携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ゲーム> Wiiの限界を超えるクオリティーアップを図った『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』

Wiiの限界を超えるクオリティーアップを図った『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
【CAPTIVATE09】

2009/4/29

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●プレイステーション3やXbox 360で使用する技術を採用

 

 2009年4月20日〜23日、西ヨーロッパにあるモナコ公国でCapcom Entertainment Europeが主催するプライベートイベント“CAPTIVATE09”が開催された。この催しは、カプコンが今後発売を予定しているタイトルの数々を、欧米のゲームメディア向けにお披露目するもの。今回はあくまで欧米向けの発表ではあったが、日本でも発売が予定されている『デッドライジング2』(プレイステーション3、Xbox 360、PC)や『ロスト プラネット2』(Xbox 360)、『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』(Wii)などのプレゼンテーションも行われた。今回日本のメディアとして単独潜入に成功。その模様をリポートする。

 

●ガンシューティングの新たな可能性を引き出す

 

 全世界で100万本出荷を達成したWii用ガンシューティングゲーム『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』の続編『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』がCAPTIVATE09にも出展。カプコンの川田将央プロデュサーと本作を開発しているキャビアの野口健太郎プロデューサーのふたりによるプレゼンテーションが行われた。

 

 プレゼンテーションの冒頭、川田氏は「続編を作るにあたって、クレアとレオンという非常に魅力的なキャラクターを軸に考えたガンシューティングゲームとして、いかに幅を広げるかを考えました」と開発のきっかけから始めた。そこから『バイオハザード2』の物語を改めて見直し、タイトル名を『アンブレラ・クロニクルズ2』にするのではなく、『ダークサイド・クロニクルズ』と命名。ホラーテイストの強い作品に仕上げることにしたという。今回のプレゼンテーションでは、ホラーテイストの強い作品にするために、どの点に注力して開発に臨んでいるかが語られた。

 

darkside

▲カプコンの川田プロデューサー(右)、キャビアの野口プロデューサー(左)のふたりによるプレゼンテーション。

 川田氏はホラーテイストを前面に押し出す作りにするために「クオリティーアップを第一に考えた」とし、“臨場感”と“グラフィック”に関するクオリティーアップにはとくに力を入れているという。まず臨場感に関しては、カメラワークを刷新。キャラクターの動きにあわせてカメラが上下に揺れるなど、レオンやクレアの息づかいが画面だけを見ても伝わるような作りになっているという。また、会話シーンも臨場感を出すために、映画のようなセリフまわしではなくドキュメンタリーのような雰囲気の声に変更。カメラワークと会話シーンを極めることで、「ホラーテイストを強調することに成功した」(川田)とアピールした。

 

 グラフィックに関しては本作を手掛けているキャビアの野口氏が解説。同氏によると「グラフィックからも臨場感が感じられる作りにするために、プレイステーション3やXbox 360などで使われているさまざまな技術をWiiに採用している」という。いずれの技術もWiiで採用されるのは、本作がほぼ初めてのものとなっており、開発的な苦労はあったが、「Wiiのタイトルの中でも非常に高いグラフィックレベルを実現させることに成功したと思っている」(野口)と自信を持って語っていた。

 

 また、川田氏が解説したデモプレイでは、システム面での大きな変更として、サブ画面の採用が挙げられた。これまでガンシューティングゲームと言えば、画面上にアイテムなどが表示され、各アイテムに呼応するボタンを押すことで使用するというシステムが多かった。しかし、本作ではサブ画面システムを採用することにより、ハーブを好きなタイミングで使用したり、武器の切り替えなども落ち着いてできるようになっているというわけだ。なお、武器の変更はゲームプレイ中に+ボタンを使って切り替えることも可能なほか、弾の補充は前作とは異なり、ゲーム画面内で補充する手元が表示されるため、「弾を補充し忘れた」(川田)なんてこともなくなる仕様となっている。

 

 前作をはるかに凌ぐグラフィックと臨場感がしっかりと感じられるデモプレイのクオリティーは、自分があたかも本作の世界に存在しているような感覚を覚えるほど。川田氏は「ガンシューティングゲームというスタイルは時代遅れと思われる節もありますが、いい意味でゲームシステムを限定することで表現の向上や進化の余剰はまだまだあると考えます」と最後にコメント。まだクオリティーアップ中とのことだが、今回のデモプレイなどを見るだけでも、新たなガンシューティングゲームの可能性を感じることができるプレゼンテーションとなった。

 

●『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』一問一答

Q.モーションセンサーを利用したアクションなどにどのようなものがありますか?

