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ゲームミュージック界の大物コンポーザー、『アイマス』アーティストも登場したライブイベント“EXTRA”が開催

2008/10/15

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●総勢9組のアーティストがライブとDJプレイを披露!

 

 2008年10月13日、都内にあるライブハウス“新木場 SUTUDIO COAST”で、5pb.が主催するライブイベント“EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008”が開催された。

 

 “ゲームミュージック・アーティストを招き、ゲームミュージックをみんなで聴いて楽しもう!”をコンセプトに2007年よりスタートした本イベント。出演者はゲームミュージック界の大物コンポーザーが中心で、バンドの生演奏やゲーム関連アーティストのライブが披露される“LIVE STAGE”と、ゲームミュージックを素材としたDJプレイが鳴り響く“DJ STAGE”のふたつが交互に行われる、1粒で2度おいしいステージ構成となっているのが特徴だ。前回開催時には『ファイナルファンタジー』サウンドの産みの親である植松伸夫氏率いる“THE BLACK MAGES”や、『ロマンシング サ・ガ』、『聖剣伝説』シリーズの楽曲を手掛けた伊藤賢治氏など、ゲームファンならば反応せずにはいられない面々が出演。今回もそれに負けず劣らずの豪華メンバーが顔を揃え、熱狂のライブとダンサンブルなDJプレイで来場者たちを音の洪水へと巻き込んだ。


▲イベント開始まえから会場周辺はこの人だかり。海外からの来場者が多いのも印象的だった。


▲フロアーの外には物販コーナーも設けられ、イベント限定のグッズも販売された。


 フロントアクターを務めたのは“トリオ・ザ・DS”。本格的なシンセサウンドを作り出せることで話題のニンテンドーDS用ソフト『KORG(コルグ) DS-10』を使い、ダンスミュージックを奏でるというユニークなグループで、メンバーは佐野信義氏、光田康典氏、岡宮道生氏というゲームミュージック界でも名の知られた面々で構成されている。今回はひとり2台、計6台の『DS-10』を使用。『ファイナルファンタジー』シリーズから『チョコボのテーマ』、『クロノトリガー』から『クロノトリガーのテーマ』、『遥かなる時の彼方へ』など全7曲が『DS-10』のみで演奏された。フロアー全体に響く打ち込み音や、フニャフニャとしたシンセ音は、とてもゲーム機から発せられたものとは思えないほどに太くて強い。『DS-10』の完成度の高さアピールするという意味でも大成功のステージになったと言えるだろう。


▲ステージに演奏機器(ニンテンドーDS)を並べ、立ったままプレイするという、ドイツのテクノグループ“クラフトワーク”を彷彿とさせるスタイルで演奏したトリオ・ザ・DS。スクリーンでは慌しく動く、演奏者の手元などが映し出された。


 トリオ・ザ・DSの実験的なLIVE STAGEに続いては、昨年も出演した“BETTA FLASH”によるDJ STAGEがスタート。『サンダーフォースVI』、『ナイトウィザード』のゲームサウンドに始まり、BETTA FLASHのオリジナル楽曲『HORIZON』も披露した。MCではボーカルのCyuaがBETTA FLASHの今後の稼動予定を紹介し、2009年春に初のフルアルバムを発売すると発表。最後は『レイクライシス』からの楽曲『RAY'z BEYOND』で締めた。


▲TAMAYO(左)の作るどこかオリエンタルな香りのするサウンドに、Cyuaの神秘的な歌声が絡むBETTA FLASH。ちなみにTAMAYOはかつて、タイトーのサウンドチームZUNTATAでメインコンポーザーを務めていた。


▲『RAY'z BEYOND』のプレイ中には、カラーボールを観客席に向けて投げるというファンサービスも。


 ゲーム業界を代表する大物コンポーザーふたりが組んだ夢のユニット“古代祐三×日比野則彦”は、ヴァイオリン、ピアノなどで構成されたアコースティックな編成で、ダンスサウンドが中心の本ライブにおいて強い存在感を放った。ふたりは『世界樹の迷宮』のバトルメドレーなどをシットリと演奏。日比野氏は前半バンドの指揮者を担当し、後半は指揮棒をサックスに持ち替え、アニメ『ブラスレイター』のメインテーマと、『カルドセプト』の『昏哉』をメドレーを披露し、ゆったりとした空気でフロアーを満たした。


▲ここまでのアップテンポなステージからうって変わって、美しいピアノの旋律で会場を和ませた古代氏。


▲演奏の合間には「今日は日比野さんもいるので、多少ミスってもバレないなと思って、肩の力を抜いてやれました」(古代)など、古代氏と日比野氏のユーモアに満ちた掛け合いも。


▲「今日はサックスも持ってきたので、1曲だけ吹かせてください」と語り、ムーディーな楽曲で観客を魅了した日比野氏。


 ナムコ(現、バンダイナムコゲームス)在籍時に『ドラゴンスピリット』の楽曲などを手掛け、現在はスーパースィープの代表取締役を務める細江慎治氏のDJ STAGEでは、ナムコ、セガ、タイトーから発売された往年の名作タイトルのパーティーチューンが展開。また、レトロゲームだけでなく、発表間もないセガのWii用ソフト『レッツタップ』(2008年12月発売予定)の楽曲もセレクトされるなど、メーカーの垣根と時代を跨いだステージとなった。


