HOME> ゲーム> アーティスト高杉さと美、『幻想水滸伝ティアクライス』とのタイアップを語る
●楽曲の提供、声優初挑戦について高杉さと美が思ったこととは?
KONAMIから2008年12月18日に発売されたニンテンドーDS用ソフト『幻想水滸伝ティアクライス』。
ニンテンドーDS用ソフト |
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▲中国の小説『水滸伝』をモチーフにしたKONAMIの人気RPGの新シリーズ。これまでのシリーズの特徴とも言える"宿星を持った108人の仲間"は、『幻想水滸伝ティアクライス』にももちろん登場する。108の宿星のリーダーである主人公となり、個性豊かな仲間たちとパーティーを組んで壮大な冒険に出かけよう。 |
今作のオープニングテーマ『Tears in the Sky』、エンディングテーマ『ティアクライス 〜希望のトビラ〜』を、アーティストの高杉さと美さんが歌っている。さらに彼女は、『幻想水滸伝ティアクライス』に登場する“シスカ”役として、声優に初挑戦。そこで、今回はファミ通.com特別インタビューと題し、高杉さと美さんに『幻想水滸伝ティアクライス』とタイアップした感想について聞いてみた。
高杉さと美 |
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'85年東京都生まれ。2007年、映画『西遊記』のイメージソング『旅人』で鮮烈なデビューを飾る。その年は"第49回 輝く!日本レコード大賞"、"発表!第40回日本有線大賞"、"ベストヒット歌謡祭2007"で新人賞を獲得。新時代のアーティストとして期待される。2008年2月には4thシングルと自身初のアルバムをリリース。さらに、石井竜也とのデュエットで、東京ディズニーリゾートの25周年アニバーサリーソング『魔法の鍵〜The Dream Goes On〜』を発売するなど、2008年も精力的に活動した。 |
----過去にゲーム絡みのお仕事をされたことはあったんですか?
高杉 今回が初めてでした。私の中ではゲームは映像作品としてとらえているんです。最近のゲームでは音楽も重要な要素のひとつだと思っていますから、映画やドラマに楽曲を提供するのと気持ちは変わらないですね。やりがいのある仕事だと感じています。
----『幻想水滸伝ティアクライス』に対する印象は?
高杉 これまでに『西遊記』の主題歌や、ディズニーリゾート25周年の記念ソングなど、幻想的な世界観を持った作品に携わらせていただく機会があったんですが、『幻想水滸伝ティアクライス』もそれらに近いファンタジーチックな作品だなと思いました。それから人間の葛藤だったり内面が強く表現されているところにも魅力を感じています。
----『幻想水滸伝』は人気のあるシリーズなんですが、遊んだことってありますか?
高杉 はい。じつはあるんです。『幻想水滸伝IV』だったか『幻想水滸伝V』……どちらだったか忘れちゃいましたけど(笑)。ゲーム自体、昔はよく遊んでいました。最近はじっくり遊ぶ時間はないんですが、ニンテンドーDSを持っているので、移動時間とかにプレイしています。
----あまりゲームをやらなさそうな雰囲気なのに……意外とゲームをやっているとは親近感が沸きますね(笑)。どんなゲームをプレイしているんですか?
高杉 脳を鍛える系やお料理レシピ系のゲームなどです。
----そんな高杉さんですが、『幻想水滸伝ティアクライス』のオープニング、エンディングに楽曲を提供されていますね。
高杉 オープニングテーマは『Tears in the Sky』という曲です。ゲームの資料をいただいて、自分なりにイメージを膨らませて詞を書きました。星を宿した主人公たちが抱く未来に対する希望や不安、葛藤を表現しました。メロディーについては何パターンか候補があって、そこから『幻想水滸伝ティアクライス』の世界観にマッチしたものを選んで、そこに詞をのせていきました。
----プロモーションビデオも拝見しましたが、どこか幻想的な雰囲気でした。あれもゲームの世界観を意識したんですか?
