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第40回 「英雄の卵」 - コミニー[Cominy]

ガンバルンド
ザナラーンの端っこにある辺境の村出身。21歳。鼻を横切るように付いた傷と、それを強調するかのような青いペイントが特徴。傷の曰くが明かされるかは定かではない。でっかい武器、大好き!
中の人:はせがわみやび
コンピュータゲームからテーブルゲームまでゲームはなんでも大好き。ファンタジーを中心にゲームに関係した物語をおもに書いてます。無謀と弱気が同居するガンバルンドの中の人。
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2014年06月09日 12:00

第40回 「英雄の卵」


「教えてくれ。テンパードとは何だ?」
 砂の家に辿りついたガンバルンドがミンフィリアに対して真っ先に問いかけたのはそのことだった。
 苦虫を噛み潰したような顔をしているのはミンフィリアの傍らに立っているサンクレッドだ。ガンバルンドたちは、イフリートを倒し現世から異界へと還した。だが、あの場所はアマルジャたちによって包囲されていた。その囲みを破って逃げることができたのは、駆けつけてくれたサンクレッドと不滅隊の援軍のおかげだった。
「ガンバルンド……」
 済まない、とサンクレッドが頭を下げた。イフリートを倒すときには間に合わなかったからだ。しかし彼にも事情があったのだから、それはしかたないだろう。
「そもそも、蛮神とは何なんだ。あの異形の存在は……本当に神なのか?」
 今度ばかりは最後まで聞かねばならない。
 ガンバルンドたちは気絶していた不滅隊の隊士たちや誘拐されていた人々も救出した。だが、イフリートの蒼い炎を浴びた人たちは、救い出した後も、うわ言のようにイフリートの名を呼び続けていた……。
「蛮神は元々、辺境に蟠踞する蛮族が守護者として崇める大いなる存在だったの」
 ミンフィリアが言った。
「大いなる存在……神ではないのか?」
「それは神の定義によるわね。蛮神は、目に見えず触れることもできない存在。伝承や神話のなかでのみ語られる存在……と言えば、伝わるかしら。神と崇める者もいれば、悪鬼と恐れる者もいる……どちらにせよ、本来ならば「生まれないはずのもの」には変わりがないわ」
 ミンフィリアの説明はやや抽象的でわかりにくかった。元来、ガンバルンドは脳みそを使う仕事が得意ではないのだ。だが、ここは我慢して聞くべきだろう。
「でも、蛮神を信じる者たちの「神降ろし」によって顕現するようになった。蛮神は、祈りや願いで生まれ、育つ」
 顕現とは、実体化する、というような意味だと聞いたことがある。だが、育つ、だと? ガンバルンドはどういうことだと問いかけた。
 答えたのはサンクレッドのほうだった。
「簡単に言えば強くなるってことかな」
「強く……」
 サンクレッドの言葉をミンフィリアが引き取って説明する。
「そうよ。蛮神自身も強くなろうと自らを信じる者たちを増やそうとしている。そうして強制的に信徒に作り替えられた者たちを「テンパード」と呼ぶの。祈りを捧げる信者が増えれば、蛮神は強大な力を得るわ」
「あれ以上……強くなるっていうのか」 
「もっと、もっとね。信者たちの祈りと、供物として捧げられるクリスタルの量が、蛮神の強さを決定するわ。その果てに、どこまで強くなるのかは、まさに神のみぞ知るといったところね」
 ガンバルンドのうなじの毛が逆立った。ぞくりと背筋が冷たくなる。あのイフリートでさえ、ガンバルンドたちは死にかけたというのに……まだ強くなると?
「俺は……あの蒼い炎を浴びたのにテンパードにならなかった」
「それがあなたの力。わたしや、あなたの能力である《超える力》。だからこそ、この力は蛮神相手の切り札になる。実はね、ガンバルンド」
 ミンフィリアの声の調子が変化し、ガンバルンドは思わず顔をあげた。
「『蛮神問題』が起こっているのはウルダハだけじゃないのよ。エオルゼア全土で起こっていること。あちこちで、クリスタルが強奪され、人々が姿を消している……。まるでエオルゼアに棲むすべての蛮族たちがそれぞれ「神降ろし」をしようとしているかのよう」
「なん……だって?」
「ミンフィリアの言うことは誇張ではないよ」
 傍らに立っているサンクレッドも頷いた。どうやら──本当らしい。
「蛮族たちは、それぞれの崇める蛮神たちを顕現させ、覇権を握ろうとしている。もし、成功した蛮族が出れば、その者たちがエオルゼアを支配することになるでしょう……」
 ミンフィリアはそう言って話を締めくくった。


