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プレイステーション3のさらなるコスト改善が進む――ソニーグループが2008年度 連結業績説明会を実施

2009/5/14

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●ネットワークの強化で新たなビジネス基盤を確立

 

 ソニーは2009年5月14日、都内にある東京ミッドタウン・ホールでソニーグループ2008年度 連結業績説明会を開催した。

 

 発表によれば、ソニーグループ全体における2008年度(2008年4月1日〜2009年3月31日まで)の売上高および営業収入(以下、売上高)は前年度比12.9パーセント減少の7兆7300億円。営業損益は前年度比で7031億円悪化し、2278億円の営業損失に。2008年9月ごろからの世界的な金融不況に円高が重なるといった要因もあり、非常にきびしい数字となった。


▲説明は代表執行役EVP CFOの大根田伸行氏(左)と、業務執行役員SVPの原直史氏が行った。

 

 ゲーム分野も不況と円高の煽りを受けて売上高が前年度比18パーセントマイナスの1兆531億円となったが、営業損失は前年度の1245億円から585億円に縮小。プレイステーション2がハードとソフトの両方で売上数を下げた一方、80ギガバイトのハードディスクを搭載した新モデルの導入、ソフトラインアップの充実、製造コストの改善など、プレイステーション3ビジネスが堅調に推移し、本体売上は前年度比プラス94万台の1006万台に。PSP(プレイステーション・ポータブル)も2008年度の全世界売上が前年度を上回る1411万台で、発売から5年を迎えたいまも確かな成果を上げている。これらプレイステーション3、PSPビジネスの着実な展開が、プレイステーション2ビジネスにおけるマイナスを埋める結果となったようだ。


▲原氏によれば「PSPは普及のピークは過ぎたものの、中近東、アジア地域での需要は多い」とのこと。


 また、プレイステーション3ビジネスの好材料としてネットワークサービスの充実が2008年度のトピックスとして挙げられた。2008年度はPlayStation Storeでのビデオコンテンツ配信、“Life with PlayStation”、“PlayStation Home”といった新展開が立て続けに投入され、PlayStation Networkの利用者(アカウント)数も増加。2009年5月現在その数は全世界で2300万件にのぼっており、ソフトウェアにおいてパッケージ販売だけに頼らない、ネットワークビジネスの基盤をより強固なものとしている。

 

 ゲーム分野における2009年度の展開について代表執行役EVP CFOの大根田伸行氏は、現在プレイステーション3のコスト改善が順調に進んでいることを強調し、「来年の終わりごろにはさらなるコストダウンが行えているでしょう」とコメント。しかし、価格改定の可能性については「ビジネスに直で結びつくことなのでノーコメントとさせていただきます」とした。

 ハードの売上台数は前年度を上回ったものの、ソフト売上本数は前年度比マイナスとなったPSP。大根田氏は「ひとつのゲームを複数人プレイで何時間も遊ぶ」というPSP独特のスタイルが定着したことで、ひとり当たりのソフト所有本数が伸びづらくなったとその原因を説明する。こういった傾向を受けて同氏は、今後PSPのさらなる発展にはソフト拡充はもちろんだが、「ネットワークサービスを強化していく」ことが重要であるとした。

 

ソニーグループ 2008年度ゲーム分野の業績概要

 

2007年度

2008年度

増減率

売上高

1兆2842億円

1兆531億円

−18パーセント

営業利益(損失)

(1245億円)

(585億円)

 

 

2008年度 ハードウェアの売上台数(全地域合計)

プレイステーション2

791万台(前年度比 −575万台)

PSP

1411万台(前年度比 +30万台)

プレイステーション3

1006万台(前年度比 +94万台)


2008年度 ソフトウェアの売上本数(全地域合計)

プレイステーション2

8350万本(前年度比 −7050万本)

PSP

5030万本(前年度比 −520万本)

プレイステーション3

1億370万本(前年度比 +4580万本)


※リリースはこちら

 

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