『ファイナルファンタジーXI』ヴァナ・ディール通信 blog

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ヴァナ★フェス2008レポート07

2008年11月22日

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THE STAR ONIONSのライブステージで
フィナーレを迎えたあと、
控え室にてお話を伺うことができました!
ヒミツの情報を、ちょっとだけ教えちゃいます。


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(上段)左から、田中氏、加藤氏、権代氏、Sundi氏。
(下段)左から、藤戸氏、松井氏、小川氏。


──3つの制作中の追加シナリオについてお伺いします。1〜2ヵ月でコンプリートできるボリュームと伺いましたが、一定期間かけて、例えば章ごとに配信されたりするのでしょうか?
田中 いえ、各シナリオは一括配信されます。
──今回発表されたシナリオが3つである理由は?
加藤 僕に聞かれても困ります(笑)。
田中 とりあえず3本くらい書いといて、みたいな感じで加藤さんに頼んだんです。
──追加シナリオのコンプリート報酬で新しいアイテムが出そうな感じですが、ほかにも新要素は入りますか?
松井 ストーリーやアイテムだけでなく、それ以外の要素でも楽しんでいただけるような仕様は考えていますが、まだ具体的なことはお話できません。
──『アルタナの神兵』にカンパニエがあったように、そういった付随する遊びの要素が追加される可能性もあるということでしょうか?
松井 規模としてはカンパニエほど大きなものにはならないと思いますが、そのシリーズを特徴付ける「何か」を追加する方向で検討しています。何となくは決まっていますが、現段階ではまだ公開できません。
──PS2のユーザーに対しても提供されますか?
田中 はい。『プレイオンライン』上から購入できます。

──イメージイラストを寺田さん、末弥さん、皆川さんの3人に依頼された理由は?
田中 寺田さんは、『サマーカーニバル2005』でポストカードのイラストを描いてもらいまして、そのときのイメージが強烈だったのでお願いしました。末弥さんは、ファンタジーモノといえばこの人というのはもちろんですが、あまりおどろおどろしい絵にはしたくなかったのでご依頼しました。皆川さんは、シャントット(※)といえば……ということでお願いしています。
『ヴァナフェス2006』では、ヒロインズコンバットのイメージイラスト(皆川史生氏制作)にて高飛車なシャントットが描かれている。

──『FFXI』のシナリオは6年ぶりですが、いきなり戻られて勘は取り戻せましたか?
加藤 自分でもう何か書いたか忘れているくらいですよ(笑)。書きながら自分もおさらいしているので、総集編で、もう一挙両得という部分もあります。当時僕が抜けたあとも、企画の佐藤弥詠子さんたちがいい感じでつなげてくれていたので、今回はそこからつながった話ではなく、あくまで独立したものとして書いています。作っていて結構しんどいですね(笑)。膨大な6〜7年という歳月で積み重ねられた設定、イベントなどがギュウギュウに詰まっていて、いざ僕が書いたとしても、「それは設定と違います」と言われたりもします。
──もともとはご自分で書かれたのに、いつのまにかシナリオが成長していた感じでしょうか?
加藤 根本のところはずっと同じなのですが、キャラクターごとに積み重ねられている要素があるんです。たとえばモーグリは、宣伝のほうでもいろんな展開をしているので、そこでぶつかり合ったりすると、ダメ出しを食らうことがあります。
──ストーリーに関しては私も忘れている部分があるので、総ざらいできるという意味でも楽しみにしています。
加藤 僕はクエストとは違った感じのものがやりたかったので、これまでとはニュアンスが変わったものが作れると思います。「ヴァナでこんな話もありなの?」といった、新しいことを提供できればと。かといって、やりすぎると田中さんに怒られるわけですが……。楽しい話ばかりやってもダメなので、コメディーありシリアスありといったいろんなお話などを書いてバランスを取っています。きっと、3作ともそれぞれ楽しんでいただけると思います。

──拡張ディスクとシナリオとが切り分けられたような感じですが、今後拡張ディスクが出る予定は?
田中 ノーコメントとさせてください。
──新しい拡張ディスクはもう出ないのでしょうか?
田中 それもノーコメントでお願いします(笑)。今回の追加シナリオというのは、今までに前例のない形式です。なぜ今までディスクメディアを使っていたかというと、当時はインフラ的な問題で大容量のデータを提供するのが難しかったからなのですが、現在は大容量でもオンラインで配信できる環境が広い範囲で整ってきていますので、その先駆けとして中規模のコンテンツを配信できればと考えています。

──「モブリンのメイズモンガー」で合成スキルを上げられるそうですが、現在の合成スキル上げのときのように、ここでも何か素材などを消費するのでしょうか?
藤戸 通常の合成素材などを利用すると、競売の市場が荒れたりといった様々な問題が危惧されますので、素材などは使わずにスキル上げができます。合成素材などは気にせず、気軽に挑戦してみてください。

──今回のイベントについて一言ずつお願いします。
Sundi 会場の皆さんの熱気で思ったよりも暑かったです(笑)。毎年くり返しになってきていますが、一年に一回はユーザーさんと顔を合わせる機会を作っていきたいと思っています。また来年もよろしくお願いします。
権代 また2週間後にアメリカでいろいろ発表させていただくと思います。続報にご期待ください。
小川 ファンの方々と過ごすという貴重な体験をさせていただきました。機会がありましたら、またぜひお願いします。
加藤 登場時のスモークが凄すぎて(笑)。自分はなるべく表に出ないようにしているのですが、田中さんより「ステージへ出るように」ということで仕事も受けさせていただいていたので、仕方なく(笑)参加させていただきました。鋭意制作中ですので、ご期待ください。
藤戸 こういう機会は初めてなので、凄すぎてもう声が出ません。すごく緊張して胃が痛いです(笑)。本日はありがとうございました。
松井 バトル担当ということで本番当日は怖いのですが、今回はまだ仕事が忙しくて、直前まであまり気になりませんでした。でも、当日になってみると、やっぱり緊張してしまいまして……。なんとか無事に終わってよかったです。こういう機会があれば皆さんの元気をいただけるので、また今後もがんばっていきたいと思います。
田中 今回のチケット販売は抽選という形をとったのですが、応募数も多く、来場いただけなかった方も多くいらっしゃいました。じつは10000人規模の場所を探していたのですが、なかなか見つからず、今回のイベントには間に合いませんでした。もし次回があるとしたら、もう少し大きな場所でお会いできればと思います。

──ありがとうございました。

投稿者 vanatsu_staff : 2008年11月22日 23:52

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