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アマチュアクリエーターのアイデアと想像力が結実した“XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest”の授賞式が開催

2008/3/2

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●いずれ劣らぬ力作19作品から選ばれたのは……

 Xbox 360やPC用ゲームの開発環境として、マイクロソフトより無償で提供されているXNA Game Studio。利便性の高さなどから、学校の教材などに利用され好評を得ているが、そのXNA Game Studioで制作されたゲームコンテンツ作品を対象とした日本初のコンテスト、“XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest”の授賞式が、2008年3月1日に東京・浅草の遊園地、花やしきにて行われた。当日は、全応募作品のなかから厳正なる審査を経てノミネートされた19作品が、花やしきの敷地内に出展。このイベントのために花やしきは貸し切り状態となっており、来場者はノミネート作品をプレイしながら、遊園地のアトラクションも堪能できるという、何とも楽しい授賞式となった。

▲老舗の遊園地、花やしきを貸し切って行われた、“XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest”の授賞式。「楽しいゲームの授賞式は楽しい場所で」との趣旨により花やしきで行われた。実際授賞式は遊園地らしく楽しい趣向が凝らされたものに。


▲開演にあたっては、日本のXNA事業を取り仕切る、マイクロソフト ホーム&エンターテインメント事業本部 XNAグループ シニアマネージャーの田代昭博氏が、なぜかパンダに乗って登場。これも花やしき流? 先ごろサンフランシスコで行われたGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2008で発表された、新しいXNA Game Studioのサービス“Xbox LIVE コミュニティゲームス”などを報告した。

▲開演式の1時間後に行われた授賞式では、マイクロソフト 執行役 ホーム&エンターテイメント事業本部 本部長 泉水敬氏がゴンドラに乗って登場。来場者を驚かせていた。

 

▲ノミネートされた19作品が48台の試遊台にて出展。自由に遊ぶことができた。バラエティーに富んだ作品群は、日本のクリエーター候補生たちの大いなる可能性を感じさせた。ちなにみ当日はスタンプラリーが実施。作品を試遊するとスタンプが押され、3つ以上溜まると抽選会に参加できた、1等賞はXbox 360本体(!)という太っ腹ぶり。

 

▲XNA Game Studioで制作されたゲームに対する手応えを語る泉水氏。

 授賞式には、プレゼンターとしてマイクロソフト 執行役 ホーム&エンターテイメント事業本部 本部長 泉水敬氏が登壇。学生部門と一般部門の優秀賞それぞれ2作品と、急遽設けられた“審査員特別賞 泉水賞”、そして昨年秋までにXNA Game Studioでゲームを開発した優秀な作品に送られる“XNA Early Adoption Award”5作品などが発表された。そして、全作品の中から栄えある“最優秀賞”に輝いたのは、トライデント コンピュータ専門学校の“チーム後藤”開発による『やまかけ』。同作は、日本の昔話の紙芝居をモチーフにした独特な世界観を持つパズルゲームで、制作者代表として壇上に上がった後藤勢治さんは、「ありがとうございます! うれしいです」と感激の面持ちだった。

 授賞式の締めに当たって泉水氏は、「ノミネートされた作品は、いずれもレベルの高い作品ばかりで、ひとつひとつ遊ばせていただいたのですが、すべてどこかに光るものがありました。今後そこを伸ばしていけば、いいものができると思います。おもしろいゲームを作るポイントはアイデアと想像力だと思うのですが、皆さんのアイデアと想像力が、日本のゲームを支えていってくれるものと期待しています。皆さんといっしょにゲームを盛り上げていきたいですね」とコメントした。 
 

▲最優秀賞を授賞した『やまかけ』の制作代表者後藤勢治氏(右)。後藤さんはじつは4月から大手ゲームメーカーへの就職が決まっている。プロになってのすばらしいソフトの開発を期待したい。

▲受賞者の皆さんによるフォトセッション。

▲最優秀賞を授賞した『やまかけ』の後藤さん(左からふたりめ)と、優秀賞を授賞した『Rukker』の制作者代表森美保さん(左から3人目)。森さんは『やまかけ』の制作メンバーの一員でもある。マイクロソフトの泉水氏と田代氏を交えて記念撮影。


