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[隠れ家・天正院] トピック

2014年08月17日
01:27

新世界の研究室

いずれ超大規模な世界観ファンタジー小説を書こうと思ってるので、その研究室。

舞台設定、世界観、登場人物…
日本のことばっか考えてる仙樹が、世界について考えてみるお部屋。

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2019年
10月18日
19:54

11騎士 続き

ロナルド 続き

ローランは、トランプのダイヤのジャックの元ネタとしても有名でしたな。ヘクトルとどっちか分からないらしいけれど。
ロナルドは怒り狂いながらもジークフリートを狙う。加護を受けた五剣であれば、無敵のジークフリートの身体にも傷を付けられると分かるが、ブリリアドロを殺され、動揺したところを刺される。
主人公は朗達を受け取り、これを構えてジークフリートと対峙する。
ブリリアドロの犬種はセントラル・アジアン・オフチャルカ。アジアンやけど。体高は130センチほどあり、ポニー程度はある。これに跨る。体毛フサフサの白、というかベージュ。

2019年
10月18日
19:08

11騎士(続き)

ロナルド

元ネタはローラン。シャルルマーニュ伝説の筆頭騎士だ。愛犬・ブリリアドロに騎乗。また、五剣の1つである朗達を所持している。
その史実の記録は乏しく、スペイン遠征の帰途、山岳民族のバスクから奇襲を受けた。そのシンガリになったのが、このローラン。そしてローランは敵を食い止めて討死する。これのみ。この伝説が口話となって後世に脚色され、ありとあらゆる物語が出来上がったワケだ。
シャルルマーニュ(カール大帝)の甥にあたり、特に寵愛を受けていた。ローランも同じく、国王への絶対忠誠を貫いていた。
『ローランの歌』では、イスラム帝国と争っている最中、継父の裏切りに合い、ローランは大軍による奇襲を受け、史実同様に戦って果てる。だが、戦っている最中に親友であるオリヴィエからの、「戦いの最中に角笛を吹けば助かる」という助言を無視し、軍が半壊したところで笛を吹く。するとシャルルマーニュの援軍が訪れる。しかし、ローランは、イスラム王によって仲間が殺されている姿を目の当たりにして激昂。イスラム王と一騎討ちして討ち取るが、敵の援軍のエチオピア軍に捕らわれ、殺されてしまう。

討死役はザンヌが請け負ってるので、逆を行こう。
若くて快活でフレッシュなイケメン。ザンヌを友人として信頼していたが、気持ちには気付いていない。ザンヌと正反対でダンス得意、料理上手、裁縫上手、ザンヌの鎧の補修も請け負った。ついでにザンヌのウエストもそれで分かっちゃった。ただし、知略や教養はあるタイプじゃない。器用で空気読めるタイプではある。知略はボナパルト任せ。戦闘でも短期突出はせず、ボナパルトの指示に徹底して従う。ザンヌは軍事大臣なので、彼女は彼の上官にあたる。彼はいわゆる中将ポジションだろう。兵からの信頼はザンヌより厚い。
ボナパルトより朗達を授かる。朗達は、かつてカリファン国(フランス)に訪れたクリスの加護を受けている。傷のつかない聖剣。
カリファン国は、サイゼン国との戦争に敗走し、ザンヌは討死。主人公が訪れるまで雌伏するロナルドだが、最後の決闘で復讐に出る。ザンヌを殺したジークフリートを追い、決戦の地へ。
そこで初めて、積乱を除く五剣の4振りが集う。モウトクの倚天、イシカヴァから奪い取ったジークフリートの斬鉄、ロナルドの朗達、そしてイェヤスの安綱だ。
ちょっと消失するの怖いからこの辺で記録。

2018年
05月31日
20:32

11騎士 続き

レヴィ

レヴィはシラク原住民の最高の騎士であり、勇敢さと品性から国の最高戦力として民衆から強く支持されていた。民衆だけでなく、その武威から世界各地の有力人物から高く評価をされ、ヘッドハンティングも受けるが断り、シラクの忠実な騎士として国王・キンギに忠節を誓っている。イギリスの二十四将の1人・エルドラコとは莫逆の友だが、イギリス女王・エスゴルドは、シラクで採れる金に注目しており、エルドラコにシラク国の占領を命じる。
戦争での占領を望まないエルドラコは、土地売買による平和的な侵略を考案する。
しかし、金の産出地ばかりを購入するイギリスの方法に、却ってシラク国民の不信を煽る結果となり、レヴィとの仲も破綻。戦争となる。
主人公はそうした破綻直後のシラク国を訪れ、レヴィに加担する。
エルドラコは海軍大将であり、海戦をオザナリにして海岸線から退却し、上陸してきたイギリス軍を迎え撃つゲリラ戦に持ち込む。そこで初めて、モアに跨るレヴィを人々は見る。レヴィは敢えて進軍経路を遠回りに進軍し、各地の諸侯を激励。
進軍の際はモアに跨るが、戦闘になればモアの上に立ち上がり、高所からの剣劇を展開する。武器は長槍。弱点はモアの脚。とはいえ、落馬ならぬ落モアして地上戦となっても決して引けを取らない。
苦心したエルドラコは持久戦を展開。
籠城戦をするも、兵を分散させたことで、連携を断たれ、主人公と共に絶望に陥る。しかし、ヒロインであるイオンから、ダンスを教わることで活気づく。シラク国は、美しい舞踏などを知らず、文化的覚醒が起きたのだ。
最期の攻撃に打って出るが、多勢に無勢。最期にはエルドラコとの決戦となるが、体力的な問題で敵わないところを、主人公が助け、エルドラコは重傷。レヴィを連れて退却する。
結果として、シラク国は敗戦。イギリス軍に打撃を与えたことで、占領こそ免れたが、事実上の従属状態となってしまった。
エルドラコは刃を交えたことを謝りつつも、レヴィが生きていたことを喜び、シラク国の復興を手伝う。また、シラク総督を自ら買って出た。また、レヴィを生かしてくれた主人公に大きな恩を感じることとなった。エルドラコは、また別の側面で大きな役割を持っている…。
戦いで敗北を喫したものの、国中からレヴィが生きていたことを歓待され、改めて自身の必要性を思い知るのであった。

2018年
02月12日
11:58

11騎士続き

レヴィ

マオリのことわざに「人は滅びるが、大地は永遠なり」「男は女と大地のために命を捧げる」ということわざがあり、マオリ族は自然や大地を重んじる民族であるらしい。イギリス人の土地購入は、マオリ族のプライドを奪い取る行為になる。
こうしたイギリス人に対抗して、ワイカトのマオリ族は結集して大集会を開く。結果、ワイカトのテフェロフェロをマオリ王に選出して、ポタタウ王と冠する(Pōtatau Te Wherowhero)。ポタタウ王は支持を集めて、勢力を拡大。また、「土地は王のものであり、勝手に他人に売買してはならない」というポタタウ王の神格化。法秩序、旗、軍制を整え、近代化を目指す。イギリス人との交流で培ったものなのは紛うことない。かつ、日本の明治維新とよく似ている。
他に同時並行的に、タラナキのマオリ族には、イギリス総督のトーマス・ブラウンが乗り込み、裁判を行ったが反抗。このタラナキの有力な首長(正式名称は「テアティアワ族」)がワイレム・キンギ(Wiremu Kingi)である。
ワイレム・キンギは当初、300人ほどの兵しかいなかったが、このポタタウ王と連合して、1500人ほどの連合となった。
イギリスの兵は3000人で、武器も新式だったが、地勢に明るいマオリ兵にゲリラ戦を仕掛けられたので苦戦した。
ところがこの翌年の1860年にポタタウ王が死去する。マオリ王は息子のタウィアオが戴冠する。
1861年に、ワイカト・マオリ族の参謀・タミハナの仲介で、イギリス軍と和睦。結果、ワイカトをマオリ族の土地として認められ、タウィアオやワイレム・キンギが居住。
ところがイギリス軍がこれを一方的に破棄。マオリの有力人物を一か所に集めて、一網打尽にするつもりだった。
新たに総督となったイギリス軍のジョージ・グレイは、1万2000人の大軍を投入。(この際、レウィ・マニアポトが、タラナキのマオリ族に蜂起をうながした、というのが戦争の大義名分だった)
1864年3月。レウィ・マニアポトはマオリ語で「パ」と呼ばれる「砦」を築いて、女子供を含む300人で立て籠もって対抗。グレイは警戒して、2000人を割く。レウィ・マニアポトは、食料も弾薬も尽き果てたため、玉砕。50人が捕囚に、160人が討死した。レウィ・マニアポトは命からがら生き延びた。ワイカトの戦いと呼ばれる。

