スマートフォン解析 特別編5 「ガンバルンド、採掘を憶える」 - コミニー[Cominy]

ガンバルンド
ザナラーンの端っこにある辺境の村出身。21歳。鼻を横切るように付いた傷と、それを強調するかのような青いペイントが特徴。傷の曰くが明かされるかは定かではない。でっかい武器、大好き!
中の人:はせがわみやび
コンピュータゲームからテーブルゲームまでゲームはなんでも大好き。ファンタジーを中心にゲームに関係した物語をおもに書いてます。無謀と弱気が同居するガンバルンドの中の人。
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2014年11月10日 17:00

特別編5 「ガンバルンド、採掘を憶える」

 そうして、ガンバルンドは砂の都ウルダハへと戻ってきた。
 シグレとともに目指したのは、採掘師ギルドだ。冒険者ギルド「クイックサンド」のある街の北側から、中央回廊を突っ切って南の地区へと渡ると、地下へのゆるい階段をくだった先にギルドがあった。
「採掘師のギルドだから地下にあるのか?」
「そ、それは関係ないんじゃないかな。あはは。相変わらずガっちゃんは発想がユニークだねー」
 シグレがやや引きつりながら言った。
「で、ここで採掘を学べば、鍛冶に必要な鉱石が手に入り、鍛冶師の修行もはかどる、と言うんだな?」
「そーそー」
「ふむ。シグレがそういうのならば、一度、話を聞いてみるのも悪くないと思うが」
 採掘師ギルドの受付の女性にギルドに入門したい旨を告げた。
 彼女は、過去において採掘師たちの労働環境が劣悪だったこと、その改善を訴えて採掘師ギルドができたことを述べてから、ギルドに入門できるかどうかはギルドマスターの許可が下りるかどうかで決まると言った。
 ギルドマスターはアダルベルダ。当代随一の採掘師だという。
「そいつはどいつだ?」
 採掘師ギルドには慣れているらしいシグレに尋ねる。
「あのひとだよ」
 指さしたほうを見て、ガンバルンドは驚いた。
 偏見があるわけではないガンバルンドだが、当代随一の採掘師と聞いて、屈強なハイランダーかルガディンだろうと勝手に想像していたのだ。だが、そこにいたのは、線の細い、むしろ華奢といっていいヒューランの女性だった。


 面白い、あるいは不思議だったのは、地下の部屋とはいえ、ギルドのなかには明かりが点っていて充分明るいのに、アダルベルダは腰にでっかいカンテラをぶら下げていたことだ。
(なんで明かりの点いたカンテラなんてぶら下げてるんだろう?)
 疑問に思いつつも、おそるおそる声をかけた。
「や、キミが新しくギルドに入りたい人かな? あたしがギルドマスターの「アダルベルタ」よ。ヨロシクね」
 そう言ってアダルベルタは話を切りだした。


 というわけで、今回は採掘師、つまりギャザラー(集めるひと)のお話です。

担当A「今回で戦い以外のクラスの説明がひととおり出揃いますね」

 はい。ギャザラーには、「採掘師」と「園芸師」それから「漁師」があります。全部を追いかける余裕はありませんので、そのなかで「採掘師」をピックアップしてみました。
 例によって、ギルドマスターに話しかけると、最初の道具を渡されます。
 採掘師の場合は、「ウェザード(古ぼけた)ピック」です。
 これを装備すると、今日からあなたも「採掘師」というわけ!

担当A「最初はレベル1ですけどね」

 そ、それは仕方ないです。
 ちなみに、ウェザードピックをもらったタイミングで、「採集手帳」も利用できるようになります。「メニュー」の「手帳の管理」のところにありますので、確認してみてください。
 ページを開いてみればわかりますけど、手帳の一番上に「銅鉱」があります。カーソルを移動させて「銅鉱」に合わせると、その鉱石が採れる場所についての記述も見ることができます。
 銅鉱は、「西ザナラーン、金槌台地」と「中央ザナラーン、刺抜盆地」で採掘できるようです。

担当A「この手帳のおかげで無駄掘りしなくて済むんですよね」

 そういうこと。安心設計ですよね!

