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”モンスターハンターフェスタ`08”決勝大会リポート! Text by 大塚角満
モンスターハンターフェスタ`08リポート

2008/5/25

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 モンスターハンターフェスタ`08決勝大会が行われるこの日、東京は朝から雨が降っていた。連日の猛暑がウソのように、Tシャツ1枚だとかなり肌寒い。それが、決勝大会会場に向かう俺をさらに寂しい気持ちにさせた。せっかくなので「今日で終わっちゃうんだな……」とわざと口に出して言ってみる。それがまた効果てき面で、俺の寂寥感に拍車をかけた。全国から集まった選りすぐりの猛者たちの極まりまくったプレイが見られるうれしさと、これで今年のモンハンフェスタが終わってしまう寂しさの板ばさみに合って、朝からいささか混乱する36歳中年ハンター。俺は「楽しみだよぉー、でもさみしぃよぉー」とわけのわからぬ歌を口ずさみながら、決勝大会会場となった品川インターシティーホールに到着した。
 

▲全国5会場、そして決勝大会も癒しまくってくれたシャーリーさんとオトモアイルー。お疲れ様でした!


 会場に入ると、当たり前だがいたるところに知った顔がいた。「今日もよろしくお願いします!」と辻本良三プロデューサー。かなり充実感に満ちた笑顔だ。その笑顔に「こちらこそ!」と応えて、ガッチリと握手。そのまま辻本プロデューサーに連れられて関係者控え室に行き、藤岡要ディレクター、一瀬泰範ディレクターと再会する。ふたりに向かって俺は、「今日で終わりだと思うと、寂しくて寂しくて……」と心情を吐露。ふたりのディレクターは声を出して笑い、「大塚さんがいまからそんなのじゃ困りますよ(笑)」と満面の笑顔を見せる。そして控え室を出たところで小嶋慎太郎プランナーとバッタリと対面。小嶋プランナーもほかの3人と同じ笑顔で、「いよいよっすね! 今日も取材、よろしくお願いします!」と右手を出してくる。その手を強く握り返しながら、じつに簡単に(しんみりしている場合じゃねえな)と思い始める俺。俺以上にいろんな想いが交錯しているであろうモンハン4人衆が、こんなにも満たされた笑顔を見せているのだ。この笑顔に応えるためにも、しっかりと決勝大会を見届けなければいけない! 記者は、会場に来れない人の”目”にならなければいけない存在だ。最初からこんなに寂しがっていたら、キチンとした目になることなんてできるわけがない。俺は傍らに控えていた江野本ぎずもに向き直り、「全部見届けて、しっかりした記事を作ろうな」と自分に言い聞かせるように言ってみた。江野本はにっこり笑って、「はい!」と元気に応える。よーし。気合入れて取材して、最高の記事を作ろう! というわけで、モンスターハンターフェスタ`08決勝大会の渾身リポート、スタートです!

 

 今回は決勝大会ということで、これまでに全国5都市で行われた地区大会とは違うプログラムでステージは進行した。まず最初に行われたのが、イラストコンテストの優秀作品発表ステージ。モンハン4人衆がステージに登壇し、ふたつの優秀作品と”開発特別賞”として4つのイラストを紹介した。応募総数250作品以上の中から優秀作品に選ばれた埼玉県の”Trick”さんと静岡県の”耳男”さんには、賞品としてなんと、決勝大会で上位3チームに贈られるものとは色違いの”オトモアイルートロフィー”が贈呈。おめでとうございますー!

 

 続いて辻本プロデューサーの口から「今日ひとつめのサプライズです」という前フリのあと、この決勝大会の会場で先行配信されるイベントクエストが発表になった。配信されたのは”ハンターズフェスタ”というタイトルのクエストで、『モンハン』公式サイトでおなじみの”モンちゃん”を模した片手剣を製作するための素材が手に入るらしい。……なぜ”らしい”という伝聞調の書きかたになっているのかというと、じつはフェスタの余韻に浸りすぎてこのクエストをダウンロードするのを忘れたから!!! 誰かボクをこのクエストに連れてって(懇願)。
 

