HOME> ゲーム> 【動画追加】『ザ エルダー スクロールズ IV:オブリビオン』を手がけた海外の実力派メーカー、ゼニマックスが日本市場に進出
●ベセスダ・ソフトワークスとしてまずは国内市場向けに5タイトルを投入!
自由度の高いRPGとして世界中のゲームファンから賞賛を集めた『ザ
エルダー スクロールズ IV:オブリビオン』。同作の開発を手がけたベセスダ・ソフトワークスの関連会社であるZeniMax
Media Inc,が日本法人を設立。ゼニマックス・アジア株式会社として、日本国内およびアジア地域でのゲームソフトの開発やパブリッシング業務を開始することを明らかに。2008年4月24日には、そのお披露目の場として、“ゼニマックス・アジア
プレスカンファレンス”が都内にて開催された。
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▲数多くの海外ゲームを日本に紹介してきた高橋徹氏。ゼニマックス・アジアでは、ゼネラルマネージャーとして、さらなる良作のリリースを目指す。 |
まずプレスカンファレンスに登壇したのは、ゼニマックス・アジアにてゼネラルマネージャーを務める高橋徹氏。氏はみずから親会社であるZeniMax
Media Inc,や関連会社のベセスダ・ソフトワークスの会社概要を説明。ワールドワイドで300万本(日本では14万本)の販売を記録した『ザ
エルダー スクロールズ IV:オブリビオン』の大成功を受け、満を持しての日本市場への参入となったゼニマックス・アジア。今後リリースするのは当然ベセスダ・ソフトワークスのタイトルが中心となるが、高橋氏がもっとも重視しているのは海外の他社タイトルの国内市場への紹介。
「自社タイトルに関しては、何でも闇雲に日本市場に向けてリリースするつもりはなくて、日本市場向けに厳選していくつもりでいます。それと、もっとも重視しているのが、他社タイトルの国内向けライセンス取得やパブリッシング。日本のファンに喜んでいただけるタイトルをリリースしていきたいと思っています」(高橋)
そのほか、中長期的には国内開発ゲームの欧米向けの版権取得や国内開発会社との共同開発なども視野に入れているという。高橋氏と言えば、『グランド・セフト・オート』を日本市場に紹介したキーパソンとして知られ、『ザ
エルダー スクロールズ IV:オブリビオン』の日本語版を手がけた知る人ぞ知るの存在。長年にわたり良質な海外ゲームを日本に紹介し続けているだけに、その“目利き”ぶりは大いに期待していいだろう。なお、ゼニマックス・アジアのタイトルは、日本ではベセスダ・ソフトワークスブランドとして発売されることになる。
高橋氏に続いて登壇したのが、ゼニマックス・アジアにてプロデューサを務める岩本けい氏。岩本氏は同社が日本市場に向けて2008年にリリース予定の4タイトル、『Bully(ブリー)』(プレイステーション2、Xbox
360)、『Major League Baseball 2K8(メジャーリーグベースボール 2K8)』(PSP、プレイステーション3、プレイステーション2、Xbox
360)、『Star Trek: Conquest(スター・トレック コンクエスト)』(プレイステーション2)、『Star
Treck: Legacy(スター・トレック レガシー)』(Xbox 360)を紹介した。これらのラインアップの中で、ゼニマックス・アジアらしさがもっとも表れているのが『スター・トレック』のゲーム。岩本氏は「『スター・トレック』は赤字覚悟でやるつもりです。たくさんの本数は売れないかもしれませんが、日本にも『スター・トレック』ファンは確実に存在していて、望まれているタイトルは積極的に展開していきたいと思っているんです」という。とはいえ、『スター・トレック』に関しては、「ゼネラルマネージャーの高橋がトレッキー(熱心な『スター・トレック』ファン)で、率先して持ってきてしまった」(岩本)とのことらしい。
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▲国内ではベセスダ・ソフトワークスブランドで、2008年に10タイトル前後のリリースを予定している。 |
そして最後に岩本氏が、「ゼニマックス・アジアが2008年にもっとも力を入れているタイトル」として紹介したのが、プレイステーション3とXbox
360向けに予定している『Fallout 3(フォールアウト3)』。『ザ エルダー スクロールズ
IV:オブリビオン』のスタッフが手がけたという同作は、“ネクスト・オブリビオン”として期待されるRPG。プレスカンファレンスでは、映像やデモプレイにより、この『Fallout
3(フォールアウト3)』の概要が紹介された。
『Fallout 3(フォールアウト3)』の舞台となるのは、世界的な核戦争により荒廃してしまった2277年のアメリカ本土。核シェルター“Vault
101”で生き延びていた主人公が、消えてしまった父親の後を追いかけて(父親の声を担当するのは名優リーアム・ニーソン!)荒れ果てた地上を冒険していくことになる。主人公はクエストをクリアーすることで経験値が溜まり、“直感力”や“カリスマ”、“銃”などのスキルを伸ばしていくことになる。戦闘は昨今の海外ゲームの主流であるアクション性の強いものになっているが、『Fallout
3(フォールアウト3)』でユニークなのが、“V.A.T.S.(バッツ)”と呼ばれる戦闘システム。“AT”というポイントを消費することで、敵の各部位を狙い撃ちすることができるようになっているのだ(選択しているあいだ戦闘は行われない)。「アクションは苦手という方でもちゃんと遊べるようになっています」(岩本)という。フィールドのボリュームは「『オブリビオン』並みの広さです」(高橋)で、『オブリビオン』と同じく、プレイヤーの選択肢によって善人にも悪人にもなることができる。そして主人公の行動によりエンディングが幾通りにも変化するというのだ。プレイ視点もファーストパーソンビューとサードパーソンビューを自由に選択することが可能なので、ファーストパーソン視点で3D酔いに悩むプレイヤーにもしっかりと対応しているという。
こうして5タイトルを紹介して幕を閉じた、ゼニマックス・アジアのプレスカンファレンス。ゼニマックス・アジアでは年内に10タイトル程度のリリースを予定しているとのことで、とくに海外ゲームファンにとっては、たのもしいメーカーが日本市場に参入してくれたと言えるだろう。
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▲左から高橋徹氏と岩本けい氏。ゼニマックス・アジアは今後どのようなタイトルを? |
