『ストリートファイターIV』いまから始める対戦攻略【後編】
●対戦に効く3つの要素でレベルアップ
初心者から抜け出るときに重要となる要素は3つ。それは“牽制”、“連繋”、“連続技”だ。これらの要素の効果を覚えて腕を磨くことで、対戦はよりいっそう奥深くなる。ここでは、これらの要素を対戦初心者にも理解しやすいように解説していこう。ひとつずつ自分のものにすれば、対戦がグンと楽しくなるぞ。
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適当に技を出しているだけでは、勝てないどころか対戦の妙味も理解できない。まずは学ぶべし。 |
状況ごとに役立つ3つの要素を覚えよう |
その1 牽制を駆使して機先を制すべし |
相手との距離が遠い場合は、波動拳やソニックブームといった飛び道具系の必殺技を出したり、各キャラクターごとのリーチの長い攻撃を出すことで、相手にたやすく踏み込まれないようにする。このように、技がギリギリ当たるくらいの距離で攻撃を出しておく行為を“牽制”と呼ぶ。この牽制で闘いのペースを握るのだ。 |
その2 連繋で相手を攻め立てるべし |
攻撃を単発で終わらせずに続けて攻撃をくり出していくことを“連繋”と呼ぶ。たとえば、しゃがみ弱キックなどをガードさせ、さらにしゃがみ中キックや投げを狙っていくといった連繋が常套手段。攻撃のチャンスが増えるため、必然的にダメージを与えやすくなるぞ。 |
その3 コンボで一気にダメージを与えるべし |
相手に攻撃がヒットした状態で、さらに攻撃を連続ヒットさせていくことを“コンボ”と呼ぶ。各キャラクターには定石のようなコンボがいくつもあるが、攻撃中に通常技を必殺技でキャンセルして、連続で当てていくことが連続技の基本。チャンスに決めることができれば、相手に大きなダメージを与えられるのだ。 |
1 牽制 やみくもに近づくのではなく、やや離れた距離から技を当てる |
こちらの技がギリギリ当たる程度の距離でとりあえず攻撃を出しておけば、攻撃を仕掛けに近づいた相手におもしろいようにヒットする。このような牽制を知っているだけで、確実に勝率は上がるのだ。牽制として使う技には、それなりに威力とリーチがあり、空振りしても大きな隙のできない技が適している。キャラクターによって差はあるが、立ち中攻撃やしゃがみ中攻撃が牽制によく使われる。また。牽制はダメージを与える効果はもちろん、相手のガードを誘う効果もある。
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ケンなら遠距離立ち中パンチや踏み込み前蹴り、しゃがみ中キックなどが牽制技として最適。こららを当てやすい距離をキープして闘おう。 |
応用 牽制技からのキャンセル必殺技 |
しゃがみ中キックなどを牽制に使う場合、しゃがみ中キックを出したあとすぐに、ガードされてもかまわない必殺技を入力してみよう。もし、しゃがみ中キックが当たっていれば連続で必殺技もヒットし、しゃがみ中キックがガードされていてもキャンセルがかかって必殺技が出るのだ。後者の場合でも必殺技がガードされるだけなので、どちらにしても問題ない。 |
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牽制のしゃがみ中キックからキャンセルして波動拳へ。離れているのでガードされてもオーケー。 |
対応 牽制技に攻撃を当てる |
相手が牽制の攻撃を出してくると、こちらの牽制も当てにくくなる。そんなときは相手が牽制攻撃を空振りした隙を狙って攻撃を当てるのだ。このときガードしていると反撃が間に合わないので、前後に動いて相手の空振りを誘発するといい。相手との距離を調整しながら狙っていこう。 |
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ブランカの伸びきった腕に、ケンのしゃがみ中パンチを当てるのだ。 |
2 連繋 有利な状況を利用して、一気に相手を攻め立てる |
技の中には、相手に技がヒットしなくてもガードさえさせてしまえば、こちらがさきに動けるようになるといったものがある。たとえば、ジャンプ攻撃などがそれだ。連繋では、まずこうした有利な状況を作り出し、そして続けざまにつぎの攻撃を当てやすくすることが重要になるのだ。このときにガードを固めてくる相手には投げを狙い、逆に投げを警戒して攻撃を出したり、投げ抜けを狙ってくる相手には、技の出が早い攻撃を出しておく。これで相手の攻撃を逆にカウンターで潰すことができるぞ。
代表的な連繋の例 |
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ジャンプ攻撃をガードさせて |
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ガードした相手を投げる。起き上がった相手をさらに攻撃していこう。 |
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投げがくると思って打撃を出した相手のカウンターを取る。さらに攻勢に出よう。 |
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各キャラクターの中段攻撃で相手のガードを揺さぶってもいい。 |
応用 昇龍拳などの無敵技を持つ相手には |
通常の攻撃をガードさせて連繋を仕掛ける場合、注意しなければならないのが、昇龍拳などの無敵状態がある技に対して。こちらが投げようが打撃を出そうが、問答無用でつぶされてしまうのだ。そんな無敵技を持った相手に連繋を仕掛ける場合は、単調な攻めかたにならないように工夫することはもちろん、あえてガードするという選択肢を選ぶことも重要になる。つまり連繋で相手の無敵技を誘い、ガードしてその隙を攻撃するのだ。相手がこちらのガードを警戒して様子を見るようになったら、再び連繋を仕掛け、ダメージを与えよう。 |