▲この4人衆によるステージも見納めだ。スクリーンに映っているのは、会場で先行配信されたチャレンジクエスト”ハンターズフェスタ”。


 まあ俺のことはほっといて(自分で言うな)先に進むと、ステージではこの日ふたつ目のサプライズが炸裂!! ステージに辻本プロデューサーと小嶋プランナーのふたりが登場して、これから”チャレクエいこうぜ!”と題したチャレンジクエストを行うと宣言。しかも、4人衆の中からは辻本プロデューサーしか参加しないという。地区大会の討伐ステージで藤岡ディレクター、一瀬ディレクター、小嶋プランナーの邪魔ばかりしていた辻本プロデューサー。いよいよ外に弾き出されたのか!? と心配していると、辻本プロデューサーは不敵に笑って「助っ人を呼んでますよ」とニヤリ。誰が登場するのかと固唾を呑んで見守っていると……なんと! 『2nd G』のテレビCMでおなじみのお笑い軍団、次長課長の井上聡さん、麒麟の川島明さん、笑い飯の西田幸治さんが現れたではないか!! このサプライズに会場はドカーン!! 拍手と大歓声に包まれながら、4人は以下のようにコメントした。

 

▲左から次長課長の井上さん、笑い飯の西田さん、麒麟の川島さん。プライベートでも3人でよく集まって狩りをしているとか。なかでも井上さんのやり込み具合はズバ抜けている。「井上さんのキャラが武器屋の前で止まってると思ってみると、井上さんがリアルで倒れて寝てるんです(苦笑)。それくらい、この人はやってますよ」と川島さんは呆れ顔。


井上
 ここは、頂点の人たちが集まる場所じゃないですか? なので今日は勉強させてもらおうと思っています。

 

※ここでMCの宇佐美女史が「井上さんも十分すごいじゃないですか!」と発言。これを受けた井上さんのコメント。

 

井上 いえいえいえ!! ハナクソみたいなもんですよ!!(笑) ぜひ勉強させてください!

 

西田 僕ね、今日が休みやったら(プライベートで)決勝大会見に来たかったんですよ。そしたら仕事が入ってるから「なんやねん」って思っていたらコレでした(笑)。いやあ、こんなにうれしいことはありませんよ。バッチリと決勝の模様を見て帰ります。がんばってください!

 

川島 ステージに出てきて、これほど野太い歓声が上がるのは珍しいですよ(笑)。それだけで緊張しました。いっしょにこのゲームを楽しんでいる仲間のひとりとして、決勝大会を見させてもらおうと思っています。よろしくお願いします!

 

 この3人に辻本プロデューサーを加えたメンバーでチャレンジクエストに挑戦! 対象クエストは闘技場を舞台にしたナルガクルガ2頭討伐である。これをステージ上で知ったお笑い軍団の3人、とたんに焦り始める。

 

 「え? ナルガ2頭? 1頭でいいですよ!! 2頭も要りませんよ!」(川島)

 

 「手ぇ震えてきた……」(井上)

 

 「1匹余計やわ……」(西田)

 

 「いままででいちばんキンチョーしてる……」(辻本)

 

 しかしいくら4人がビビってもクエストは始まってしまう。宇佐美女史の「ひと狩り!」の声に合わせて来場者から「いこうぜ!」の大合唱。これを合図に、豪華メンバーによるチャレンジクエストがスタートした。ちなみに使用武器は、井上さんが太刀、西田さんも太刀、川島さんは片手剣で辻本プロデューサーは弓。このチャレンジクエスト、非常におもしろかったので、ちょっとそこでのやりとりを再現してみよう。

 

●真っ先に闘技場に飛び込んだのは太刀を持った井上さん。いきなり抜群のタイミングで音爆弾を炸裂させてナルガクルガを怯ませる! この一瞬で、井上さんが相当な手錬であることが来場者全員に伝わった。会場からは割れんばかりの大歓声。一方、この4人の中でもっとも華麗に立ち回らなければいけないはずの辻本プロデューサーは、いきなりナルガの攻撃を食らって体力が激減する。

 

辻本 いきなりピンチ!!

 

●仲間の何人かが生命の粉塵を飲んで辻本プロデューサーを救出する。

 

辻本 粉塵、ありがとうございます!!

 

川島 ちょっと。プロデューサー(と不審の目)。

 

●ここで西田さん、何を思ったのか手持ちの食料を全部捨ててしまうという謎の行動。

 

西田 あ。しもた! なぜか食料を全部捨ててもうた!!

 

●辻本プロデューサー、またまた攻撃を食らって大ピンチ。

 

辻本 やばい! マジでやばい!!

