スマートフォン解析 特別編1 「祭りだ、わっしょい!」 - コミニー[Cominy]

ガンバルンド
ザナラーンの端っこにある辺境の村出身。21歳。鼻を横切るように付いた傷と、それを強調するかのような青いペイントが特徴。傷の曰くが明かされるかは定かではない。でっかい武器、大好き!
中の人:はせがわみやび
コンピュータゲームからテーブルゲームまでゲームはなんでも大好き。ファンタジーを中心にゲームに関係した物語をおもに書いてます。無謀と弱気が同居するガンバルンドの中の人。
はせがわみやび公式HP ファミ通コネクト!オン特設サイト 新生エオルゼア通信.com


最近のコメント

2014年09月01日 18:30

特別編1 「祭りだ、わっしょい!」

 その単語はガンバルンドの聞いた覚えのない不思議な響きをもっていた。

 ユカタ──。

「ユカタだと? それは何だ?」
 ガンバルンドのいぶかしげな問いかけに、にんまりとパステールは微笑んだ。
「ウルダハが暑いことは知っているだろう?」
「そりゃ、まあ」
 ガンバルンドはウルダハの辺境の村の生まれだ。山間の小さな集落で、森に囲まれていたから、この都ほどは暑くなかったものの、気象条件は似たり寄ったりだった。照りつける日差しは強く、雨はめったに降らない。
 この街には移送の魔法で帰ってきたばかりだ。ウルダハの白い石畳から跳ね返る日差しに目をすがめながら、ガンバルンドはパステールを見つめた。眼差しに精一杯の疑問符を付け加える。
 ──だから、ユカタってなんだ?
「ユカタってのは、東方伝来の避暑用装備だよ。耐熱装備のような力はないけどな」
「さっぱりわからんぞ」
「ようするに服だ」
「服か」
 なるほど。装備といっても、アクセサリの類でもなければ、盾でもなく、どうやら頭にかぶるものでもなかったらしい。
「で、どんな服だ?」
「着てみりゃわかる。おまえさんもせっかくこの街に久しぶりに帰ってきたんだからさ。たまには息抜きに祭りにでも参加してみろって」
「祭り、だぁ?」
「紅蓮祭だよ! 今年もやるってさ! ……っとそうか。ガンバっぺは前の祭りのときは都にいなかったんだったな」
「だれがガンバっぺだ。俺はガンバルンドだ。だから俺の名前を妙な形に略すなと──」
「いいか、ガンバルンド。教えてやる。紅蓮祭ってのはな、熱き男たち女たちのためのイベントなんだ! ふるえるほど熱き魂の祭りなんだよ!」
「ぜひやろう!」
 ガンバルンドは、つい即答していたのだった。


 お久しぶりです、ガンバルンドの中の人、みやびです。

担当A「久しぶりですねー。かれこれ……2ヵ月半ほどになりますか」

「そんなになりますか」

担当A「今回は、短期集中の限定復活をお願いします。というのも、ですね……。すでに告知しました通り、実は、この連載が本になるんです!

「みなさまのご支援のおかげです!」

担当A「そのとおり! というわけで、宣伝も兼ねて発売までの間、ガンバルンドにふたたび登場してもらおう──というわけです。まずは、今や真っ最中の紅蓮祭の紹介から。シーズナルイベントについてお願いします」

「了解です!」

 というわけで、『紅蓮祭』のお話をしましょう。
 シーズナル(季節限定の)イベントってやつです。いいですね、限定。みやびは「限定」という言葉に弱い人だったりします。
今回の『紅蓮祭』は、2014年の8月14日(木)から9月8日(月)までの間だけ参加できる特別なクエストなのです。エオルゼアでは、このような期間限定のクエストが発生することがあります。その期間を過ぎてしまうと参加できなくなってしまうのですが、その代りに次々と新しいイベントがやってきますので、期間限定イベントでも、無理なく都合のつくときに参加すると良いかと思います。
 さて、この『紅蓮祭』、上のほうにも書いてありますが、同じ名前のイベントが、昨年の夏も行われていました。詳細は省きますが、そのときはボンバードと呼ばれるボムの親玉みたいなモンスターを相手にするクエストだったのです。
 が、今年は、どうやら名前は同じでも、ひと味ちがうイベントのようで……

