スマートフォン解析 第33回 「大地の下の巨人たち(前編)」 - コミニー[Cominy]

ガンバルンド
ザナラーンの端っこにある辺境の村出身。21歳。鼻を横切るように付いた傷と、それを強調するかのような青いペイントが特徴。傷の曰くが明かされるかは定かではない。でっかい武器、大好き!
中の人:はせがわみやび
コンピュータゲームからテーブルゲームまでゲームはなんでも大好き。ファンタジーを中心にゲームに関係した物語をおもに書いてます。無謀と弱気が同居するガンバルンドの中の人。
はせがわみやび公式HP ファミ通コネクト!オン特設サイト 新生エオルゼア通信.com


最近のコメント

2014年05月15日 11:50

第33回 「大地の下の巨人たち(前編)」

  33回目の冒険記をお届けします。
 舞台は、海の都リムサ・ロミンサから始まって、森の都グリダニアのダンジョンへと続きました。そして今度は砂の都ウルダハです。
 カーラインカフェのミューヌから、ウルダハの冒険者ギルドで冒険者を募集している、と伝えられます。

「君になら、いや君だから紹介できると思ってね。ぜひ、この依頼を受けてもらいたい。よろしく頼むよ」
 そうまで言われては受けないわけにはいかない。
 ガンバルンドは久しぶりにウルダハへと戻るのだった。


 ウルダハで挑戦することになるダンジョンは「カッパーベル銅山」です。これで3つめのダンジョンですね。最初のサスタシャ浸食洞は、海岸沿いに開いた海に繋がるジメジメした洞窟、タムタラの墓所は怪しげなカルト集団がひそむ地下墓地、そして今度は古くから存在する曰くありげな鉱山です。
 各ダンジョンに工夫と仕掛けがあり楽しませてくれます。

 さて、依頼の詳細を聞くためにウルダハに戻ったガンバルンドですが、ウルダハの冒険者ギルドの顔役といえば? もうお馴染みですね。
 クイックサンドの女将、モモディさんです。
 話しかけると、「あなた、今、最も注目されている冒険者さんなのよ」などとお世辞みたいな言葉を掛けられて、今回の任務が始まります。そうそう。ウルダハのモモディに話しかけるときは、レベル16でもだいじょうぶですが、肝心のダンジョンへの挑戦はレベル17からなので気をつけて。レベル16のままだと頭の上のアイコンが赤いままですから。
 モモディさんも、「準備ができたら声をかけて」と言ってくれますけどね。
 ガンバルンドは、前の任務を終わらせたところでレベル17になっていました。
 なので、そのまますぐにモモディに話しかけてみます。

「もう準備はできた? うん、ちょうど依頼主がやってきたわ」
 台の上に立つというララフェル族特有の接客をしながら(どういうわけか、街にあるカウンターは、どれもこれもララフェル用にはできていないのだから仕方ない)クイックサンドの女将がやってきた人物に顔を向けた。
 視線の先には、ガンバルンドにもすでに馴染みとなった顔があった。細縁の丸眼鏡をかけた顔──ララフェル族のパパシャンだ。普段はウルダハ操車庫にいる元ウルダハの騎士である。


「おや? お主は、ガンバルンド殿! いやいや、まさか、お主が来てくださるとは。このパパシャン、感激ですわい」
「できるかぎり力になろう」
「うむ。そう言ってくれると有難い。実はな、ちと物騒な依頼なんじゃ」
 パパシャンが顔をしかめた。白い髭を生やした口元を撫でつけながら、言葉を選びつつ語ったところによれば……。
 都の近郊にある「カッパーベル銅山」の最下層に巨人族が現れた、という。
「巨人、だと?」
 ガンバルンドは聞き間違いかと思ったのだ。
 巨人、と呼ばれる魔物たちは、その名の示すとおり並外れた体躯を誇る、人そっくりの巨大な人型の魔物のことだ。人の数倍の背丈を持つという。もちろんガンバルンドは見たことがない。年寄りの語る昔話のなかで知っているだけだ。
「うむ。しかもそやつらはどうも、ソーン朝ウルダハ時代に封印されたはずの「ヘカトンケイレス族」らしいのじゃ」
「ソーン朝ウルダハ時代……」
「信じられん話じゃろ?」
「あ、ああ……」
 ガンバルンドの額の汗を見てとったのか、モモディがガンバルンドにだけ聞こえる声で「300年前よ」と囁いた。
「し、知ってるぞ。300年前のことだな!」
「うむ。さすがはガンバルンド殿じゃ。冒険だけではなく、歴史にも通じておるのじゃな」
「お、おう」