▲細江氏のアッパーなチューンで、会場はダンスホールに。演奏終了後はスクリーンも使い、来場者に別れを告げた。


 ’80年代〜’90年代を中心に、KONAMIで数多くの楽曲を手掛けてきた古川もとあき氏。この日3度目となるLIVE STAGEには、同氏が率いる“古川もとあき with VOYAGER”が登場し、『悪魔城ドラキュラ』、『XEXEX』、『グラディウスII』などのゲームサウンドを、バンド編成で演奏した。上記タイトルの直撃世代である30歳前後の来場者にとっては、感涙もののステージとなったに違いない。キーボード兼MCのフレディー中山氏も、それらの世代が集中していたと思われるエリアを指して「そこら辺の人はとくによろこんでくれているみたいですね」とコメント。


▲KONAMIサウンドのファン感涙もののナンバーが相次いで飛び出した古川もとあき with VOYAGERのLIVE STAGE。


 “quad×KPLECRAFT”によるDJ STAGEでは、プレイ開始に先立ってさきほど古代氏とともにLIVE STAGEを行った日比野氏が登場。これからKONAMIのXbox 360用ソフト『オトメディウスG(ゴージャス!)』(発売日未定)のシューティングメドレーが披露されることを説明し、加えて同作で『グラディウス』、『沙羅曼蛇』、『サンダークロス』、『ツインビー』のアレンジ楽曲をダウンロードコンテンツとして配信予定であると発表。ステージでは、それらの楽曲が先行でプレイされ、KPLECRAFTは最後に「KONAMIの昔の音源を使って作った『オトメディウス』をお楽しみに!」と来場者にメッセージを贈った。


▲日比野氏がDJプレイにさき立って登場し、『オトメディウスG(ゴージャス!)』の新情報を発表。


▲quad氏(左)、KPLECRAFT氏(右)が演奏したアレンジ楽曲は、オリジナルのピコピコ音に太いグルーヴを織り交ぜた、踊れるナンバーに。


 今回のイベント屈指のハイテンションなステージを展開したのが、セガの誇るサウンドチーム“[H.]”だ。スクリーンに『スペースハリアー』が映し出されただけで会場からは割れんばかりの歓声が巻き起こり、そのまま怒涛の演奏がスタート。チームを率いるHiro師匠のキーボードを中核に、6人のメンバーが一丸となり耳をつんざくほどの爆音を創出した。また、『ファンタシースターゾーン』メドレー、『電脳戦機バーチャロン・フォース』の『Conquista Ciela』ではベースの光吉猛修氏によるアツイ歌声も。来場者たちもノリノリで、客席は波が立つように上下左右へと大揺れし、演奏終了後のフロアーには心地よい疲労感が残った。


▲[H.]はハイテンションなバンドサウンドで、セガの名曲たちが甦る!


▲最近加入したという新ドラマーは、なんと中学2年生。Hiro師匠はその腕前を「中学生にしとくには惜しいよね」と絶賛。また、光吉氏は「[H.]の平均年齢がグッと下がってよかった(笑)」とジョークを交えたコメント。


▲昨年と同じく、歌声も披露した光吉氏。


 DJ STAGEのトリを務めたのは、“Hip Tanaka.ex”こと田中宏和氏。「言葉少なめに、ことは厚く」と語り、登場するやいなやDJプレイをスタートした。かつて任天堂在籍時に手掛けた『ドクターマリオ』、『バルーンファイト』、『レッキングクルー』といった楽曲のピコピコ音を活かしたリミックスで観客を魅了。スクリーンに映し出されるビジュアルも秀逸で、ポップでカラフルな映像とゲーム画面が絡み合う展開や、クライマックでは、ライブ会場である新木場 SUTUDIO COASTに宇宙から一気にズームインする演出も挟みこまれ、それに合わせて会場からは大歓声が。田中氏も演奏の合間に拳を突き上げるパフォーマンスで会場を煽るなど、続く最後のLIVE STAGEに向けて会場の熱を最高潮にまで高めた。


▲20代以上の世代ならば、どれかひとつは遊んだことがあるであろうタイトルのリミックスサウンドが響いたHip Tanaka.exのDJ STAGE。ハイセンスなスクリーン映像も見ものだった。


▲拳を高く突き上げる田中氏。EXTRAはラストに向けて、最高潮の盛り上がりに!


 そして、ゲームミュージックファンのお祭りもついに最後の出演者を迎えた。すでに開演から4時間近く経っているが、ラストアクターである“今井麻美×仁後真耶子×平田宏美×長谷川明子 from THE IDOLM@STER featuring ファミソン8BIT☆アイドルマスター”の名がスクリーンに映し出されると、会場は「どこにそんな元気が残っているの?」と思わずにはいられない盛り上がりに。同時に「いままでどこに隠していたんだ!?」と突っ込みそうになる数のペンライトが点灯。まず最初にステージで仁後真耶子と今井麻美がそれぞれのソロとデュオを歌い上げ、続いてDJ ブースに平田宏美と長谷川明子が姿を現す。こちらの組もソロとデュオを披露し、最後は4人全員で『GO MY WAY!!(Dream Match Mix)』を熱唱。最後の最後まで会場のボルテージは下がることなく、大歓声のなか音楽ゲームファンの祭典は幕を閉じた。

 

▲トップバターは高槻やよい役の仁後真耶子(左)と、如月千早役の今井麻美。


▲『ポジティブ!(『スカイキッド』ミックス)』はふたりで声を合わせて歌った。


▲DJ STAGEに姿を現した、星井美希役の長谷川明子(左)、菊地真役の平田宏美。『First Stage(『ゼビウス』ファミソン8bit MIX)』をふたりで歌い上げたあと、それぞれのソロナンバーを披露した。


▲そして最後は4人揃って『GO MY WAY!!(Dream Match Mix)』!


▲ペンライトの光とともに、ゲームミュージックファンのお祭りは幕を閉じた。


※“EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008”の公式サイトはこちら

 

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