「まずはユカタなんだよ! ルビーロード国際市場に行ってみな。そこで格安のユカタを手に入れることができるからさ!」
 そうパステールが言うので、ガンバルンドはエーテライトプラザを離れ、ルビーロードへと向かったのだった。
 通りを歩いていると、すぐに気付いた。
「なるほど……どうやら祭りはもう始まっているようだな」
 歩いている人々のなかに、奇妙な服を着た男たち女たちがいる。薄い生地を胸の前で左右を合わせて羽織り、太いサッシュでまとめただけの衣装だ。袖と裾の部分にも色鮮やかな柄を入れることがあるようだ。
「あれでは、マーモットの爪さえ防げんなぁ……」
 冒険者としては気になるところだが、祭り専用の衣装ならば戦闘時のことは考えなくとも良いのだろう。
 ルビーロード国際市場へと至る階段の上には、祭りの色鮮やかな飾りつけが取りつけてあった。大きなボムっぽい外見をした明かりや、モーグリの顔を象った風船もあちこちに飾られている。おそらく、あのでかいボムが、以前に現れたというボンバードなのだろう。噂でしか知らないガンバルンドは飾りつけを眺めながら思ったのだった。
 階段の上に、『紅蓮祭実行委員』と名札をつけたララフェル娘がいた。紅蓮祭に参加するためには、男性ならば「藍染殿方浴衣」、女性ならば「紅染姫君浴衣」を着て、リムサ・ロミンサの『紅蓮祭実行委員長』のヘールマガに参加申請をしなければならないと教えてくれた。
 テレポで海の都へと跳ぶ。
 リムサ・ロミンサの都も、いつの間にか祭りの飾りつけで賑やかになっていた。
 実行委員長を見つけて話しかけてみたが、祭りに参加するならユカタを着てこいとけんもほろろに言われてしまった。仕方なく頼りない薄絹を買い求めて羽織った。
「落ちつかんな、これは。む……脚鎧も外さねばならんのか」
 ふとももをさらしている男たちを見て、ガンバルンドは息を呑んだ。
 足下を見れば、足をほとんど覆わないどころか、薄い板を紐で結わえて足の裏に貼りつけただけという頼りない靴をみな履いているようだ。




「恐ろしい……、紅蓮祭とは、これほど頼りない装備で挑まねばならないものなのか!」
 これは想像以上に厳しい儀式に違いない。それともガンバルンドが祭りを知らないだけか? そういえば故郷の村では物心ついたときから剣の修行ばかりだったから、祭りどころか村の祝い事ひとつ参加したこともなかったが……。
 ガンバルンドは着替えを済ませると、ひとつ大きく息を吐いてから、実行委員長だというルガディンの男へと話しかけた。
 こうしてガンバルンドの紅蓮祭が始まったのだ。


 紅蓮祭に参加するには、浴衣を着て紅蓮祭実行委員長ヘールマガに話しかける必要があります。
 ヘールマガからは、ぜひこの紅蓮祭を盛り上げるために冒険者の君にやって欲しいことがある、ともちかけられます。つまり冒険者は、一般参加者に出し物を見せるほうなわけですね。
 行うべきミニイベントは以下の3つです。

「紅蓮祭を盛り上げろ(納涼編)」
「紅蓮祭を盛り上げろ(大砲編)」
「紅蓮祭を盛り上げろ(花火編)」


 ヘールマガによれば、いずれも冒険者の普段の活躍を彷彿とさせるような催しになっている、らしい(これが実は伏線になっています)。

「冒険で鍛えた技が役立つということか!」
 ガンバルンドはなるほどと納得した。それならば冒険者の参加を募るのも理解できる。
「そういうことだ。昨年、ボンバードを鎮めたときのように、冒険者というものが如何なる存在であって、どういった活躍をしているのか。それを祭りに参加する街の人々に知ってもらう、というのがこの祭りの狙いでもある」
 ヘールマガが挑むような瞳でガンバルンドを見つめた。
「どうだ。やってくれるか?」
「まかせろ!」
 ガンバルンドはいつものように胸を叩いてそう言ったのだった。


 ここで受けられる3つのクエスト(納涼編、大砲編、花火編)は、3つともすぐに受けることができて、こなす順番も自由なようです。
 それぞれの内容も簡単に紹介してみましょうか。
 納涼編は、指定地点に立っている「火柱」に、「エルブスト」というモンスターにまたがって近づき、モンスターの「放水」によって火を消してまわる、というもの。火柱の周りではしゃいでいる水着のお姉さんたちが、きゃーきゃー言いながら喜んでくれます。
 これは割と簡単かな。
 大砲編は、文字通りに18ポンズの大砲でモンスターたちを狙い撃つというもの。


 モンスターはマトドラゴラ(マンドラゴラの的)とニゲテンダー(逃げ回るサボテンダー)の2種類。
 みやび的には、この大砲編がいちばん難しかったです。
 最初はどうやって狙いをつけたらいいのか、どのタイミングで撃てばいいのか、さっぱりわかりませんでした。ニゲテンダーは素早いし。ただ、当てなければいけない回数は少ないので、慣れればさっくりと成功できると思います。
 最後の花火編は、小さなボム(燃えている炎そのものという感じのモンスター)を武器で弾き飛ばして、花火の筒の上に誘導。ボムの炎で花火を点火して打ち上げる、というミニ・ゲーム。