「なるほど。この手帳を見れば一目瞭然だな」
 渡された採集手帳に目を通しながらガンバルンドは言った。
「ベンリでしょ」
「うむ。……む、これは!」
「な、なに?」
「銅鉱の情報はあるが、錫鉱が載っておらん! これではブロンズインゴットが作れんぞ!」
「んー。だって、ギルドの大切な情報を駆け出しに出せるわけないじゃん。もっと修行を積んでいけば、ギルドが教えてくれるって。ほら」
 そう言ってシグレは自分の採集手帳をちらりと見せてくれた。
 ガンバルンドのものよりも遥かに多くの情報が載っていた。
 どうやら、あらゆることには修行が必要なようだ。当然ではあるが。
 授けられたピックを腰に提げ、ガンバルンドはふたたびアダルベルタに話しかける。
「これからどうすればいい?」
「では、さっそく掘ってみようか。この辺りで、初心者にも手軽に採掘できる鉱石……「銅鉱」を10個、掘ってきてくれる?」
「銅鉱は好きだぞ! 10個でいいのか!?」
「それ以上もってこられてもねえ。楽に掘れるやつだから、あまり高くも売れないし……」
「だが、ブロンズインゴットにできる!」
 はりきって言ったのだが、怪訝な顔をされた。
「まあ、とにかくあたしが教えるとおりに「採掘場」を探して、ここだと思う場所を見つけたら、ピックを振り下ろす! 採掘ってのはその繰り返しなの」
「まかせろ!」
 胸を叩いて言ったのだが、ギルドマスターも、傍らのシグレにも不安をにじませた顔つきをされてしまった──何故だ?


 全て街中で終わる鍛冶師と異なり、採掘師は荒野に出なければなりません。
 しかし、当然ながらギャザラーは戦うことができないのです。荒野で魔物と出会ったら、まともに戦えずにやられてしまいます。
 では、どうするか?
 最も楽な解決策は、採掘場所に到着するまでは戦えるクラスで行って、採掘場所まできたらピックをもって採掘師にクラスチェンジすることです。武器を持ち替えるだけでいつでもどこでもクラスを変えられるFF14ならではの解決法ですね。もちろん防具は両方のクラス用に用意しておく必要がありますし(そうしないと高レベルから低レベルにクラスチェンジしたときに裸になっちゃいます!)、装備を「ギアセットリスト」というものに登録しておく必要がありますけど。
 あとは、魔物に見つからないようこっそりと荒野をうろつくか、いっそ護衛を雇ってしまうという方法があります。護衛というのは、ようするに他の冒険者についてきてもらうっていうことですね。
 でも、最初のうちは、街の近くの襲われないような場所で作業ができますので、あまり心配しなくても大丈夫。というわけで、ガンバルンドも外に出てみました。

 ナナモ新門を抜けると、そこはもう金槌台地と呼ばれる場所だった。
 採集手帳に書いてあった地名だ。
「こっちこっち!」
 ついてきてくれたシグレが、採掘場所へと案内してくれた。
 門を出てから西へと歩いていくと、ぐるりと周囲が崖になっている岩山に着いた。
「このあたりかなー」
「どうしてわかるんだ?」
「あたりをつける(プロスペクト)んだよ。慣れれば、ガンバルンドにもできるようになるから! なんとなーくこの辺かなって。ほらほら、このへん」
 さっぱりわからなかったが、シグレは自信ありげに言った。
 彼女には、目当ての鉱石が入っている鉱脈が、輝いて見えるのだそうだ。
「レベルは5ってとこかな。銅鉱だったら、9割くらいの確率でみつかると思うよ」
「それはどこまで信用していいんだ?」
 何が基準になっているのかもわからないレベルとか持ち出されても困るのだ。
 ガンバルンドは半信半疑ながらも、ピックを言われたとおりに振り下ろした。