 ここでパパシャンが語ってくれるヘカトンケイレス族の歴史は、ちょっと悲哀に満ちたものなのです。なんと、ソーン朝時代のウルダハ人は、「ヘカトンケイレス族を呪術で操って、怪力の鉱夫として酷使していた」というのです。魔法が不完全だったためか、ヘカトンケイレス族はあるときついに反乱を起こします。
 困ったウルダハ人は最下層の岩盤を崩落させ、地下深くに巨人たちを閉じ込こめた──ということのよう。
 その話だけ聞いていると、反乱を起こす巨人たちの気持ちもわからないではないですが、300年前のウルダハ人と現在のウルダハ人が同じとも限りませんし……。逆恨みで暴れ回っているだけ、という可能性もあるわけで。むむむ……。

「ガンバルンド殿! どうか「ヘカトンケイレス族」の反乱を鎮圧していただきたい!」
「鎮圧……か」
 とりあえず、暴れている巨人たちをなんとかしろということらしい。
「引き受けてくださらぬか」
 すがるような瞳で見上げられた。
「……できるだけのことはしてみよう」
 ガンバルンドはとりあえず現場を見ることだと判断したのだった。
 懐から魔法の通信器リンクパールを取りだした。
 呼び出しに真っ先に応えてきたのがパステールで、シグレとフ・ジンも今なら手伝えると伝えてくる。
 あっさりと承諾されて、
(もしかして暇なのか?)
 そんなはずはないのだが、ついそんなことも思ってしまう。
 ほどなく、ウルダハの街に前回の任務でパーティを組んだ4人が揃った。
 ガンバルンドが事の詳細を語って聞かせる。
「暴れ回る巨人族の鎮圧、ね……面白そうな任務じゃないか」
「ねぇ。お菓子をあげたらおとなしくしてくれないかな?」
「それで機嫌がよくなるのは、お腹を空かせた猫とあなただけかと」
 フ・ジンが言って、シグレが「にゃんだと!」と怒っていた。
「ま、まあ、そういうわけで……また、付いてきてくれるとありがたいんだが……」
 ガンバルンドはおそるおそる切りだした。
「無論、やるぜ。こいつはビックアックス団の初仕事にはふさわしい! 巨人だし」
 打てば響くような勢いで返事を返したのはパステールだった。
「斧がでかいのと、相手がでっかいのは、意味がちがくない?」
「細けえことはいいんだよ!」
「まあ、あたしはお宝があればなんでもいいけど。やるやるー」
「またみなさんとご一緒できるのは嬉しいです」
 そういうわけで、4人はカッパーベルへと向かうことになった。


 こうして、メインクエスト「カッパーベルで消える夢」が始まります。
 コンテンツファインダーを使えば、ダンジョンまで直行──なのですが、例によってみんなで歩いてカッパーベル銅山へ。さて、いよいよダンジョンアタックです。

 坑道の入口には、アマジナ鉱山社の警備兵である鉄灯団の兵士が見張りをしていた。
 許可を得て、中へと入る。


 つい最近まで採掘中だった証に、なかは作業の途上で放り出された道具の数々がそのまま打ち捨てられていた。壁際に立てかけられたピッケルやシャベル、土砂を運ぶトロッコ、積み重ねられたままの土嚢やロープ……。驚いたことに明りの角灯も点ったままで消えていない。もしかして魔法の燃料でも使っているのだろうか?
 入ってすぐに、鉱山の外にもいた魔物たち──コブランが徘徊していた。
「こいつらは雑魚だな。チャッチャとやっちまおう」
「わかった」
 パステールのかけてくれた護りの魔法が効果を発揮するのを待ってから、ガンバルンドはコブランの群れに向かって突っ込む。剣術士のときに覚えた閃光の技で敵の注意を引きつけつつ斧を振るった。
 雑魚、とパステールが断言しただけあって、コブランたちはさほど手間取らずに排除できてしまう。そのまま進むと、大きな扉があって、扉の先には昇降機があった。
「ここから降りるわけか……」
「だな。こっからが本番ってわけだ」
 300年の歴史を誇る鉱山は、ウルダハの地下深くまで掘られているのだ。
 そっけない木の板を張り合わせただけの箱、といった雰囲気の昇降機は、ガンバルンドが飛び跳ねただけで壊れてしまいそうでおっかない。下を覗けば、暗い穴の底はまるで黄泉路へと続いているようにも思える。
「行くぞ」
 ガンバルンドがレバーを倒すと、ガクン、と大きくひとつ揺れてから、昇降機はゆっくりと地下へと降りていった……。


