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シューティングゲームの専門番組がスタート! 放映直前公開イベントでその魅力に迫る

2009/5/14

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●シューティングゲームに特化したニッチでコアな番組に

 

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▲シューティングゲームの専門番組『シューティングゲーム攻略軍団参上!』の公開イベントに、コアなシューティングファンが集結! 飲食も可能なざっくばらんな雰囲気の中でイベントが行われた。


 スカパー!や、全国のケーブルテレビ、ブロードバンドテレビなどで放映中の『MONDO21』に、2009年5月14日から新番組が加わる。内容は、シューティングゲームにとことんこだわった専門番組で、その名も『シューティングゲーム攻略軍団参上!』。放映開始前日となる2009年5月13日に都内にあるAsagaya/Loft Aで、その公開イベント“MONDO21 Presents『シューティングゲーム攻略軍団参上!』放送直前! 〜「ゲームのスゴ技見せちゃいまshow!!」”が開催された。

 

 イベントには、この番組の企画・監修を務めるプロゲーマーの中野龍三氏と、ゲームアイドルの杏野はるなが出演。番組の内容を先出しでちょっとだけ公開するとともに、実際に各種ゲーム機を持ち込んで超絶プレイの披露や、来場者が参加するゲーム大会も行われた。


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▲左からふたり目が、ゲームアイドルとして活躍中の杏野はるな。その右隣が、自身もシューティングゲームの第一人者でプロゲーマーという肩書きで活動している中野龍三プロ。


 『シューティングゲーム攻略軍団参上!』は60分の番組で、全13回放映予定。毎回ひとつのシューティングゲームを取り上げ、そのタイトルに精通した通称シューターがプレイを披露する。取り上げるのはシューティングゲームだけという、言ってみればニッチな番組だが、番組の構成もじつにストイック。60分中、40〜50分は延々とプレイ画面が流れるだけで、それをMCを務める放送作家の北本かつら氏と、中野プロが解説していく。番組としては非常に地味な印象だが、そこにこそ制作サイドのこだわりがあるという。「どうせやるなら、じっくりプレイを見せたかった。そこにわかりやすい解説がつくだけでおもしろいはずだと思ったんです」と中野プロ。各タイトルの第一人者のプレイだけで番組を成り立たせられるという自信があってこその企画なのだ。

 

 第1回では、2008年10月にXbox 360版も発売されたモスのアーケードゲーム『雷電IV』を取り上げる。このゲームには、ひとりで二機を操作するダブルプレイという特殊なシステムが用意されているのだが、この回のゲストはダブルプレイを完璧にこなす両手プレイヤー、服部氏だ。イベント会場では、第1回の映像が一部上映されたのだが、プレイ画面とともに操作する手元がアップで映し出され、ダブルプレイをじっくりと堪能できる。これが、観ていてハラハラしながらもどんどん引き込まれてしまう、すばらしいプレイ! 迫る弾幕に対して二機を重ねてかわすのならば練習次第でできそうなものだが、右手と左手でまったく違う動きをして、弾幕をかわし敵機を撃墜していく。衝撃的なシーンの連続に、来場者からは最初どよめきが聞かれたが、あまりにもすごい神プレイを前にして笑いまで起きていた。
 

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▲ご覧のとおり、プレイ画面とともにプレイする手元もじっくりと見られる。いいとこ取りで編集したものではなく、ダブルプレイを最初から最後までガチで堪能できるのだ。


 第2回で取り上げられるゲームは、いまから20年まえ、`89年にリリースされたタイトーのアーケードゲーム『ダライアスII』。ゲストプレイヤーはMID涼という人物で、みずからイベント会場に駆けつけて番組で披露したプレイを解説してみせた。20年まえ、このゲームには“YAMATO稼ぎ”と呼ばれる伝説のハイスコアテクニックがあった。だが、そのテクニックの使い手は限られており、「嘘スコアだと疑われることも多かった」(MID涼)という。当時のゲーム雑誌で盛んに行われていたユーザー投稿によるハイスコア集計でも上位ランカーが固定されてしまい、このテクニックを使えばゲームオーバーにはならない、いわゆる永久パターンだとされて集計が打ち切りにもなってしまった。番組内でそのYAMATO稼ぎを披露するというMID涼氏は、20年まえの状況を振り返り、こんな思いを語った。

 

 「でも、実際には永久パターンではないんです。当時は、ハイスコア集計から下ろされてしまって、悔しい思いもしました。今回は番組で、YAMATO稼ぎの全容を明らかにします。20年という月日を経て、永久パターンではなかったことを実証することができました。こんな機会を与えていただいて、番組には本当に感謝しています」(MID涼)

 

