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『Halo(ヘイロー)』の戦争を自分で指揮できる快感!『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』インプレッション
【プレイ・インプレッション】

2009/2/26

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●シリーズの新たなる展開『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』の魅力を語る!

 マイクロソフトの最新作『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』は、人気シリーズ『Halo(ヘイロー)』の20年まえを舞台にした、RTS(リアルタイムストラテジー)だ。RTSと『Halo(ヘイロー)』シリーズという組み合わせにより生まれる新たなるゲームの楽しさとは? 三度の飯よりRTSが大好きというライター喫茶板東によるプレイ・インプレッションをお届けしよう。

▲『Halo(ヘイロー)』シリーズの最新作である『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』は装いも新たにRTSとして登場!


●俺とRTS(リアルタイムストラテジー)

 Xbox 360用ソフトとして登場した『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』。そのタイトル名からわかるように、世界中で大ヒットした一人称視点シューティングの傑作『Halo(ヘイロー)』シリーズの最新作だ。だが、いままでのシューティングとは異なり、ゲームジャンルがRTSへと変わっている。

 家庭用ゲームではあまり聞き慣れないこのジャンル、いったいどのようなものであろうか。筆者がどのようにRTSと出会い、ファンになったのかを語りつつ、RTSの魅力についても述べていきたい。

 RTSとは大雑把に言ってしまえば、リアルタイムで進行するシミュレーションゲームだ。コマとなるユニットを生産し、敵陣に攻め込んで、敵のユニットと基地を破壊して相手を降伏させる――。そう、ゲームの基本部分は『ファイヤーエムブレム』や『大戦略』シリーズに代表されるターンベースのシミュレーションゲームと大差はない。

 ただし、これがリアルタイムになると、突如猛烈に忙しいゲームに変貌するのだ。生産指示を出しているときも、ユニットを移動させているときも、戦闘しているときも、ゲームは絶えず進行する。より早く正確な操作を行い、的確な戦略を瞬時に判断し、ユニットをこまめに移動させて少しでも有利な位置から攻撃を行わなければならない。うまく操作できれば、それだけ戦局は有利に進んでいく。つまり、アクション制を兼ね備えた戦略ゲームなのだ。

 筆者は2000年ごろ、『エイジ オブ エンパイア』というRTSにハマった(ゲーム自体は’97年に発売)。太古〜紀元600年ごろを舞台にしたこの作品は、斧戦士や戦車射手といった古代ローマをほうふつとさせるユニットを操り、相手の文明を滅ぼすという作品だ。シングルプレイもおもしろかったが、何よりもインターネット対戦が熱かった。その後のシリーズももちろん遊び倒し、じつに2年以上も対戦に明け暮れたのだ。

 そんな『エイジ オブ エンパイア』を開発したのは、Ensemble Studios。そう、『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』と同じ開発スタジオだ。筆者は『Halo(ヘイロー)』シリーズが大好きだが、それ以上に『エイジ オブ エンパイア』シリーズが好きなため、『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』は『Halo(ヘイロー)』シリーズ最新作というよりも、『エイジ オブ エンパイア』の流れを汲むRTS、そしてEnsemble Studiosの最後の作品(※)ということで大いに期待していた。

※『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』完成後、Ensemble Studiosは閉鎖した。

▲家庭用ゲームにはなじみのないRTSとして、『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』では、いかにコントローラーに適した操作方法を実現するかも注力したポイントのひとつ。


●ひとつの戦いでいろいろな楽しさを味わえる『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』

 本作の舞台は、初代『Halo(ヘイロー)』より少しまえ。キャンペーンモードでは、コヴナントとの初期の戦いを通じて重厚なシナリオが満喫できる。

 ミッション開始時に判明している地形は、自分のユニットの周囲だけ。マップがどんな地形で、どこに敵がいるのかといった情報は、実際に探索しないとわからない。未開の地を探索するドキドキ感をすぐに楽しめるのだ。

 現在の戦局がだいたい判明したら、今度はいよいよ戦闘……のまえに、自戦力を強化しなければならない。本作に限らずRTSの戦闘は、ユニットによって有利不利が設定されているが、基本的となるのは物量だと思っている。同じユニットであれば数が多いほうが勝つのは当たり前で、いかにしてその状況を作り出すかが重要になる。

 限られた資源をうまく割り振りし、ユニットの生産と強化を同時に行う。基地を強化し、生産力を高めることも忘れてはならない。自軍が少しずつ強化されていくその状況に、育成ゲーム的なおもしろさを味わえるだろう。

 戦闘の結果は、前述のとおり戦力で大半が決まる。だが、各ユニットが有するアビリティをうまく活用すれば、多少の不利ならばひっくり返すことができる。自軍が有利な状況であっても、アビリティを使って被害をさらに抑えることが重要だ。戦闘では、このような小手先のテクニックが重要になる。戦術的なおもしろさが味わえるのだ。

 1回の戦闘に至るまでに、これだけの要素が楽しめることこそ、『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』の醍醐味であろう。はじめのうちは忙しさにとまどうかもしれないが、慣れていくにしたがい、その忙しさに快感を覚えることになるだろう。

●『Halo(ヘイロー)』シリーズファンならニヤリとする仕掛けが満載!

