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スクウェア・エニックス・ホールディングスが英国Eidosのグループ化を発表

2009/4/22

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●「これによってグローバル企業の骨格ができました」(和田)

 

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▲2009年2月12日から行われていた、スクウェア・エニックス・ホールディングスによる英国Eidosの公開買い付けの手続きが完了。2009年4月22日をもってスクウェア・エニックスグループの傘下に入った。


 2009年4月22日に都内で、スクウェア・エニックス・ホールディングスがグループ戦略説明会を実施。英国のEidosのグループ化について、和田洋一代表取締役社長が説明を行った。

 

 Eidosは、『トゥームレイダー』や『ヒットマン』、『ケイン&リンチ』など世界的に人気な数多くのシリーズ作品を持つメーカー。英国のほかに、スウェーデン、ドイツ、上海、北米、カナダなど各地に開発スタジオを持っている。スクウェア・エニックス・ホールディングスは2009年2月12日より、同社の完全子会社である英国SQEXを通じてEidosの発行済み、および発行予定全株式の買い付けに着手。2009年4月22日日本時間の夕刻にその手続きを完了し、同日付けでEidosはSQEXの完全子会社となった。買い付け価格は1株当たり32ペンスで、発行済み全株式の価値は日本円にして約121億円に。なお、グループの傘下に入るものの、Eidosというブランドは存続されるという。


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▲スクウェア・エニックスグループには現在、スクウェア・エニックスとタイトー、そしてEidosの3つのブランドが存在。売上や従業員などの規模としてはスクウェア・エニックスがもっとも大きく、Eidosがもっとも小さい。

 

 和田社長は説明会冒頭で、「私が2001年に社長就任して以来、一貫してグローバル化を進めてきましたが、今回のEidos社のグループ化によってその骨格ができたものと思っております」と明言。具体的に、スクウェア・エニックス・ホールディングスのグローバル戦略について説明していった。和田社長はまず、エンターテインメントビジネスに必要な要素として以下の3つのポイントを挙げた。

 

1 ブランド価値の創出

2 多様な顧客接点の確保

3 コミュニティ・マネジメント能力

 

 “多様な顧客接点の確保”とは、コンテンツを多面展開してより多くのユーザーに触れてもらうことを指す。「ひとつのコンテンツがひとつのメディア、端末でしか楽しめないという状況はいまでは少ない。マルチプラットフォーム化を進め、ユーザーとメディアとの接点を増やすことを課題にしてきました」と、これまでに同社が推し進めてきた戦略を改めて説明。「(スクウェア・エニックスは)ひとつの世界観をどう多面的に収益化するかに特化してやってきた」(和田)とも語った。例に挙げたのは、『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリングタイトルの、さらに続編を出すことや、攻略本、映像化、ケータイコンテンツ化など。これに対して、Eidosはゲームソフト1本で完結してしまっていると指摘し、スクウェア・エニックスのノウハウを使って多様な展開を行いたいとした。

 
 また、セールス、マーケティングの面では、スクウェア・エニックスにとってもEidosをグループ化することで大きなメリットがある。 
 

 「Eidosという会社は、『トゥームレイダー』シリーズなどを見てわかるとおり、オリジナルのIP(知的財産)を作る能力がある。グループとして、ワールドワイドで数百万本売れるシリーズを数多く作っていきたいと思います。また、Eidosをグループ化することによって、世界中に事業所や開発拠点ができる。欧州、アジア、北米と3つの市場に基盤ができるのはもちろん、開発拠点が散らばっていることで世界中のクリエイターに対して門を開けている状態となることに意味があると思っています」(和田)

 

 またEidosは、スクウェア・エニックスがあまり得意としていないアクションなどのジャンルの作品を多く手掛けており、技術を共有することでもお互いに補完しあえる。和田社長は、「グローバル企業としてどう戦っていくのか、やっと枠組みができました。これにどう肉付けしていくかが、今後の課題と考えています」とまとめた。


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▲グローバル企業化への道を推し進めてきた和田社長。「やっと枠組みができて、いまはホッとしているところです」と本音をのぞかせた。

※スクウェア・エニックス・ホールディングスの公式サイトはこちら

 

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