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原作者の柴田ヨクサル氏と女流プロ棋士が対決! 『ハチワンダイバーWii&DS』発売記念イベント

2009/3/25

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●柴田氏(アマ)対、藤田綾女流初段(プロ)の結果は意外にも……

 シルバースタージャパンは2009年3月25日、Wiiウェア用タイトル『ハチワンダイバーWii』(発売中)およびニンテンドーDS用ソフト『ハチワンダイバーDS』(エレクトロニック・アーツから2009年3月26日発売予定)の発売記念イベントを東京の秋葉原にあるメイドカフェ“ぽぽぷれ”で開催した。
 

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▲イベント開催の挨拶を行ったシルバースタージャパン代表取締役の山本氏。

 本作は、週刊ヤングジャンプで連載中の将棋マンガ『ハチワンダイバー』を題材にした初のゲーム作品。将棋を始めとするボードゲーム『銀星』シリーズで知られるシルバースタージャパンが開発を手掛けており、加えてゲーム内にはマンガの作者である柴田ヨクサル氏による書き下ろし原画も多数収録と、マンガ版に忠実な世界観の中で本格将棋が楽しめる作品となっているのだ。

 

 シルバースタージャパン代表取締役の山本成辰氏は「私が個人的に作品の大ファンだったこともあり(笑)」と、冒頭の挨拶で発売までの経緯を紹介。そんな、会社トップの原作愛から生まれた作品ではあるが、開発においては「キャラの知名度に頼りきった作りにはしない」という点を徹底し、将棋ゲームにおいては10年の実績を持つ同社の名に恥じない完成度にするよう心掛けたとのこと。

 

 ゲーム概要の説明を行ったシルバースタージャパンのプロデューサー、棚橋雅憲氏によれば、その完成度へのこだわりのひとつが、『ハチワンダイバー』のファンではあるが将棋を知らない人、でも遊べるようにした作り。本作ではアクションゲームのようにイージー、ノーマル、ハードと難易度を設定してプレイすることができ、イージーは「将棋ゲーム史上最弱」を誇る仕上がりになっているという。また、初心者以前に駒の動かしかたも知らないような人向けに、ヒロインの“中静そよ”が基礎中の基礎から教えてくれる“将棋教室”を収録。二者択一するだけで将棋が指せる“イージーガイド”、最善の指し手を示してくれる“ダイブ”といったシステムも搭載されており、将棋の入り口には最適の内容となっているようだ。ちなみに、ハードモードは「ほかのDS将棋ゲームにも負けない強さ」とのことで、こちらはではシルバースタージャパンにおける将棋ゲーム史の重みをいやというほど実感することができそうだ。
 

 もちろん原作ファン向けの要素も充実している。ストーリーモードで発生する対局はマンガと同じ盤面を再現。みずからの手で数々の名勝負を再現することもできるのだ。加えて、選択肢や対局の勝敗によっては物語の展開が変化することもあり、単純に原作の世界を追体験するだけではない仕組みとなっている。
 

Wii版

screenshot3
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▲イージーの最弱キャラ“斬野クル”は、将棋のルールを覚えたばかりの初心者でも互角に戦える、絶妙な弱さ。

▲原作でもおなじみのダイブを使えば、最善の指し手を示してくれる。ただし、使用回数に制限があるので、ここぞという場面だけで使おう

  

ニンテンドーDS版

将棋教室
ストーリー

▲将棋教室があるので、初心者でも安心してプレイ可能。

▲ストーリーモードでは原作に沿った熱い対局を楽しむことができる。

名局鑑賞
修行
はさみ将棋

▲なお、ニンテンドーDS版とWii版は若干内容が異なっている。ニンテンドーDS版のほうはモード数が多く、Wii版はモード数こそ少ないが思考速度がニンテンドーDS版よりも早くなっているのだ。


 イベント後半からは特別ゲストとして、作者の柴田氏とマンガで監修を務めるプロ棋士の鈴木大介八段、『ハチワンダイバー』の大ファンであるというプロ棋士の藤田綾女流初段が登場。トークショーを実施した。

 

 柴田氏は『ハチワンダイバー』というマンガを描き始めたそもそものいきさつを紹介。同氏はみずからを“将棋脳”と呼ぶほどの熱心な将棋ファンとのことで、マンガ家としてデビューしたときから将棋をテーマにした作品を描きたかったのだという。しかし、当時はまだ「将棋をわからない人に伝える実力がなかった」ため断念していたそうだ。それから10年ほどマンガ家としてのキャリアを積み「知らない人に向けて描ける」という自信を獲得。晴れて、『ハチワンダイバー』で念願の将棋マンガを世に贈り出すことができたというわけだ。

 

 監修の鈴木氏は、柴田氏の将棋に対する情熱を見て監修を引き受けたという。監修をやっていく中でもっとも苦労するのは、打った手順を示す“棋譜”の作成で、毎回「一手目からキャラのイメージを湧かせて、自分対自分で打っています」とかなり地道な作業の模様。いちばん作成に苦労した棋譜は“ニこ神”と主人公“菅田健太郎”の対局で、そのときは柴田氏から絶版になった棋譜の本を差し出されたこともあったという。


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▲「マンガはテンポが大事」と語る柴田氏(いちばん左)。ゲーム版でもそのテンポが見られること語り、「遊んでいる人はテンポにつられてゲームに引き込まれていくんじゃないでしょうか」と語った。


 中静そよをイメージして、メイド姿で登場した藤田氏は柴田氏とニンテンドーDS版を使って対局。ちなみに、柴田氏はアマ五段の称号を持つほどの実力者。とは言え相手はプロであり、解説にまわった鈴木氏も「アマがプロに勝つことはまずないですからね」と語るとおりその実力差は歴然だ。しかし……蓋を開けてみると、序盤から柴田氏が圧倒的優位で対局を進めるという予想外の展開に。

 

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▲真剣な表情で対局する柴田氏と藤田氏。鈴木氏はモニターに映された両者の画面を見ながら解説を行った。


 鈴木氏が明かしたところによれば、柴田氏は今回の勝負に向けて“ハチワンシステム”という独自の打ち筋を開発してきたそうで、この優勢はそれが見事にハマッた形とのこと。中盤、藤田氏もプロの意地で大きく盛り返すが、序盤の攻めが効いたのか、最終的に103手目で柴田氏の勝利となった。「どうにかごまかしながらやっていたのですが無理でした。ハチワンシステムにやられましたね(笑)」と藤田氏。鈴木氏はふたりの対局を見て「つぎから柴田さんと打ち合わせするときはDSを持参でやることになるかもしれません」語った。

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▲フォトセッションではぽぽぷれのスタッフも合流して、ソフトの発売をPR。

 

※『ハチワンダイバーWii』の公式サイトはこちら

※『ハチワンダイバーDS』の公式サイトはこちら

 

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