この後、4月27日、ラウィリ・プヒラケ率いる235名のマオリ戦士が、ドゥンキャン・キャメロン配下の1700名のイギリス兵が籠る砦(ゲート・パ)を奇襲して占拠。イギリス軍は奪回のため、28日〜29日にかけて大砲で砦に集中砲火を浴びせた。始めマオリ軍は抵抗したが、次第に銃声が止んで沈黙。キャメロンはマオリ軍が全滅したと思い、砦の中に入った。ところがマオリ軍は掘った塹壕の中に隠れており、急襲。イギリス兵は120の死者を出して退却。更にマオリ軍はイギリス軍の大砲や軍備を獲得した。ゲート・パの戦いと呼ばれる。

大規模な戦闘は、この2つのみとなり、イギリス軍は大軍に乗じてワイカトを攻め立て、続いてタウランガ、タラナキも攻撃。マオリ族は北島の中西部に逃げ込む。断片的なゲリラ戦は続いたものの、イギリス軍も完全な攻略・殲滅は不可能と見て、小康状態になる。
グレイは、マオリ族の土地の没収を命じて、大部分を没収したものの、維持が出来ず返還されたり、マオリ王が購入したりで、結果としてイギリス軍が没収した土地は当初の半分ほどとなったという。マオリ王も打倒できず、現代も世襲で続いている。とはいえ、もう勝つ見込みがないことや、長い戦争の疲弊に伴って自然分裂していき、キングカントリーと呼ばれる、北島中西部に逃避。最終的な和解は1881年にまで長引いた。この翌年にワイレム・キンギは病没する。
レウィ・マニアポトは1894年まで生きていて、和解後に、彼の故郷であるキヒキヒに土地を返還され、年金までもらって優雅に暮らしていた。グレイは彼の奮闘を称え、良き友人となり、グレイと同じ墓で眠ったという。

長くなったので、一度ここでピリオド。英訳なんて慣れないことするもんじゃない。もうちょっと資料欲しいけど、全然日本にないのが悲しいことだ。

2018年
02月09日
23:50

11騎士続き

レヴィ

モアに跨る南国の英傑。元ネタはレウィ・マニアポト(Rewi Maniapoto)。
ニュージーランドを事実上、発見したのはイギリスのジェームズ・クック。『ピーター・パン』のフック船長の元ネタ。
当時のニュージーは、マオリ族が主要な先住部族だったが、世界的には油の需要が高まったことで、鯨、アザラシ、オットセイなどの海洋生物の漁が盛んに行われ、その停泊地として、ニュージーランドの需要が高まった。一方でニュージー国内では、港を占拠することで、西洋人と交易して利益を生もうと企み、港の奪い合いになる。
そこに更にマスケット銃が持ち込まれ、部族間抗争が激化。ニュージーランドは、「太平洋の地獄」と呼ばれるほどの、戦乱の世となった。
そこでイギリスは、バスビーという駐在員を派遣して、戦争を調停。こうなるともうイギリスの植民地化は止まらない。バスビーは、マオリ族のほぼ全ての族長を招集して、「ワイタンギ条約」を締結。事実上、ニュージーはイギリスの植民地となった。これが1840年。
イギリスはその後、土地の買収を始める。マオリ族の土地を買い占めて、マオリを隷属化し始める(何だか北海道に土地を買う中国人みてェだな)。これに対してマオリは不買運動を行って対立が表面化。1860年にマオリ戦争が勃発する。これは1872年まで続く。日本が明治維新の頃だな。
このマオリ戦争で活躍したのがレウィ・マニアポト。

…ここまで書いて、何故このニュージーで止まってたか分かった。手元に資料がない。本日はこれまで。

2017年
08月10日
01:54

11騎士 続き

ランスロット

元ネタは同名のランスロット。円卓の騎士の一員であり、円卓の騎士を崩壊させた原因を作った人物でもある。円卓の騎士の中でも人気・知名度の高い人物じゃないかな。しっかし「fate」でも「グラブル」でも登場してるから、もう古いか?
ともかく、『アーサー王伝説』の登場人物だ。『アーサー王伝説』は、イギリスから端を発し、ヨーロッパを統一するが、不義密通が起こり、内乱が起こり、そして王国が崩壊、アーサー王も死を遂げる。その不義密通を起こすのが、このランスロット。アーサー王とは親友でありながら、王妃のグィネヴィアに恋に落ちる。それが周囲に知れ渡ると、グィネヴィアは不義の恋を理由に処刑されそうになるが、ランスロットが救出。アーサー王との対立が決定的になる。アーサー王は激怒して、ランスロットとグィネヴィア討伐の命令を下すが、ランスロットは人望に篤いため、円卓の騎士の半分はランスロットの味方をして、まさに二分してしまう。最終的に和睦して、フランスへ逃亡する。アーサー王は追撃しに、イギリスからフランスへ渡る。ランスロットとも一騎打ちで渡り合うが傷を追う。その際にアーサー王の息子のモードレッドが叛乱を起こしてイギリスを占拠。結果的にモードレッド、アーサー王ともに死に絶える。アーサー王は、ランスロットから受けた傷のおかげで苦戦することになった。ランスロットは責任を感じて出家。グィネヴィアも出家。グィネヴィアがこの世を去ると、ランスロットも後を追うように食を絶って絶命する。まさに「愛」に生き、「愛」と戦い、「愛」に苦しみ、「愛」に死んだ。こんなの好きにならないワケがない。そして、トランプのクローバーのジャックの元ネタ。
本作では、アーサー王を出す気はない。ただでさえ騎士が多すぎて、自分の文才ではまとめきれないからね。イギリス(国名決めてなかったな)の国王・エスゴルドの忠誠を誓う、国家最高の騎士。跨る馬はユニコーン。実はエスゴルドを恋い慕っている。しかし、口述する二十四将のある男とも密通しており、対立することとなる。まさに「騎士・ナイト」を絵にしたような人物で、女性に対して優しく、かつ色好みであり、男に対しては優しく振る舞い、剣を以て争う時は敵愾心を顕わにして激しく戦う。戦い、汗を流し、競争することを好み、その自分の姿も好む。ナルシスト。あとイギリス人なだけあって、煽り・毒舌のセンスもひとしお。無双の直江兼続のような「愛」「愛!」と叫ぶ愛戦士ではないが、何故戦うのか?とか尋ねられるたびに「愛のため」と発する。彼の魂の奥底にあるものが「愛」。それには「性愛」が大きく占める。国内での人気は非常に高く、「ランスロ派」と呼ばれる派閥がある。一方で、海軍を積極的に増強するエスゴルドの方針に、眉を顰めつつも、自分が弱点を補っているという自覚を持つ。最終的に、二十四将の一人と対立し、イギリス軍が分断されたところを、海軍がサイゼン国、陸軍がアヅマ国に打ち破られる。とすれば、ランスロットが死ぬとすれば、アヅマ国の日本の陸軍ということになるが、まぁ四十七士に日本人のあの男がおるので、この男に討たれることにすればいいだろう。もちろん金髪長髪のスーパーイケメン。背も高い。腹筋がバキバキに割れているけど、筋肉質じゃないキレイな筋肉。肌も白い。ポエム読むことだって出来る。武器は剣。長さは普通。名前を「アロンダイト」。ユニコーンに跨って戦う姿は誰もが惚れ惚れする。基本的に武器なら何でも扱うことが出来る。主人公に勝ってほしいなぁ、何らかの形で戦って。スペインとイギリスなら、対立する機会くらいあるか。戦う際は当然、南蛮胴とマントを身に纏った華麗なる騎士。空を飛んだり、魔法使ったりといった搦め手はないが、正面戦闘では強い(そういう意味では、アレケン・ジークフリートみたいなメチャ強タイプにはマジで勝てない)。相性の悪い相手が少ないと言ったところか。そして常に余裕がある。体力多いと強いタイプ。女性に対しても戦いなら容赦なし。エスゴルドは年増のビューティーのつもりだが、それ故に弱い…ということはドMということでよろしいか。