 鋼のツルハシを叩きつけると、崖の岩はあっさりと欠けて落ちた。岩の欠片を拾いあげると、シグレがにこやかな笑みを浮かべながら言う。
「ほら、これが銅鉱石だよ」
「これが……? 俺が見たやつと違うぞ」
「精製前だからね。でも、クリスタル合成だったら、この欠片で充分に使い物になるから!」
「お、おう」
「ほらほら。どんどんいってみよー!」
 促されるままにガンバルンドはピックをふるった。
 4回ほど掘ると、シグレが「あー、もう、ここからは出ないね」と言った。
「どうすればいい?」
 シグレは、掘っていた場所から10歩ほど離れた位置にまで跳ねるようにして移動すると、目の前の崖を指して、「今度はこっち」と言った。
 言われたとおりにピックをふるうと、そこからもやはり銅の鉱石が出た。まるで魔法のようだ。あっという間に指定された10個が溜まってしまう。
 ギルドに帰って納品すると、アダルベルタは充分よ、と褒めてくれた。
「採掘師は地味な仕事だけど、目当ての物を掘り当てたときや、思いがけないものを見つけたときの喜びは何物にも代えがたいわ。これからも経験を積んでいってちょうだいね」
 そう言われた。
 そして、採掘師御用達の胴防具までもらってしまったのだった。戦闘のための防具としては頼りないけれど、採掘の助けになるような服なのだとシグレが教えてくれる。エーテルの力が織り込まれているのかもしれない。
「どうせだから、着替えて、もうちょっと掘ってみない?」
「ふむ。そうだな……」
 ナナモ新門を抜けた先の採掘場まで辿りつくと、ガンバルンドはシグレと同じように崖を眺めては、手応えのありそうな場所に目星をつけてピックを振り下ろしてみた。
「む!」
 欠けて落ちた岩に銅鉱が入っていた。
「なるほど。これが発見の楽しみというやつか……!」
 シグレはシグレで自分のピックを取り出して、あちこち掘りまわっていた。
 昼から始めた採掘は、西の空が赤くなるまで続いた。ツルハシをふるう腕が痛くなってきたところで街へと帰ることになった。
「で、さ、ガンちゃん」
「お、おう。なんだ」
 シグレが両手をすり合わせて拝むようにして言ってくる。
「あたし、ちょおぉっと銅鉱がいっぱい必要なんだよね。今日、採れた分を譲ってくれないかなあ。あ、もちろん、それなりのお礼はするよ?」
 ああ、そういうことかと納得した。
 最初からそれが目当てだったのだ。
「まあ俺は、今すぐ必要というわけではない。売るしか手がなかったところだ。構わんぞ」
「ありがとう! あたしひとりじゃ、今日いっぱいで集まるか不安だったんだ! ガンちゃんは、身体も頑丈そうだしさ、いっぱい採ってくれるかなって。恩にきるよ! あとで、クイックサンドで会おうね! 奢るから!」
 採れた銅鉱を全て渡すと、鉱石をいっぱいに詰めた革の袋を背負って、シグレは街のどこかへと走っていった。
(やれやれ……)

 冒険者ギルドでもあるクイックサンドのラウンジで待っていると、シグレが帰ってきた。
 傍らにはパステールとフ・ジンもいる。
「そこで会ってさー」
「おう。なにか、シグレが奢ってくれるっていうんで来たぞ」
「ごちそうになります」
「奢るのはガルちゃんだけだってば!」
「ガルちゃん!?」
 略した上に、妙なところで繋げられた!

 ガンバルンドは椅子に座ったまま笑ってしまった。
「まあ、せっかくみんな集まったんだ。とにかく何か食おう」
「賛成だな。僕も腹が減ってる」
「わたしもです」

 リンクシェル「ビッグ・アックス団」の久々の宴会になった。
 ツルハシをふるいすぎて疲れ果てて棒のようになっていた腕で食事をしたら、ジュースの入ったグラスを掴み損ねて三度ひっくり返してしまった。シグレとフ・ジンの服に染みをつくってしまい、平謝りだ。結局、食事の払いはガンバルンドが持つことになった。
「俺はパステールに向けては零してないはずだが……」
「魔法の大切さを教えてやったろ?」
「む……」
 それを言われては反論できない。
「まあ、仕方ない、か。確かに礼を言うべきところだろうな。俺は、今回のことで思い知ったよ」
「ほう。おいおい、ガンバルンドが何かに目覚めたらしいぜ。聞いてみよう」
「わくわく!」
「いったいなんでしょう?」
「うむ。魔法も武具の修理技能も必要な素材を自家調達することも大事だということはわかった。だが──」
 ガンバルンドはきっぱりと言ったのだった。
「でっかい武器を振っているほうが向いているな、俺は!」
「「「ですよねー!」」」

 なぜか全員から拍手されたのだった。




特別編 END



…………………………………………………………………………………………………………
こんにちは、【担当A】です。
ということで、ソーサラー、クラフター(鍛冶師)、ギャザラー(採掘師)と続けてきました特別編も、今回でひとまず終了です。いかがでしたでしょうか?

イフリート戦から時間もたちまして、そろそろ本編ストーリーを再開したいところです。みやび&ガンバ&担当Aも準備は進めているんですけどねー。
連載の再開時期が決まりましたら、またこの場でお伝えしますので、その際にはまたよろしくお願いいたしますー!!
それでは、また!!

連載に書き下ろしをプラスした書籍が、好評発売中です!!

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