スマートフォン解析 第36回 「暁の間にて」 - コミニー[Cominy]

ガンバルンド
ザナラーンの端っこにある辺境の村出身。21歳。鼻を横切るように付いた傷と、それを強調するかのような青いペイントが特徴。傷の曰くが明かされるかは定かではない。でっかい武器、大好き!
中の人:はせがわみやび
コンピュータゲームからテーブルゲームまでゲームはなんでも大好き。ファンタジーを中心にゲームに関係した物語をおもに書いてます。無謀と弱気が同居するガンバルンドの中の人。
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2014年05月26日 11:50

第36回 「暁の間にて」

  状況を整理しておきましょう。
 これまでにガンバルンドは3つの国を廻り、3つのダンジョンを仲間とともに攻略してきました。
 海の都リムサ・ロミンサの「サスタシャ浸食洞」。
 森の都グリダニアの「タムタラの墓所」。
 そして、砂の都ウルダハの「カッパーベル銅山」です。

 それぞれのダンジョンで起きている事件の背後には、異なる蛮族が関係していて、エオルゼアの地には、5種族(ヒューラン、エレゼン、ルガディン、ミコッテ、ララフェル)の人だけが住んでいるわけではないことを教えてくれます。しかも、蛮族たちと人との間は決して良好というわけではない……。
 第七霊災と呼ばれる大災害から、ようやく立ち直りつつある途上のエオルゼアの人々にとって、蛮族たちとの対立は頭の痛い問題のようです。

 さて、ダンジョン攻略を終えて久しぶりにウルダハの都へと帰ったガンバルンドは、その地でふたたび謎の青年サンクレッドと出会い、『暁の血盟』という秘密組織に誘われます。
 彼はガンバルンドの冒険を見守っていたと告げ、ガンバルンドには《超える力》という不思議な力があると教えてくれます。その力を『暁の血盟』に貸して欲しい、というわけです。
 さらに相談したモモディから、力の謎を知りたければ、西ザナラーンの「ベスパーベイ」にある『砂の家』を訪れるようにと告げられます。
 ガンバルンドは、過去を視ることができるという己の不思議な力の謎を解くため、さらには、エオルゼアの地に降りかかる「大きな問題」について知るため、『砂の家』を訪れる決心をしたのでした。

 ちなみにこの時点でガンバルンドの斧術士のレベルは18になっていました。

「西ザナラーンの「ベスパーベイ」か……」
 訪れたことのない場所だ。ということは、もし仮にその地にエーテライトがあったとしても、《交感》を済ませたことがないということで、つまり歩いて辿りつかねばならないということでもあった。
 地図を開いて確認する。どうやらキャンプ・ホライズンから西へと進むようだ。
「ホライズンは訪れたことがあったな」
 確か現地のエーテライトとの《交感》は済ませてあったはずだ。
 テレポと呼ばれる移送の魔法を使えば、大地を流れるエーテルの奔流「地脈」を通じて、異なる場所にある「エーテライト」の下に一瞬で辿りつくことができる。それは呪術や幻術などの魔法に長けていなくとも可能な技なのだ。
 己の身の内に語りかけ、自らの頭のなかに沈めた記憶を掘り起こした。ガンバルンドの脳裏に次から次へと《交感》を済ませているエーテライトの姿が浮かぶ。
(ここだ……間違いない)
 記憶のなかのクリスタルの輝きを頼りに、ガンバルンドはエーテルの流れに身を委ねた。
 あたりの風景が闇に閉ざされ、身体が引き伸ばされたような感覚を味わう。
 わずか呼吸ひとつかふたつ。
 刹那の時間の後に、ふたたび目を開くと、ガンバルンドはキャンプ・ホライズンのエーテライトを仰ぎ見ていた。


 訪れたことのない場所には、徒歩で向かうしかありません。
 ガンバルンドはキャンプ・ホライズンを出てから、ひたすら西へと歩きます。
 夕暮れ湾(ベスパーベイ)の名の通り、大陸の西の端にその港はありました。港の向こうには広大な海が広がっていて、大きな太陽が沈みかけています。
 港の外れに建てられた四角い建物に入ると、奥にいたララフェルの女性が、部屋の中に人がいないのをいいことに、大きな声を張り上げて踊りながら唄っているのを目にします。
 どうやら静かに入ってきたガンバルンドに気付いていない様子。
 このララフェルの女性はタタルといって、『砂の家』の受付をやっているようなのですが……。振る舞いも面白ければ、しゃべり口調も楽しい人なのでした。

担当A「タタルさんって、そういえば妙な語尾で話してましたよね」

「まっした」とか「でっすか」とか、最後の言葉の手前に小さな「っ」が入るっていう。

担当A「そうそう。ゆるキャラっぽい感じでした。ちょっとトボけてて、ララフェルは癒されますねー」

 ですよね!
 っと、ここで、それ以上のタタルさん紹介をしていると話がちっとも進まない。なので、楽しいタタルさんと知り合いたい方は、「ベスパーベイ」の『砂の家』へどうぞ。ちょっと辺鄙なところにありますが、みんなもタタルさんに会おう!