2017年
08月06日
18:19

11騎士続き

ダンスクロース

元ネタはホルガー・ダンスクことオジェ・ル・ダノワ。先日、初めて北欧の授業を取ったが、さっぱり分からんかった。北欧神話は、最近ソシャゲで盛んに取り入れられているから、知っている人もいるのかもね。ホルガー・ダンスクとサンタクロースを混ぜ込んだ、トナカイを率いる? っていうかトナカイに引かれる騎士。
ホルガー・ダンスクは、「フォルケヴィーセ」とかいう踊りのための詩に登場する。「鎖踊り」と呼ばれ、大人数で手をつなぎにつないで、鎖のように長い列を作って踊る。詩は様々だがいずれもステレオタイプ。
しかし、キリスト教の神話や民俗学的な逸話・祭りは、特に北欧からの影響を受けているので、恐らく元ネタはこれなんだろな、いずれの逸話も。これはゲルマン民族の大移動が関係していると考えられる。神聖ヨーロッパ帝国だのローマ帝国だのってのは、多民族国家だからね。
この「フォルケヴィーセ」は、特にデンマークで流行する。12世紀~16世紀頃の話。
これとは意を異にして、フィンランドでは「カレワラ」が流行する。
ホルガー・ダンスクは、日本で言う織田信長・坂本龍馬のような英雄で、超有名人。
で、デンマークというのは、ワリと南の方から強い圧迫を受け続けた国。アジアで言うところの朝鮮や台湾のようなポジション。こういった国は、抵抗や撃退した英雄を特に持ち上げる。朝鮮なら李舜臣や安重根。台湾なら鄭成功とか。ホルガー・ダンスクはこういったポジションで、神話の中でもよくフランス軍を撃退する。デンマークがナチスドイツの圧迫を受けた際も、彼の名前を掲げて抵抗運動を繰り広げたと言う。
あとこういったヨーロッパ型の英雄にはパターンがある。まず王族出身。このパターンはどんな古典でも共通か。
あとメッチャ食う。で、筋肉マッチョ。脳筋タイプが特に多い。必ず怒って過ちを犯すシーンがある。
武器は聖剣コルタン。短めの刀。愛馬はブロワフォール。
ホルガー・ダンスクの伝説は後に『アーサー王伝説』に組み込まれ、作中の敵として登場することでより有名になる。また、トランプにおけるスペードのジャックの元ネタとされる。本来、ホルガー・ダンスクはカール大帝に仕える騎士だったが、『アーサー王伝説』で、魔女であるモーガン・ル・フェイと恋に落ち、彼女に導かれてカール大帝に仕える。無理やり、ヨーロッパ世界に北欧の騎士を取り込んだってワケやな。
ダンスクロースは、北欧の平和を守る純正の老騎士。かつては前線で大活躍する騎士だったが、今は半隠居の身。身分の貧富に捉われず、スカンドを出入りする貿易商・海賊たちとも積極的に交流。治安維持に務めている。王のクスタムからも絶大な信頼を得ている。サンタクロースの要素を取り入れ、冬の夜になるとトナカイにソリを引いてもらい、子どもたちにプレゼントを配る。かつては世界制覇を目論み、何度も南征を行ったが、始皇帝の軍に敗北。失敗して仲間を多く失う。そのトラウマから、スカンドの平和維持を自身の最大の務めと考えている。物語では主人公滞在中にサイゼンから侵略。スカンドは火の海となり、ダンスクロースは奮戦するも討死を遂げる。カザキリがかつてアヅマ国のナーガに仕えていた優秀なくのいちであると知っている数少ない存在でもあり、彼女の理解者でもある。古典やダンスの知識も深く、若者たちに多くの知識を授ける長老のような役割も。主人公たちとも友好的に接し、主人公の才能を高く評価すると同時に、戦争の気運が高まっていることから、カザキリとともに国外へ出るよう諭す。サイゼン・スカンド戦争の大敗と、ダンスクロースの死から、スカンドの反サイゼンの灯が上がる。一神・ツシを信仰。トナカイの名はブロワフォール。空を飛ぶ。上空から刀や手榴弾を投げたり、ソリの上に立ってクスタムからもらった長剣・コルタンで戦う。しかし、ジークフリートとの戦いに敗れ、討死する。

2017年
07月22日
20:54

11騎士 続き

ドクトル

元ネタはヘクトル。またはヘクトール。トロイア戦争の悪役…と言いつつも、善人で、トロイア側の英雄。アキレウスの最大のライバル。『fate』で知っている人も多いだろう。『fate』は日本でマイナー・世界で有名人を発掘する天才なのだが、おかげで次代のクリエイターの出る幕がない。「北欧神話」とか「ギリシャ神話」とか。日本から平安時代の武士を連れて来るあたりもなかなか卑怯よな。仕方ないから「ハワイ神話」と「ニュージーランド史」を掘り下げつつ、「fate」と別方面かつ、「土地勘」を活かしていこう。ハンニバル+坂本龍馬とかね!!
ヘクトルの出身地はトルコ。トルコは化石の宝庫。化石と言えば恐竜! 恐竜と言えばT・レックス! というワケで、「土地勘」を活かし!! ドクトルの乗っている動物はT・レックス!! 異論は認めんぞ!!
ヘクトルは、トランプのクローバーのジャックのモデルにもなっている。ヨーロッパでも高名な騎士。アキレウスを意識して、正反対の性格にさせたのかもしれない。
トロイアの第一王子だが、老いた父に代わって実質の国王として統治していた。文武に優れると同時に、仁徳にあふれる。女好きな弟のパリスが、ギリシャ国王・アガネムノンの弟・メネラオスの妻・ヘレネを略奪婚。アガネムノンは大いに怒り、トロイアに攻め込んだ。というのがトロイア戦争。
で、トロイア最強の戦士であるヘクトルは、何度かギリシャ軍に勝利してしまう。そして仕舞に、アキレウスがやって来て一騎打ちの果てに討たれる。ヘクトルの死体は、アキレウスが馬車で引き回しにして辱め、トロイ軍の士気を下げさせた。完璧な英雄なのに可愛そう、と思わせる演出だろうな。アキレウスがパリスに討たれたことは以前に書いた通り。トロイアは、「トロイの木馬」戦術で陥落する。
「Wikipedia」の彼の記述がやたら少ない。でも英語版にしたら急増する。恐らく研究者の不足か、ヘクトルの性格があまりに日本的すぎて、賛美するまでもないというか。英雄のパターンとして普通すぎるから、却って掘り下げられなかったんだろう。個人的には映画『トロイ』のてらそままさきが吹き替え声優を務めたヘクトルのイメージ。むっちゃカッコいい。「fate」ではダラダラしたオッサンで、防御が得意、と。ダラダラおっさんのイメージはどっから引っ張って来たんだろ。『トロイ』とは大きな違いだな。
このドクトルは、防御大得意が同じなんだが、家族思いな一面とかを書きたい。ついつい戦いの最中に感情を交えてしまう、とか。戦中は国を背負った武士として戦い、国のために尽くすが、弱点は家族。弟にパリスがいる。彼は四十八士の一人。家族構成や設定はほとんど『イーリアス』と同じ。家族や身内に優しい。父はオト国王・スレイマン。外敵は徹底的に排除する方向に走る。なので外交とかは特に苦手。主人公たちに対しても冷たく接する。
最大の好敵手はアレケンで、最終的には彼との決闘に敗れることになる。
長槍の達人。アレケンが大剣に対して相性的にはガン有利。アレケンにとっても戦いたくない相手。T・レックスに乗り、戦場を駆け抜ける。その体長は驚異の10メートル。アレケンの猪が2メートルだから大したもんだべ。でも恐竜の踏みつけも、アレケン兄さんは弾き返しちゃいまーす。
当然ながら戦術・戦略に於いても長じている。オト国最大の智将でもある。宗教はビスカ教。ある意味ビスカ教にピッタリなのかもしれない。主人公たちにとっては敵サイドとなる。アレケンも敵サイドだけど。困ってるのは奥さんなんだよね。奥さん欲しい。誰かに恋している設定でも作るか。今のところほとんど女出てないけど。あとスーパー草食系ベジタリアン。肉はほぼ全て恐竜に食べさせてる。

