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【プレイリポート】『ロストオデッセイ』(Xbox 360) Text by フランソワ林

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 『ロストオデッセイ』はXbox 360用RPG。発売は2007年の予定で、坂口博信氏が制作・総指揮、マンガ家の井上雄彦氏がキャラクターデザイン、作家の重松清氏が"1000年の夢"(ゲーム中に挿入される短編の読み物)の執筆、植松伸夫氏が音楽を手掛けている。『ブルードラゴン』と同じく発売が待たれているビッグタイトルで、11月初旬に発売される週刊ファミ通と、11月30日に発売されるファミ通Xbox 360に本作の体験版が添付されることが決定している。東京ゲームショウでは、この体験版をいち早くプレイすることが可能。ただし、プレイ時間は15分程度に決められているので、最後までプレイすることは残念ながらできない(体験版は40分〜1時間のボリューム)。
 

 体験版は無数の兵士による戦闘シーンからスタートするのだが、『ブルードラゴン』と同じく、最初に目を奪われるのは見た目の部分。画面全体から、そこが戦場であることがはっきりと伝わってくる。本作の主人公は1000年を生きる死ねない男"カイム・アラゴナー"。魔法による産業革命が進んでいる世界が舞台で、設定はファンタジー。それなのに、重くて暗い戦闘シーンはリアリティーにあふれている。そして、その中で、主人公のカイムが躍動する。走り、飛び、剣を振る。明らかにひとり際立つカイムに釘づけになっていると、いきなり戦闘コマンドが出現する。そう、気がつくとシームレスで戦闘シーンに移行しているのだ。
 
 う〜ん、これはすごい。画面全体を覆う重厚な雰囲気が、井上雄彦氏のキャラクターとテイストに融合。表面だけで判断すると、『ブルードラゴン』が"明"で、『ロストオデッセイ』は"暗"。そして、どちらの作品にも引き込まれる。キャラクター、音楽、そして演出力と技術力が高レベルで融合しているからこそのクオリティーだろう。
 
 戦闘は、コマンド選択式で、この体験版ではシンプルな作りになっている。坂口氏は週刊ファミ通9月29日号のインタビュー記事で、「体験版では敢えてベーシックなシステムしか搭載していない」と話しており、製品版では本作独自のシステムが搭載される予定。よって、その全貌は明らかにされていないと言っていい。それでもこの体験版では、街に向かう途中で魔法を入手して使用することが可能。また、通常の戦闘はエンカウント形式で発生することも確認できる。ちなみに、体験版では巨大戦車とバトルをくり広げることになるのだが、この戦車の攻撃がじつに強力。体力を半分以上奪われる攻撃を仕掛けてくるので、ヒール薬を駆使して戦ったほうが無難だ(とは言え、体力が0になっても、カイムは不死の男なので復活するのだが……)。
 

 そのほか、最後までプレイすると細かい仕掛け(蹴った缶の動きが物理演算で処理されていたり、貼ってあるポスターを剥がせたり……)が満載であることがわかるのだが、プレイ時間の関係上、その確認は難しいかもしれない。それより、まずは、重厚な雰囲気がしっかり感じ取れる、一連の戦場シーンを目を凝らして見てほしい。巨大戦車に勝利後、真っ赤に燃える隕石に飲み込まれる戦場。そして、唯一、生き残るカイム。ここまでの展開だけでも、本作の普遍的なテーマがわかるはず。じつにクオリティーの高いオープニングシーンは、一見の価値がある!
 

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