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『テイルズ オブ』シリーズの裏話がいっぱい!東京工芸大学にてバンダイナムコゲームスの吉積氏が講演

2008/6/15

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●つぎの『テイルズ オブ』シリーズは“H”から始まる!?

▲『テイルズ オブ』人気もあり、講演は大盛況だった。熱心な『テイルズ オブ』ファンも多数!


▲「いろいろな経験がゲーム作りの肥しになる」と吉積氏。

 2008年6月15日、神奈川県・厚木に校舎をかまえる東京工芸大学にてオープンキャンパスが開催。バンダイナムコゲームスにて『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサーなどを務める吉積信氏による講演“テイルズなんでも質問箱”と題した講演が行われた。東京工芸大学では、2008年度より芸術学部アニメーション学科にゲームコースを新設し、ゲームクリエーターの人材育成にも注力しているが、今回の講演は、ゲームコースへの入学希望者を対象に、ゲーム作りの一端を語ったもの。人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの話が聞けるとあってか、会場にはたくさんのクリエーター候補生たちが詰めかけた。

 吉積氏による今回の講演“テイルズなんでも質問箱”は、東京ゲームショウなどでユーザーと接する機会の多い吉積氏が、よく聞かれることが多い質問にこの場で答えることで、「ゲーム作りのノウハウの一端がわかるのではないか?」との意図のもとに行われたもの。ゲーム制作の裏話も聞けて、『テイルズ オブ』ファンならずとも興味深い内容だった。まず興味深かったのが、“声優さんはどうやって決めるの?”に対する吉積氏の答え。キャラクターに命を吹き込む存在として、『テイルズ オブ』シリーズでは声優のボイスにおおいに注力しているという吉積氏だが、メインの2、3キャラは基本的にオーディションで行い、キャラクター設定からイメージされる声を選ぶようにしているとのことを教えてくれた。オーディションはキャラごとに10〜15人ほどが受け、中には「落とすとまずいのでは!?」というくらいのビッグネームも含まれているらしいが、キャラのイメージを優先してビッグネームだからといって優遇することはないという。さらに重視しているのが“のどが強そうな人(笑)”で、これは、ゲームの収録はボイス量が多く、のどが強くないと長時間の収録に耐えられないから。ちなみに、のどが強くてびっくりしたというのが『テイルズ オブ デスティニー2』でカイル・デュミナス役を演じた福山潤とのことだ。

 “キャラクターデザインの先生ってどんな人?”との質問では、『テイルズ オブ』シリーズで、キャラクターデザインを手掛ける藤島康介氏といのまたむつみ氏のことが話題に。吉積氏と同年齢で、自宅が徒歩2分のところにあるという藤島康介氏だが、「13〜14年の付き合いになりますが、ずっと軸がぶれない人。ゲームが好きな方ですね」と説明。一方のいのまたむつみ氏に関しては、いのまた氏の『モンスターハンター』シリーズ好きを暴露。「こんなことをばらしたら怒られるな(笑)」と言いつつも、いのまた氏の『モンスターハンター ポータブル 2nd G』のプレイ時間がすでに500時間に達し、集会所上位クエストが1000回を超えることなどが紹介された。最後には、「いのまた先生には、『モンスターハンター ポータブル 2nd G』をほどほどにして、もっと仕事をしてほしい……」などといった軽いぼやきも(笑)。

 そして、“いつも心がけていることは?”との設問には、“一貫したテーマ・姿勢”と回答。そのうえで、“対立する複数の勢力がある世界”や“勧善懲悪ではなく、それぞれの正義がある”、“登場人物たちはできるだけ現在的に描写”、“ディテールや設定には手を抜かない”といった『テイルズ オブ』シリーズで共通するポイントなどが説明された。とくにディテールや設定については、「とにかく手を抜かないこと。たとえば『テイルズ オブ ジ アビス』では、エンディングのさきまで考えていて、年表とかも考えた上で、抜き出しているんです」(吉積)とのことだ。

▲2007年まで『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサーを務めた吉積氏は、いまはゼネラルマネージャーとして『テイルズ オブ』シリーズのブランド・収益責任者に。営業からはじめて広報・宣伝、そして開発を担当するにいたった自身の略歴を紹介。

▲“テーマソングはどのように決めているのか?”との設問には、作品をいかにドラマティックに表現するかに注力しているとのこと。テーマやストーリー、キャラクターに隣接するものを重視するとか。アーティストを選択するにあたっては、時代に敏感であることが必要とも説明。うまくいったテーマソングの一例として、『テイルズ オブ ジ アビス』のBUMP OF CHICKENなどを挙げた。


 最後の質問コーナーで興味深かったのが、シリーズのタイトルで『テイルズ オブ〜』の後にくる言葉は、アルファベットにすると頭文字がいままで全部異なっているが、それには何か意味があるのかとの質問に対するお答。実際のところ、『テイルズ オブ』シリーズは、『テイルズ オブ ファンタジア』(TOP)に始まり最新作2008年8月7日発売予定のXbox 360用ソフト『テイルズ オブ ヴェスペリア』(TOV)まで、『テイルズ オブ』のあとの頭文字はひとつもかぶっていない。これについて吉積氏は、「最近かぶることがいやになってきたんです(笑)。最初はまるで意識していなかったのですが、いまはタイトルを決めるときは“どれが残っていたんだっけ?”という話をしています(笑)。タイトルを何にするかは本当に気にしますね。“このテーマに則ったタイトルを……”ということですごく悩むのですが、『テイルズ オブ ヴェスペリア』では2ヵ月くらい悩んでいました」とのことだ。そして、来場者に向けてのサービスとして、つぎの『テイルズ オブ』シリーズは、“H”から始まることを教えてくれた。裏話も満載で、来場者も大満足の吉積氏の講演だったのだ。
 

▲オープンキャンパスでは、モーションキャプチャーの体験や(写真上)、ゲームコースの紹介(写真中)、ゲームの展示(写真下)なども。


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