2017年
07月17日
02:43

11騎士 続き

ヴォンナバル

元ネタはハンニバル・バルカ。バルカが「雷光」を意味する。スキピオ最大の宿敵であり、ポエニ戦争の中心人物。世界的にも偉大な戦略家として名高いカルタゴの将軍。現在のチュニジア。アフリカの北部の英雄。
著名な軍事行動として、アルプス越え、カンナエの戦い、そして最後のザマ戦争だろう。
アルプス越えについては、イタリアに攻め込む際に、本来とは逆の方向である北方面から、イタリアへ攻撃。防御の薄いイタリア北部からの奇襲で、ティキヌスの戦い・トレビアの戦いでローマ軍に勝利する。ただし、カルタゴ軍も甚大な被害を、特に山越えで被っており、戦力は出陣時と比べて4分の1ほどまで落ちている。北イタリアを制圧したことで、ローマ軍は南北から挟撃を食らう形となった。
その後、ローマ軍は反撃のために兵力をたくわえて決戦に臨み、ハンニバルもそれに応える。これがカンナエの戦い。これは大軍のローマ軍が鋒矢の陣、少数のカルタゴ軍が鶴翼の陣と言ったところだった。鶴翼は本来、大軍でこそ効果を為す陣形だが、ハンニバルは包囲殲滅しか頭になかった。ハンニバルの戦術を理解していなかったローマ軍はまんまとハンニバルの術中に陥ることになる。ハンニバルは両翼を騎兵で固めて、中央を重歩兵で固めた。ローマ軍は中央を大軍の圧力で一気に攻めかかるが、防御が固くて攻めきれず、両翼の騎兵に重囲されて、包囲殲滅されることになった。(孫子には「囲師は周すること勿れ」とあるが、ローマの歩兵は重装備かつ連携してナンボ。古代中国は軽歩兵が多くて身軽で、足軽軍法するのに向いていた。ローマ兵には重囲が効果的だった)
これを研究したスキピオによって、ハンニバルはザマ戦争で破られることになる。
カンナエ後のハンニバルは、積極的な攻勢に出なかった。攻城兵器・兵站・本国との連携を考えて軍事行動を起こせなかった。この点が戦術重視のハンニバルっぽいところで、ハンニバルは兵をほとんど現地調達しており、同じように兵器・兵站も現地調達せざるを得なかった。が、しなかった。個人的にはハンニバルの判断は正しいと思うし、自分がハンニバルの立場ならそうするだろうけれど、結果としてこの遅滞が、ハンニバル自身の首を絞める結果となる。
ザマの戦いは、まさにカンナエと正反対で、ハンニバルが(騎兵の質でローマ軍が上回ったことを悟ったため)象兵を用いて中央突破を決め込んだ。スキピオはそれを受け流し、包囲を狙う。包囲狙いを悟ったハンニバルは、騎兵を率いて包囲の外へ偽装後退。ローマ軍騎兵は、ハンニバルを追撃し、包囲網に穴が開く。ここまでハンニバルの構想は完璧だったが、包囲の内側の歩兵同士の戦いで、ローマ軍が快勝。ハンニバルは包囲網の内に戻らざるを得ず、戻ったところを再びローマ騎兵に包囲される。結果としてスキピオが勝利することになった。
その後のハンニバルは、政治家として辣腕を振るうが、その独断専行的で強引な政治が反発を招き(安倍政治に似ているかもしれない。優れた政治手腕を振るっても、権力集中をすれば反発を招く)、他国に亡命するも、老兵であることから信用されない。更にローマ軍の侵略を防ぎきれず、最期には自害する。
目の前のことを解決(それは退却も含めて)することが得意な人物だが、大局や周囲の状況を見て、本当に正しい判断を下すことの出来ない人物だったんだろう。頭のいい人でこういう人はよくいるんだが、こういう人は意外と周りの言うことに耳を貸さなかったり、自分の考えを信じ込み過ぎて失敗を招くことも多い。スキピオと手を組んでも、ハンニバルは言うことを全く聞かず、却って内部分裂が起きて自爆するだろう。

本作では、アフリカ北部のチュニジアに小さいながらも少数精鋭で象兵を多数抱える国の王として君臨。戦術眼は世界的にも評価が高い。東部のファラオ率いるヒップスとは友好関係にあるが、ヨーロッパ方面の権力争いに、その能力の高さから、巻き添え(自分の派閥への勧誘)を食らっており、困惑している。主にフランスとサイゼン(ドイツ)から激しく勧誘されており、結果としてフランスの味方をして、イタリアのトニーベニーとズギビーノとの戦争に発展する。南部にホラを抱えるが、さして領土欲があるワケでもないので、勢力拡張は望んでいない。海へ出て旅をすることが夢だが、自身の能力の高さと国王という身分から、叶わぬ夢だと悟っている。乗り物は巨大象。その体高は8メートルに及ぶ。象による中央突撃が特に決め手なのだが、それ以外の戦術を考えていても思い付いていないのが現状。いずれにせよ、中央突撃へ導くまでの戦術・用兵が彼の得意とするところ。戦闘に於いても、8メートルの象の上に立ち、雷魔法や、それを活かした雷槍による攻撃で敵を圧倒する。ズギビーノには戦略で劣るものの、正面戦闘で勝る。実はウラ国の末裔の一人。宗教はビスカ教。上半身裸で、白髪の生えた戦闘くそジジイ。土佐弁をしゃべる。坂本龍馬っぽさを交えて。ワシ、~ぜよ、~じゃきにのゥなど。でも龍馬と違って平和主義ではない。また銃火器は扱いが分からないので得意とせず、「象の皮で弾き返すき。いらんがじゃ」とのこと。山登りが大嫌いだが、どこかで山登りしなくちゃなんないんだろなぁ。あとファラオのことがそんな好きじゃない。一応、友好的に接してはいるが。
最期についてはズギビーノの欄で書いた通り。

2017年
02月18日
20:40

しおり5

インド
インダス川から来ている。「天竺」もこれに由来する。
ひとまず、インダス、ヒンドゥー、インディア、この辺は共通する。でもいくら調べてもこの意味が出て来ない。というわけで、「Hindu」を英語読みした「ハインツ国」。

カンボジア
カンボジアを創ったカンプーさんと、子供たちを意味するチャがくっついた。
主に書くのはポル・ポトを中心としたクメール共和国のことなので、クメールの意味を調べたかったが、出て来ない。「クメル国」でいいか。

