スマートフォン解析 【第51回】sakoコラム#4 - コミニー[Cominy]
豊泉三兄弟(次男)
週刊ファミ通&ファミ通.comで新作紹介や格闘ゲームの記事を担当。格闘ゲーム超大好き。本作ではレイヴンをメインに、平八、一八、ロレントあたりでしっくりくるキャラを模索中。


北口徒歩2分
週刊ファミ通にて、『ストリートファイター』シリーズや『モンスターハンター』シリーズの記事を担当。「画面で見続けるなら女の子のほうがいい」というポリシーのもと、女性キャラクターを中心に使う。本作ではリリがメイン。


sako
Team HORI所属のプロゲーマー。東のウメハラ、西のsakoといわれるほどの人気を誇る。ウメハラ氏など『スパIV』のトッププレイヤーによる頂上決戦“トパンガリーグ”で優勝を果たす。


あきき
sako嫁ことあきき。sako氏のマネージャーを勤めている。
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2012年06月11日 18:54

【第51回】sakoコラム#4

sakoさんがマジでやる気。4回目の原稿がもう届きました! しかも今回は、格闘ゲーム業界の中でも神と崇められているプレイヤー“格ゲー5神”について語ってくれています! 貴重ですよ。

 

 

《質問》
sakoさんの試合をいつも楽しみにしています。sakoさんは格闘ゲームファンの間で“格ゲー5神”と呼ばれていますが、そのことについてどう思っていますか? また、sakoさんがすごいと思う格闘ゲーマーを5人あげるとしたら誰ですか? これからも応援しています。がんばってください。

 

あきき 「いつも楽しみにしています」だって! うれしいね。

 

sako まいど(笑)。


あきき さて、格ゲー5神と呼ばれていることについてはどう思ってますか?

sako うーーーん(10秒ほど悩む)……正直に言うと、どうでもいいです(笑)。何でそんなんに入ってるのかわからへんし「はぁ、そうですか。どうも。」って感じやな。だって、俺はそんなにすごくないし。

 

あきき あーなるほどね。5神と言っている人はきっと“オンゴッズ”や“トパンガリーグ”(トッププレイヤーが参戦した世界最高レベルの大会)を観てすごいと思ってくれたんじゃない? 優勝できたから。

 

sako 何やろなー。あれは運もよかったんちゃうかな。勝負事には運の要素も少なからずあるからね。たとえばトパンガリーグは誰が上がってきてもきびしかったと思うけど、ここ最近で対戦しまくった相手が上位にきたってことは俺にとってラッキーだったよ。予選では対策がバッチリハマった相手だって、もう1回対戦したらどうなるかわからへん。みんなつぎに当たるまでには対策を練ってくる。そういうメンバーが揃ってたからね。

 

あきき 同じ手が何度も通用しないっていうのは強い人の特徴かもね。

 

sako それは間違いないな。あの中に1回勝てたからって安心できる相手はいない(笑)。

 

あきき ちょっと話がそれたけど、つぎはsakoがすごいと思う格闘ゲーマーを5人あげてください。

 

sako ウメハラ、ときど、『スパIIX』で活躍しているシューティングDさん、コモダさん、オトチュンさんとかかなー。ほかにもいっぱいいるけど、この5人には「すごい!」という衝撃を受けたよ。

 

あきき おー! “スパIIX勢”のお兄さんたちにはすごく影響受けてるみたいやね。じゃあまずはスパIIX勢から順に選んだ理由を聞いていこうかな。シューティングDさんのすごいところは?

 

sako うーん……あの人のすごさは言葉では説明しにくいな(笑)。とにかく何年も何年もかけてひたすらやり込んだらああいう形になった、みたいな。対戦したら「すげぇ!」って感激するし、プレイを見てたらうますぎて笑えてくるで。

 

あきき どんなところを見てうまいと思うの?

 

sako 知識もすごいし勝負勘もすごい。「Xのリュウ」はこんな感じなんやろなっていう……ひとつの完成形を見たかな。上級者は型にはまった戦い方をするねんけど、Dさんにはあんまりそれがない。めっちゃ自由というか……相手に的を絞らせないのが超うまい。何をしてくるかまったくわからへん。

 

あきき 動きを読めないということ?

 

sako それだけ行動の引き出しが多い。しかもあれだけやり込んでるのに初心者みたいな選択肢を使ってくるときもあるねん。たとえばジャンプ連打とかな(笑)。そこでソレするの!? みたいに裏切られることがめっちゃ多くてさ。またそれが返せないんやなー(笑)。

 

あきき それは狙ってるのかな?