高杉 そうですね。あれは沖縄で(2008年10月ごろに)撮影したプロモーションビデオなんです。お城の跡だったり森の中だったり、ちょっと不思議な場所で撮影したんですが、完成したものを観てみると「どこなんだろう?」と思わせる雰囲気があって、『幻想水滸伝ティアクライス』の主題歌のプロモーションビデオにピッタリだと感じましたね。
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----一方、エンディングテーマはタイトルからしてゲームを意識した楽曲のようですね。
高杉 『幻想水滸伝ティアクライス』の“ティアクライス”という言葉を使わせていただきました。『ティアクライス 〜希望のトビラ〜』という楽曲ですね。こちらはゲームの中で冒険を終えた主人公たちだけど、旅はまだ続いていくんじゃないかなっていう気持ちにさせてくれる曲になっています。ゲームをクリアーして聴いていただければ、ひとつの答えが見えてくるような内容ですね。もちろんクリアーするまえに聴いていただいてもいい曲なんですが(笑)。クリアー後に聴くと、また違った印象を受けるんじゃないかなって思います。
----二度楽しめる楽曲なんですね。ところで、高杉さんは東京ゲームショウ2008のKONAMIブースのステージイベントで、今回の2曲を披露されましたよね。
高杉 私、あのときに初めて東京ゲームショウに行ったのですが、ゲームファンの熱気に圧倒されちゃいました(笑)。ふだんのライブとはひと味違った感じがしました。とくに歌っているときに、まわりのほかのメーカーさんのブースからいろいろな音が聞こえてくる中で歌うっていうのも初体験で。いろいろなゲームの世界観が音でわしゃわしゃ入ってくるという状況が、とても新鮮でした(笑)。
----なるほど(笑)。そういえば、今回は楽曲提供だけではなく、声優にも初挑戦されたとか。
高杉 そうなんですよ。『幻想水滸伝ティアクライス』に登場する“シスカ”と
いう女性キャラクターの声を演じさせていただきました。最初は歌だけのタイアップだと思っていたので、声優までやることになるなんてまったくの想定外でしたね(笑)。
----高杉さんはアーティストですからね(笑)。シスカを演じてみていかがでしたか?
高杉 シスカは、戦いに向かうまえの主人公たちを和ませたり、まわりに気を配る女性なんです。でも、ちょっとおっちょこちょいな面もあって、かわいらしいタイプでしたね。変なことを言って、周囲の人に「えっ!?」って言われるところは、私に似ている気がしました(笑)。
----そんなところが似ていたんですか(笑)。
高杉 シスカと似ている部分があったから、演じやすかったですね。ただ、収録のときはまわりに声優さんがいなくて、ひとりぼっちだったので、そこは心細かったです。すでに収録されていたほかの声優さんのセリフを聞きながらだったんですけど、やっぱり実際に隣でしゃべってもらったほうが生きた会話ができたと思うので、ひとりで収録したところはたいへんでした。
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----ゲームで実際にシスカがしゃべっているシーンはご覧になりましたか?
高杉 見ましたけど……自分の声なのに気持ち悪かったですね(笑)。でもだんだんと慣れてきちゃって、途中からシスカのセリフを聞いても自分が演じていることを忘れるくらい、なじんでいました。それで「あ、これ私が演じたんだ」ってハッと気づいたり(笑)。
----もしまた声優もやってください、というオファーが来たらどうしますか?
高杉 そういった機会をいただけるのであれば、また違ったキャラクターを演じてみたい気持ちはありますね。今回シスカを演じましたが、じつは村長に惹かれている自分がいたんです(笑)。
----村長!? 演じてみたという意味で惹かれたんですか?
高杉 やってみたいです、村長! 声質が男の子っぽいと言われることがあるので、そういったキャラクターを演じてみたいですね。
----今回、『幻想水滸伝』という人気シリーズとタイアップしましたが、プレッシャーは感じましたか?
高杉 『幻想水滸伝ティアクライス』に限らず、自分の楽曲と何かの作品がタイアップすることについて、あまりプレッシャーを感じることはないです。むしろ、自分の曲をいろいろな角度で感じることができる楽しみがあるので、タイアップは好きですね。
----肝が据わってらっしゃる(笑)。じゃあこれからもどんどんタイアップの話を持って来い、と?
高杉 私の歌を必要としてくれるタイアップは光栄なことですので……どんどんお話ください(笑)。
高杉さと美 7thシングル |
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- アーティスト高杉さと美、『幻想水滸伝ティアクライス』とのタイアップを語る - 更新日時:2009年1月10日
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