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Xbox 360事業のトップ、ドン・マトリック氏に単独取材。「この1年――マイクロソフトは1年分以上の成長をしたが、任天堂やSCEはそうではなかった」
【E3 MEDIA&BUSINESS SUMMIT】

2008/7/17

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●就任から1年――その胸に抱くXbox 360の戦略は?

 昨年の7月にマイクロソフトのインタラクティブ エンターテイメント ビジネス シニア バイスプレジデントに就任したドン・マトリック氏。この1年、Xbox事業のトップとして、Xbox 360での展開をハンドリングしてきたマトリック氏は、“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”で初めて公の場に姿を現し、今後のXbox 360の展開について熱弁を振るった。そんなドン・マトリック氏にファミ通.comでは単独インタビューを敢行。Xbox 360の現状と今後について話を聞くことができた。

▲エレクトロニック・アーツの社長などを経て現職へ。Xbox事業のトップとして、Xbox 360の今後の命運を担う。

――いまXbox 360が世界的に好調ですが、成功した要因はどこにあると思いますか?
マトリック
 初代Xboxは2001年(北米)にリリースされたわけですが、当初から“ゲーム”と“オンライン”にフォーカスして展開してきました。2005年にXbox 360がリリースされたときは、よりオンラインに力を入れてきたわけですが、ここ2年半くらいは、ハードとソフトにおいてXbox LIVEを前提にした最良のエンターテインメントを提供してきたという自負があります。初代Xboxのころから変わらず追い求めてきたビジョンが実現できつつあることが大きいと思います。

――とはいえ、必ずしもうまくいっていない地域(日本)もありますが……。
マトリック
 Xboxを展開してきて今年で9年目になりますが、日本のゲームユーザーのハートやソウルは理解しているつもりです。日本のゲームメーカーも古いところでは25年以上の長い歴史を持ち、それぞれこだわりを持ってしっかりとした作品を作り上げています。そういった意味では、これまでの展開は評価しているし、スクウェア・エニックスさんやバンダイナムコゲームスさんなど、カギとなるメーカーさんとの良好な関係を見てもらえれば、「マイクロソフトも成長しているんだな」ということがお分かりいただけると思います。もちろん、ユーザーの方の評価を得るためにはもっともっと積極的に展開していかないといけないし、我々もそのつもりでいます。たとえばプレイステーション3では、KONAMIさんの『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』の登場によってハードを牽引したわけですが、そういった振り子が振れるようなキーとなる作品をどんどん増やしていきたいです。

――“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”では北米で『ファイナルファンタジーXIII』がリリースされることが発表されましたが、交渉はいつくらいから?

マトリック マイクロソフトがゲーム事業に参入してから9年間です。我々はずっと交渉を続けてきました。その積み重ねが今回の発表につながったのだと思っています。

――E3では任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)など、ライバル陣営も発表会を行いましたが、それについては?
マトリック
 我々のブリーフィングについてはハッピーだったと思っています。サプライズとしてビッグニュースをご提供できましたし、来場者の方の反応もよかった。「Xbox 360では本当のソフトを見られた」と評価してもらっています。本当のイノベーション(革新性)が、ゲーム産業の新しい可能性を広げると思うのですが、その可能性の一端を見せられたと思っています。もちろん、私も任天堂さんやSCEさんを尊敬していますが、この1年の歩みを見たときに、任天堂さんやSCEさんは1年分の成長をしたとはいえないと思うのです。でも我々は1年分以上の成長をしています。

▲大きな反響を呼んだ『ファイルナルファンタジーXIII』の欧米でのXbox 360版の発表。


――“Xbox 360 E3 2008 MEDIA BRIEFING”では、新しいダッシュボードなども発表されましたね。
マトリック
 (みずから大きな拍手をして)ジョンが(ジョン・シャパード。マイクロソフトの インタラクティブ エンターテイメントLIVE、ソフトウェア、サービス担当コーポレート バイスプレジデント)が、チームに加わってくれたことによって、彼のオンラインの経験が持ち込まれたことが大きいと思う。彼とは20年以上いっしょに仕事をしていますが、ジョンが新しい要素をXbox 360に持ち込んでくれた。オンラインの最先端ともいうべきサービスを提供できることをうれしく思います。

――アバターがWiiのMiiを意識しているという声もありますが。
マトリック
 (笑)。Miiに似ていると言われると笑ってしまうのですが、私は古くから『シム』シリーズでウィル・ライトと人間的なアバターの研究をしてきたので、Miiのほうが真似をしたのではないかと思っていますよ(笑)。マイクロソフトは、ゲーマタグや実績など、“個人”というものをいかにゲームに取り入れるかに対する取り組みでは、つねに一歩さきを行っていると思っています。

 

▲この秋にもXbox LIVEに実装されるアバターの機能。左からふたりめがドン・マトリック氏のアバター。似ている!?


――Xbox LIVEまわりだと、海外では大人気のビデオマーケットプレースの国内での展開も期待したいところです。
マトリック
 ビデオマーケットプレースに関しては、もちろんすべての国で展開するプランはあります。ただ、版権の兼ね合いもあり時間がかかっているというのが現状です。辛抱強く待ってほしいです。

――では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
マトリック
 日ごろXbox 360に興味をもってもらってありがとうございます。Xbox 360の日本市場における成長はこれからだと思うのですが、みなさんにサポートしていただいて、よりたくさんの方に受け入れてもらえるようになればハッピーです。

▲1982年に来日して以来、日本市場に興味を持っているというドン・マトリック氏は、じつは大の親日家の様子。日本のゲーム業界にも造詣は深いようだ。そんなドン・マトリック氏の就任により、国内のXbox 360市場での展開もさらに活況を呈するのでは?と期待させるに足るインタビューだった。

 

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