 

sako 狙ってる。あの人は全部狙ってる。死ぬほど対戦してるから、経験で身をもって知ってるんやろな。こういう選択肢も絶対要る、みたいな。セオリー通りにやっていたら必ずぶち当たる壁があって、その壁を乗り越えるにはセオリーを破っていくことも必要ってことなんやと思うわ。あとは知識。このジャンプに対しては昇龍拳では落とせへんけど、しゃがみ中Pなら落ちるとか、そういうことを的確にやってくるからほんまにすごい。昔は攻略本でもそこまで詳しくなかったから、フレーム表とかじゃなくて経験と研究で調べ上げてるんやで。いまの何で当たるの!? て意味がわからない選択肢をガンガン当ててくる。それで食らってみてもやっぱり意味がわからない(笑)。

 

あきき sakoは負けた話をするとき、かなり楽しそうだよね(笑)。じゃあつぎにコモダさんは?

 

sako 『スパIIX』のブランカで勝つとか、ふつうに考えてありえないことなんだけど……実際に勝ってるからな。もうその時点で「すげぇ!」やろ(笑)。

 

あきき 『スパIIX』のブランカは一般的に言う弱キャラってこと?

 

sako ブランカはふつうにやり込んだだけではほんまに弱いキャラクターやと思う。相手のガードを崩す手段が投げしかないし、ジャンプは早いけど距離が短いから波動拳に対して飛ぶのがすごく難しいねん。でもコモダさんはその波動拳の嵐の中を見事にかいくぐって、一瞬で相手を葬り去るわけ(笑)。いわゆるワンチャンスをものするという感じなんやけど、そのワンチャンの引き方がすごい芸術的なんや。

 

あきき 何でワンチャン引けるんだろうね?

 

sako やっぱりやり込みかな。ワンチャン狙う「ここだ!」というタイミングのイメージができあがってるんやろな。とにかくガマン、そのタイミングが来たら一気に行く! という。そのタイミングを作るために相手を動かすのも死ぬほどうまいんや。とにかくあの人と対戦するとプレッシャーがハンパない。

 

あきき ワンチャンを狙われている緊張感?

 

sako うん。しかもどこを狙ってくるのか的が絞られへん。すごくたくさん選択肢を持っていて、「弱キャラやのに選択肢がこんなにたくさんあるのか!?」と驚かされたよ。コモダさんと対戦して初めて「ブランカってもしかして強いんじゃないの?」という勘違いさえ起こしたくらい強い(笑)。波動拳を飛んでジャンプからのコンボでピヨリまで持ってけるから勝ち確。ただそこまでが死ぬほど難しいし、そのタイミングで飛ぶってのもホンマに難しい。でもその波動拳を打たせるのが死ぬほどうまいんや。相手がプレッシャーに負けて「こっちくんなよ! 波動拳!」と波動拳を撃った瞬間にもう飛んでるっていうね(笑)。俺が何回このパターンで倒されたか(笑)。

 

あきき 「くそー! また撃たされたー!」て?(笑)

 

sako 波動拳撃たへんかったら前にズカズカズカズカ歩いてくるからな。そんで「こっちくんな!」って撃ったら「ピョーン」「あ。」という感じ(笑)。ひとつのキャラクターを完全に極めたら弱キャラでも弱キャラとは呼べなくなるっていういい例やな。

 

あきき じゃあつぎはオトチュンさん。オトチュンさんは双子のお兄さんも格闘ゲーマーだよね。

sako 兄ケンさんとオトチュンさんの兄弟はどっちもすごいんやけど、春麗使いやからオトチュンさんにした。強キャラをここまでやり込んだらこんなことになるんやっていう。

 

あきき 『スパIIX』の春麗は強キャラってことなんやね。コモダブランカの逆バージョンで、強キャラをやり込んだ人はどうなるの?

 

sako そりゃもう手が付けられへんな(笑)。オトチュンさん自体が強いのに、さらに強キャラ使ってるんやもん。マジでお手上げ状態や。俺もホークでかなりがんばったけど、「何十回も対戦してやっと1回勝てたかな?」という感じ。ホンマに何も読みが通らない。何も通らないのに、向こうはいろいろ通してくるんやこれが。あのときはさすがに「クソゲー!」と思ったわ(笑)。

 

あきき 何でゲーマーの人はクソゲー!って言いながら楽しそうなのかなぁ(笑)。

 

sako どれだけがんばっても勝てない相手がいるってことは、まだまだ上がある、まだまだ楽しめるってことやからちゃうかな。あとはやっぱりプレイヤー次第かな。やり込んでる人が本気で殺しにくる、それが楽しいねんな(ニヤリ)。

