アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス 最新情報まとめサイト
ゲームスペッ

ク
タイトル:アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり
ハード:PlayStation Vita
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
発売日:12月17日発売予定
価格:5980円[税込]
プレイ人数:1人
CERO区分:審査予定
テイスト:冒険
ジャンル:アクション・アドベンチャー
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『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』インプレッション 〜阿部ピロシ〜
2011/12/20 (火曜日)14:13

『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』のインプレをお届け。今回は週刊ファミ通編集部の編集者阿部ピロシが語る。


 

  1作目『エル・ドラドの秘宝』から、着実に進化を遂げてきた『アンチャーテッド』シリーズ。1作目が発売された時点では、「何やらB級映画っぽいアクションアドベンチャーゲーム」という程度の扱いだったように思いますが、3作目『砂漠に眠るアトランティス』では、すっかり全世界注目の超A級タイトルとなってしまいました。必然、今回は、世界のファンの声に応える形で、発売前からひっきりなしに新情報がもたらされるようになり……筆者も、「発売されてから、知識ゼロの状態で遊びたい!」という思いは強かったものの、ついつい誘惑に負けて、ほとんどのPVをチェックしてしまいました。
燃えさかる建物から脱出するシーンや、沈みつつある大型船から脱出するシーン、飛行機の貨物室でのバトルシーン、などなど。どれも映像を観ているだけで、「これがムービーじゃなくてプレイアブルなのか!? スゲェ!!」と興奮しきりで、指がうずいたものです。しかしその一方で、「こんなにネタバレを見ちゃったら、ゲームのおもしろさが半減してしまうかも……」との心配もありました。

……で、クリアーしたいまの感想。PVも確かにすごかったけど、ゲーム本編はそんなもんじゃなかった!! 説明するのが難しいのですが、「うわやべっ、よし、こうして、よしよし、うわ、いやいやいや、よっ、うわやべっ、こっちか!? ほっ、よし、ええっ!? うわっ、よし……」という感じ。……説明になってないですね。つまり、ピンチ→何とか切り抜ける→もっとピンチ→必死で切り抜ける→さらにピンチ→……これが絶妙なテンポで延々と続くわけですよ。実際にプレイしていると、このたたみかけるような展開に翻弄されまくり。1作目、2作目をも遥かに凌ぐほどの圧倒的なバタバタ感の前では、ちょっとくらいネタバレを知っていたところで、冷静にプレイすることなんてできやしないのです。

プレイ後に改めて冷静になって考えてみると、このゲームのいちばんスゴイところって、その“プレイヤーをつぎつぎとテンポよくピンチに追い込むところ”ではないかと思うのです。ゲームはインタラクティブであることが命で、プレイヤーが介入できるからこそおもしろい。しかし同時にそれは、“映画的”な表現にとっては非常に邪魔なことで、作り手が周到に“間”を計算して演出しても、プレイヤーの操作によって台無しにされてしまうことにもなりうるわけです。“映画的”であることを指向するゲームでは、昔からそこがネックになって、やたらとムービー=プレイヤーが介入できないシーンを増やしてしまうゲームが後を絶たなかったり……。
しかしこのゲーム。実際に間違いなくプレイヤーが操作しているのに、なぜか完全にゲームのテンポに引き込まれて、作り手の思い通りのタイミングでビックリしたり、ヒヤヒヤしたり、ホッと胸をなで下ろしたりさせられてしまうんですね。まるで魔法のようですが、コレって技術というかノウハウというか、しっかりした方法論があるのでしょう。でも、プレイヤーの心理を巧みに誘導して、作り手の計算通りに操ってしまう技は、やっぱり魔法のようです。それこそまさにノーティードッグの秘術なのか!?

というわけで。「難しそう」とか「面倒くさそう」とか思っているアナタ。心配いらないから始めてみてください。本作の魔法が、アナタを冒険の世界に誘ってくれるはずですよ。



■筆者紹介 阿部ピロシ
週刊ファミ通編集部の編集者。国内外のありとあらゆるジャンルのゲームを遊ぶ“雑食ゲーマー”。『アンチャーテッド』シリーズは1作目から遊んでいる。