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【イベント】TGSフォーラムでオンラインゲーム戦略が語られた!

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●コーエーはアジアに展開! セガは国内でのコミュニティー運営を戦略に


▲オンラインゲームセッションは、事前の受付で定員に達してしまい当日のキャンセル待ちが出るほどの人気ぶり。オンラインゲームの注目度の高さを示していたのだ。


 東京ゲームショウと併催されているゲーム業界関係者向けの講演会、TGSフォーラムの模様をお届け! そのひとつであるオンラインゲームセッションでは、日本におけるオンラインゲームの成功のカギを探るべく、4人のクリエーターが講師として、それぞれの視点からオンラインゲームについて語った。講師を務めたのは、グラビティの会長、金正律氏と、コーエーのネットワークゲーム担当執行役員、松原健二氏、セガのネットワーク戦略事業部オンラインマーケティング部長、染谷光廣氏、そしてガンホー・オンライン・エンターテイメントの技術担当取締役兼コンテンツ開発部ゼネラルマネージャー、堀誠一氏。

 

 なかでも注目だったのが、"アジアで勝負する国産オンラインゲームの強み"というお題で語ったコーエーの松原氏と、"オンラインゲームの運営とコミュニティ"について語ったセガの染谷氏の講演。松原氏は、アジアのオンラインゲーム市場の発展をデータで説明。韓国、中国、台湾と日本のそれぞれの市場について特徴を取り上げ、コーエーが各国で取り組んでいるオンラインゲームの現状について語った。すでに日本でサービス展開中の『信長の野望Online』は、台湾と中国で今年からサービスを開始。『大航海時代Online』については、韓国で今年7月からβテストを始めているという。昨年9月に発表された『真・三國無双BB』については、予定どおり今年中に日本国内でのサービスを開始する予定とのこと。また、2007年にサービスインされる予定の『三国志Online』は、日本を皮切りにアジア、北米へと展開していく予定であると語った。

 

 松原氏は、コーエーがアジアでオンラインゲームを展開する強みについて、「じつは海賊版の普及でコーエーのゲームには知名度があるんです」とコメント。海賊版というとマイナスのイメージでしか語られてこなかったが、「この知名度を利用してこれから収益を回収させてもらいたいと考えています」(松原)と、逆転の発想が印象的だった。


▲アジアのオンラインゲームといえば韓国のものが有名だが、中国では中国国産のゲームが人気を集めてきているのだとか。


 セガの染谷氏は、国内でのオンラインゲーム運営について語った。オンラインゲームは、長期的に遊んでもらって収益を上げるもので、パッケージ商品とはビジネスモデルが違うと定義。新規ユーザーの獲得も必要だが、既存ユーザーの満足度に重点を置いて運営すべきで、そのためにはコミュニティの活性化が必要だと語った。

 「オンラインゲームの場合には、必ず離脱者が出てしまいますよね。とくに、MMO(多人数参加型)RPGの場合は、長く遊んでもらうために情報量が多く深い作りになっている。すると、その深いところにたどり着けないライトユーザーには遊んでもらえなくなってしまう。そういった離脱者、ライトユーザーを救済する仕組みが必要であるとセガは考えました」(染谷)

 そうして出来上がったのが、セガのコミュニティサイト"SEGA link(セガリンク)"なのだという。セガリンクはさまざまなコンテンツを用意することで、あるひとつのゲームが目的で入ってきた人が別のゲームにも興味が持てるように意識しているそうだ。ひとつのゲームに飽きて離脱するのではなく別のゲームで遊んでもらえるよう作られている。染谷氏は、セガリンクが果たす役割について強く訴えかけ、その熱意が伝わる講演だった。

 

 日本では、まだこれから伸びる余地があるオンラインゲーム市場。コーエーとセガのそれぞれの戦略と新たな展開が語られ、来場者も熱心に学んでいる様子だった。

▲染谷氏は、オンラインゲームには開発よりも運営のほうが重要であると強調していたぞ。


 

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