スマートフォン解析 『真・女神転生IV FINAL』プロデューサー・山井一千氏へのインタビューを全文掲載!【週刊ファミ通2015年10月8日発売号より】 - コミニー[Cominy]
ファミ通のアトラス担当者。ゲームはもちろん、アニメやグッズなどにもイロイロ手を出して、家計はいつも火の車。アトラス関連の作品が続々出るのでうれしいなー!
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2015年11月12日 12:00

『真・女神転生IV FINAL』プロデューサー・山井一千氏へのインタビューを全文掲載!【週刊ファミ通2015年10月8日発売号より】


 週刊ファミ通2015年10月22日号(10月8日発売)では、『真・女神転生IV FINAL』のプロデューサー・山井一千氏へのインタビューを掲載しました。当記事では、インタビューの全文を掲載。さらに、お知らせもありますので、どうぞ最後までご一読ください!


真・女神転生IV FINAL
ニンテンドー3DS用ソフト/アトラス
2016年2月10日発売予定/6480円[税抜](6998円[税込])


▲アトラス プロデューサー 山井一千氏
 これまでに、『真・女神転生III -NOCTURNE(ノクターン) マニアクス』や、『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズ、『真・女神転生IV』などのディレクションを担当。本作ではプロデューサーとして開発に携わる。



奥深い世界のすべてを
『真4F』で描ききる


──まずは、“FINAL”と銘打たれた本作を企画した経緯からお聞かせください。

山井 前作『真4』を世に出した後、いわゆる“マニアクス”的な作品を今回もお届けできないか、という声が社内で挙がったのですが、具体的に検討するうちにどんどん意欲が膨らんでいきまして、まさに“完全新作”の内容を目指して開発がスタートしました。『真4』は、いろいろなことがありながらも、当時の僕たちができることをすべてやりきった作品ですが、この世界をさらに別のアプローチから描くのもおもしろいのではないか、という手応えをかねてから感じていましたから、この機会にすべてを明らかにしようと。そういった思いを込めて、タイトルに“FINAL”と銘打ちました。

──『真4F』は、一神教と多神教の戦争が、物語の新たな軸になっていますね。

山井 もともと『真・女神転生』シリーズ(以下、『メガテン』)は、一般的なRPGでは第三者の敵あるいは味方として描かれることが多い“神”や“悪魔”といった存在を、人間ドラマに深く絡ませ、互いに利用したり翻弄されたりするダークな物語・世界観をつねに打ち出してきました。これは金子(シリーズの生みの親のひとりである金子一馬氏。『真4』ではシナリオ原案とシリーズ悪魔デザインを担当)から教わったことでもありますが、『メガテン』だからこそ味わえる背徳感と、そこから生じる人間ドラマのリアルな“葛藤”は、本作でも大切にしています。そのうえで、『真4F』における神と悪魔、人間の関係について触れますと……。いや、その前に、そもそも神や悪魔がなぜ人間たちに関与するのか、ドラマの根底にある解釈をお話しさせてください。

──『メガテン』の真髄にも通じそうなお話ですね。ぜひお願いします。

山井 あくまでもひとつの解釈ですが、人間は自分の信じている神や教えを生活の規範にしたり、何か悪いことが起きると悪魔の仕業ではないかと考えたりと、世知辛い現実の中で心の安定を図るために神や悪魔を必要としている側面がありますよね。また、認識論になりますが、神や悪魔というものは、その存在を信じている人にとっては存在し、信じていなければ存在せず、信じることをやめてしまえば、それはすなわち信仰していた対象を消し去ることにもなります。人間からの信仰によって、神や悪魔はその存在と力が証明されるという観点において、ここにはある種の共生関係があるわけですね。しかし、人間は文明を発達させるにつれて、何者にも縛られずに生きたいと思うようになり、その一方で、人間は本当に単独で生きていけるのか、という先行きの危うさもあり……。こうした葛藤が、『真4F』の根底にあります。一神教と多神教の戦争は、人間と密接に関係している神々どうしの対立であり、それをしっかり描ききるために、土台となる人間側のドラマから焦点を当てていく構成になっています。






シリーズの真骨頂に通じる
『真4F』の“ヤバい物語”


──新たな人間ドラマを描くアプローチとして、『真4』でも登場していた人外ハンターと呼ばれる組織に焦点が当たるのですね。

山井 はい。人外ハンターは、閉鎖された東京で悪魔が跋扈しているような極限状況に置かれた人々が必要とするであろう、ヒーローというよりはインフラ的な存在です。ここに所属する主人公は、子どもでも大人でもない、15歳の少年。これからどのように染まっていくか、プレイヤーが感情移入して“選択”しやすい年齢に設定しました。主人公の死は、僕たちが生きている現代の東京よりも命が軽いものになっている魔都において、けっして珍しくない悲劇のひとつに過ぎなかったはずなのですが、ダグザが自身の思惑をもって、主人公に人間ならざる力と命を与えたことから、運命の歯車が大きく動き出していきます。(週刊ファミ通10月8日発売号の)表紙イラストで描かれている主人公の表情からも、ふつうの人間とは違う存在になっている彼の雰囲気や、『メガテン』らしい反骨精神を感じ取っていただけたらうれしいです。

──『真4F』が“ヤバい物語”を謳うゆえんも、そのあたりにあるのでしょうか?

