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仲間とともに新たな冒険へ 『ファンタシースターZERO』プレイ・インプレッション
【プレイ・インプレッション】

2009/1/14

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●2008年年末、注目のネットワークRPGがついに発売


 2008年12月25日。クリスマスの日にリリースされたニンテンドーDS用ソフト『ファンタシースターZERO』。オンラインゲームの先駆けとして、ドリームキャストで発売された『ファンタシースターオンライン』以降、多くのファンを魅了し続けたシリーズの最新作だ。ストーリーを追いながら、たっぷりと冒険を楽しめるひとり用の“ストーリーモード”、そして最大4人で楽しめる協力プレイなど、充実の内容となっている同作。この注目作品を、元週刊ファミ通編集者であり、自他ともに認める『ファンタシースター』シリーズファンの深見参段が早速プレイ。そのプレイ・インプレッションをファミ通.comで掲載する。


●気軽かつガッツリ! 手のひらサイズのネットワークRPG!! 

 

 本作は、ドリームキャストで好評を博し、名作と名高い『ファンタシースターオンライン』(以下、『PS0』)の流れを汲むシリーズ最新作。最大4人で同時プレイが可能なアクションRPGです。『PSO』が発売された当時は、いまほどインターネットも普及してなくて、家庭用ゲーム機で本格的なネットワークRPGはありませんでした。読者の方には、初めて遊んだネットワークRPGが『PSO』という人も多いのでは? かくゆう私もそのひとり。その血を受け継いだ作品と言われれば、思わず期待しちゃうのも当然ですよね! 

 

 『ファンタシースターZERO』でまず驚いたのは、ネットワークRPGが、ニンテンドーDSで気軽に全国の人と遊べるようになったこと! しかも、ガッツリ遊べるボリュームもあるんです。これまでネットワークRPGといえば、PCゲームや据え置きゲーム機で遊ぶのが一般的でしたが、なんと携帯ゲーム機でそれが可能になったわけですね。スゴーイ! 自宅にインターネットの環境があれば、誰でも簡単に全国の人と遊べちゃう……いやはや、いい時代になったものです! 

  

 携帯ゲーム機で全国の人と遊べるとはいっても、キーボードもないですし、相手とのコミュニケーションが取れるのか不安に思うかもしれません。でも、その心配は無用! なーんと、相手としっかりコミュニケーションが取れる、“ビジュアルチャット”という画期的なシステムがあるんです! 操作もカンタン。下画面にチャット画面を開いて、タッチペンで文字やイラストを書き、送信ボタンを押せばオーケー。それが吹き出しの形になって、相手に伝わるのです。まるで、プレイヤー自身が話しているかのような吹き出しチャットはシリーズの伝統ですが、温かみもあって感情移入しまくり! いままでのネットワークRPGと同じように、いやひょっとしたらそれ以上に、味のあるコミュニケーションが取れますよ。それに「字キレイじゃないし、絵心もないから、ビジュアルチャットって少し恥ずかしいかも……」って思う人もいるかもしれません。中学校のとき、美術が2だった私もそのひとり! ほかの人の吹き出しをコピーすることもできますが、できれば自分の言葉で伝えたいもの。そんな人にオススメなのが“顔文字”です。携帯電話にもたくさん登録されてるコレですね→(^▽^)V。たとえイラストが苦手でも、顔文字なら記号を並べるだけで表情になるし、文字だけよりも感情表現が豊かになるのでぜひ試してみて! 

 

ファンタシースターZERO

ファンタシースターZERO

 

 また、ネットワークRPGに初めて触れる人も、気軽に遊べるのが本作の魅力。Wi-Fi通信は機能が充実していて、しっかり“カンタン”、“あんしん”、“無料”と三拍子そろってます。しかも、クエスト中は動きもスムーズで、ワイヤレス通信と同じように最大4人同時プレイでそのまま遊べてしまうんだからびっくりです! これまでのシリーズのようなロビーこそないものの、行きたいフィールドを設定すれば、全国のプレイヤーとマッチングして冒険ができます(この場合は、ビジュアルチャットは使えませんが、定型文でチャットはできます)。また、事前にフレンドコードを登録しておけば、フレンドどうしだけでも遊べちゃうんです。さらに、マルチプレイ用のクエストにひとりで挑戦できるなど、そのときの気分や自分のプレイスタイルに合わせて遊べるのもいいですね。Wi-Fiサーバーですので課金もありませんし、ネットゲーム好きも納得のデキになっているのではないでしょうか? フレンドがWi-Fiに接続したら、音が鳴って下画面にアイコンが表示されるので、「みんなが来るまで、シングルプレイしながら遊んどこうっと」とのんびり待つことも可能ですよ。
 

