏がTwitterを開設。 “冨樫先生”、“連載再開”、“あと4話”などがトレンド入り
2022年5月24日、『幽遊白書』『ハンター×ハンター』『レベルE』などを手掛けた漫画家・冨樫義博氏を名乗るTwitterアカウントが開設された。

映画『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』が日曜アニメ劇場にて5月29日に放送。タイタニック号に眠る財宝を追うルパンの前に五ェ門が立ちはだかる!
2022年5月24日、BS12 トゥエルビは映画『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』を日曜アニメ劇場にて、2022年5月29日19時より放送する。

『REMOTE LIFE』家庭用ゲーム機向けに5月27日より配信。おぞましいエイリアンの脅威から世界を救う横スクシューター
ラタライカゲームスは、Nintendo Switch、プレイステーション4、プレイステーション5、XboxOne、Xbox Series X/S用ダウンロードソフト『REMOTE LIFE』を、2022年5月27日(金)より配信する。

RPG世界のひとつの村を極める『冒険ダンジョン村2』がSwitch向けに6月2日発売。宿屋や武器屋などを建てて訪れる冒険者をサポートする最強の街を作り上げよう
カイロソフトは、Nintendo Switch版『冒険ダンジョン村2』を2022年6月2日(木)に配信する。

ゲームメーカー各社が2021年度決算を発表。主要ゲームメーカーの売上高など、各種情報をまとめてお届け
ゲームメーカー各社より発表されている2022年3月期(2021年度第4四半期)の決算。主要ゲームメーカーの決算情報をまとめてお届け。

Switch『タウンズメン キングダムリビルト コンプリートエディション』最新トレーラーが公開。中世の町を作り、住民を守り、最強の王国を作り上げよう
THQ Nordic Japanは、2022年5月26日発売予定のNintendo Switch用ソフト『タウンズメン キングダムリビルト コンプリートエディション』について、最新トレーラーを公開した。

ウマ娘とトム・クルーズが歴史的対面! 『トップガン マーヴェリック』“胸熱”ジャパンプレミア生中継SPリポート
2022年5月24日(火)にYouTubeにて配信された映画『トップガン マーヴェリック』ジャパンプレミア生中継SPのリポートをお届け。