山井 本作の“ヤバさ”は大きくふたつあります。第一に、必然的なリアリティーを込めて人間の“極限状態”を表現している点。もうひとつが、一般的なRPGであればファンタジーらしく曖昧に描かれたり、そもそも描かれなかったりするような領域まで、物語のテーマならびにプレイヤーの皆さんに対して“踏み込んでいく”点です。本作には、あえて語弊を恐れずに言うならば、「絆か、皆殺しか」というテーマを込めています。“皆殺し”と言うと極端かもしれませんが、人々のイデオロギーが多様化している現状において、絆を大切にするべきか、自分が共感できるか否かは、その絆が目指している方向にもよりますよね。もしもその方向が間違っていると感じたら、たとえ自分が悪者になっても、正しい方向へ導くことが必要ではないか……。こうした葛藤は、本作で登場する神や悪魔、人間たちと接したとき、往々にして感じられるかもしれません。何が正しくて、何が正しくないのか、その結論を本作で断じているわけではありませんが、『真4F』のさまざまな出会いと事象に触れていただき、プレイヤーの皆さん自身が見出した価値観を、プレイの後に持って帰っていただけたらと。それこそが、『メガテン』の真骨頂だと思っています。





仲間とともに歩み、共闘し、
葛藤する先にあるものは……


──主人公を取り巻く、仲間のキャラクターたちについても教えてください。

山井 『真4』の主人公は、どちらかと言うと単独行動が多い、孤高のヒーローでした。『真4F』では、幼なじみのアサヒを始め、主人公といっしょに行動する仲間がいて、神々が敷こうとするレールに対して仲間たちもまた葛藤し、しばしば議論が生じるような状況下で冒険を進めることになります。本作の“パートナー”システムも、戦いをともにしている臨場感を出しつつ、仲間たちはそれぞれの思い──AIをもって行動し、彼らが等身大の人物であることを表現しています。アサヒに関して言えば、最近の『メガテン』にはいなかった、ヒロイン然とした素直な女の子ですね。彼女に命を吹き込んでいるキャストの清家とも子さんは、出演されていた舞台を拝見して僕が惚れ込み、アサヒ役を打診しました。極限状態の中で成長していくアサヒの思いを、全力で表現してくださっています。

──ナバールは、意外な再登場ですね。

山井 ナバールは、運命に選ばれた『真4』の主人公たちとは対照的に、不完全燃焼の極みとも言える挫折をしました。そのうえ命まで落としてしまう彼ですが、幽霊となった後、自分よりも年下の子どもたちが現実に翻弄され、葛藤している姿を見て、意識的あるいは無意識的に思うところがあったのでしょうね。僕たちとしても、彼にもう一度活躍してほしかったですし、何より、ナバールの登場によってドラマがさらに広がりそうだという期待を込めて、今回の再登場となりました。

──初報(週刊ファミ通10月8日発売号)のビジュアルで姿のみを見せている人物のプロフィールや、バトルシステムのさらなる詳細も気になります……!

山井 そのあたりは、続報にぜひご注目いただきたいと思います。開発スタッフの熱意と作り込みがものすごくて、クオリティーの高まりを日々感じており、スタッフには本当に感謝しています。『真4』でプレイヤーの皆さんからいただいた声もたくさん拝見し、本作でさらに改良できるところはすべて対応したり、キー入力のひとつひとつや悪魔会話のすべてにいたるまで見直しや刷新をしたりと、ニンテンドー3DSでナンバーワンのRPGを目指し、隅々までこだわっている作品です。『真4』を未プレイでもまったく問題なく楽しめる完全新作ですので、どうぞご期待ください!







【お知らせ】
 本日(11月12日)発売の週刊ファミ通では、人気ゲームの開発者たちが心に秘めている“三種の神器”に迫るインタビュー特集をお届けしています。『真・女神転生IV FINAL』を絶賛開発中の山井氏にもご登場いただき、自身のクリエイティブに大きな影響を与えたもの――“神器”を3つ挙げてもらいました。読んでみると、これはもしかして『真・女神転生IV FINAL』にも影響しているのかも……?と思えるお話も聞けましたので、こちらもぜひご覧ください。


▲週刊ファミ通2015年11月26日号(11月12日発売)より

 そして、次号(11月19日発売号)は『真・女神転生IV FINAL』の続報が載ります! ので、どうぞお楽しみに!

 それから、本作の公式サイトで行われていた、先着購入特典を決めるキャンペーン“悪魔を殺して特典を奪え!”が先日終了し、ゲーム内で使用できる装備品などのスペシャルな内容に決まったようです。これらの先着購入特典も付いてくるファミ通DXパックも、ドウゾヨロシク!


『真・女神転生IV FINAL』公式サイト
■週刊ファミ通のご購入はコチラ!(エビテン)
■電子版のご購入はコチラ!(BOOK☆WALKER)

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※画面は開発中のものです。

(すべての人に公開)

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