インドネシア
直訳でインド諸島を意味する。
なら「モロシマ」でいいか。モロシマ国。

南アフリカ
南アフリカは11の公用語があり、それによって国名も異なる。英語を直訳するとこの「南アフリカ共和国」となる。
「アフリカ」は洞窟を意味するので、「ホラ国」でいいか。

ついに十六国が完成したぞ。

2017年
02月18日
20:02

ブラジル
「パウ・ブラジル」という赤色の木が由来する。
ここは何も考えずストレートに「アカギ国」でいいだろ。

エジプト
「アイギュプトス」から来ている。
「ハトカプタハ」がギリシャ語風に訛って「アイギュプトス」、これを英語にすると「エジプト」になるんだと。
「プタハ」が神の名前で、「ハトカ」が居住を意味する。なら「プタハ国」でいい気がする。「プタハ」は、プタハはいわゆるオシリスのことらしい。もう「お尻す」でいいか。「ヒップス国」。

トルコ
トルコと言えば「ターキー」。
基本的には「オスマン帝国」だから、そちらから取りたいところだが…オスマンを英語表記した「オットー」が出てこない。でもまぁいいか。「オト国」

ニュージーランド
オランダ語「ノヴァ・ゼーランディア」に由来。やたら「ゼーランディア」付けたがるなオランダ人は。台湾にも似たよなのあったぞ。
マオリ語だと「アオテアロア」らしい。北島だけらしいけど。でもこれの方がいいだろう。アオテアロアが「白く長い雲」。「シラクモ国」。言いにくいのでモを消して「シラク国」。


別に「国」って読まないけどね。
俺らだって日本国、アメリカ国って言わないし。

2017年
02月03日
23:26

しおり3

モンゴル…モンゴル国はモンゴル語で「モンゴル・ウルス」。ウルスは国を意味する。だから「モンゴル国」。モンゴルはモンゴル民族から来ているが、「勇猛」を意味するらしい。これ以上調べてもなーんも出て来なかったどうしよ。
韃靼、鮮卑、匈奴…他の言い方もあるにはあるが正式ではないのはもちろん。
「猛」に関する言葉は使いたい。とすればタケシ国とかか? ビミョー。
いっそ「ダッタン国」でもいい気がしてきた。ダッタン好きだし俺。

ロシア…Rusがバイキングを意味する。よって、バイキングの住む国という意味になる。或いは、当時「ルーシ」という地域に住んでいた民族がそう名乗ったという二つの説がある。ともかく日本で言うなら「蝦夷」みたいなもんだろう。
ロシアを漢字表記すると「露西亜」だが、以前は「魯西亜」だったらしい。だが、領事館が「魯鈍」を連想させるので変えるよう頼み、「露西亜」となったらしい。
ちなみにソビエト連邦のソビエトは「評議会」を意味する。「評議会連邦」ってなんだか実態のない名前だな。英語では「ユニオン オブ ソヴィエト ソサエティスト リパブリック」。
「ルーシ」とロ「ソヴィエト」から、シルエット国とでもするか。

北欧
いわゆる「スカンディナヴィア」。こいつの意味を調べれば解決しそう。調べていくと「スコーネ地方の島」。しかし「スコーネ」の意味は分からず。更に調べると「暗い島」を意味するらしい。いずれにせよ「スカンディ/ナヴィア」で分かれる。「i」を取って、スカンド国でいいか。

神聖ローマ
何でこんな仰々しい名前なんだと思って調べて直訳すると本当に「神聖ローマ帝国」と訳さざるを得ない。どちらかというと「EU」をもとに考えた方がいいだろう。「EU」は「ヨーロピアン ユニオン」の略。連合を意味する「ユニオン」を巧く使うべきだろう。そういえば、ヒロインの名前は「イオン」…これも巧く使うべき。とすれば、「アン イオン」。イオンの否定形。すなわち、「アニオン」とするか…連合の名前を。しかしこれ英訳したら「ユニオン オブ アニオン」…汚い名前だな。まぁいいか。

ちなみにドイツは「人民」を意味するらしい。「ナチス」はナショナルから来ている。ジャーマンを反対から読むと、「ナムレグ」…微妙だなぁ。ナチスを反対から読めば「サイゼン」、悪くないな。
「サイゼン国」だ。

「アニオン筆頭国…サイゼン国王のアドルフである」と、こうなるわけだ。

2017年
01月18日
20:09

しおり2

それぞれの国は、国名の由来から考えて、日本語・ヤマト言葉を当てはめていけばいいだろう。

日本…日の本。中国から見て東にあり、日が出て来ることから。倭国は従順な人を意味するらしい。やはりアヅマ国か。

中国…中華は中央で栄えた国を意味し、華夷という言葉などから分かる。漢は、漢水から来ており、劉邦が起ち上がった地名。漢水は「水のない大河」だという。大河と大華をかけて、タイカ国。

朝鮮…朝光鮮麗な地であるから付けられたという。ならばこちらは光と麗を使うべき。とすると高麗…あんまり意味ないな。韓国は三韓という地名から。「韓」は王という意味。オウレイ国

アメリカ…アメリゴ・ベスプッチが自分の名前を付けた。アメリゴの女性系がアメリカとなる。アメリゴは家の長という意味。ヴぇスプッチは分からなかったが、vesperが夕方の祈りを意味する。逢魔が時から、オウマ国

ヤバいなこれ、相当時間かかるぞ。一旦保存。

2017年
01月15日
03:43

しおり

「優れた武士になりたくば、まずは外見から真似るべし。外見を整えていけば、自ずと中身が形成される」by.本多忠勝

よく考えると、ストーリーの内面ばかり築いても外見が出来ていなければ、人物設定も滞る。まずはストーリーの大まかな流れを考えなければならない。

最終的なゴールは、仙樹の暴走が裏ボスだがそれはひとまず置いて、表のボス。それはトクガワーナ全面戦争。
肥大化した軍事力を持つ日本が、ドイツと組んで世界侵略を企み、その阻止を狙う。
まぁモデルは明らかに第二次世界大戦。けれども、その様相は大きく変えていかなければならない。
最終的なゴールは、兵権の解体と世界平和。そしてアキヒトが、かつてのナダ国の後継となる。
主人公は武官の一人として、父であるトクガワーナを倒すのが最終目標。

日本、ドイツ、イタリア、モンゴル、トルコ、カンボジア、エジプト、朝鮮、北欧、インド、オーストリア、ギリシャ、ポーランド、インドネシア(いわゆる旧体制)

アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、スペイン、オランダ、中国、ポルトガル、ニュージー(新体制)

中立がスイスと南アフリカ。

この戦争の背景に潜むテーマは、老人の排除。若者による若者の政権。
そしてこの戦争で日本、ドイツの連合は、アメリカ、ロシア、イギリスをまとめて打ち崩す。その崩れたところを救出するのが若き主人公たちとなる。
(そのためには、主人公がある程度、新体制側と顔を通じている必要がある。スペインは主人公の元の主君だから良し。アメリカはヒトツと友人関係となるので良し。中国はガライヤ。ロシアはドウ、と、まぁ彼らと仲良くなるルートを順次作っていけば良し)
鍵となるのは、アウトサイダーたちと、ナンバーズ。どこにも所属していないアウトサイダーたちが大きなものを動かして、大きなものを倒す。
よって流浪者、無所属、或いは所属していても力を発揮できていない者が、物語の鍵を握る。
ヒトツ、ボクデン、ケンジ、ドヴゴウ…

