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【任天堂基調講演リポート】片手で操作! レボリューションのコントローラー、ついに公開!

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●ヌンチャク型フリースタイルコントローラー!

 

▲レボリューションのコントローラーが電撃発表! ゲームリモコンという名で呼ばれ、コンパクトサイズ。岩田社長は「ゲームのコントローラーは必ず両手で触るものなんだ、という常識を考え直すところから始まりました」と、大胆にデザインされたゲームコントローラーを紹介。

 

 任天堂の基調講演で、ついにレボリューションのコントローラーを公開! なんとその形はテレビのリモコンのようで、片手でも操作可能な従来のコントローラーとはまったく異なるインターフェイスに。ゲームリモコンと呼ばれるコントローラーの先には"ダイレクトポインティングデバイス"というセンサーが搭載されていて、実際にコントローラーを自由自在に動かしてゲームを操作! これまでにない新しいスタイルを実現しているのだ。ダイレクトポインティングデバイスは高性能で、コントローラーの動きはもちろんのこと、テレビ画面との距離、ひねりも検出するという。

 

▲このように実際に動かしてキャラクターなどを動かす。
 

▲コントローラーの先端にダイレクトポインティングデバイス。赤外線のような働きをする。
 

▲カラーバリエーションも豊か。複数のゲームコントローラーを使える。

 

 スクリーン上では、コントローラーを包丁のように動かしたり、釣竿のように使用したり、ドラムのスティックのように激しく叩いたり、剣のようにふったりと……とさまざまな操作モデルが披露された。ゲームによってコントローラーがさまざまな道具やアイテムに生まれ変わる、新鮮な操作性が楽しめるコントローラーになっているのだ。これには来場者たちも度肝を抜かれた様子で、スクリーンに見入っていた。
 

▲歯医者さんのゲーム? コントローラーが歯を削るドリルのような役割を果たしているようだ。
 

▲コントローラーで釣りを楽しむ様子。
 

▲あたかも野菜を刻んでいるように、コントローラーを細かく激しく動かす様子。料理ゲーム?
 

▲スーパーマリオの音楽とともにこの映像が。ジャンプの音で、コントローラーをクイっと上に動かした! 基本操作もこのコントローラーで!?

 

 さらにこのコントローラーは柔軟な拡張性も装備し、コントローラーの下部に、アナログスティックがついた"拡張コントローラー"を差し込むことも可能。ふたつをつなげると、あたかもヌンチャクのような形(!)になるが、これを両手で持って自由に遊ぶスタイルを実現。たとえばファーストパーソンシューターのとあるステージで、右手で暗闇を懐中電灯を照らしながら、左手でキャラクターの視点を操作する、というようなかつてなかった直感的な操作感が味わえるのだ。
 

▲これは拡張コントローラーをつけた形。まるでヌンチャク!
 

▲左手の人差し指部分にはこのふたつのボタン。
 

▲右手で懐中電灯、左手で視点を操作。新しいファーストパーソンシューターの操作感を実現!


 岩田社長はこれをヌンチャク型フリースタイルコントローラーと呼び、「いまのゲームコントローラーは、触ろうとする人と触らない人がはっきりしている。テレビのリモコンは誰でもさわるのに、ゲームのコントローラーには触らない人がなぜいるのか? コントローラーを見ただけで難しそうと思う人が多いだろうし、触ってみたいという衝動もわかない。ニンテンドーDSのように直感的で誰もが同じスタートラインで楽しめることが重要で、これはそんな課題に対応できるものだと思っています。ヌンチャク型フリースタイルコントローラーで、ファーストパーソンシューターの操作体系を確立したい。それに『ゼルダ』のようなゲームをどのように動かすのか、私自身非常に楽しみ」と自信を見せる。

 

 ファミコンの十字ボタンとABボタンから始まり、ニンテンドウ64ではアナログスティックを提案、ニンテンドーDSではタッチパネルと音声入力を、そして2005年フリースタイルコントローラーを大々的に発表した。任天堂がかねてから至上命題と掲げていた"ゲーム人口拡大"。ニンテンドーDSである程度結果を残し、手ごたえを掴んだ同社は据え置き機でもそれを実現すべく、レボリューションのコントローラーで業界にイノベーションを起こす構え。会場の震えんばかりの拍手喝采が、任天堂にとって大きな手ごたえになったのではないだろうか?

 

 なお、このコントローラーは本体に標準搭載される予定。さらに、ゲームコントローラーに接続できる従来のコントローラーに対応したコネクターも発売されるという。
 

有名クリエーターによるコメント

スクウェア・エニックス 河津秋敏氏

片手で持つというのは大胆だな形と最初に思いました。予想していた以上に身体感覚があるっていうんですか、手首の動きだとか、ねじったりだとか、ちょっとした動きでもきちんと画面に反応する。作り手である我々の方がじつは何を作るのか、試されているような感覚があります。
 

コナミ 小島秀夫氏

やられたって感じですかね。まったく予想していなかった、非常になじみやすいものではあるのは確かなのですが。ファミコンでまずコントローラーができて、AボタンBボタンがあって、両手でフィックスして、テレビに向かって遊ぶというのは20年間変わらなかったわけです。これが一気に変わる。しかも、リモコンなんで、新しいんですが認知度が高いもので、持ってみてなじむというか、これだ!という感じを受けました。
 

アーマープロジェクト 堀井雄二氏

最初は見たときはびっくりしたけど、ありそうなんだけど、確かになかったなという印象を受けました。子供のときのようにね、退行的に触れると思うんだよね。テレビのリモコンのようにね。よく操作がわからない人でも、なんとなく触ってみて操作性を覚えられると思うのね。任天堂さんはニンテンドーDSから始まってですね、最近触るという感覚のゲーム機を作っていると思うの。で、その発展形がレボリューションのコントローラーなんだろうね。

 

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