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夏、空、海、恋！　『_summer##（アンダーバーサマーダブルシャープ）』

2006/2/3

●暑い夏、そして恋の始まり――

アンダーバーサマーダブルシャープ

　夏の手前、恋の手前、大人になる一歩手前。大人へと駆け上っていく、その瞬間を描いたアドベンチャーゲームが登場するぞ。本作は2005年にPCで発売された『_summer（アンダーバーサマー）』を移植した作品。開発を手掛けるのは『Orange Pocket -オレンジポケット-』や『Like Life-ライクライフ-』などを制作し、ファンからアツい支持を受けているHOOKだ。今回の移植にあたり、開発元のHOOKが全面協力。これにより、プレイステーション2版だけのオリジナルシナリオや、CGが大幅に追加されているぞ。

アンダーバーサマーダブルシャープ

▲美しいグラフィックと魅力的なキャラクターたちが、物語を彩っていくぞ。ちなみにこれは、同級生の信乃とのイベントシーンだ。


▲廊下で占いを始める千輪（左）と匠に電話をする信乃（右）。いったいどんなシーンなんだろうか？


▲成西学園を舞台に、さまざまな恋模様が描かれていく。また、日常のちょっとした風景も垣間見ることができるぞ。

　物語は主人公、海津匠（かいづたくみ）が親友から何気なく言われた「好きな奴、いるか？」というひと言に端を発する。この言葉を機に、恋愛とは何かを考え始める主人公。そして1学期末から夏休みにかけての周囲の人々とのさまざまな出来事、そして思いを寄せる人と結ばれていくまでの過程が描かれていくのだ。


▲"恋愛"をテーマに主人公とヒロインたちの物語が展開。義妹や担任の先生などもまた、恋愛の対象となる。
※画面はPC版のものです。

　本作は、シナリオの途中に出現する選択肢に答え、その選択によって物語が変化していくという古典的なアドベンチャーゲーム。しかし、独自のシステムとして"ARTC（アシストリアルタイムクリック）"というシステムを搭載しているのだ。これは、選択肢出現後から一定時間のあいだに、リアルタイムに相手の表情が変化していき、選択肢を選んだタイミングによって相手のリアクションが変化するというもの。これにより、どのタイミングで答えを出したらいいか？　そして、どの答えを選択すればいいのか？　という要素が加わり、よりスリリングかつリアルな"恋の駆け引き"を楽しめるというわけだ。

アンダーバーサマー

▲これがARTCだ。画面中央のゲージが進むたびに、キャラクターの表情が変化していくぞ。

※画面はPC版のものです。

ヒロイン紹介
波多野小奈美（はたのこなみ）主人公の幼なじみ。成西学園の2年生だ。父子家庭であるが、ほとんど父親が帰ってこない海津家に、毎日食事を作りに行っている。カモメが好きで、空が好きで、海が好き。
	海老塚信乃（えびづかしの）町の高台にある古い神社の娘で、巫女の仕事を手伝っている成西学園の2年生。匠や小奈美とは同じクラスだ。活発で押しの強い性格。しかし他人の世話を焼くなど、やさしい一面もある。
海津沙奈（かいづさな）匠の義妹。匠の父と沙奈の母が再婚して兄妹になったのだが、母は数年まえに他界している。無邪気で純真。朝は大の苦手。"たぐぞーくん"と名づけた象のぬいぐるみを大事にしている。
	天野千輪（あまのちわ）成西学園の1年生。沙奈とは同じクラスでいっしょに登校するほどの仲。特技は占い。その特技のためか、友人の沙奈のおかげか、物静かなわりにクラスでは人気者なのだ。
島津若菜（しまづわかな）成西学園の3年生。家柄と持ち合わせた学園内で噂されるほどの有名人で、純和風なお嬢様だ。厳格な祖父が亡くなってからは、ある程度自由に過ごせるようになり、ほかのみんなのような恋がしてみたいと思っている。
	七緒日向子（ななおひなこ）主人公たちのクラスの担任。教師に見えないことを気にしていろいろ考えているようだが、あまり効果はない様子。よくわからないものを買うため、金欠になりがち。そのためか、よく昼休みには教卓に突っ伏している。

（C）2005,2006 HOOK／GoodNavigate ※画面は開発中のものです。

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_summer##（アンダーバーサマーダブルシャープ）

GNソフトウェア
対応機種	プレイステーション2
発売日	2006年夏発売予定
価格	7140円［税込］
ジャンル	アドベンチャー / 恋愛
備考	開発：HOOK、原画：松下まかこ、らっこ、シナリオ：川波無人、セルシオ