良し、次は国の名前を作っていこう。特徴は出来てるんだから、時間はかかるが苦労はするまい。

2017年
01月15日
01:40

11騎士 続き

ズギビーノ

元ネタは大スキピオ。イタリア・共和制ローマで活躍し、ザマ戦争でブイブイ言っていたハンニバルを打ち破り、ローマを救った英雄。こちらではスキピオは大スキピオ・小スキピオの両方をモデルにするつもり。ドリフターズに登場しているので、ご存知の方も多いはず。あれが大スキピオ。
時は第二次ポエニ戦争の真っ最中。若くして才能を開花させて兄とともに元老院に就職。しかし父はハンニバルの弟と戦って戦死。ハンニバルとの因縁はスキピオが戦争に出る前から既に始まっていた。
ちなみに第一次ポエニ戦争は、ハンニバルの父が将軍で、戦争を有利に推し進めたが、バカな国王が軍事力を縮小させてカルタゴが敗北。ポエニ戦争自体は、地中海の制海権を巡って戦争が行われた。制海権を得ることで、海上貿易を行って莫大な経済力を得ることが出来るからだ。ポエニ戦争は100年続いた。重火器がない時代、殲滅力というものが低かったので、死者が少なく、軍事力が停滞しづらい時代だったためだろう。
スキピオの初陣は、25歳頃。カルタゴの支配下にあったヒスパニア(ポルトガル・スペイン)を独軍で攻略。その戦闘指揮は、奇襲、包囲、退路遮断など用兵に長けている。恐らくハンニバルは少数だと強い戦術タイプで、スキピオは大軍で活躍する戦略タイプなんだろう。象兵使いと騎兵使いにも違いが見える。
30歳頃に大衆の支持を得て執政官に就任。しかし議員からは嫉妬されており、アフリカへまた独軍で派遣させられる。しかし戦局は良く、カルタゴ派を鎮圧。ローマへ舞い戻る。
その後、ザマの戦いで宿敵のハンニバルをついに打ち破る。その用兵も包囲殲滅。ハンニバルの影響を受けたともされているが、優れた戦略家というのは、いずれ必ず包囲戦に行きつく。包囲するためには用兵が重要である、と。別にハンニバルのみの影響を受けたとは俺は思わない。
こうして第二次ポエニ戦争を終結させたスキピオだったが、カルタゴに対しての処置は極めて平和だった。ハンニバルを殺せば、カルタゴの統治に支障を来すと考えたため、ハンニバルを殺さなかった。一方で、カルタゴはローマの許可なしに戦争をしてはならない、という軍権の剥奪を行って事実上従属させる。
ポエニ戦争以後は平和が訪れたが、政治の権力争いは後手後手に回ることになる。
兄が賄賂を受け取ったのを無理やり無罪にしたり、自分が賄賂を受けたというデタラメを突き付けられたりして、元老院の中での声望を落とし、隠棲。彼がここまで落ちぶれたのは、政敵のカトーによるものだとされる。
大スキピオの甥っ子が小スキピオ。彼がカルタゴを滅ぼすことになる。
彼が活躍する頃のローマは、カトーがほぼ政権を握っていた。一方で、ギリシャやマケドニアとの度重なる戦争で厭戦気運が広まっていた。カトーは何としても大勝利が欲しかった。そのうえカルタゴは大スキピオが甘い処置を下したため、経済力がほぼ復活状態にあった。これを危険視したカトーは、難癖をカルタゴへ送りまくって、最終的に小スキピオを派遣。カルタゴはこれ以前の戦争で敗北しており、軍事力に乏しく、ローマ軍にさっさと包囲され、焼かれて滅亡。この時に小スキピオが言った「いずれローマも同じ命運を辿るのやも」という台詞は有名。

本作では、用兵術に長けたイタリアの戦略家。四天王の一人であるトニーベニーの片腕として活躍。トニーベニーは政治手腕に長けていたが、戦争が苦手。ズギビーノは戦争が得意だが政治手腕がない。そのためお互いの弱点を補い合う関係にあった。(この関係は、イギリスあたりの離間の計で引き裂かれて、ズギビーノが失脚してトニーベニーが出陣、ギリシャあたりに敗北、と)
麒麟(中国の聖獣の方ね)に跨り、指揮を執る。これはライバルのヴォンナバルが象に乗るので、それに対抗できる高さの馬に。騎兵と歩兵による伝統的な戦い方に長けている。重火器とかは使わない無難な戦い方を好む。お風呂が大好きで、戦争の途中最中でもお風呂に入らなくちゃ気が済まない。とんでもないほどの勉強家で、ヴォンナバル、ボナパルト、イェヤスなど東西の軍人の戦い方を全て頭に叩き込んでいる。戦略の面ではトップクラスの実力を持つ。騎兵を重んじているが、その実、海軍の充実を望んでいる。(海軍が強いのはイギリスとスペイン)
その天才的な強さは、各国から危険視される。イェヤスは「イタリアではなく、ズギビーノと組もう」と言って同盟。自信家で傲慢でもあり、味方に嫌われるタイプ。また、(ギリシャ好きだったから)東洋というか中華趣味が強く、ラーメンとか小籠包とか大好き。チャーミングなところがまた民衆に受ける。トニーベニーよりイケメンなのもある。一方で、イタリア人なのにサクラ教ではなく一神・ツシを密かに信仰していることも、トニーベニーの反感を買うことになる。
最後は、陥落寸前のイタリアで、救世主として再び槍を持つが多勢に無勢。一騎打ちに熱中し、その間に拠点が陥落。一騎打ち中に背後から重火器で撃ち抜かれて即死する。一騎打ちの相手は考えていないが、ヴォンナバルではない。
ヴォンナバルは、囮となって北アフリカでズギビーノを引き付け、その間にイタリアを狙う、というフランスのボナパルトの策に、却ってがら空きになったフランスをドイツのアドルフが攻撃して失敗。ズギビーノがヴォンナバルを討つ、という顛末を迎える予定。
というワケでズギビーノを殺すのは、恐らくはフランスの誰かかなぁ。

2016年
12月29日
11:08

11騎士 続き

ザンヌ

元ネタはジャンヌダルク。ご存知フランスの戦乙女。様々なゲーム・マンガ・二次創作に登場している。名前を知らない者はいないと言っていい女傑。彼女が活躍したのは1400年代、日本なら南北朝期に当たる。
どろどろになったイングランドとフランスの百年戦争を勝利に導く大戦果を挙げたが、最後には捕縛されて処刑される。
文学で彼女を見ると、まず「弱者・絶体絶命を救済」「女性である」この二つが、「神」の定義に当てはまる。次に「3」という数字。3は聖数と呼ばれ、古くから論理的に説明できない力を有する。ジャンヌが神の声を初めて聴いたのは「12」歳。3の倍数かつ1と2を合わせれば3となる。更にこの時に現れた神も3人だったという。このほか、ジャンヌには様々な「3」にまつわるエピソードを残している。そして最後に「異端者扱いされての刑死」という涙を誘う死。それも祖国・フランスに裏切られるような形で。あぁ、英雄は誰しも裏切られるものなのだなァ…あのキリストも、カエサルも、信長も、裏切られるのがこの浮世。この仙樹の身も心も、何人もの人に裏切られるのは至極当然のことよなァ。
ジャンヌはさして高い身分ではなかったが、貴族と面会し、信じられない早さと若さで皇帝と面会し、その心を動かす。皇帝としてはまさに神頼みの状態でジャンヌに軍権を授ける。ジャンヌは直接指揮を執ったのか、或いは鼓舞に徹したのかは分かっていないが、いずれにせよフランス軍はジャンヌが味方したことで勝勢に持ち込む。絶体絶命とされていたオルレアンの包囲を突破。その後も重要な局地戦で勝利を収め、味方から英雄視・神格化されることになる。しかし、軍の方針に逆らうような行動であったため、軍の重鎮たちからしたら面白くない。ジャンヌは快進撃を続けたが、パリの攻略で怪我を負って失敗。その後、コンピエーニュでの小規模な戦いで捕虜となってしまい、男装などキリスト教の教えに背いている異端者・魔女扱いされ、祖国フランスに救出願いを出すも無視されて刑死される。
彼女の歴史的な意義は、やはり百年戦争を終焉に導いたという事実だろう。彼女の刑死後、リッシュモンという後継者が現れ、彼がイングランドの決定的な打撃を与えて勝利。このリッシュモンは、皇帝からは嫌われていたが、ジャンヌと一緒に活躍したことで名前を上げた。ジャンヌがいなければ彼は皇帝から嫌われて、むしろ捕虜となっていただろう。

