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【動画追加】『零』シリーズ最新作はWiiで! 任天堂と共同開発、任天堂から発売

2008/1/31

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●ディレクターには須田剛一氏も!
 

▲テクモと任天堂の共同プロジェクトが発表され、テクモの菊地プロデューサー(左)、安田社長(中央)、任天堂の波多野氏(右)がガッチリ握手!


 2008年1月30日に都内で、テクモの新作発表会、テクモ プレスカンファレンス 2008 Winterが開催。ニンテンドーDS向けに『親子で遊べるDS絵本 うっかりペネロペ』と『DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル』の2作品が公開されたほか、テクモの新たな取組みが電撃発表された。

 

 

 ゲームユーザーにとってもっとも注目なのが、新たな取組みの内容。同社の代表取締役社長、安田善巳氏が、「世界市場を視野に入れ、ある企業との共同プロジェクトを立ち上げました」と説明すると、スクリーンには大きく任天堂のロゴが映し出された。任天堂とパートナーを組み、共同開発しているというタイトルは、Wii用ソフト『零 〜月蝕の仮面〜(つきはみのかめん)』。ご存じ、テクモの誇るホラーアドベンチャー『零』シリーズが、4作目にしてプレイステーション2からプラットフォームをWiiへと移すことが明らかにされた。このゲームは、開発を任天堂と共同で行い、販売は任天堂が手がける。さらに、シリーズプロデューサーの菊地啓介氏、ディレクターの柴田誠氏に加えて、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏がディレクターとして関わることも明らかにされた。開発は順調だそうで、2008年夏に発売予定。

 

 ゲームの詳細については明かされなかったが、約2分ほどの映像が公開。シリーズ独特の和風ホラーの雰囲気はそのままに、少女が自身の記憶を求めて古い屋敷へと潜入していく様子が確認できた。菊地プロデューサーは、「月と仮面、記憶が重要なキーワードとなります」と、ストーリーを説明。「Wiiリモコンとホラーゲームの親和性は非常に高いと感じています。新たに生まれ変わる『零』を楽しみにしていてください」と力強く語った。

  

▲映像では、記憶を失った少女のほかに、仮面をつけたおどろおどろしい女性や、夜空に浮かび上がる三日月が印象的に映し出されていた。


 会場には、スペシャルゲストとして任天堂の代表取締役専務、波多野信治氏も来場。この共同プロジェクトについて、これまで販売協力の面で友好的な関係を築いてきた両社だが、今回は開発においても協力していくことが望ましいと意見が一致したと説明した。さらに、「販売については任天堂が担当し、積極的なプロモーションをしていきます」と強調。また、WiiやニンテンドーDSの新しい操作性によって、既存のゲームジャンルが進化したり、新たなジャンルが生まれている現状に触れ、「いままでのシリーズ作品に新しい操作性が加わることで、新たな魅力を生み出す可能性がある」と、改めてWiiやニンテンドーDSで既存のシリーズ作品を発売する意義を語った。

 


●「ゲームが大好きだった母の供養になります」(山村)
 

 『親子で遊べるDS絵本 うっかりペネロペ』と『DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル』の2作品を紹介したのは、設楽昌宏プロデューサー。テクモは新規顧客層の獲得を課題に掲げ、2007年に『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ 「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』を発売している。設楽氏によれば、この作品は2007年12月時点で22万本を出荷。アンケート調査では、女性の割合が40パーセント、40代以上が25パーセントを占め、同社のタイトルを初めて購入したと回答した人が86パーセントに上るなど、新規顧客層の獲得に手応えを感じているという。

 

 そんな中で、つぎなるターゲットに挙がったのが未就学児のいるファミリー層。この層のニンテンドーDSの普及率は79パーセントで、440万人というビッグな市場規模を誇っているという。設楽氏は、1000人規模のアンケート調査やグループインタビューをもとにしたデータを提示しながら、「求められているのは、安心して子供に買い与えられるゲーム。そこで、絵本やアニメで人気の『うっかりペネロペ』を世界初、ゲーム化することにしました」と発表した。

 