 

●またまた誰かが生命の粉塵を飲んで辻本プロデューサーを助けてあげる。

 

辻本 粉塵、ありがとうございます!!

 

川島 プロデューサー、さっきから「やばい」と「粉塵アリガト」しか言ってないじゃないですか。いい加減にしてくださいよ

 

●辻本プロデューサーが迷惑をかけつつも、じつにうまく立ち回るお笑い軍団の3人。本当にこのゲームをやり込んでいるのがよくわかる。

 

井上 おりゃ! ケツに太刀だ! ケツタチ! ケツタチ!

 

西田 ケツたちがいて、ボクがいる!!(会場、大爆笑)

 

川島 出た! ていうか、誰もわからないでしょソレ(苦笑)。

 

●しかしここで、西田さんがナルガクルガのフェイバリットホールド、尻尾ビタン攻撃を食らって1オチ。

 

西田 ……キャンプを守ります!

 

井上・川島 いらんいらん!!

 

●ここで再び、井上さんが音爆弾でナルガを怯ませることに成功。その瞬間、会場に”チリン”という音が響き渡った。そう、ナルガが落し物をしたのである。

 

井上 !! いまチリンゆったチリン!!

 

川島 チリンチャンスや!! チリンチャンス!!

 

西田 うおお! 拾え拾え!!

 

●本当にナルガの落し物に群がる3人。チャレンジクエストなのに(苦笑)。首尾よく回復薬グレートを手に入れた3人だったが、そこに怒れるナルガの尻尾針が飛んでくる。もちろん全員この攻撃を浴びて、体力が大激減。

 

西田 うわあああ!! いま拾うたやつ、もう使わな!!(会場、大爆笑)

 

●そんなこんながありながらも、5分針で1頭目のナルガクルガを討伐! なかなかのスピードである。ここでなぜか、辻本プロデューサーが川島さんのキャラを弓で撃ちまくる。

 

川島 オイ。誰や。……ていうか、ボウガン系ひとりしかおらんやろ! ナルガの尻尾が飛んでくるわけないんだから!

 

●そういうアホなことをやっているうちに、2頭目のナルガクルガが登場。すぐにシビレ罠にハメて、川島さんがナルガの頭部に爆弾を置く。それを受けて井上さんと西田さんは尻尾側に回り込み、爆弾に干渉しないように攻撃。非常にスムーズな立ち回りだ。一方の辻本プロデューサーはヒマを持て余してか、なぜか闘技場のど真ん中に支給用大タル爆弾を設置する。これを見た来場者からブーイング(笑)。

 

井上 (爆弾を見て)!? 何コレは!

 

川島 なんすかこれ!! めっちゃ邪魔やん!!

 

西田 待ち合わせ場所みたいやないですか(笑)。

 

●それでもお人好しな(?)ナルガクルガ、まんまと爆弾の上に。しかし弓を装備しているくせに、辻本プロデューサーは起爆しようとしない。それどころか、ナルガクルガに向かって手を振るアクション。会場から「いまだよいま!!」、「なんで起爆しないの!?」とまたまた大ブーイング(笑)。まるでショートコントを見ているような、ステージと会場のキャッチボールである。それでもさすが手錬の3人、辻本プロデューサーのちょっかいにめげずに12分59秒で2頭目の討伐に成功する。討伐後のコメント。

 

井上 やったやったー!! いやあ、緊張した……。手が震えてしまって、自分の攻撃が届いていないことにも気がつきませんでした(苦笑)

 

西田 もうちょっとやりたいですねえ(笑)。でも、おもしろかった!

 

川島 お笑い芸人が3人も出てるのに、途中、無言になってまってスミマセンでした(苦笑)。それくらい集中して、緊張してました。ていうか、辻本プロデューサーのコンセプトがわからないんですけど。めっちゃ邪魔されましたよ?

 

辻本 あれは偶然です(ニヤリ)。

 

川島 偶然ちゃいますよ。照準絞って狙ってたやないですか(苦笑)。

 

辻本 皆さん、ホントにうまいので僕は皆さんを狙って矢を撃ってました(笑)。

 

川島 迷惑ですよ(笑)。

 

▲見事、2頭目のナルガクルガを討伐して喜びを爆発させる4人。……と思ったら、スタート時に「ひと狩りいこうぜ!」って言ってるときの写真でした(苦笑)。


 このあと、なんと井上さん、西田さん、川島さんのプライベート装備が大公開!