ザンヌは、フランスの騎士。跨る馬はペガサス。フランスの国王・ボナパルトの軍事大臣。フランス軍でも天性の指揮官かつ槍の使い手。「史上最高に美しい騎士」の異名を持つ。それにしてもこういう女性は敗北させるに限る。彼女は終盤に起こる日本・ドイツ連合との戦争で、ドイツとの戦争に敗れて処刑される(具体的には考えていないが、ジークフリートとの決闘に敗北して、主人公たちに仇を討たせるのが分かりやすいか)。また、三聖のクリスから直々に加護を受けたことから、最高の幸運の持ち主。攻撃を回避することが得意だが、防御と体力はさして高くない。長期戦に弱い。主人公と友人関係となるが、軍事以外の取柄がほとんどなく、ダンス下手、裁縫下手、料理も出来ない。ボナパルトからは「顔の美しさだけが私に勝る」と言われるほど。また、同じ十一騎士で同国のローランをライバル視しつつも恋い慕っている。思いを遂げることはないだろうが、ローランは彼女の死を強く悼む。一方で、ローランは血族に恵まれて出世したが、ザンヌはボナパルトに見いだされてフランスに仕えていることから、周囲からの信頼はローランの方が厚い。ザンヌは見捨てられる形でドイツ軍に殺される。そしてボナパルトも、ザンヌを失ったことで戦闘力に劣り、ドイツとの戦争で敗北に追い込まれる。
戦闘ではペガサスの機動と飛翔能力を活かして空中から巧みに攻撃を仕掛ける。戦闘に関してはフランス軍きっての有能さ。

2016年
12月26日
00:38

11騎士 続き

ベジェ

元ネタはモンゴル帝国の皇帝・チンギス・カンの腹心・ジェベ。中国語では「哲別」と表記される。
モンゴル帝国のことを全く書かず、最初に書くのがベジェ。まずはモンゴル帝国についてまとめてからベジェのことを書く方がいいか。
ひとまずはジェベについて。
ジェベはチンギスハーン8人の側近「四駿四狗」、「四狗」の一人。「四駿」はチンギス・カンを護る馬廻り。「四狗」は部隊を率いて前線に立って戦闘す部隊を言う。
元は別の名だったが、「矢尻」を意味するジェベに改名。元はチンギス・カンとは別の部族の出身で、チンギス・カンと戦闘。その際にチンギス・カンの馬を射抜いたことからそう呼ばれる。チンギス・カンは馬を射抜いた将を探した時に名乗り出たのがジェベだった。しかしジェベは200メートル離れた先から撃ったと言い張る。当時の矢の射程距離はせいぜい100メートルで、ジェベの発言は有り得ないことだったので、周りの将はジェベが嘘をついている、と批判したが、チンギス・カンだけはジェベを信じた、という逸話がある。
以後はチンギス・カンとモンゴル帝国に忠義を尽くし、戦争でも万単位の兵を与えられる(個人的に思うのが、家臣へ万単位の兵を与えるのは危険だということ。そいつらがまとめて敵に寝返ったら、寝返るのも大きい、それを鎮圧するのも被害が大きくなる。チンギス・カンの信頼度の高さがうかがえる)。敵に対しての容赦はなく、徹底的な攻撃を仕掛けるが、同時に味方への配慮は手厚く、イスラム教の信仰を許すなどした。また、モンゴル軍は(董卓とか馬超とかの涼州民族もそうだけどさ)虐殺と略奪をやりまくったが、ジェベも同様だった。とある国家では「東にいたタタールの兵がやってきた。彼らは地獄からの使者だったに違いない」と記しているらしい。

この小説でのモンゴルは、テムジンが統率する遊牧民族国家である。テムジンは盟主と言っていい。連合国家で、あらゆる部族が自由気ままに従っている。そのためテムジンの権力はさして大きくない。ベジェもかつては別の国の長だったが、テムジンとは友人関係であったため、彼に従う。騎射の腕が並外れており、馬の上からでも的確に敵軍を撃ち抜く。また凄まじいのは命中率以上に、その威力であり、3人までなら貫通して射抜く馬鹿力。乗っている馬はケンタウロスで、彼は槍を所持して戦闘。接近戦も遠距離戦もどちらもこなせる。テムジンは血気盛んな男だが、彼の軍師として、冷静に戦局を見て指揮を執る。時には矢尻の如く先陣を切って戦うことも。またモンゴルは相撲取りが多く、突兵部隊という、ドスコイだけで編成された部隊もある。ドスコイ。ここまで書いてなんだが、ベジェもドスコイ。身体に似合わず弓矢でドスコイ。テムジンは普通のイケメン。敵の村を襲って馬肉とかを食い散らかしてチャンコ鍋でゴワスするのが好き。モンゴルは最終的にモウトクが所属する重要な国。安易に誰かと戦闘したとか書くのはやめた方がいいだろう。今は書かない。

2016年
11月26日
22:47

11騎士 続き

ジークフリート

COJでお世話になっていた(過去形)ので、ワリと馴染みの深い男。今はシャドバでお世話になってる。
ネーデルラントの王子。『ニ―ベルゲンの歌』の主人公であり、ファフニールというドラゴンを討伐。すると、ファフニールの血を浴びることでどんな攻撃も受け付けない鋼の身体を手に入れる。しかし、背中だけは血を浴びなかったので、背中が弱点となる。液体物を浴びて不死身の身体を手に入れる、弱点が1箇所なのはアキレウスと似ている。
ドイツに渡り、国王の妹・クリームヒルトと恋に落ち、ドイツのために戦う。手柄を上げたジークフリートは、国王から最後に、国王とアイスランドの女王・ブリュンヒルトとの婚姻を手助けするように命ぜられる。
ブリュンヒルトは、力比べをして勝ったなら結婚すると言い、ジークフリートは透明になるマントを持っていたので、それを使って国王を手助けして、力比べに勝利。国王はブリュンヒルトと結婚。ジークフリートもクリームヒルトと結婚することが出来た。
しかしクリームヒルトとブリュンヒルトは喧嘩をしてしまい、クリームヒルトは、力比べに勝利したのがジークフリートのおかげだとばらしてしまう。これに憤慨したブリュンヒルトは、国王の側近・ハゲネに、ジークフリートの背中を刺して暗殺してしまう。
クリームヒルトはその後、10数年の時をかけて復讐劇を行う。最終的にハゲネと国王とで戦争になり、殺害に成功するが、同時に自身も家臣の手で殺されることになる。
しかし…シャドバでファフニールと同じ所属のドラゴンなのはこれ如何に…? 竜血浴びたからか?