「ようこそ、『暁の血盟』の本部、『砂の家』へ! 奥にある暁の間で、盟主がお待ちかねでっす。どうぞ、お進みくださいまっせ」
 癖のある言葉遣いをするララフェルだった。
 タタルと名乗った彼女に促されて、ガンバルンドは奥の細い階段を降りた。
 目の前にある扉を開けると、小さな部屋になっていて、さらに奥にも扉が見える。その扉の先が暁の間らしい。
(黄昏の湾にある暁の間、か……)
 部屋の名前を付けた者は、わかっていて名付けたのだろうか。第七霊災が起きてから、斜陽の時代と呼ばれるこのエオルゼアの地において、暁をもたらすことを目指す者たちの部屋ということか……。わざわざこの地に『暁の血盟』の拠点を置いたのはそんな理由が?
「あなたが、噂の冒険者ね」
 扉を開けて入った途端にそう声をかけられた。
 はっとして顔を上げる。
 声を発した女は正面に立っていた。
「わたしの名はミンフィリア。この『暁の血盟』の盟主です。あなたを待っていたわ」
 鮮やかなピンクの胸当てをつけ、豊かな金色の髪を顔の前で右に流したその女性は、いとも優雅に微笑んだ。


「こちらにどうぞ? 悪いようにはしないから安心して」
 言いながら、横に長いテーブルの向こう側へと回る。歩みにつられるように長いスカートが揺れていた。彼女の左右には様々な種族の男たち女たちが、ガンバルンドを迎えるようにして立っていた。一番右端に見知った顔を見つける。やあ、と視線だけで合図を送ってきた。サンクレッドだ。
 ガンバルンドはテーブルの前へと歩を進めた。びびっていると受け取られたくはない。
 聞きたいことは山ほどあった。
 だが、ミンフィリアは、微笑みながらもガンバルンドの機先を制するかのように、机の向こうから自分たちの説明を始めたのだった。
「わたしたち『暁の血盟』の目的は1つ。神々に愛されし土地、このエオルゼアを救済することです」
「エオルゼアの救済……? では、「大きな問題」とやらを解決しようとしてるってことか」
 ガンバルンドのつぶやきに、ミンフィリアはわずかに目を瞠った。
「話が早いですね」
「いったい大きな問題ってのは何なんだ?」
 ガンバルンドの問いに、ミンフィリアは挑むような視線を向けてきた。
蛮神です」
「蛮……神?」
 ガンバルンドには初めて聞く単語だった。
「それはなんだ?」
「蛮族たちが崇める異形の神々たち……。彼らはエオルゼアの民とは異なる神々を信仰しているのです」
 少し考えてから、ガンバルンドは頷いた。
 ありえる話だ。というか、人だって皆が同じ神を信じているわけではない。ガンバルンドは3つの国を廻ってみたが、どの国も中心となって信仰されている神は異なっていたし、辺境に行けばきわめて珍しい神が信じられているとも聞いている。
「それが問題なのか?」
「崇めているだけならばここまで「大きな問題」とはならなかったでしょう。ですが……」
 そう言ってから口をつぐむ。
 肝心の中身について触れる前に、ミンフィリアは話題を変えてしまった。
 わざとなのか、それとも、ガンバルンドに伝えるのはまだ時期尚早と思ったのか。
 ミンフィリアが代わって説明を始めたのは《超える力》についてだった。それはそれで興味深い話だったから、ガンバルンドは黙ったまま聞いていた。


 ここの《超える力》の説明がいちばんややこしいところだと思います。
 ミンフィリアの説明してくれたことを簡単にまとめると、この《超える力》はどうやら幾種類かの異なる作用を持つ力らしく、過去を視る力はそのうちのひとつなのだとか。
 そして、ミンフィリアも、この《超える力》を持っているようなのです。

「《超える力》は、「言葉の壁」を越える力。
 「心の壁」を越える力。
 そして、幻の如く過去を見ることができる、「時間の壁」を越える力」


 ミンフィリアはそう言って、この《超える力》こそがエオルゼアを救うのだと主張します。
 蛮神問題を解決するためには、幾つもの「壁」を越えなければならないから、と。

「国家、組織、種族、言葉、それに主義や思想……。あらゆる「壁」を越えた対策をしなくてはならないの」

 ミンフィリアは、ガンバルンドにもその力があるのだと言い、『暁の血盟』に協力して欲しいというのです。ガンバルンドとしても、正義の味方だという彼らに協力するのはやぶさかではありません。
 その旨を伝えると、ミンフィリアは、暁の間に集まっている人々をガンバルンドに紹介してくれます。

 暁の間にいる人たちは、これまでの冒険で出会った人もいますし、所属国によってはオープニングのムービーで見たことがあるはずです。
 森の都グリダニアの調査をしているイダ(ヒューラン)とパパリモ(ララフェル)のコンビ。ウルダハ担当のサンクレッド(ヒューラン)。リムサ・ロミンサのヤ・シュトラ(ミコッテ)。そして本部の執務長を務めるウリエンジェ・オギュレ(エレゼン)。
 おや、よく見るとルガディンがいないような……。これは何かの伏線なんでしょうか?