 

 麒麟の川島さんはやはり、全身キリンX装備!(笑) 武器は太刀の”鬼哭斬破刀・真打”だった。ちなみに最初は「飛竜刀【椿】かな?」と言ってた川島さん。これに対して井上さんがサラリと「これは鬼哭斬破刀・真打のほうやね」と発言する。何気ないやりとりだが、パっと見ただけで武器の名前が出てきたことに対して、来場者から感嘆の声があがっていました。

 

 西田さんが公開したのは、全身ナルガX装備だ。「ゴロゴロと転がりやすいのでこの装備にしました(笑)。回避性能と回避距離アップがついているので」とこの装備を揃えた理由を語ってくれた。

 

 最後は井上さんだが、さすがやり込んでいるだけあって装備が複雑! 頭がミヅハ、胴がブランゴ、腕がキリン、腰がフルフル、足がミヅハといった具合だ。井上さんによるとこれはスキル重視で作った装備で、「高級耳栓、属性攻撃強化、砥石使用高速化が発動しています。これでだいたいのモンスター相手に立ち回れるんでね」とにっこり。これに対して来場者から「おお〜!」という歓声があがっていた。それよりも! 井上さんのデータで注目だったのが『2nd G』のプレイ時間! なんと600時間オーバー! しかも……。

 

 「じつは、いまセカンドキャラでプレイしているんです(苦笑)。最初のキャラで勲章を全部集めてしまったので、いまは女の子のキャラを作って遊んでいるんですよ」

 

 これには辻本プロデューサーも会場のモンハンフリークたちも絶句! 宇佐美女史も驚愕の表情で、思わず「どうすればそんなにできるんですか!?」と思わず口走る。これに対して井上さんは「寝なければできます!!」(笑)。おみそれしました(苦笑)。

 

 ”笑いながら楽しむ”という『モンスターハンター』のひとつの顔を見たあとは、もうひとつの顔、極まったアスリートたちの祭典を見たい!! ってことでここからはいよいよ、決勝大会の模様をリポートしちゃおう。

 

 この日、会場では当日最終予選が行われており(ババコンガ討伐)、その上位16チームが最終代表枠(3チームが決勝大会に進出)を争ってナルガクルガ討伐に挑んだ。まずは、ババコンガ討伐の上位16チームの結果を見てみよう。


 

当日最終予選結果

順位

チーム名

タイム

1位

狩人生活

1分40秒03

2位

T∀CTICS

1分49秒03

3位

天地狂乱

1分50秒40

4位

ザザミザザザミ

1分52秒46

5位

ティガソックス

1分52秒80

6位

CT

1分54秒06

7位

塩猫熊(パンダ)

2分01秒16

8位

Eternal Blue

2分03秒23

9位

誰かクーラーください

2分09秒73

10位

熱風と落雷

2分10秒33

11位

武蔵ノ国

2分13秒33

12位

XX

2分20秒03

13位

2分21秒60

14位

ホワイトレバー

2分23秒86

15位

時の番人

2分25秒90

16位

家近いからリベンジにきた

2分27秒00

  このハイレベルな16チームによるナルガクルガ討伐の結果は……。

当日最終予選 通過チーム

順位

チーム名

タイム

1位

ティガソックス

3分10秒03

2位

天地狂乱

3分46秒66

3位

時の番人

3分49秒10


 1位のティガソックスのタイムは、なんと3分10秒03! 名古屋大会で驚異のシンクロプレイを披露して全国のハンターを震撼させたEffort Cristalよりも、8秒速いタイムでナルガクルガを討伐している! こいつは何かが起こりそうだ。

 

 そしてステージではこの日3つめのサプライズ、”歌姫”のステージが始まった。ハンターが集う街、ドンドルマのアリーナに夜になると舞い降りる歌姫は、その切なく、澄んだ歌声で、狩りに疲れたハンターをやさしく包み込んでくれる。昨年のモンハンフェスタ`07の決勝大会に降臨して生の歌声を披露してくれた歌姫が、今年もこの会場に来てくれた……。


▲昨年に続いて、モンハンフェスタの決勝大会に舞い降りた歌姫。その歌声に涙する来場者が、今年も多数見受けられた。


 歌姫の神々しい姿を仰ぎ見ながら、俺はそっと、ペンとメモ帳を床に置いく。そして「このときだけはいいよな……」とつぶやいて、自分が記者であることを瞬時に忘れた。仕事じゃなく、ひとりのハンターに戻って、会場にいる全員と同じ気持ちで彼女の歌声に身を委ねたくなったのだ。