★第1回、中の人会議★
みやび「ここでひとつ重大な相談があります」
担当A(パステールの中の人)「はい、何でしょう」
みやび「実は、ガンバルンドのMP(マジックポイント)は68しかないのです」
担当A「68……少ないですねぇ。パステールのMPは466ありますよ」
みやび「そりゃ、パステールが幻術士だからですよぅ。ええと、敵の注意を引きつけようとしてフラッシュを連発すると、MPが切れるのですが、どうしたらいいのでしょう?」
担当A「そもそも、連発するのが悪い、という噂もあります」
みやび「うぐぐ」
編集S(シグレの中の人)「あれ? オーバーパワーは全然使ってないんですか?」
みやび「おーばーぱわー? (……調査中……)レベル12で使えるようになる斧術士のアクションで、扇状にダメージを与える技。これですか?」
編集S「それです。斧術士をやってたときは、それで敵視(敵の関心)を稼いでいましたけど。剣術士のフラッシュよりも覚えるのが遅いのと、使い勝手はちがいますけどね」
みやび「ふむふむ。前方扇状だから、背後に回られると注意を引けないわけか」
編集S「オーバーパワーはTP(タクティカルポイント)消費なので、こちらを基本にすればMP切れしないですよ」
みやび「おお、なるほど。では、今回はそれで敵の注意を引きつけるってのを試してみましょう」

 実は、上の会話は、実際にはダンジョンの中で交わされていたものだったりします。
 わかりやすく丁寧な会話にしてありますが、チャット(文字による会話)だと、もっと素っ気なく「MP尽きたー」「オーバーパワー使えば?」みたいな感じだったりします。
 敵の注意をTANKはどうやって引きつければいいのか。それには他にも多くの手段があるようです。困ったときはパーティに相談してみると良いかもですよ!