▲『うっかりペネロペ』は、世界中で人気の絵本。コアラの女の子、ペネロペの日常のかわいい失敗談を描いたお話絵本や、読者が参加して楽しむ仕掛け絵本などがある。


 ゲームの内容は、タッチペンやマイク機能を使い、触って楽しむまさに「DS絵本」(設楽)といった作りに。絵本の世界がそのまま再現された画面には、タッチすると引き出しが開くなど仕掛け要素が盛り込まれる。また、スケッチブックに絵を描いたり、ケーキにいちごをデコレーションするなどのミニゲームも。買い物に行くと「キャベツはどれ?」、「青いキャンディーはどれ?」など簡単なクイズゲームが出題されたり、友だちのキャラクターと楽器を使った簡単なリズムゲームにチャレンジできたりと、子供たちにとってはワクワクするような要素が用意されているのだ。お母さんたちに朗報なのは、オプションモード。プレイ時間を設定して、指定時間がきたら電源がオフになる”プレイ時間設定”が備わっている。「今後、親がスケッチブックを覗き見できるような機能も考えています。たとえば、子供の描いた絵にハナマルをつけてあげたりできれば」(設楽)と、親子でコミュニケーションできる機能をさらに充実させていくそう。設楽氏の2歳になるお嬢さんが開発中のソフトを遊んでいる様子も映像で公開され、画面にタッチして反応が返ってくるごとに声を上げて笑い、喜んでいる様子が印象的だった。『親子で遊べるDS絵本 うっかりペネロペ』は、2008年春に発売される予定。

 

▲絵本の世界がそのままDS用ソフトに。子供たちにとっても、そのお母さんにとってもうれしい仕掛けが多数盛り込まれる。


▲会場にはペネロペもやってきて、ゲームをアピール!


 設楽氏が紹介したもう1作品が、『DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル』。これは、『DS西村京太郎サスペンス』に続く、”DSサスペンス”シリーズ2作目に当たる。設楽氏はふたたび、前作のアンケート結果を披露し、続編を希望すると答えた人がなんと93パーセントに上るという驚きの結果を明らかにした。アンケートの中には、サスペンス作家の中で西村京太郎氏と人気を二分する山村美紗氏の作品で遊びたいという声もあったそうで、期待に応える形でゲーム化が決定したとか。

 

 前作からの変更点としては、京都の名所など実写の背景を採用し、調査システムではタッチした場所がアップになるタッチアンドアップ機能を搭載。さらに、「サスペンスと言えばドロドロした人間関係も楽しみのひとつなのですが、そこに注目して人物相関図システムというものを用意しました」(設楽)。これは、調査を進めることで登場人物の相関図が判明していき、わかりやすい図で表示されるというもの。『DS西村京太郎サスペンス』ではトリックを解き明かすことが目的となっていたが、今回は人物関係を明らかにしていくことに主眼が置かれているという。

 

▲山村美紗サスペンス作品の代表キャラクター、舞妓の小菊と、記者のキャサリン、葬儀屋の石原明子の3人が主人公として夢の共演。山村氏が愛した京都を舞台に、ドロドロしたサスペンスらしい人間関係が描かれるようだ。


 ここで、『DS西村京太郎サスペンス』でプロモーションキャラクターを務めた山村紅葉がゲスト出演。山村美紗氏の実の娘でもある紅葉は、「誰が誰を愛しているだのという相関図が表現されていて、母のサスペンスの特徴をよく捉えていると思います」と、ゲームを評価。最後に、「今年、母の13回忌の年に作品がゲーム化されて、ゲームが大好きだった母の供養になります。できるだけたくさんの方に遊んでもらいたいです」と、作品をアピールした。

▲設楽氏(右)とともにトークを展開した山村紅葉(中央)。


▲ナビゲーションキャラクターとして、山村美紗氏をモデルにした美紗ちゃんと、紅葉ちゃんが登場することも明らかに! サプライズとしてこのキャラクターが公開されると、紅葉は「母は、赤いドレスでヒラヒラしているところがソックリ。かわいく描いていただいてありがとうございます」とコメントした。


 
 

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