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iPhone3Gはゲーム的には買い? ゲームロフトのロンチタイトルを世界に先駆け体験

2008/7/11

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●世界のゲームロフトはロンチで6タイトルリリース


▲ゲームロフトがリリースする『バブルバッシュ』の画面。同社広報アンヌ・ロール・デクレヴ氏は「PSPよりは画質はおとるが、確実にニンテンドーDS以上。今後は毎秒30フレームのゲームもリリースしていきたい」と意気込む。


 「iPhone3Gはゲーム業界で言えば、ニンテンドーDSやWiiが登場したときと同じくらいのインパクトがある。ケータイのコンテンツビジネスを大きく変える存在になります」(ゲームロフト ゴンザーグ・ド・ヴァロワ パブリッシング担当上席副社長)

 

▲携帯電話向けゲーム業界では世界2位を誇るゲームロフト。パリに本社を置き、日本を始め、ニューヨーク、メキシコ、ロンドン、北京、香港、シドニーなど、世界各地に販売拠点や開発スタジオを持つ。
 

 ついに2008年7月11日に、世界各地でアップルのiPhone3Gが発売される。昨年発売された第1世代から大きく進化しており、新しいOS、高速インターネットへの対応、GPSの搭載、PCメールなどと同期できるMobile Meへの対応、そして他社のアプリケーションの開放と、よりPCライクな様相を呈している。何よりも衝撃を与えたのは本体価格で、日本では8ギガバイトモデルが23040円[税込]、16ギガバイトモデルが34560円[税込]。メディアはこぞってiPhone 3Gの登場を”黒船襲来”と騒いだ。
 

 

 ゲーム分野の注目度はあまり高くないが、「これまでのコンテンツビジネスに大きな影響を与えそう」と語る業界関係者は少なくない。ゲームなどのアプリケーションは専用サイト”App Store”で販売されるが、言わばここは世界市場への入口。ここでコンテンツを配信すれば、世界のiPhone、iPod Touchユーザーにアピールできるというメリットがある。
 


▲ヨーロッパ市場の起爆剤となればと、iPhoneに期待するゲームロフトのゴンザーグ・ド・ヴァロワ パブリッシング担当上席副社長


 ケータイゲーム業界で世界2位の実績を持つ、ゲームロフトのゴンザーグ・ド・ヴァロワ副社長も「iPhoneのコンテンツはひとつのお店で全世界に向けて売ることができる。ビジネスをシンプルにしてくれるわけです。これまで1200種の端末に向けて、150ヵ国のメーカーがゲームを対応させてきたわけですから(笑)」と手放しで歓迎する。

 

 同社は7月11日に合わせて6本のゲームをリリースする。「第1世代のiPhoneのユーザーは男女比が半々、とくに30代から40代が多い。それに加えてiPod向けのカジュアルゲーム好調なんです」(同)と、ロンチタイトルはカジュアルゲームをメインとした。ヴァロワ副社長は今回のラインアップを「第1世代」と呼び、今後はこの6タイトルの動向を見つつ、”第2世代”となる本格派ゲームも2008年年末には投入していく構えだ。
 

2008年7月11日配信されるタイトルラインアップ

タイトル

価格

ブレインチャレンジ

1200円

バブルバッシュ 

900円

チェス&バックギャモン クラシック

1200円

プラチナソリテア 

900円

プラチナ数独(日本では近日リリース予定、邦題は『ダイアモンド数×力』) 

900円

ダイヤモンド・ツイスター 

900円

 

 カジュアルゲームと言えど、実際プレイしてみるとじつに新鮮に感じる。これまでゲームと言えば十字ボタンやふたつのボタンで操作していたが、iPhone3Gの場合はタッチセンサー、加速度センサーがメインのインターフェイスとなる。動かしたいものを画面上でさわり、もしくは端末の傾きでキャラクターを動かす、そんな直感的な操作性を実現。タッチセンサーも、加速度センサーも感度は良好で、ほとんどストレスは感じない。
 

▲『プラチナ数独』では指で数字を入力することもできる。


▲『ブレインチャレンジ』には本体を傾けてブロックを指定のところまで移動させるゲームなども収録。これが意外にも病み付きになる。



▲アンヌ・ロール・デクレヴ氏もiPhoneの登場で、ケータイのビジネスモデルが一変すると期待を込める。「ハレルヤ!」と大歓迎の様子。
 

 「ニンテンドーDSはタッチペンと接する1点しか反応しないが、iPhoneは2点に反応するマルチタップにも対応しているので、さまざまな可能性を模索中です」とはゲームロフト広報担当のアンヌ・ロール・デクレヴ氏。『チェス&バックギャモン』ではマルチタップでチェス基盤を拡大・縮小できたり、『プラチナ数独』(邦題は『ダイアモンド数×力』)では指での数字入力にも対応するなど、他社のカジュアルゲームと差別化を図るためにもインターフェイスには力を入れていくという。
 