 

 シンと静まる会場を物憂げな表情で眺めながら、歌姫はふたつの歌を歌い上げた。曲は、『目覚めの章』と、『魂を宿す唄』……。時に悲しく、時には空気に突き刺さるような鋭さを秘めた歌姫の歌声。この『魂を宿す唄』を聴いて、これから決勝大会を戦うアスリートたちの魂は大いに揺さぶられたことだろう……。
 

▲ステージに勢ぞろいした、ハンターの頂点に立つ16チーム。どの顔も、誇らしそうだった。


 そして、歌姫が去ったステージでついに、決勝大会が始まった。まずは、選りすぐりの16チームを4チームに絞る1回戦から。討伐目標はティガレックスで、8チームずつに分かれて開催。どのチームが何の武器を使っていたのか、すべての映像がスクリーンで流れていたわけではないので確実なことは言えないのだが、ざっと見た感じだと用意された5種類の武器(太刀、片手剣、ハンマー、ランス、弓)の中ではハンマーを選んでいるチームが多かったようだ。この、極まりまくった16チームによるタイムアタックの結果、準決勝に進んだのは……!

 

決勝大会1回戦 通過チーム

順位

チーム名

地区順位

タイム

1位

タレメ動画の再生はこちら!

福岡1位

2分16秒10

2位

Effort Cristal動画の再生はこちら!

名古屋1位

2分33秒63

3位

もうゲネポ動画の再生はこちら!

大阪2位

3分05秒63

4位

かりんちゅ

東京2位

3分47秒43


 しっかしどのチームもとんでもなくタイムが速い!! この決勝大会は、1回戦でティガレックス、準決勝で大連続狩猟、決勝戦ではラージャンを相手にしなければならないわけだが、参加したどのチームも、「まずはティガを最速で倒さなければならない」ってことで1回戦のティガレックス討伐に照準を絞って練習してきたようだ。どのチームもあまりにも速くティガレックスを討伐してしまうものだから、4人衆の解説がまるで追いつかない。それくらい、この16チームのプレイは際立っていたのだ。この”究極の激戦”を勝ち抜いた上位4チームが、つぎの大連続狩猟に駒を進めた。

 

 準決勝の大連続狩猟で狩るのは、ババコンガ亜種、ショウグンギザミ亜種、ナルガクルガの3頭。一瀬ディレクターはこの大連続狩猟を指して「個人的にもっとも楽しみにしていたのがこの準決勝。どこでどのアイテムを使うのか、どのモンスターに照準を絞っているのか、それぞれの戦略の違いを見てみたい」と語った。確かに、武器によって立ち回りがしやすいモンスターがまるで違うし、限られたアイテムをどこで使うのかでタイムに大きく影響するだろう。そういう意味では、各チームの考えかたの違いがもっとも顕著に出るのがこの大連続狩猟なのかもしれない。

 

 準決勝はステージ上で、2チームずつが顔を付き合わせる形で行われた。まず登場したのは、1回戦を4位で通過した”かりんちゅ”チームと3位で通過した”もうゲネポ”チーム。武器は、かりんちゅは大剣・ハンマー、もうゲネポはハンマー・ハンマーである。両チームともほぼ差がなく、最初のババコンガ亜種をあっさり討伐。ショウグンギザミ亜種も、ほとんど同時くらいに倒してのける。差がついたのが、最後のナルガクルガ討伐だ。もうゲネポのふたりによる計算しつくされた”詰め将棋”プレイが炸裂したのだ。まず、ナルガクルガが降りてくる地点に寸分違わず支給用大タル爆弾を設置。まだ影しか見えていないうちから一方のハンマー使いがタメの体勢になり、ナルガクルガが落ちてきたと同時に爆弾を起爆! これで怒ったナルガクルガは、画面に向かって右側に飛び退る……と思ったら、なんとここに落とし穴が!! すぐさまふたりして頭を徹底攻撃して、ナルガクルガは速攻でめまい状態に。これを見た藤岡ディレクターは「どこまで計算してやってるの!?」と驚愕。辻本プロデューサーも素で「こりゃすげえな!!」と驚けば、小嶋プランナーは「ナルガ、自分が何をされているのかわからないでしょうね……」とため息。あとでもうゲネポのふたりに話を聞いたところ、「すべて計算でやっていました」とのこと……。目が飛び出ました。