 尽きそうになる精神力を振り絞りながらガンバルンドは坑道を進んでいた。エーテルの力を借りて敵の注意を引きつける閃光の技は、けっこうな精神力を使うようで、ガンバルンドは既に疲労を感じ始めていた。
「まずいな……」
 知らず、懸念が口をついてでる。
 脇を歩いていたシグレがガンバルンドを下から覗きこむようにして声をかけてくる。彼女の顔には心配そうな表情が浮かんでいた。
「ねぇ。あたし聞いたことあるんだけどさ」
 前に組んだことがあるパーティの話をあれこれと聞かせてくれた。黙って聞いていたガンバルンドは、「わかった」と頷きを返した。
 先達の経験は活かすべきだろう。やってみる価値はある。
「圧伏(オーバーパワー)の技か……」
 そういえばあの技はまだ実戦では使ったことがなかった。突進しながら斧を振り回し、目の前にいる敵をなぎ倒す。それが《圧伏》の技だ。確かにあの技ならば、より多くの敵に斧の威力を見せつけることができる。
 もし、斧が届かずにすり抜けられ、自らの背後にいる仲間に向かうヤツがいたら、そのときは閃光の技を放てばいい。
 臨機応変が大切、ということだろう。
 ガンバルンドはひとつ深く息を吸うと、斧を握りなおした。
 新たな敵が現れたようだ。
 パステールがひそめた声でつぶやく。
「こんどはスプリガンかよ……」
 片側が崖になっている坑道の真ん中。通路を断ち塞ぐように、真っ黒な魔物たちが固まっていた。
 鉱石喰いのスプリガンだ。見た目は、歩き回る黒いブラシ、といった感じの魔物である。棒の先に取り付ければ煙突掃除にベンリそうな奴らだ。背丈はララフェル族と同じくらいで、たいていの場合、細い腕に大きな岩を大切そうに抱えている。
「けっこうな数がいますね。それにコブランまで……」
 フ・ジンが、槍を構え直しながら言った。
「気にせず、つっこめ!」
「そうそう。ゴーゴー!」
「多少、討ち漏らしてもあまりお気になさらずに。こちらでなんとかします」
「わかった」
 ガンバルンドは斧を振り上げると、スプリガンの集まっている場所へと走り出した。
(万物の根源たるクリスタルよ、我に力を!)
 斧の届く距離まで詰め寄ると、力任せに振り切る!
 ガンバルンドの振り回した斧は風を巻いて魔物たちへと襲い掛かり、わずかにでも刃先に当たろうものならば、皮膚を裂き、肉を断った。巻き込まれたスプリガンたちはキィキィと耳障りな悲鳴をあげなが──
(しまった!)
 斧の届かなかった魔物が1匹、崖のほうを走り抜けてガンバルンドの背後へと駆けていこうとしていた。
 斧を手元に引き寄せる。
 刃が光り輝き、ガンバルンドを中心にしてまぶしい光を放った。
 だが、スプリガンはまばたきもせずにガンバルンドの脇を通り過ぎた。
(届かなかったか!)
 身体をむりやりひねり、通り過ぎるスプリガンへと斧を叩き込もうとして──勢い余って転びそうになった。焦るが、転ぶのを回避して体勢を立て直すので精一杯だ。
 ギャア、とおぞましい声で悲鳴があがった。
 背後へと駆け抜けようとしていたスプリガンが倒れている。黒いブラシのような身体には、フ・ジンの槍が深々と突き刺さっていた。
「こちらでなんとかしますから……」
 淡々とした声で言ったミコッテの槍術士は、構えを解いて視線をあげると、ガンバルンドに「さあ、次の敵が……来ます」と促した。
「ちょっとだったら、こっちでやっつけちゃうし」
「そうそう。ガー坊のくせに細かいトコ気にしてんじゃないって」
 シグレとパステールも背中のほうからそんなことを言ってくる。
(だから、俺にはガンバルンドという名前があってだな……)
 相変わらず妙な呼び方をしてくる奴らだった。まったく失礼きわまりない。
「楽しそうですね」
 フ・ジンが言った。
「俺が?」
「はい」
「そうかもな」
 圧伏の勢いにひるんでいたスプリガンたちが勢いを取り戻し、耳障りな鳴き声をあげながら、ガンバルンドのほうへと一斉ににじりよってくる。
 口元にずらりと並んだ尖った歯が、笑みを浮かべるように弓型にぞろりとむき出しになった。
「そうやって、ひと塊になっていてくれたほうが──助かるぞ!」
 ガンバルンドの2発目の圧伏の技は、今度は一体残らずスプリガンたちを巻き込んだのだった。

…………………………………………………………………………………………………………
●次回予告
 カッパーベル銅山の奥底へと降りていくガンバルンドたち。
 ついに現れた巨人たちを、ガンバルンドたちは鎮圧することができるのか。
 次回は、カッパーベル銅山攻略の後編をお届けします。
※次回更新は5月19日(月)です。

(すべての人に公開)

いいね・共有

いいね このブログにいいね!したユーザはまだいません。 このブログについて、 2人がいいね!と言っています
「いいね」をクリックして応援の気持ちを伝えてみませんか? Twitterアカウントで簡単に登録・ログインできます!

あなたもコミニーへ参加して、ブログを書いてみませんか?
ゲームの思い出を管理できるゲーム棚サービスもあります。

6位

新規ぷれぃさん

申し訳ない…

7位

ryujin_0821さん

祝姫-祀-

9位

しゅくりむさん

ホライゾン ゼロ ドーン レ...

10位

iinonnさん

魔力のあるゲーム

※全公開記事が対象です

1位

津焔乃蔭さん

これぞモッテル!

2位

天正院仙樹さん

石田三成ってどんな人なの?...

4位

MAYRE_Kara_ageさん

使ったデッキのメモ(1.0.7C)

5位

真・超絶チャーミーさん

おひさです

※全公開記事が対象です

1位

グラブル_ファミ通騎空団さん

【グランブルーファンタジー ...

2位

『艦これ』盛り上げ隊さん

【艦これ プレイ漫画/水本正...

3位

シノビナ応援隊さん

【シノビナイトメア プレイ漫...

※全公開記事が対象です