 何よりも従来のケータイ端末とは一線を画すモニター画面の大きさは特筆すべき点。見たところグラフィックはPSP(プレイステーション・ポータブル)のレベルに近く、細かい文字も非常に見やすい。ケータイアプリでいちばんの課題だった効果音やBGMも、容量制限がなくなったため、よりリッチな環境でゲームが楽しめる。

 

 ゲームロフトのタイトルの中には100メガを超えるものがあり、同社開発者も「容量に制限がなくなったことがいちばんうれしい。タッチスクリーン、加速度センサーというインターフェイスで新しいゲームが誕生しそう」とモチベーションも非常に高い。今後はGPS、マルチタップ、通信対戦、ランキングシステムなどに注目し、iPhoneならではのゲームを追求していくという。
 

 気になるゲームの価格だが、ゲームロフトは1200円と900円のふたつの価格帯を用意。「価格については本当に手探り状態。ほかのメーカーがどのくらいの価格に設定してくるかまったくわからないんです(笑)。App Storeでは価格を比較的自由に変えられるから、オープン後に変更する可能性もありますね」(ゲームロフト広報担当 アンヌ・ロール・デクレヴ)という。この1200円、900円がユーザーにどう映るのかが気がかりだが、「我々はiPhoneのゲームはよりビデオゲームに近いと考えていて、ニンテンドーDSやPSPのソフトよりもだいぶ安い、と感じてほしい」(前同)と強気の姿勢だ。

 ヴァロワ副社長は最後に、「ヨーロッパに限って言えば」と前置きしたのち、「App Storeももちろん大きなメリットだが、何よりもコンテンツメーカーとしては、こちらの収益率が高いことがうれしい。メーカー、キャリアの収益の内訳は現状のキャリアだと50対50が一般的だが、iPhoneの場合は70対30が約束されている」と最大の魅力をこっそり打ち明けた。

 その市場規模がどのくらいになるのかはまったくの未知数だが、ゲームロフトは年末までに20タイトルを用意する予定。”世界へ開かれたマーケット”、”1コンテンツにおける利益率の向上”、”斬新なゲームの創造の可能性”と3拍子をそろえたiPhoneはコンテンツメーカーにとって、言葉以上に魅力的なプラットフォームに映っているようだ。

 

ブレインチャレンジ 1200円

▲ニンテンドーDSやXbox Liveでも展開されている脳トレ系タイトルをiPhone用に改良。数学、論理、記憶、視覚、集中力の分野を許可することができる。タッチセンサーを使って問題を解いていくことがメインだが、指で画面をなぞったり、本体を傾けてブロックを動かすなどの変わった仕掛けも。DS版で好評だったストレスモードも収録しており、問題にテンポよく答えないと教官にこっぴどく怒られ、ストレスがたまっていく……。


 バブルバッシュ 900円

▲本体を傾けてバブルを打ち上げる方向を定めて、画面下部分をさわって発射台を左右に動かす。ダブルタッチか、画面上から指を離した瞬間にバブルが発射する。一見複雑そうだが、簡単に操作性に慣れるはず。ミニゲームは100以上収録。

 

チェス&バックギャモン クラシック 1200円

▲欧州で人気のチェスとバックギャモンが楽しめる。駒を指で動かしたり、ダイスを振るときは本体を振るなどの仕様が盛り込んである。チェス盤は3Dで作られているので、拡大縮小、回転ができる。

 


プラチナソリテア 900円

▲誰もが一度はプレイしたことがある『ソルティア』。6種類の『ソルティア』が楽しめたり、カジノのようにお金をかけてプレイできたりと、同業他社のゲームとは一線を画く作りに。数字も非常に読みやすく、アニメーションも挿入される。

 

プラチナ数独 900円(日本では近日リリース予定)
(邦題は『ダイアモンド数×力』) 

▲こちらも欧州で人気の定番パズル。ソフトパッドのほか、指で数字を入力することができる。収録問題数はなんと2000万問で、一生遊べる作りに。『数独』以外に『サムクロス』などの遊び方も用意されている。

 

ダイヤモンド・ツイスター 900円

▲こちらも定番ゲームだが、プレイヤーが泥棒に手を貸して宝石を盗むという設定。縦画面、横画面どちらにも対応していて、手がつまったら画面を置き換えてみると解決策が見えるかも。ダイヤモンドの輝きには目をひかれる。


※ゲームロフトの公式サイトはこちら

※アップルの公式サイトはこちら

 

 

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