 

 そしてもうひとつの準決勝に登場したのは、1回戦2位の”Effort Cristal”と1回戦1位の”タレメ”だ。超絶シンクロプレイで話題のEffort Cristalは、武器にハンマー・ハンマーを選択。すぐにふたりして闘技場に飛び込む……と思いきや、なぜかひとりは闘技場の入り口で立ち止まって中に入ろうとしない。もしかしてコントローラーの調子が悪いのでは……と思ったがそんなことはなく、”狙って”こういう入りかたをしたようだ。……ってゴメンナサイ、なぜふたりがこのような動きをしたのかわかりません(汗)。Effort Cristalのおふたり、これを読んだら大塚角満に連絡ください(マジです)! 一方のタレメも、武器はハンマー・ハンマーを選択。じつは大会後に次長課長の井上さんと立ち話をしたのだが、このとき「タレメのふたりのプレイは本当にうまかった! 釘付けになりましたよ!」と大絶賛していました。それくらい、彼らのプレイも極まっていた!

 

 そんな、実力伯仲の4チームが戦った結果は……!
 

決勝大会準決勝結果

順位

チーム名

使用武器

タイム

1位

Effort Cristal動画の再生はこちら!

ハンマー/ハンマー

8分29秒23

2位

もうゲネポ動画の再生はこちら!

ハンマー/ハンマー

8分29秒93

3位

タレメ動画の再生はこちら!

ハンマー/ハンマー

9分01秒00

4位

かりんちゅ動画の再生はこちら!

大剣/ハンマー

10分55秒06


 決勝に進んだのは名古屋地区代表のEffort Cristalと、大阪地区代表のもうゲネポ!! なんと、ほぼ同タイムでの決勝進出である。この2チームが、決勝の相手である”激昂したラージャン”に挑む! 激昂したラージャンとは、『2nd G』のG級クエストに出てくるとんでもなく手強いラージャンのこと。最初からいわゆる”怒り”の状態にあり、こちらの攻撃が当たったりするとさらに怒ってとんでもないことになる……っていうアレである。
 

▲決勝に残った2チームによるラージャン討伐タイムアタック!


 この恐ろしい相手を向こうにまわして、準決勝1位のEffort Cristalは双剣・双剣を選択。一方のもうゲネポは太刀・太刀を選択する。……どっちもガードできない武器じゃん!! 激昂ラージャン相手になんていう武器を選ぶんだろう……。と、ガード命の俺などはそれだけでチビりそうになるのだが、この優勝決定戦という舞台はガードなどせず、攻撃一辺倒でいいんだな、と妙にナットクもしてしまった。

 

 さあ優勝決定戦の始まりだ。解き放たれた激昂ラージャンに向かって、武器を振りかざす2チーム。まず、もうゲネポのふたりは太刀を選んだときに身につけられるスキルを有効に使って立ち回っているように見受けられた。太刀には”集中”のスキルがついていて錬気ゲージがたまりやすくなっていたので、ふたりは盛んにラージャンの懐に潜り込んで気刃斬りを見舞う。そして防御面では”根性”のスキルがついているので、ラージャンの強大な一撃を食らっても”体力1残し”で何度も命を救われていた。リーチもある太刀の攻撃により、徐々にラージャンの体力が削られて行くのがよくわかった。

 

 一方のEffort Cristalは、双剣の乱舞を顔にブチ当てることをメインに”力”で攻め立てていた印象。試合まえに「ラージャンはまったく練習できませんでした」と語っていたふたりだが、そもそもの経験地がズバ抜けて高いのだろう。俺のようなヘタレハンターでは想像すらできない攻撃の避けかたをしていた。たとえば、ラージャンが腕を振り回して攻撃してきたら、俺などは遠くに遠くに逃げてしまうところだが、このふたりは武器を構えたまま、まるですれ違うようにラージャンの脇を抜けて後ろに回りこんでいた。これにはモンハン4人衆も来場者もビックリ! 「あんな避けかたがあるんだ!」と、会場のあちこちからため息が漏れていた。

 

 そんな、「いつまでも見ていたい……」と心から思ってしまったハンターの頂点による決戦にも幕切れが。途中、4回オチてしまったEffort Cristalに対し、1回オチただけで非常に手堅くまとめたもうゲネポが先にラージャンを仕留めたのだ。

 

 「よっしゃっ!!」

 

 と喜びを爆発させるもうゲネポのふたり。あー……。ついに今年のモンハンフェスタが終わった……。

 

決勝大会決勝結果

順位

チーム名

使用武器

タイム

優勝

もうゲネポ動画の再生はこちら!