『Fallout 3(フォールアウト3)』 |
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●ハード:プレイステーション3、Xbox 360 |
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▲舞台は核戦争によって荒廃してしまった2277年のアメリカ。変異した虫やミュータントが出没する危険な世界に待ち受けるものとは? 『ザ エルダー スクロールズ IV:オブリビオン』のスタッフが、舞台を近未来に移して制作したRPGだ。主人公はスキルを伸ばすことで、さまざまな特殊能力を習得していくことになる。 |
『Bully(ブリー)』 |
●ハード:プレイステーション2、Xbox 360 |
プレイステーション2版 |
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Xbox 360版 |
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▲『グランド・セフト・オート』シリーズを手掛けたロックスターゲームスによる学園アクション。問題児ジミーが、全米一タフと呼ばれる学園“ブルワース・アカデミー”で過ごす1年の顛末が描かれる。恋にケンカにと、学園生活は大忙し!? |
『Major League Baseball 2K8(メジャーリーグベースボール 2K8)』 |
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●ハード:PSP、プレイステーション3、プレイステーション2、Xbox
360 |
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▲2K Sports開発による、人気野球シリーズの最新作。もちろんデータは最新のものを反映。球団を経営する“フランチャイズモード”や実際に試合であった状況を再現してプレイする“シチュエーションモード”などが楽しめる。 |
『Star Trek: Conquest(スター・トレック コンクエスト)』 |
●ハード:プレイステーション2 ●ジャンル:シミュレーション |
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▲テレビや映画で人気のSFドラマ『スター・トレック』をモチーフにしたシミュレーション。テレビシリーズ2作目の『新スター・トレック」と3作目の『スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン』を下地に、銀河の統一を目指すという内容になっている。おなじみのクリンゴン帝国やロミュラン星間帝国など6つの勢力を使用可能。 |
『Star Trek: Legacy(スター・トレック レガシー)』 |
●ハード:Xbox 360 ●ジャンル:シミュレーション |
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▲こちらはテレビシリーズ全5作品を収録したリアルタイムシミュレーション。歴代艦長が時代を超えて集結し、謎の科学者を追いかける……というトレッキー(熱心な『スター・トレック』ファン)にはたまらない内容に。 |
Fallout(R) 3 (C) 2008 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax
Media company. Bethesda Softworks, Bethesda Game Studios, ZeniMax and related
logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S.
and/or other countries. Fallout and related logos are trademarks or registered
trademarks of Bethesda Softworks LLC in the U.S. and/or other countries. All
rights reserved.
2006-2008 Rockstar Games, Inc. Rockstar Games, Rockstar
Toronto, Rockstar (C) New England, the Rockstar Games R* logo, the Rockstar
Toronto R* logo, the Rockstar New England R* logo, Bully and the Bully logo
are trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software,Inc.
in the U.S.A. and/or foreign countries. All other marks and trademarks are properties
of their respective owners. All Rights Reserved.
(C) 2008 Take-Two Interactive
Software and its subsidiaries. All rights reserved.2K Sports, the 2K Sports
logo, and Take-Two Interactive Software are all trademarks and/or registered
trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc.Major League Baseball trademarks
and copyrights are used with permission of Major League Baseball Properties,
Inc.Visit the official website at MLB.com (C)MLBPA - Official Licensee, Major
League Baseball Players Association.Visit the Players Choice on the web at www.MLBPlayers.com
(C)MLBP 2008 / MLBPA 2008.
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