 そして、この話はもう終わりと、ガンバルンドにねぎらいの言葉をかけると、椅子に深々と座りこんで目を閉じた。小さく息を吐く。常には瑞々しいンフィリアの顔が、そのときだけは疲れ果ててやつれて見えた。
 まだ聞きたいことがあったが、ガンバルンドは部屋を辞するしかなかった。
 暁の間を出たガンバルンドの傍にサンクレッドが近寄ってきて、低い声で囁く。
「ミンフィリアは敢えて言わなかったようだけどな……」
 言おうとしている内容が重いものであることは、雰囲気で察せられた。
「ウルダハでは、蛮神のテンパードとなった人間は、極秘裏に「処分」されてるんだ。蛮神の力を弱めるために仕方がないこととはいえ……」
 口調はいつもと変わらないのに、目がまったく笑っていない。
 処分とは? とまでは恐ろしくて聞けなかった。ガンバルンドがテンパードとならなかったのは、自分でもあずかり知らない《超える力》とやらのおかげでしかなかった。
 作戦を共にした不滅隊の若者たちの顔が浮かんでは消えた……。詐欺師のウグストの顔も、裏切り者の共謀者の顔さえも。彼らがみな?
「これ以上の犠牲を出すわけにはいかないんだ。『暁の血盟』はそのためにも活動し続けていかねばならない。これからもよろしくな」
「ああ」
 ガンバルンドの声にも力が入らない。
 エオルゼアにいったい幾つの蛮族がいるというのだろう。それぞれが己の崇める蛮神を呼ぼうとして、クリスタルを奪い、人を誘拐しているというのか。信徒を増やし、己の一族を優位に立たせようとして……。
「もし、力を増した蛮神同士がぶつかったらどうなる?」
 ふと思いついた疑問をぶつけてみた。
「それは、地震と山火事がぶつかったらどうなると思うって聞くのと同じだ。甚大な被害が出ることは間違いない」
「むう……」
「けれどね。蛮神問題の根本はそこではないよ。蛮神はクリスタルを喰らい続けるんだ。どこまでも強くなろうとしてね……。クリスタルが消え、土地のエーテルが枯れたらどうなると思う?」
 サンクレッドの言葉にガンバルンドは絶句した。そこまでは考えつかなかったが。
 つまり――そういうことか。
「命の源であるエーテルが消えれば、命は生まれない。「死の大地」のできあがりだ。それは第七霊災どころではないよ。間違いない」
「そんなことには……」
「させない。させてたまるか。だから……俺たち『暁の血盟』がいるんだ。そうだろう?」
 そう言って、サンクレッドはほんの少しだけ口許を緩めたのだった。
「ああ……そうだな」
 腰に提げた革の小袋にそっと手をあてる。手甲で覆われているのに、リンクパールのぬくもりが伝わってくる、そんな錯覚を感じた。ほんの少しの慰めは、ひとりで戦わなくていいことだ。それは確かなのだった。
『砂の家』を出ると、太陽が真上に来ていた。
 汗ばむような陽気のなか、ガンバルンドは空を見上げる。
 太陽がまぶしくて何も見えなかった。



【Fin】



担当A「お、終わってますよ!」

 ガンバルンドの戦いはまだまだ続く!

担当A「ますます終わりそうですよ!」

 その件はひとまず置いておいてですね。
 まず、蛮神イフリート戦ですが、実は最初の1回は戦闘不能になってます。

担当A「みやびさん、ほんとに予備知識なしでやりましたからね……。あえてこちらも何も言わなかったし」

 いかに負けたかもレポートしたかったのですが、そもそもパニックになっててロクにスクリーンショットも取れてないという体たらく。物語的にも説明をつけ辛かったので、あえて戦闘不能になった1回目には触れませんでした。それでも2回目にはちゃんと勝てましたから、なんとかなるものですねぇ。
 パーティの構成はお馴染みの、
TANK:斧術士(ガンバルンド)、 
DPS:槍術士(フ・ジン)、弓術士(シグレ)
HEALER:幻術士(パステール)
という4人でした。
 この構成がベストというわけでもないと思いますので、みなさんも楽しく挑戦してみてくださいませ。