本来の生まれはネーデルラントだが、ドイツ生まれの英雄なので、ドイツ人に。大剣・バルムンクを持ち、ドイツ軍の戦車部隊を率いている。戦闘のプロフェッショナルでありながら、軍事の天才でもあり、ドイツが二帝にのし上がれた理由に、彼の圧倒的な軍事能力も大きい。
アドルフの義弟(妻の姉が、アドルフの妻。孫策・周瑜における大喬・小喬)。この嫁は、始皇帝の妻の一族・ハプスブルク家である。騎乗する戦車というのは、簡潔に言えば、機械で出来た馬のこと。ジークフリートはかつて、普通の馬に乗っていたが、不死身の身体を活かした攻撃ができないので、ドイツ軍の科学を用いて、機械の馬を作った。単騎突撃も出来る。
軍事に求められるものは、「新しさ」「速さ」「情報の量」、これらに対しての熱意は誰よりも勝る。
弱点は、人質を取られると何も出来ない。特に親族。
強いて言うならば、戦闘に集中するあまり、戦争に集中できず、敗走する…くらいか?
戦いでも感情を見せることはなく、どんな人間にも容赦しない。
旧ドイツ王にサタンの討伐を命ぜられる。ブロッケン山の山頂へ赴き、サタンと交戦。苦戦するも、サタンに認められ、その血を浴びて、無敵の身体となる。(アレケンは、スキロス島で決闘をし、ほぼ同じ展開に)
アレケンとの闘いで引き分け、トクガワーナ全面戦争で、アドルフはトクガワーナと共闘。イシカヴァとの決闘に勝利。復讐という形で来た主人公と激闘の末に背中を貫かれて敗死。ラスボスの2個手前くらいになるだろう。
決闘だけでは強味が引き立たないので、どこかしらの戦争で圧勝してほしい。フェリペ倒すとか? いやでもスペインとドイツが戦争した記憶はなし。アメリカ・ロシアは猛将と言う猛将は設定していない。ナチスドイツが圧勝したと言えば、フランスかオランダだろうか?
ここは、トクガワーナ全面戦争で、ボナパルト率いるフランス軍とジークフリートが戦争し、圧勝することだろう。出来れば決闘をほぼせずに。

VSアレケン 引き分け
VSイシカヴァ 勝利
VS主人公 敗死

2016年
11月22日
23:44

11騎士 続き

アレケン

ギリシャの英雄であり、イノシシに騎乗。真正面から攻撃することが得意技であり、策略や謀略に弱い。騙されやすいタイプで、危険が大好き。怪しいところは取り敢えず行く、知らない食べ物は取り敢えず食べてみる。典型的な脳筋。しかし、策によって敵が倒れたり、自分の知らない話を聞くことは好き。知を嫌っているワケではない。
よく猪に跨って突撃するキャラがいるけれど…大戦の長宗我部盛親は鞍と手綱は付けていた。鐙はなかった。操縦さえできればいいのだろう。
イノシシの大きさは2メートル半。もののけ姫の乙事主がそれくらいだし、これぐらいにしないと迫力に欠ける。もっとデカいのいるしね。こいつに跨って刀振っても届かないので、鞭を持っている。普通に敵を叩くのと、走るときにイノシシの尻を叩く。
白兵戦では、包丁みたいに短くて太い剣を使う。身体が無敵なので、矢だろうが何だろうが効かない。近づかれれば一撃必殺。

ギリシャは小さな国がいくつもの都市国家を築いていて、統一されていない戦国時代状態。ある国はロシア、ある国はアメリカ、ある国はトルコ、ある国はドイツ、と何らかの国を背後につけている。ただしスパルタだけは完全独立国家。アレケンは里の長程度の勢力で、アギャボンの支配下にある、そして彼はロシアの支配下。
(オイディプスはそのうちの一つ・「テバイ」の出身で、アメリカの支配下にある)
ロシアはいずれトルコとの戦争に発展し、アレケンはその最前線でドクトルと戦闘し、最終的には勝利するが、ロシアが別国と戦争が起こって援軍を送れなくなり、結果としてアギャボン軍が敗走、というのがいいか。

ジークフリートと同じ能力を持っているのは、同じ者からその力を授かったため。
とすれば、六魔の誰かから。ここは地魔・サタンが相応しいか。ジークフリートとも戦闘をさせたい。
そして、無敵の身体は必ず敗北し、死ななければならない。これが物語の鉄則。死ぬとすれば、同じギリシャのヒトツに敗北するのが面白いだろう。

地魔・サタンとどうして出会ったのかが問題。
主人公がヒトツの味方をするので、出会うとすれば敵として出会う。もしも戦闘になれば主人公は敗北する。その情報をもとにヒトツは踵を斬るだろう。

VSジークフリート 引き分け
VSドクトル 勝利
VS主人公 勝利
VSヒトツ 敗死

11騎士は戦うことが最大の目的。敵は忍者でも、侍でも、いくらでもいる。

2016年
08月23日
01:17

最近、「悪魔論」っていうのに凝ってる。ストーリーには必ず「英雄」と「悪魔」が存在する。この二人は対立していることもあるが、同調、或いは親友であることもザラにある。
が、最終的には必ず「悪魔」は「英雄」を殺す。この殺すというのも、直接ではなく、間接的でもいい。
例えば、「英雄」を織田信長だとしたら、それを殺す「悪魔」は、普通に考えれば明智光秀になる。でもこれはいくらでも変えられる。特に歴史小説なら。
「悪魔」を帰蝶だとしたら、「帰蝶は事前に光秀に謀叛を起こすよう、けしかけており、信長を本能寺に誘い込んだ」というストーリーが自ずと出来上がる。「英雄」は信長であり、「悪魔」は帰蝶になる。この「悪魔論」を骨とする。ここに、「では帰蝶が動いた動機は何か」という形で、肉付けをしていく。というか、していきやすくなる。
勘違いしてはならないのは、「英雄」=「主人公」、「悪魔」=「悪役」とは限らない。

…と、大河ドラマを見ていて、「英雄」=秀吉、「悪魔」=秀頼、とふと思ったので書いた。

先日も呟いたけど、ストーリーには、必ず「性交」と「英雄の死」。この二つがなければならない。
そう、マンガとか読もうと思いつつも全然手つかずになるのは、絶対に性描写が薄いことが多いからなんだよなぁ。パンチラとか温泉でおっぱいぼよ~んとかされても全然面白くないっていうか白けるんだよね…現実味のなさと、製作サイドの、「どう? 君らこれなら抜けるでしょwww」みたいな感じが伝わって来て。
谷崎でも読むか。

あと「英雄の死」ね。
優れた完璧超人ほど、さっさと死ねって思う。最近のストーリー見てると。
『テニスの王子様』の手塚も、俺が描くとしたらさっさと都大会くらいで交通事故にあって殺しちゃうだろうなぁ。或いは叶わぬ恋に陥って殺人やって刑務所行っちゃうとか。
だってそうでもしないとつまんないんだよ。どーせシングルス最後の試合で、新しい技も使わずに倒しちゃうんだもん。最後の方は負けちゃうこともあったけど、そういうのも面白くない。跡部に負けちゃうかぁ…って感じ。新しさがないんだよね。


11騎士 続き

アレケン
ギリシャ神話において無敵の半神半人。『イーリアス』の主人公。出身地はギリシャの最南端。確かフェイトの主人公なんだっけ? 見てないから分からないけど。
幼いときに、泉の水を浴びたことで身体に傷がつかなくなったが、踵だけ浴びることを忘れてしまったため、踵を攻撃されると弱い。似た伝説をジークフリートも持っている。
トロイア戦争では、ギリシャの王・アガメムノンに従い各地を転戦するが、自身の妻をアガメムノンに殺されたことから、関係は良好ではなく、互いに利用し、利用されるような間柄だった。
しかし親友のパトロクロスがトロイのヘクトルに敗れて討死したことから一念発起し、トロイア戦争に参加。ヘクトルを討ち取り、何度も馬で引き回しにした。
その後、ペンテシレイアとメムノンも行く手を阻んだが、両方とも勝利。
しかし、ヘクトルの弟であるパリスに矢で踵を射抜かれて死亡した。
戦争は、アキレウスの友人・オデュッセウスのトロイの木馬によってトロイ城が陥落。ギリシャ側の勝利に終わった。
死後にオデュッセウスは冥府へ行き、アキレウスと話したが、「冥界で暮らすよりは、生きて無能な王(アガメムノン)に仕える方がマシ」と語ったという。
アキレウスにとって「悪魔」とは…アガメムノンか、パリスか、ヘクトルか…

さて、長くなったのでこのへんで。

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