太刀/太刀

9分14秒43

準優勝

Effort Cristal動画の再生はこちら!

双剣/双剣

12分30秒56


 大会が終わったあと、優勝したもうゲネポのふたりと立ち話をした。いろいろな話を聞かせてくれたのだが、俺がいちばん印象に残っているのは、決勝の舞台で対戦したEffort Cristalに対する想いだ。もうゲネポのふたりはちょっとテレくさそうに、こんなことを言ったのだ。

 

 「名古屋大会で彼らが優勝したときの動画を見たんです。あの、大剣・大剣によるシンクロプレイを。これを見て、同じことが僕らにもできるんじゃないかと思って、練習してみたんですよ。でも、まったくできなかった……。ものすごい練習と研究を重ねないとできないことを、あのふたりはやってのけていたんです。本当に、Effort Cristalのふたりはすごい。決勝で顔を合わせたとき、”あのふたりと戦うんだ”ってドキドキしましたから。でもだからこそ、絶対に勝ちたかった。優勝できて、本当にうれしいです」
 

▲優勝したもうゲネポのふたりに、黄金のオトモアイルートロフィーが贈呈。ガッチリと辻本プロデューサーと握手するその表情は、本当にうれしそう。


 そして再び、ステージに歌姫が登場。これがモンハンフェスタ`08の、本当に最後のステージだ。俺は冒頭に書いた寂しい気持ちに逆戻りして、「終わっちゃうよぉ……」と嗚咽を漏らす。俺だけじゃなく、隣にいた江野本も、来場したすべてのハンターも、同じような寂寥感に包まれていたことだろう。そんな俺たちに向けて歌姫が歌ったのは……そう、『始まりの唄』……。

 

 歌姫がステージから姿を消したのと同時に、館内に灯りがともった。見ると真横に、藤岡要ディレクターがいる。俺たちはお互いを認め、がっちりと握手。藤岡さんの顔に、なんとも言えない切なそうな微笑がある。俺はちょっと涙声になりながら藤岡さんに言った。「終わりなのに、『始まりの唄』ってのがいいですね……」と。藤岡さんは「うんうん」と噛み締めるように頷いたあと、俺に向き直ってこんなことを言った。

 

 「大塚さん、”終わり”じゃないんですよ。”始まり”なんです。ここから新しい『モンスターハンター』が始まるんじゃないですか(にっこり)。だからフェスタの最後に歌ってもらうのは『始まりの唄』しかなかったんです」

 

 片づけが進む会場の片隅で、辻本プロデューサーもまったく同じことを言ってくれた。

 

 「決勝大会が始まるまえに『魂を宿す唄』を歌ってもらったのは、出場するすべてのハンターに魂を送りたかったからです。エール、なんですよ僕らの。そして最後の『始まりの唄』は、”ここから新しい『モンハン』が始まるんだよ”というメッセージ。終わりじゃないですよ、大塚さん。始まるんです(にっこり)」

 

 うん、”始まり”だね。もしかしたらいま俺、3月27日の発売日のときよりも『2nd G』を遊びたいかも^^;

 今日から新しい、狩人生活の始まりだあ!!
 

▲上位3チームと4人衆、シャーリーさん、宇佐美女史、そしてオトモアイルーとハンターさんも入って記念撮影。

 

※決勝大会ダイジェスト動画公開中!

 

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『バンドリ ガルパ』Pastel*Palettes丸山彩役 前島亜美さんが語る“彩の成長と彼女への感謝”【3周年記念ボーカルキャストインタビュー第3弾】

『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(『ガルパ』)の3周年を記念してPastel*Palettesのボーカルを務める前島亜美さんに、3年間の思い出やこれからの意気込みをうかがった。

『OZMAFIA!!-vivace-』Switch版が7月23日発売決定! ゆーます氏による新規書き下ろしショートストーリーも収録!!

日本一ソフトウェアは、Nintendo Switch版『OZMAFIA!!-vivace-』を2020年7月23日に発売することを決定した。原作を手掛けるゆーます氏による新規書き下ろしショートストーリーやPC版オリジナルコンテンツが収録される。