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【プレイリポート】『ブルードラゴン』(Xbox 360) Text by フランソワ林

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 『ブルードラゴン』はミストウォーカー代表の坂口博信氏が制作・総指揮を務め、鳥山明氏がキャラクターデザイン、植松伸夫氏が音楽を手掛けるXbox 360用RPG。発売日は2006年12月7日。『ファイナルファンタジー』の生みの親である坂口氏の久しぶりの新作だけに、ハードを牽引するキラータイトルとして注目を集めている。

 今回の東京ゲームショウでは、クローズド形式の専用スペースで本作をプレイすることが可能(プレイ時間は約15分)。2種類のセーブデータが用意されており、どちらかひとつを選んで遊ぶことになる。ひとつは要塞内部から始まるデータで、イベントシーン、戦闘、メカット(飛空挺)を操作するミニゲーム(フライトシューティング)を楽しめる。もうひとつはフィールドから始まるデータで、自由に戦闘を行える仕様だ。

 さて、プレイした感想だが、まず目を奪われるのはグラフィックの質感。イベントから戦闘まで、本作のグラフィックはクレイアニメーション調で統一されている。このデキがとにかくすばらしく、まるで手で触れられるかのような印象を受ける。鳥山明氏のキャラクターも見事に表現されており、違和感をまるで感じない。一見、次世代機らしくないと感じるかもしれないが、むしろ、次世代機だからこそ実現できたグラフィックだ。

 戦闘シーンでは、各キャラクター固有の"影"を操作して、コマンド選択式のバトルをくり広げる。スキルや魔法の演出はとにかく派手で爽快。その種類も多彩で、初プレイだけに選ぶ楽しさと見る楽しさがたっぷり味わえる。敵キャラクターの細かな動きも見ていて飽きない。また、特定の攻撃や魔法は"溜める"ことが可能で、溜め加減により、攻撃ターンの順番が遅くなる仕様。ここに戦略性が生まれることになりそうだ。ただ、本作の戦闘の肝は、戦闘の前段階にある。ソードやアサシンなど、影の特性(職業のようなもの)を自由に変更することができ、さらに、多種多様なスキルのセッティングもプレイヤーが任意で行える。つまり、プレイヤー次第で"影"の個性がガラリと変わり、戦闘の難度も変化するというわけ。東京ゲームショウバージョンでも、このあたりの仕様は確認することができるので、ぜひ、カスタマイズ要素の多さに驚いてほしい。

 ちなみに、移動を始めとするキャラクターの操作感も良好。声優のボイスもドラマシーンを盛り上げる。こういった基礎の部分は、ほぼ完璧にできているといっていいだろう。

 最後にひとつだけ注意。プレスデーとなった東京ゲームショウ初日から、『ブルードラゴン』の体験コーナーには90分待ちの長蛇の列ができていた。土曜、日曜はさらに長い列ができるはずなので、覚悟しておいたほうがいい。それでも、この作品には、長時間並んで遊ぶだけの価値がある。リアルに再現された鳥山明氏が描く世界を、そしてやり込み要素たっぷりの戦闘システムを、ぜひ体験してみてほしい。ちなみに個人的には、戦闘、ドラマシーン、ミニゲームが凝縮された、要塞から始まるセーブデータの選択をオススメする。とくに濃厚なドラマシーンは必見だ。  

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