 実際ノミネートされた19作品は、アマチュアの作った作品とは思えないほどグラフィックのクオリティーが高い作品ばかりで、斬新な切り口に驚かされる作品も多かった。アマチュアクリエーターの発想を、比較的簡単に形にできるXNA Game Studioの持つ可能性を改めて実感するとともに、未来のゲームクリエーターたちの実力の高さを体験できた“XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest”の授賞式だった。XNA Game Studioの今後のコンテストの予定は明らかになっていないが、継続しての開催を期待したい。なお、今回の授賞式に合わせて、新たに14の国内教育機関がXNA Game Studioを教材として採用することを発表している。それでは以下に、今回の授賞作品を紹介していこう。
 

最優秀賞

『やまかけ』(制作チーム/チーム後藤・トライデント コンピュータ専門学校)

▲10名のスタッフが4ヵ月をかけて制作。紙芝居をモチーフに、主人公のお爺さんが、鬼のブロックを落としたり登ったりすることで、ゴールを目指して進んでいくパズル。紙芝居をめくるように季節を変えると、いままでいけなかった場所に行けるようになる……といった趣向が凝らされている。PCとXbox 360向けに制作。

 

学生部門/優秀賞

『迷子の達人』(制作チーム/マイケルソフト社・新潟コンピュータ専門学校)

▲ステージに設けられている“矢印ブロック”を踏むことで、矢印の方向へ重力が変わる。これをうまく利用して時間内にゴールまで到達するというゲーム。制作者代表の前川翔太さんは「(制作チーム名を)ヘンな名前にしてしまって申し訳ないです(笑)。このような賞をいただけて、ありがとうざいます」とのこと。Xbox 360向けに制作。

 

学生部門/優秀賞

『Rukker』(制作チーム/チームモリ・トライデント コンピュータ専門学校)

空中に浮いた樽を飛び移りながら、下まで降りていく。最大4人まで対戦可能なアクション。制作者代表の森美保さんは「時間がないなかでの制作はたいへんでしたが、賞をいただけてうれしいです」とコメント。Xbox 360向けに制作。

 

一般部門/優秀賞

『ファニー ダンシング』(制作チーム/こびとスタジオ)

▲音楽に合わせてボタンを押すことで3人のキャラがダンスをする。ダンスを見て楽しむ要素に重点を置いたとのこと。制作を担当した佐川直樹さんは「本当にどうなるかわからなかったので、結果にびっくりしています」とのこと。Xbox 360向けに制作。


一般部門/優秀賞

『Mazer Mayhem』(制作チーム/ABA Games)

▲Xbox 360上で大量の弾幕を実現するために、マルチコアを活用したパフォーマンスチューニングを行った(!)というシューティング。制作者代表の長健太氏は「作るために苦労もありましたが、賞をもらえて作った甲斐がありました」とのこと。Xbox 360向けに制作。


審査員特別賞 泉水賞

『Armored Strider』(制作/岩瀬圭次郎)

▲3Dシューティング。ステージに配置されている透明な物体を破壊すると泉ができ、水上用と陸上用に機体を変化させて戦える。制作者の岩瀬圭次郎氏は「いい作品が多いなか、授賞できてうれしいです」とのこと。特別に“泉水賞”を用意したほどのほれ込みぶりを見せた泉水氏は「音楽とゲームバランスの調整ができると、もっとレベルの高いものになるのでは」と太鼓判を押す。実際そのグラフィックのクオリティーは驚き。Xbox 360向けに制作。


XNA Early Adoption Award授賞作品

タイトル名

制作者代表

『Kyo‐Ho』

東直樹(コンピュータ総合学園HAL 大阪校)

『りりかるぼっくす』

鳴川雄樹(コンピュータ総合学園HAL 大阪校)

『Irritate UFO』

雨宮裕樹(コンピュータ総合学園HAL 名古屋校)

『Rescue!』

山崎寛文(コンピュータ総合学園HAL 名古屋校)

『ラスト ファイター』

多田政司(デジタル エンタテインメント アカデミー)


※XNAの公式サイトはこちら

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