 ちゃんと点火したのを確認したら、素早く上空を見上げましょう。空に広がるきれいな花火を見ることができます。これは夜に挑戦したほうが絶景かもしれないですね。


 3つのイベントをクリアしたら、実行委員長のヘールマガの元へと帰ります。
 ここで報酬をもらっておしまい、かと思いきや……。

担当A「なるほど。例によって終わったと思ったところで、もうひと波乱あるんですね」

 はい。
 昨年までの紅蓮祭は、ボンバードという魔物が各地に出没したことに起因するものでした。ところが今年はその魔物の出現が報告されていない。ならば紅蓮祭を開く必要はない。
 にも関わらず何故ヘールマガは紅蓮祭を開くことに決めたのか。
 実は、ヘールマガにはどうしても紅蓮祭を開きたい理由があったのです……。

 ちょっと悲しいエピソードですが、これは、ぜひ紅蓮祭に参加して体験して欲しいと思います。

 ぜんぶ終わらせると、報酬のアイテムとともにヘールマガから直々に「ボム踊り」というアクションを伝授してもらえます。

担当A「ぼ、ボム踊り!? なんですか、それ?」

 お見せしましょう。これです!


担当A「こ、これは……ぼんおど──」

「ボム踊り」です!

担当A「お、おう。っていうか、なんで虹が……」

 それがまったくの偶然でして。この直前に雨が降っていて、スクリーンショットを撮るために雨があがるのを待っていたところ、気づいたら空には大きな虹が……。

担当A「偶然でしたか」

 でも、このときの気分にはぴったりだったですよ。踊りながら空を見上げるガンバルンドの表情が少しだけ淋しそうに見えたりして……。

 冒険者に憧れる人々がもっと出て欲しい。
 それがヘールマガの願いだった。
「この……ねじり鉢巻きがある限り、俺はこれからも紅蓮祭を続けたいと思う」
 額に巻いた鉢巻を手で押さえながらヘールマガが言った。
 ガンバルンドも、かつて自分が冒険者を目指したときのことを思い出していた。
「ああ、そうだな……。俺も命ある限り、この踊りを忘れないことを誓おう」
 たいそうヘールマガから怒鳴られつつ覚えたことだし。苦労したぶんだけ「ボム踊り」は完璧だ。
「うむ。そうしてくれ。そして、祭りのたびに踊ってくれ」
「まかせろ!」
 忘れっぽい性格なだけに、一度覚えたことには固執するのがガンバルンドなのだ。
 だが、無論それだけではない。
 ガンバルンドはヘールマガから聞かされた話も、踊りとともにこれからも何度も思い出すことだろう。
 何故なら、ガンバルンドもまた、憧れを胸に冒険者になったひとりなのだから……。
…………………………………………………………………………………………………………
皆様おひさしぶりです。【担当A】です。
このたび、この連載(+新規書き下ろし!)が書籍化されるのを記念して(?)、数回にわたって「特別編」をお送りいたします。
また、『FFXIV』もちょうど1周年。ということで、今回はシーズナルイベントの『紅蓮祭』の模様をおおくりいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
来週以降も「特別編」をおおくりしてまいりますので、またよろしくお願いいたします!

新規書き下ろしが入った書籍は9月19日(金)発売です!!

(すべての人に公開)

いいね・共有

いいね このブログにいいね!したユーザはまだいません。 このブログについて、 2人がいいね!と言っています
「いいね」をクリックして応援の気持ちを伝えてみませんか? Twitterアカウントで簡単に登録・ログインできます!

あなたもコミニーへ参加して、ブログを書いてみませんか?
ゲームの思い出を管理できるゲーム棚サービスもあります。

1位

鶴姫とともに@戦国勢『仙塩爆走族』さん

鶴ともの大戦爆走記 ROUTEー6

2位

しゅくりむさん

ゼルダの伝説プレイ中。ハイ...

5位

トットテルリさん

伝説の旅団 メモ7(港への道...

7位

舘向裕也さん

もしかすると……

8位

(´・ω・`)さん

アジのルアー釣りメモ

9位

太刀魚さん

海賊最高

※全公開記事が対象です

1位

MAYRE_Kara_ageさん

1.0.0F初めての全国

2位

天正院仙樹さん

京都旅行その1

3位

津焔乃蔭さん

やっぱり戦国大戦が好き!

4位

やすさまさん

戦国大戦 まとめ

5位

はひるさん

なんだかね

※全公開記事が対象です

1位

グラブル_ファミ通騎空団さん

【グランブルーファンタジー ...

2位

『艦これ』盛り上げ隊さん

【艦これ プレイ漫画/水本正...

3位

シノビナ応援隊さん

【シノビナイトメア プレイ漫...

※全公開記事が対象です