担当A「しかし、これだけいっぺんに登場すると覚えきれません……」

 みやびも覚えてません!
 まあ……いっぺんには無理でも、クエストをこなしていくうちに自然に覚えてしまうような気がします。
 ともあれ──。
 彼らは、ひとりひとりガンバルンドに挨拶をしながら、あれこれエオルゼアの地で起きている出来事について語ってくれます。それらを全てここに書いていると、あまりに長くなってしまうので省いてしまいますが、なかにはこの後の伏線らしきことを語っている人もいますので、実際に遊んで確かめてみてくださいね。
 そして挨拶の後で、ミンフィリアは「早速だけど」とガンバルンドにとある依頼を持ちかけてくるのです。

「サンクレッド、説明をお願いできるかしら」
 盟主の言葉を受けて、サンクレッドは語り始めた。
「ウルダハのグランドカンパニー「不滅隊」から、ある事件への協力を要請されたんだ」
「ある事件?」
 ガンバルンドはサンクレッドのほうへと向き直った。銀髪の青年はガンバルンドの問いかけに小さく頷くと、詳細を述べる。
「ナナワ銀山を知っているか? 今はもう銀は掘りつくしてしまった鉱山なんだが、まだクリスタルはいくらか採掘されている。その採掘されたクリスタルを運んでいたアマジナ鉱山社のキャラバンが襲撃された」
 ガンバルンドは驚いた。ウルダハから離れている間に、そんな事件が起こっていたとは。
「もうひとつ。ウルダハ近辺の貧民窟から、幾人もの人が消えている」
「人が、消えただと?」
「ああ。誘拐か、蒸発か。俺たちは誘拐だと思っているが……。一見、関係なさそうに見えるこの2つの事件について、「不滅隊」が『暁の血盟』に協力を要請してきたってわけさ」
 クリスタル強奪事件と誘拐事件。確かにどちらも大きな事件だが、何故その解決に『暁の血盟』が関係してくるのか。
 その答えはミンフィリアによって明かされた。
「この事件には、おそらく両方とも蛮神が絡んでいる……」
 盟主の言葉にサンクレッドが同意するように大きく頷いた。
「俺はキャラバンが襲撃された現場に行ってみた。現場に残っていたあの手口。おそらく首謀者は、ウルダハに棲むアマルジャ族だ」
 アマルジャ族は、ウルダハの東に棲む遊牧民族だ。辺境の出身であるガンバルンドはウルダハの都に来るまでは彼らを良く知らなかったが(遠目に見たことがあるくらいだ)、一度だけ、弓を使うやつらと戦ったことがある。見上げるほどの大柄な体格で、太い手足をもつ、頑健さが売りの好戦的な蛮族だった。鋼のように硬い皮膚は、少々の刃では傷もつかないと言われている。
「彼らアマルジャ族には、クリスタルを強奪したり、人を誘拐する理由がある」
 サンクレッドが言った。
「理由? どんな理由だ?」
「それこそが「蛮神問題」ってわけだ」
 サンクレッドが言い、今度はミンフィリアが頷いた。
「あなたには、「蛮神問題」を理解してもらうためにも、この事件の調査をお願いしたいの」
 ミンフィリアがガンバルンドの瞳を見つめる。澄んだ青い瞳には、問題の大きさを憂うような陰と、解決しようという意志の強さが宿っていた。
「人がさらわれているのだとしたら、放ってはおけない」
 ガンバルンドは言った。
 ほっとしたような表情を少しだけ浮かべてから、ミンフィリアは事情に詳しいサンクレッドにガンバルンドを支援させると約束するのだった。
「よし、さっそく事件の調査に入ろう。2つの事件は必ず関係している。どちらかを調べればもう片方に繋がってゆくはずだ」
「どちらから調べるのだ?」
「誘拐事件のほうにしよう。クリスタルの強奪事件には「不滅隊」が護衛を増やすことで対処すると言ってきている。だから俺たちは貧民窟の誘拐事件を追おう。これ以上、誘拐される人を増やすわけにはいかない」
「もちろんだ」
 ガンバルンドは頷いた。
「引き受けてくれてありがとう」
 暁の間からサンクレッドと共に出発しようとするガンバルンドに向かって、ミンフィリアはそう言って頭を下げたのだった。

…………………………………………………………………………………………………………
●次回予告
 誘拐事件の調査のために東ザナラーンの「キャンプ・ドライボーン」を訪れるガンバルンドとサンクレッド。
 2人は、調査を進めるうちに、ひとりの女司祭と出会った。美しく優しい司祭。だが、彼女こそが誘拐事件の首謀者ではないかという疑いが……。
 冒険者ガンバルンドの前に、ついに炎の蛮神の影が迫る!
※次回更新は5月29日(木)です。

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