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しゃがみ弱キックをガードさせる。ここからほかの技を出さずに一瞬待ち……。 |
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相手の反撃の昇龍拳を読んでガード。読みどおりならチャンス到来。 |
3 連続技 一気に勝負を決める派手な連続技は、対戦格闘ゲームの醍醐味 |
連続で攻撃をヒットさせて大ダメージを与える連続技。これをマスターすることは、格闘ゲームをプレイするうえで欠かせない目標のひとつだ。基本的にはジャンプしながらの攻撃をヒットさせ、続いてしゃがみ中パンチなどのキャンセル可能な通常攻撃を当てるところからスタート。そして、そのまま必殺技で通常技をキャンセルしながら、その必殺技を当てるのだ。後述するEXセービングを取り入れれば、さらに高度な連続技になるぞ。
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前方ジャンプ強パンチからしゃがみ中パンチを当て、そこから強力な必殺技へとつなげる。 |
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まずは簡単な連続技から覚えていこう。 |
※通常技での注意“連打キャンセル” |
“連打キャンセル”とは、おもに弱攻撃を連打することで、通常技から通常技をキャンセルしてつなげるテクニック。ただし、連打キャンセルして通常技をつないだ場合、その通常技を必殺技でキャンセルできなくなるので注意。たとえば、弱攻撃2発から必殺技につなげる連続技の場合、弱攻撃の技モーションが終わってから、つぎの弱攻撃をタイミングよく出してつなげる必要がある。 |
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しゃがみ弱キックのモーションが終わってから、つぎのしゃがみ弱キックを出してつなげる。技を出すのが遅過ぎると連続技にならないので注意。 |
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しゃがみ弱キックを“連打キャンセル”でつなげた場合は、2発目のしゃがみ弱キックに必殺技でキャンセルをかけられないが……。 |
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“目押し”でつなげた場合は、必殺技によるキャンセルが可能。(※目押しとは、技が終わる瞬間に合わせてボタンを押し、連続技になるようにつぎの技をつなげるテクニックのこと)。 |
応用 |
ジャンプ攻撃などからしゃがみ弱キックを当てて必殺技につなげる連続技は、多くのキャラクターに共通するセオリー。だが、しゃがみ弱キックがガードされているのに必殺技でキャンセルをかけても、反撃を受ける危険性がある。これをカバーするテクニックが“ヒット確認”と言われるものだ。弱攻撃を2〜3発当てている間にガードされているかヒットしているかを判断し、ヒットしていた場合のみ最後の1発にキャンセルをかけて必殺技につなげるのだ。これができるようになると、ウルトラコンボなどの失敗でゲージを無駄使いすることが少なくなる。ぜひ覚えておきたいテクニックだ。 |
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しゃがみ弱パンチを当てて、ヒットしたかどうかを確認。もしガードされていたらスクリューパイルドライバーへ移行してガードを崩せ。 |
応用 |
キャラクターと技によっては、空中にいる相手に攻撃をヒットさせたあと、さらに追撃がヒットする。狙える状況は限られているが、相手のジャンプのタイミングなど動きを読めるときは、積極的に狙いたい連続技だ。中には通常技だけでなく、スーパーコンボやウルトラコンボでの追撃ができるキャラクターもいる。 |
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サガットなら空中の相手にステップハイキックを当て、さらにウルトラコンボにつなげられるのだ。 |
リュウで強力なコンボを決めるなら |
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しゃがみ中キック中に昇龍拳のコマンドを入力し……。 |
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しゃがみ中キックをキャンセルして昇龍拳。昇龍拳がヒットするタイミングで中パンチと中キックを同時押ししてEXセービングを出す。 |
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中パンチと中キックを押したまま前方ダッシュを入力し、EXセービングをキャンセルして前ダッシュ。この前ダッシュ中に中パンチと中キックを離しておく。 |
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そして、ダッシュの終わり際に滅・波動拳のコマンドを入力して、落下してくる相手に滅・波動拳を決めてフィニッシュ。 |
以上で“いまから始める対戦攻略”は終了。今回紹介した要素は、対戦の基本となるものばかり。まずは、これらの要素をトレーニングモードで確認し、つぎにアーケードモードでコンピューター相手に練習してみよう。基礎が固まったらオンライン対戦に挑むべし! 使用キャラクターごとのより深い攻略が知りたいときは、“キャラクター別に徹底攻略!”を参照してほしい。
※いまから始める対戦攻略【前編】はこちら
※キャラクター別に徹底攻略!はこちら
※公式サイトはこちら
■『ストリートファイターIV』キャラクター別に徹底攻略 TOP
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