 筆者が本作で気に入ったのは、プレイ中の細かな部分で感じられる“『Halo(ヘイロー)』らしさ”がお気に入りだ。

 登場するユニットは、『Halo(ヘイロー)』シリーズファンならおなじみの海兵隊員やスパルタン。ワートホグにスコーピオンなどの兵器ももちろん登場する。これらのユニットのアビリティが、じつに“『Halo(ヘイロー)』らしい”のだ。

 たとえば偵察車両のワートホグ。『Halo(ヘイロー)』本編とおなじく、敵に“体当たり”して攻撃できるのだ。また、マスターチーフでおなじみのサイボーグ兵士“スパルタン”は敵の車両を“乗っ取り”できる。いずれのアビリティも、シリーズのファンならば1回は本編で行ったことがあるアクションだろう。筆者は、これらのアビリティを使うと思わず『Halo(ヘイロー)』シリーズ本編の画像が脳内に浮かんできて、ついニヤニヤしながらプレイしてしまうのだ。ささいなところだけれど、ファンにはこういう気配りがうれしいよね。

 また、対戦モードである“スカーミッシュ”では、人類側であるUNSC(国連宇宙司令部)に加えて、シリーズを通じての敵であるコヴナントとして戦うこともできる。小さくて憎めないグラント隊に、中ボス格のエリート儀仗兵、移動速度は遅いが圧倒的な攻撃力を持つハンターなど、本編ではカリスマにあふれていた敵キャラクターたちを指揮できるのだ。味方のみならず敵役の人気も高い『Halo(ヘイロー)』シリーズだけに、彼らを操りたいと思っているファンは少なくないと思う。

 ちなみに、キャンペーンにはやり込み要素もバッチリ用意されており、そのひとつとしてスコアがあげられる。より早くクリアーしたり、上手に戦闘をこなしたり、サブ的な目標を達成すると高スコアをえられるのだ。ミッションクリアー時にはスコアに応じて、『Halo(ヘイロー)』シリーズらしくゴールドやシルバーといったメダルが与えられる。一度クリアーしたミッションでも、より高いスコアを目指してやりこむ楽しさがあるのだ。

 個人的には、RTSのシングルミッションは1回クリアーすれば終わり、下手をするとプレイすらしない……ということも多かったのだが、そんな筆者でも“ちょっと遊びこんでみたい!”と思わせる仕掛けがたっぷり用意されているのは特筆したい。“実績”を稼ぎたい、という目的もあるんだけどね(笑)。

▲『Halo(ヘイロー)』シリーズファンにはうれしい仕掛けもいっぱいの『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』。重厚なSFの世界観にぐっとくる人も多いはず。


●やっぱりメインはマルチ対戦!?

 シングルプレイを一通り遊んだら、いよいよ本番のマルチプレイだ。……とは言いつつ、この原稿を執筆している時点では本作の発売まえのため、対人戦は未体験。もっぱらコンピューターと戦っているのだが、それでもやっぱりおもしろい!

 マルチプレイの醍醐味は、やはり“リアルタイム”であることに尽きるだろう。いかに相手より早く自陣営を発展させ、軍備を整えて先制攻撃を仕掛けるか。相手がどんなユニットで攻めてくるか? それを知るためには偵察するか、それとも予想するか? 偵察するならばその分の戦力はどこから捻出するか? ……という感じで、随時適切な判断を下していく必要がある。

 ゲームを理解するにしたがって、やりたいことがどんどん増えていき、そのぶん操作量も増えていく。だが、それだけ自分の腕が上昇していることも体感できるため、くり返しのプレイが苦にならない。このあたりは、シミュレーションゲームというよりは、むしろ格闘ゲームに近いかもしれない。

 というわけで筆者は現在、来るべき対人戦に備え、仕事の合間をぬってマルチプレイの練習をしている。本作に興味を持った人は、ぜひともXbox LIVEの世界に飛び込んできてほしい。
 

Text by 喫茶板東


筆者紹介 喫茶板東

おもにファミ通Xbox 360やLOGiN Web Magazineでオシゴトをしているフリーライター。国産・海外産にこだわらず、おもしろそうなゲームにはなんでもチャレンジ。ゲームの研究に余念がない……といえば聞こえはいいが、じつは単に貪欲なゲームオタク。今日も積みゲーが増えていきます。


『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』

対応機種

Xbox 360

メーカー

マイクロソフト

発売日

発売中

価格

7140円[税込]

テイスト/ジャンル

SF/シミュレーション

備考

初回限定版『Halo Wars(ヘイローウォーズ)リミテッド エディション』発売、価格7770円[税込]

 
※『Halo Wars(ヘイローウォーズ)』の公式サイトはこちら

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