 さらにイベントでは、番組の発起人であり、シューティングゲームに並々ならぬ愛情を持っている中野プロがシューティングの魅力や番組にかける思いを語った。まずは、シューティングゲームのハイスコアを目指すプレイスタイルについて、実例を出しながら解説。取り上げたのは、`99年にアーケード向けにリリースされたKONAMIの横スクロールシューティングゲーム『グラディウスIV -復活-』のプレイステーション2版だ。中野プロはこのタイトルを使って、自機はいっさい攻撃を行わず、敵をよけるだけでこのゲームの1面をクリアーできるか、という攻略を実践した。さすがは中野プロ、敵をすんでのところで避けながら進めていったのだが、ある地点までくると、敵機に追尾されてどうしても抜けられそうにない手詰まりの状態になってしまった。来場者の有志もチャレンジしてみたが、上下に避けてやり過ごそうとするも、やはり撃沈。だが、中野プロは「ただ敵から逃げることだけを考えてプレイしていても、安定しないんです。こういった不安定なやりかただと、ハイスコアを出すことはできない」ときっぱり。では、つねにハイスコアを目指すスコアラーならば、どう考えるのか? 中野プロに話を振られたMID涼氏は即座に、スコアを安定させるための定説として「避けかたを必ず同じにする」、「最小限の動きで済ませる」の2点を挙げた。

 

 「そのとおりですね。同じ動きをすれば絶対に死なないという道を見つけるんです。この状況では、上に入力してもすぐ追尾されて撃沈される。下でもダメ。だったら、斜めに移動してみる。見てのとおり、それでもダメです。だったら、残された道はひとつですよね。敵が待ち受けている前へと進むんです。そうすると、二機の敵のあいだをすり抜けられる。この動きなら何度やっても成功します。これならプレイが安定するわけです」(中野)
 

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▲中野プロは実際に『グラディウスIV』をプレイしながら、シューティングゲームでハイスコアを出すためのコツを解説した。理論的な説明に、来場者はみな脱帽。自分でも試してみたい、と思った人も多かったはず。


 中野プロが言うには、シューティングに慣れていない人ほど毎回違う動きをしてしまい、「難しい、できない」と放り投げてしまいがちなんだとか。「うまい人は魔法を使っているかのように見えるかもしれないですけど、さっきやって見せたように消去法で導き出したものだったりするんです。その解法を自分で見つけ出せるようになったとき、本当にシューティングゲームがおもしろくなります」(中野)。番組では、そういったシューティングゲームの魅力を伝えたいという中野プロ。番組にかける意気込みを以下のように語った。

 

 「この企画は2年まえくらいから考えていたものなんですが、自分でも実現できてびっくりしています。もともとは、シューティングゲームを自分たちで企画して作ろう、という番組の企画があったんです。でも僕は、作る側、クリエーターじゃなくプレイヤーを中心に持ってきたかった。そういう番組ができないかと話を詰めていって、今回の企画がまとまりました。番組の収録では、ヤラセもなしです。プレイ失敗したら、それがそのまま放映されます。努力の末に見られるすばらしいプレイももちろんですが、これだけの努力をしてもダメなこともある、というきびしさも同時に伝えたいと思うんですよね。そういう意味では、プレイする人間をとことん見せる番組です。すごいプレイが観られる動画はネット上にもアップされていますが、ここまでプレイヤーに寄った、そのがんばっている姿が見られるものは少ない。でも、そこを伝えたいと強い気持ちを持って、番組制作に取り組んでいます」(中野)

 番組の概要を伝えるイベント第一部のあと、第二部では杏野はるなが『スペースインベーダー』の名古屋撃ちなどに挑戦。ハドソンのPCエンジン用ソフト『スーパースターソルジャー』を使って、来場者も参加できるゲーム大会も行われた。ちなみに、杏野はこの『スーパースターソルジャー』を取り上げる番組第6回に出演予定。ゲーム好きのアイドル、ゲームアイドルとして知られる杏野だが、ただゲームが好きでプレイしているだけでなく、じつは相当な腕前の持ち主でもある。イベントでは、初めてプレイしたというXbox 360版『雷電IV』のダブルプレイで、なんと中野プロを上回るスコアをたたき出したほど! 中野プロも、「ただ好きだと言うだけでなく、ゲームを芸としてやれるところがほかのゲーム好きアイドルとは違う」と絶賛しており、番組でもその腕前が披露されるはず。シューティングゲームファンはもちろん、難しそうといままで敬遠していた人でも、プレイを観るだけで楽しめる番組となりそうだ。

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▲杏野が『スペースインベーダー』の伝説的テクニック、名古屋撃ちに挑戦! 緊張のためか、なんと最後の敵機に撃墜され失敗となってしまった……。でもじつに惜しかった!!

 

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▲「シューティングのすごい腕を持つ方たちが集まっている、このような場でプレイできてうれしいです。これからもゲームアイドルとして、皆さんの代表としてがんばっていきます!」と来場者に呼びかけた杏野。

 


 ※『MONDO21』の公式サイトはこちら

 

 

 

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