川田 前作に入っているものは基本的にすべて入っていると思っていただいてかまいません。今作削除した要素としてはカメラの操作があります。これは我々が検討した結果、カメラの動きをこちらに委ねていただくことで、より臨場感が生まれるんじゃないかと判断しました。ただ、カメラの操作を削除することで、画面内の敵をいかに倒すかというゲームシステムにも直結させています。だから、このゲームをクリアーするのは難しくはないかもしれませんが、極めようと思ったら前作以上に難しいかもしれません。

 

Q.『バイオハザード2』と同じ始まりかただったが、終わりかたも同じなのでしょうか?
川田 それは今後の情報を楽しみにしていてください(笑)。

 

Q.新しいボイスが収録されているのでしょうか?

川田 クレアとエイダに関しては以前からの声優さんで、レオンは『バイオハザード4』と同じ声優さんです。ただ、臨場感を出すために、新たな声を収録して本作に使用しています。

 

Q.オンライン要素はありますか?

川田 オンラインに関して、対応は考えています。ただ、オンラインマルチプレイは難しいかなと思っています。それはラグの問題があり、我々の満足いくクオリティーにならない可能性があると判断したからです。ただ、何らかの形でのオンライン要素は考えていこうと思います。

【CAPTIVATE09】の関連記事

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

その他のニュース

祝1周年! 『魔界ウォーズ』1周年記念インタビュー 日本一ソフトウェア新川社長が本作に懸けた思いを訊く

『魔界ウォーズ』のサービス開始1周年を記念し、日本一ソフトウェアの代表取締役社長・新川宗平氏と、クローバーラボのプロデューサー・きゃん氏にインタビューを実施した。

『Fallout 76』2019年度のロードマップが公開。新たなクエストやゲームモードを無料で追加予定

ベセスダ・ソフトワークスのオンラインアクションRPG『Fallout 76』の今秋にかけての開発ロードマップが公開された。

『逆転裁判123 成歩堂セレクション』発売記念 巧舟が語る『逆転裁判』開発秘話とは?

2019年2月21日の『逆転裁判123 成歩堂セレクション』(Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One版)発売を記念し、『逆転裁判』シリーズの生みの親である巧舟氏にインタビューを実施した。

東京ゲームショウ2019の開催発表会をリポート。“もっとつながる。もっと楽しい。”をテーマに、成長するゲーム産業の姿を世界へ発信

日本最大級のゲームイベントとして、世界からも注目を集める東京ゲームショウ(以下、TGS)。今年で29回目を迎えるTGS2019の開催発表会が、2019年2月21日、東京・ホテルニューオータニにて行われた。

『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』ソフトがあたるTwitterキャンペーンを実施&オリジナルサントラが発売決定!

スクウェア・エニックスは、『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』において、ソフトがあたるTwitterキャンペーンと、オリジナルサウンドトラックの発売を決定した。

超豪華ゲストとGOTY版発売と2周年をお祝い! 新情報も飛び出した『ニーア オートマタ』公式生放送リポート

2019年2月20日、池袋にあるSTORIA(スクウェア・エニックスのシアターカフェ)で公開配信された“第8回『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』公式生放送「2周年&GOTY版発売記念」@STORIA”の様子をリポート。

“BRA★BRA FINAL FANTASY”2019年ツアー、天野喜孝氏による描き下ろしイラストを使用したツアーロゴが発表

スクウェア・エニックスは、“BRA★BRA FINAL FANTASY みんな de えらぼー!with Siena Wind Orchestra”のツアーロゴを発表した。

ゲームクリエイターを志す学生たちが参加する福岡ゲームコンテスト“GFF AWARD 2019”の観覧募集が開始

第12回福岡ゲームコンテスト“GFF AWARD 2019”の観覧募集が開始された。

『ルルアのアトリエ』PV第2弾が公開! アーランドの運命はルルアに託された!? 登場するキャラクターもチェック

コーエーテクモゲームスは、『ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜』のPV第2弾を公開した。

『DOA6』2月23日、24日の2日間限定で体験版を配信! “デラックスセット”に含まれるコスチュームが公開

コーエーテクモゲームスは、『デッド オア アライブ 6』において体験版の配信を発表。“デラックスセット”に含まれるコスチュームを公開した。