 さて、イフリート戦を終わらせると、いくつかの謎が解かれ、お話が進みます。実は、イフリート戦の後には、帝国側のアヤシイ2人組の会話も挿入されていたりします。どうやら、帝国側には帝国側の理由があって、蛮神問題に関心がある様子。
 この先の物語には、帝国側も関わってくるのでしょうか……。

 動き出した物語は、さらに大きなうねりをもってあなたのキャラクターも巻き込んでいきます。このレポートでは、ガンバルンドの立場から物語風にエオルゼアの冒険を追ってみましたが、ジョブが違えば、あるいは種族や始めた国が違えば、また見える風景も変わるでしょう。
 多くの物語のひとつとして、ガンバルンドの冒険を語ってみたつもりです。
 みなさんの冒険では、みなさんのキャラクターたちこそが主役なのですし。

 イフリートを倒した冒険者が、改めて「砂の家」を訪れると、さっそく大きな動きが待っています。ミンフィリアが紹介してくるのは、3つの国の3つの集団を指揮する立場にある3人。不滅隊(ウルダハ)の将校、双蛇党(グリダニア)の将校、そして黒渦団(リムサ・ロミンサ)の将校です。
 なんと、彼ら3人は、それぞれが自分たちの『グランドカンパニー』に入らないかと勧誘してくるのです。
『グランドカンパニー』のような大きな組織に加われば、さらに大きな依頼である『グランドカンパニークエスト』や『グランドカンパニーリーヴ』を受けたり、カンパニーに加わることで始められる「軍需品の調達」や各種PvP(対人戦コンテンツ)などが待っています。

 冒険の舞台はますます広がり、規模は大きくなり、敵は強大になっていき……。

 今はまだ、冒険は始まったばかり。序盤の山をようやくひとつ越えたばかりですが。
 ゆくゆくは、あなたの名はエオルゼアの全土に知られるようになるでしょう。
 そう、英雄として──。

 もちろん、ガンバルンドの冒険だって、まだまだ続いてゆくのです。


…………………………………………………………………………………………………………

【担当A】です。
さて、ウルダハの街で冒険者として一歩を踏み出し、ついに蛮神イフリートを倒したガンバルンド。5ヵ月にわたってお伝えしてきたガンバルンドとはせがわみやびの冒険は、今回でいったん幕を閉じます。「第一部、完」ですね。
「おいおい、イフリート戦までで終わりかよ!? まだたったレベル20じゃないか!」
というベテラン冒険者/読者の方のツッコミが聞こえるようではありますw。
もちろん新生エオルゼアの世界には、まだまだたくさんの謎が、問題が、冒険が残っていますので、今回で「終了」ではなく「お休み」とさせていただきます。

ごらんのとおり、ガンバ&みやびはまだレベル20ですが、このあとの冒険の物語を綴るにはより多くのプレイ時間、いわゆる"仕込み"の時間も必要でして。しかも、本編にもみやびさんが書いていましたが、みやびさんは【担当A】に、「できる限り事前情報を見ないように」と縛られているので、ちょっとした冒険(クエスト、ダンジョン)にもけっこう時間がかかっているんです(たとえば、イフリート戦では"あの楔"に、みやびさんが気がつくまでは他のPTメンバーは手を出さないとかw なので実は4戦やっているんですw)。

ということで、「第二部」の連載再開まで少々お時間をいただきます。ただし、連載再開までのあいだ、不定期にはなりますが更新は続ける予定です。更新については、「はせがわみやび」と「ファミ通.com」のTwitterアカウントから告知しますので、ぜひフォローしてください。
これまではメインストーリーを追っていたため、三国のサブクエストやギャザラー、クラフターなどのお話は省いてきました。それらメインストーリーでできなかったお話やガンバルンドの生い立ち、シグレ、フ・ジン、パステールたちの素顔とか……。語ることはたくさんあります。このあと、第二部開始までにどんなお話が出てくるか、楽しみに待っていてください。ではまた!!

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