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D.I.C.Eサミット2003に宮本茂氏、鈴木裕氏が揃って登場!

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●ビッグクリエーターが揃って登場!

宮本氏、鈴木氏

▲宮本茂氏、鈴木裕氏のふたりが揃って登場。ゲーム開発者向けに、ゲーム開発に対する考えかたなどをたっぷりと語ったのだ。

 


 アメリカのラスベガスで現地時間2月27日、28日の2日間に渡って、D.I.C.Eサミット2003が開催されている。このD.I.C.Eサミット2003は、アメリカのゲーム開発者向けのイベントで、著名なクリエーター陣がさまざまなテーマで講演を行うもの。27日のこのイベントに、任天堂の宮本茂氏とセガの鈴木裕氏が揃って登場したのだ。
 

 ふたりはそれぞれのゲーム開発の手法や考えかたについて、司会者の質問に答える形でトークショーを実施。宮本氏が、「物作りには彫刻のように計画して作っていくやりかたと、粘土のようにその場で作っていくやり方があって、僕の場合は粘土のほうに近いんですね。だからプログラマーたいへんですよ。作ったものを途中で僕が壊しちゃったするから(笑)。ただ、制作の過程でこうじゃないという部分は必ずでてきますから、それは直さなくちゃいけないんですよね」と発言すると、横にいる鈴木裕氏が「僕もそう思いますね。作ったものを壊せないと、いいゲームにはなっていかないですから」と応じるなど、ふたりは息の合ったトークを披露したのだ。また、現在のゲームの開発技術の進化とゲームデザインの関係について両氏は、以下のように語っていたぞ。
 

 「アイデアだけでユーザーを惹きつけられる作品が作れればいいんですけど、それはなかなか難しい。そこで技術に頼る部分がでてくるんですよ。ですから、新しい技術の開発はどんどん行っています。この技術とアイデアがうまくマッチングすると効果がでてくる。なかなか噛み合わないことが多いですけどね」(宮本)
 

 「僕は昔から技術をベースにしていますから、技術的に新しいチャレンジをしていきたいとつねに思っています。それからハードの性能が上がって、その能力を引き出そうとするとスタッフの数がどんどん増えてしまう。そうなるとゲームが作れなくなりますから(笑)、ゲーム開発を効率化させる意味でも新しい技術は必要だと考えています」(鈴木)


会場全景

▲ビッグクリエーターの揃い踏みとあって、会場は超満員。来場者はふたりの話に熱心に聞き入っていたぞ。

 そのほかふたりは、日本と海外のゲーム開発力の差がほとんどなくなっていることなどを指摘。宮本氏は任天堂のゲーム開発の考えかたとして、「ほかのゲームのよいところをさらによくしたゲームを開発する、これがいちばん簡単な考えかたですよね。ただ任天堂ではそうではなく、ほかのゲームにはない要素をいかに考えて取り入れるかということをいちばん大切に考えています」などと語っていたのだ。

 また、最後に司会者がふたりのコラボレーションの可能性について質問。これに対して鈴木裕氏は、「ぜひやりたいですね。ふたりにはギターという共通の趣味もありますし(笑)」とコメント。宮本氏も「儲かるならやりましょう(笑)。セガの人といっしょに仕事をするととてもおもしろいんですよね」と回答。会場からは大きな拍手が沸き起こったのだ。
 

 このとおり、ゲーム開発者向けの講演とあって新作タイトルなどに関する話題はなかったが、現場の開発者たちにとってふたりのトークショーは興味深い内容だった様子。会場は超満員で、終始、笑いと拍手が絶えない講演内容だったのだ。なお、鈴木裕氏は今回のD.I.C.Eサミット2003で、ゲームクリエーターの殿堂入りを意味する"Hall Of Fame Award"(過去に宮本茂氏や坂口博信氏などが受賞)を受賞しているぞ。

会場スクリーン

会場スクリーン

▲ふたりの代表作もスクリーンで紹介された。鈴木裕氏は歴代アーケードゲームや『バーチャファイター』、『シェンムー』シリーズの映像が。宮本氏は『ゼルダの伝説 風のタクト』や『メトロイド』シリーズなど、任天堂の代表作品の映像が上映されたのだ。

 

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