 また、基本操作を覚えながら物語が楽しめるストーリーモードは、本作のボリュームからすると、ストーリーモードクリアーで初心者ハンターズを卒業するといったところ。一人前のハンターズになったあとは、その後に出現する、難関のハードモードやスーパーハードモードに挑むことになり、やり込める世界が待っているのです。それに本作は、協力プレイのほうが断然メリットが大きいシステム! 手付け(1以上のダメージ、もしくは補助テクニック(特殊攻撃)を敵にかけないと経験値が入らなかった、シリーズ特有のシステム)がなくなって経験値が平等に入り、ドロップアイテムもひとりずつ出るようになったので、アイテムの奪い合いも心配ありません。つまり、協力プレイの人数が多いほど楽に冒険を進めることができるってこと。歯応えがあるゲームバランスになっているので、いっしょに遊ぶメンバーが多いほど、強いボスにも立ち向かえますよ! ちなみに、個人的にお気に入りなのがフレンドランキング。最大ダメージやエネミー討伐数など、プレイのいろんな記録がフレンド中何位なのか分かる機能で、「最高ダメージはフレンドの中で1位だ! うふふ」とか「うわ! エネミー討伐数負けてるっ。つぎの冒険までにはやり込んでおくから!」など、負けず嫌い魂をとーっても刺激されるんです。しかも、パーティーを組めば自動的にフレンドランキングは更新されるので、面倒な手間も必要ありません。協力プレイならではの“つながっている感”があって、負けられないって感じですよっ。


 キャラクターデザインや世界設定などが一新されていて、シリーズのファンの人ほど一瞬戸惑うかもしれません。名作である『PSO』の血を受け継いだ作品と言われれば、思い入れのあるゲームだけにきびしい目で見がちでしょう。しかし、アクションパレットや3段攻撃、マグなど、触ってみると「あ。ちゃんと『PSO』してる」と思うハズ。誰かが立ち止まったと思ったら、ポインッという音がして、「いま、マグにエサやってる!?」とツッコミを入れる場面なんて、思わずニヤリとしてしまいます。『ファンタシースターユニバース』で登場したド派手な必殺技のフォトンアーツや、『ファンタシースターポータブル』で好評だった称号システムなど、過去のシリーズで培ってきたものが、本作にはフルに盛り込まれていて、ガッツリ遊べること間違いなし! シリーズのファンの人も初めての人も、友だちとクエストに挑戦したり、全国のプレイヤーと協力して強敵に立ち向かうこのドキドキを、『ファンタシースターZERO』で感じてほしいです! 

 

text by 深見参段
 

ファンタシースターZERO

ファンタシースターZERO

 

 

ファンタシースターZERO

ファンタシースターZERO

 

 

 


 

著者プロフィール
深見参段

ファンタシースターZERO

ファンタシースターZERO

『PSO』との出会いで大きく人生が変わったフリーライター。元週刊ファミ通編集者。週刊ファミ通では、携帯ゲーム機のクロスレビューも担当。プレイスタイルはスローペースで、いつも周囲からツッコまれる日々。本作は、メインキャラクターがレベル61で、プレイ時間は全3キャラクター合わせてまだ50時間といったところ。そのうちの10時間は、原稿を書きながらマグのエサやりタイムだった気がします……。年末年始は、友人とのWi-Fi通信を楽しみつつ、もっとやり込みます!


ファンタシースターZERO

対応機種

ニンテンドーDS

メーカー

セガ

発売日

発売中

価格

5040円[税込]

テイスト/ジャンル

SF / アクション・RPG

備考

ニンテンドーWi-Fiコネクション対応、DSワイヤレスプレイ対応、プロデューサー:酒井智史、ディレクター:川端真之



※『ファンタシースターZERO』公式サイトはこちら
 

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