 

あきき やばい、めっちゃ楽しそう(笑)。

 

sako ゲームは確かに遊びなんやけど、対戦中は本気で勝負できるからおもしろいねん。相手が全力で倒しにきてくれたらこっちも追いつきたくて必死になる。めっちゃ仲よくても対戦が始まったら馴れ合い抜きでガチ勝負の緊張感とかね。

 

あきき ちなみに、キャラクターが強いんじゃなくてプレイヤーが強いってどういうことだと思う? オトチュンさんは強キャラ使いだから強いわけじゃないよね。

 

sako たとえば強キャラ使いにはサボる人もたくさんいる。これをやれば勝てるということがわかったところで成長が止まる人間がめっちゃ多い。でもオトチュンさんはそうじゃなく、そこから先もほんまに細かいとこまで調べたり研究するんや。あ、そういうところはマゴ(マッドキャッツのプロゲーマー)に近い感じかな。やりこんでる人は見てておもしろいし、俺は純粋にすごい!って思うよ。

 

あきき 今回の話でスパIIX勢のお兄さんたちのことをめっちゃ尊敬してるのはわかったよ。ところで、こんな感じに書いてて大丈夫? 怒られないかな?

 

sako 大丈夫やろ。「もうsakoくんは……(笑)」といって許してくれるはず(笑)。

 

あきき つぎはときどさんやね。

 

sako ときどは『スパIV』のころにオンラインで初めて対戦したんやけど、「理詰めスタイルをここまで実践できるヤツがいるのか!?」とホンマにびっくりした。

 

あきき オンゴッズの時?

 

sako オンゴッズのちょっと前やな。ずーっと向こうのペースで。あそこまで徹底してくるスタイルはあのときが初めてだった。いまではときどのマネをして理詰めスタイルをやっている人もたくさんいるけど、あのスタイルを作り上げたのはときどだと思う。技術があっての戦略だから誰でもできるわけじゃないしね。いちばんリスクの少ない選択肢で、リターンだけを取っていくような戦い方をしてくるから、正直めっちゃやりにくかったー(笑)。

 

あきき いまでもやりにくい?

 

sako まぁいまはあのころより理詰めに対抗する知識もつけたし、以前よりはマシやけどね。とにかくあの時「この豪鬼はすごいな!」って衝撃を受けたよ。『スパIV』のころだからかなり前の話なのに、もうあの時点でほぼ完成している感じだった。短期間で戦略を完全に組み立てられるヤツってなかなかいないのに、それを組み立てた上でさらに完璧に実戦投入してきてたもんな。

 

あきき ちなみにそのオンゴッズ前の対戦結果はどんな感じだったの?

 

sako 確か五分五分くらいやったかな? でも負けるときは何もさせてもらえないままダーッと負ける感じ。新しいタイプでとにかく衝撃的だった。めっちゃわくわくしたわー(笑)。

 

あきき さあ、最後にウメハラさん!

 

sako もう言うまでもないやろ。ウメハラは昔から現在までずーっとトップで、てっぺんで対戦してきた人やからね。それがどれだけすごいことか! 確か『ヴァンパイアハンター』や『ストリートファイターZERO3』のころには、関西の俺でも名前を知ってるくらい強くて有名で、それでいまだ色褪せずに現役で強いんやからホンマにすごい。

 

あきき タイトルが変わっても強いっていうのはやっぱりすごいことなの?

 

sako 『スパIIX』、『ヴァンパイアハンター』、『ストZERO3』、『ストIII3rd』、『スパIV AE』と、どれかのタイトルだけが強いんじゃなくて、やり込んだタイトルすべてでトッププレイヤーになるってすごいことやと思う。格ゲーやってるやつならみんな思ってると思うよ。やり込みがハンパじゃないんやろうな、たぶん。対戦数とかも。

 

あきき ウメハラさんがプロゲーマーの道を開拓しなかったらほかのプロにも道は開けなかっただろうしね。

 

sako ホンマにそうやな。俺らがいくら「プロです」とか言っても、ウメハラが開いてくれた道を歩いてるだけや。0を1にしたのはウメハラやもんな。

 

あきき ここまで話してきて何なんだけど、「すごいと思う格闘ゲーマー5人」って「sakoの選ぶ5神」みたいなのを求められてたんじゃないかな?すごい=衝撃を受けた格闘ゲーマーって感じで答えちゃってるよね(笑)。

 

sako 5神の定義がわからへんからそれは勘弁して(笑)。

 

 

今週の1枚 撮影:あきき

 

(すべての人に公開)

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